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12'31(Sat) 私の可愛い彼氏・彼女②―5
憂妃と付き合ってそんなに時間はたっていないけど・・・
俺は憂妃といられるだけで幸せを感じられていた。
それは憂妃も一緒だと思っていた

俺は憂妃に

「”愛してる”って言って」

て言われた。
そう言えば俺は憂妃に1度もそういう愛の言葉を言ったことがない。
そんな言葉がなくても愛してるって伝わってるって思ったから。
そんな言葉を通さなくても愛している事は事実だったから。

「・・・・・・いっ言えるわけないだろう!!それに「愛してる」って言葉は数少なく言って貴重な言葉になる方が愛の重みってモンがあるだろう!!」

って言ってしまったけど・・・

俺はずっと2人幸せでいられるかと思っていた。

幸せすぎて気付いていなかったのかもしれない・・・




あの言葉が俺達の関係に微妙な変化を起こすだなんて思ってもみなかった。





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12'30(Fri) 私の可愛い彼氏・彼女②―4
『・・・でもさ、憂妃ってさ・・・こう抱きついたり、依織に簡単にキスしにいったりするのになんであーゆう話になったら恥ずかしがるかな・・・』

今朝華織に言われた言葉が未だに胸に引っかかる
言われてみれば、依織君に普通に抱きつきにいったり、キスしに行っても”恥ずかしい”なんてこれっぽっちも思わない。
むしろ安心する。
・・・どうしてなんだろう・・・

私はうーんと頭をひねらせながら夕焼けに染まっている物静かな道を歩いていると前に小さな人影が瞳に入った。

・・・あの後姿は・・・

「依織君ー!!」

「ぅわぁ・・・って憂妃・・・」

私はいつも通り依織君の姿を見つけるとすかさず抱きつきにいく。
これが私の毎日の日課。
っていうか依織君に対する挨拶?
それか・・・

「・・・あぁあぁ!!そっか!!」

「・・・なんだよ、行き成り大声出して・・・」

「ううん、なんでもないの、行き成りゴメンね?今朝ぶりだね!やっぱり夕日に映る依織君も可愛い!!愛してる!!!」

華織の言葉の応え・・・なんとなく分かった。
きっと私がすぐ依織君に抱きつきにいったり、キスしにいくのは私の依織君に対する愛情の現し方。
私はこれほどまでに依織君を愛しているってコト。

「・・・また可愛いって・・・だからそれはいつも言うなって・・・」

依織君は少しムスッとした顔を私に見せる。
その顔もまた可愛らしい・・・

こんなに可愛い彼氏を持って私は幸せものだなぁーってつくづく思う。
でも、依織君は「可愛い」って言葉にいつも敏感に反応して怒ってくる。
褒め言葉なのに・・・

ん??

ちょっと待って・・・

「・・・ねぇ、依織君って「愛してる」って言葉には反応しないの??」

「・・・はぃ!??」

「そう言えば私のこと「好き」とか「愛してる」って言ってくれたことない!」

そう、いっつも私の方から依織君に当たり前のように言いまくって、依織君が私に言ってくれた事なんて付き合い始めて暫らく1度も・・・ない!!
っていうか1度も言われた事がない!!
私の「愛してる」って言葉にも反応してくれたためしがない。
まさか!私のことなんかもう嫌いになったんじゃ・・・!!

「・・・ねぇ、依織君・・・私のこと好き・・・??」

「はぁ!?!・・・何、行き成り・・・」

「私のこと好きなの??」

「・・・まぁ・・・好き」

頬を少し赤らめている依織君がこれまた可愛らしかった。
よかった・・・まだ嫌われてはいないみたい・・・

「じゃぁ私のこと「愛してる」って言ってよ」

「はぁ!?!なっ何言ってんだよっ!!!」

私がそう言うと依織君が今までに見たこともないような動揺を見せる。

「私のこと、好きだったら言って・・・??」

でもそんな事は関係ない。
私は依織君からただ一言、その言葉が聞きたかった。

私の言葉に依織君は何回も言葉を濁らせて「あ」と言っていたが、何かが壊れたかのように依織君が思いっきり顔を真っ赤にした。

「・・・・・・いっ言えるわけないだろう!!それに「愛してる」って言葉は数少なく言って貴重な言葉になる方が愛の重みってモンがあるだろう!!」

ピシャーン

私は依織君の言葉にショックを受けた。

・・・じゃぁ「愛してる」って馬鹿みたいに当たり前のように言っていた私の依織君に対する愛情は隅田川よりも浅かったってコト!?!
私は・・・なんて馬鹿なことをしていたんだろう・・・

私はあまりのショックで暫らく口が開かなかった。




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12'28(Wed) 偽りの悪魔(エロ注意)
この話はほんまエロイです!!年齢制限はナッシングですが・・・
しかもネタバレ気味ですし、話しが著しく意味不明だと思います!
まずはこちらを読まれた方が理解できるかもです・・・
この話よんでも私をさげすんだ目で見ないと言える勇敢な方は反転してご覧になってください!!
色々とスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマs(ry

繋ぎとめたっかたものがあった。

大切にしたいものがあった。

守りたかったものがあった。

ずっと愛したかったものがあった。

手放したくはなかった。

だけど

それが彼女の意思であったなら

喜んで身を引くことにしよう。

自分が後悔するようになろうとも・・・

偽りの悪魔

「クロスーー!!」

どれくらい昔だろうか、だけど私には最近の事だったように鮮明に記憶している。
彼女はそう言っていつも私に寄り添ってきてくれた。

「・・・どうしたんだ?」

私は決まっていつも飛び掛ってくる彼女にそう言う。
そして彼女もいつもこう応えるのだ。

「なんとなく、クロスとの触れ合いが最近なかったなぁーって思って」

「ずっと一緒にいるのに何を言ってるんだ」

何気ない会話が温かった。
些細な事で笑い合えるのが嬉しかった。

「本ばっかり読んで、私より本をとるの・・・??」

「そういうわけじゃないけど・・・俺もこの世界の事をちゃんと理解したくて・・・」

「あぁー!そんなのどうでもいいじゃん!!買い物に付き合ってよ!!」

「またいきなりだな・・・」

「いいの!!早く・・・!!」

本にさえ嫉妬してしまう彼女が愛らしかった。
そんな彼女が何よりも大切だった。

「・・・リセア・・・ちょっと歩きづらいんだが・・・」

「いいの!!腕組んでるくらいケチケチしない!!」

彼女は私と並んで歩くたびによく腕を組んできた。
まるで私を束縛するかのように
私を自分の瞳に止めるように

「あら、クロス君じゃない!!」

「あぁ、こんばんわ・・・」

「さっき皆騒いでたわよ?クロス君が来てる、って相変らずのモテモテ少年ですこと!!」

「いや・・・どうも・・・」

「・・・クロス・・・」

「・・・リセア・・・ぅわっ!」

「・・・まぁ・・・」

彼女は私と他の女の話し合いに痺れを切らせたのか、私をグイッと引き寄せると一方的に口付けてきた。
これは私のものよと言わんばかりに口付けは深くなる。
今でも記憶に残る彼女の口付けは甘かった。

「・・・お姉さん、私達こうゆうことだからもうクロスに話しかけないでね・・・行こうクロス」

「・・・っておい、リセア!!」

彼女はホントによく私を縛り付けていた。
私も決して彼女の束縛は嫌ではなかった。
むしろ好きだった方なのかもしれない。

「・・・リセア、なんであんな事人前で・・・」

「・・・」

「・・・リセア・・・場所ってものを考えてから・・・」

「だって、クロスがあの人にとられると思ったの・・・あの人と話しているクロスは少し笑っていたから、楽しいのかな?って思ったら・・・」

「・・・でも・・・」

「私はクロスを愛してやまないの!!愛してるから、あんな女の人とのちょっとした会話でも嫌なの!!観たくないの!!」

彼女はホントに私を狂おしいほどに愛してくれていた。

「だから・・・こんな束縛することしか私にはできないの・・・クロスは私だけのモノでいてほしいの・・・」

私に愛をぶつけて泣く彼女の涙は美しかった。
その涙には私も胸が色んな感情で押し潰されそうになって彼女にそれをぶつけてしまった事もあった。

「クロ・・・んんっ・・・」

「・・・俺も、リセアを愛している・・・」

「クロス・・・??」

「俺も・・・リセアをこれ以上ないまでに愛しるんだ・・・だから、1人不安がらないでちゃんと俺を自分のモノにできてるって、俺に愛されてるって信じてくれよ・・・」

「・・・ホント・・・??」

「・・・ホントじゃなかったらこんな事いわない・・・」

「フフッ、クロス耳まで真っ赤よ・・・??」

「・・・うるさい・・・」

「ねぇ?私を愛してくれているんでしょう??」

「・・・同じ事は言わない・・・」

「じゃぁ、愛してるって証拠みせて?さっきみたいな深いキスだけじゃなくて・・・それ以上に・・・」

「・・・滅茶苦茶にされても知らないから・・・」

「愛してくれてるなら滅茶苦茶にして??」

彼女のそういう我侭も私にとっては嬉しかった。
私は喜んで彼女の我侭を聞きいれる。
それはいつものことだった。

幾度も身体を重ね、互いの体温を直に感じ熱くなって、激しく求め合い、感じて、愛し合っていた。
その時間を過ごせるのが私と彼女にとって至上の喜びだった。

「・・・んふぅ・・・ぁあ!!クロ、ス・・・もっと・・・あぁあ!!」

「・・・んくっ・・・リセア・・・」

「ぁあん!もぅ無理・・・クロス・・・!!」

「・・・っ俺も・・・」

愛し合うたびに互いの身体には愛し合ったという思いが残る。
良くも悪くも心にも、身体にも痛々しく残る。

「・・・はぁ、はぁ・・・ゴメン・・・背中、思いっきり引っ掻いちゃった・・・」

「・・・ホント痛い・・・」

「・・・だから、ゴメンって、あっ!いい事思いついた!!」

「えっ・・・ってうわぁ!!」

「へへっ、引っ掻いちゃった所は舐めちゃえばいいでしょう!」

「・・・折角終わったのに、また誘ってるのか??」

「そんなのじゃないよ、だたの治療だから・・・」

「・・・やらしい治療だな・・・」

「でも、お互い様じゃない、クロスだって私に・・・ほら!こんなにキスマークなんか付けて!マナにまたやらしい瞳で見られるよ・・・」

「・・・そんなに付けられるのわかってたら誘わなかったら良かっただろ?」

「いや!私はこういう時が好きなの・・・」

彼女はいつもとてもしっかりしているとは言えない少し細い私の腕の中に潜り込んできて、私の銀の髪をよく撫でてくれた。
私の赤い瞳に映るのはいつも彼女だけだった。
私もよく彼女の漆黒の長い髪を撫でていた。

「・・・疲れるけど・・・」

「体力の消耗も愛なのよ!!」

それが愛し合った後に言う彼女のお決まりの台詞だった。

「・・・クロス、愛してる・・・」

「・・・分かってる・・・」

でもそうやって過ごしたのは遠い昔の事。
今愛おしい彼女は私の元から離れていってしまったのだから・・・


はい、死んできまーすε=ε=ε=(´∀`)ノシ
あぁ、delte66様にまた蔑まれるのか・・・??_| ̄|○
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12'28(Wed) ペアバトン―私の可愛い彼氏・彼女版
月観母那珂はいい加減飽きてきたが、あと1つということで踏ん張ってみることにした。
次は私の可愛い彼氏・彼女から依織と憂妃をだした。
またまたなにかが起きると直感した月観母那珂はけいけん値が1下がった。

◆二人の関係は?
憂妃「ラブラブな恋人同士ですw」
依織「以下同文で」

◆相手はどんな人?
依織「美人な高校生のお姉さん・・・」
憂妃「中学生なのに大人っぽい考えを持ってる小柄で美少女みたいな子!」

◆相手のどういうことろが好き、または嫌い?
憂妃「全てが好きw華奢で小柄なところとか、女の子より可愛い顔とか、頭いいところとかect・・・」
依織「・・・明るくて可愛らしい所・・・」
憂妃「えっ・・・」
依織「・・・なんだよ・・・(赤面)」

◆普段相手といるときどういうことする?
依織「普通に話ししたりとか・・・」
憂妃「イチャイチャする」
依織「・・・」

◆相手と戦える?本気で闘ったらどちらが勝ちそうですか
憂妃「そんな依織君と戦うことなんてできないよ!!」
依織「でも案外と面白そう・・・」
憂妃「・・・!!!」
依織「冗談に決まってるじゃん・・・(ニッコリ)」
憂妃「冗談には聞こえなかったんですが・・・」

◆もし相手の性別が逆だったら、どんな関係になっていそう?
依織「少なくとも今のような関係にはなっていない」
憂妃「えー・・・私が男だったら依織君に告白しそう、依織君可愛いし」
依織「はぃ!?」
憂妃「それに聞いたよ、依織君よく男子にも告白されるんでしょう?可愛いから」
依織「・・・次そういう話題がでてきたら犯 す ぞ (ムカッ)」
憂妃「・・・」

◆もし相手が突然いなくなったらどうします
憂妃「そんなの嫌!!いなくなったら泣き喚きます」
依織「・・・俺も嫌かも・・・」
憂妃「ホント??」
依織「・・・まぁ、嫌」
憂妃「うわぁー依織君大好きー!!!(抱きつき)」
依織「・・・(赤面)」
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12'28(Wed) ペアバトン―In despair~罪と罰~
月観母那珂はいい加減ちょっと疲れてきたが諦めが悪いため、In despair~罪と罰~の梓と翠を出すことにした。
なんだか大変なことになる予感を感じたのでダメージを2喰らった。

◆二人の関係は?
梓「赤の他人」
翠「世界政府の保護管理の下に置かれてる奴と反世界政府組織の四天王」

◆相手はどんな人?
翠「純粋で面白い奴だ」
梓「・・・恩知らず、酷い人、人殺し、犯罪者」
翠「・・・」

◆相手のどういうことろが好き、または嫌い?
梓「全てが嫌。地獄に堕ちてほしいくらい」
翠「無知で世の中のことを分かっていない純粋すぎるところが嫌気がさす」
梓「そんなに私がイラつくんだったらなんであんなことするのよ!!」
翠「・・・それはお前が嫌いだったからこそしたことだろう?でも今は違う・・・」
梓「触らないで!!穢れるわ!!」
翠「・・・」

◆普段相手といるときどういうことする?
梓「いたくもないから逃げる。でもいつもこいつに捕まって迫られる」
翠「お前が気に入ってるからだろ?」
梓「それが嫌なの、迷惑!!」

◆相手と戦える?本気で闘ったらどちらが勝ちそうですか?
梓「戦うんだったらこいつを殺す勢いで戦う」
翠「お前にはそれができるか??」
梓「できるわよ!」
翠「でも俺も結構強いぞ?」
梓「そうよね、あんた人殺しだもの・・・」

◆もし相手の性別が逆だったら、どんな関係になっていそう?
翠「今と同じだろう・・・」
梓「こいつが女なんて気味が悪い!!」
翠「・・・」

◆もし相手が突然いなくなったらどうします
梓「清々するしむしろ消えてほしい」
翠「・・・俺は嫌だな・・・楽しみがなくなって」
梓「楽しみってどんな楽しみよ!!」
翠「お前に迫っていく楽しみ・・・」
梓「・・・」
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12'28(Wed) ペアバトン―In despair版
月観母那珂は久し振りにIn despairの瀬紫亜と瀬名に出てもらうことにした。
月観母那珂はなんだか嫌な予感がしたので1のダメージを喰らった。

◆二人の関係は?
瀬紫亜「聞くほどまでにないな・・・」
 瀬名「対立した敵同士だ」

◆相手はどんな人?
 瀬名「可愛い顔して残酷・・・血に塗れたイメージがある」
瀬紫亜「結構面白い奴、初めて対等に戦えた相手だ・・・」
 瀬名「・・・」

◆相手のどういうことろが好き、または嫌い?
 瀬名「平気で残酷なことをするところが結構嫌だと思う・・・」
瀬紫亜「・・・こいつの血は美味くて好きだ・・・」
 瀬名「・・・」
瀬紫亜「今頂こうか?」
 瀬名「今は止めろ。っていうよりいちいち人の首噛むの止めてくれ」

◆普段相手といるときどういうことする?
 瀬名「こいつが何かと迫ってくる・・・」
瀬紫亜「・・・お前の事が好きだからだろう?」
 瀬名「・・・」
瀬紫亜「それに好きじゃなかったらお前を生かしてはいない・・・」
 瀬名「・・・」

◆相手と戦える?本気で闘ったらどちらが勝ちそうですか?
瀬紫亜「私が勝ってみせる」
 瀬名「俺だな」
瀬紫亜「なんなら試してみる?面白くなりそうだ・・・」

◆もし相手の性別が逆だったら、どんな関係になっていそう?
瀬紫亜「今と同じだ。こいつは性別が変わっても血は美味いだろう・・・」
 瀬名「・・・怖いな・・・(苦笑)」
瀬紫亜「??」
 瀬名「俺はお前が男になるなんて考えられないな・・・」
瀬紫亜「私は今の姿で私なんだ」
 瀬名「なんだそれ・・・」

◆もし相手が突然いなくなったらどうします
瀬紫亜「嫌」
 瀬名「それはそれで寂しいだろうけど・・・」
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12'28(Wed) ペアバトン―悲恋歌版
月観母那珂は結構このバトンにはまってしまったので各オリジナルごとに回答しようと決意した。
月観母那珂は悲恋歌からあのエロカップルの澪夜と優駿を出した。
月観母那珂はなんかラブラブになりそうで少し不安になりけいけん値が4ほど下がった

◆二人の関係は?
澪夜「それは・・・その・・・」
優駿「遊女と財閥子息の禁断の恋仲です(キッパリ)」
澪夜「・・・(赤面)」

◆相手はどんな人?
澪夜「とても優しい方で顔立ちも美しいのでよく女性に好意を寄せられているお方です」
優駿「とても美しくて無意識に色気を放っている艶っぽい女性で、どこか愁いを帯びています」
澪夜「そうなんですか・・・??」
優駿「そういうものでしょう」

◆相手のどういうことろが好き、または嫌い?
澪夜「心がとても澄んでおられていて綺麗なところに惹かれます」
優駿「とても強い人に見えるんだけど、本当は寂しがり屋で少し脆い部分がある人だから放っておけない、という所がいいんです」
澪夜「じゃぁこれからも私のお側にいてくださいますか??」
優駿「あぁ、もちろんだよ?」
澪夜「・・・有難う御座います」

◆普段相手といるときどういうことする?
澪夜「楽しく会話等をしています」
優駿「主に愛を育んでいます」
澪夜「・・・(赤面)」

◆相手と戦える?本気で闘ったらどちらが勝ちそうですか?
澪夜「そんな・・・!!優駿様と争うなどということはできません!!」
優駿「僕も澪夜を傷つけたくないからできない・・・」
澪夜「優駿様、これからも2人仲良くいきましょうね??」
優駿「あぁ・・・澪夜を哀しませないよ」
    ラブラブ全開

◆もし相手の性別が逆だったら、どんな関係になっていそう?
優駿「今のような関係にはなれていないよ(苦笑)」
澪夜「えぇ、今の2人があるからこそこうやって幸せでいられるんです」

◆もし相手が突然いなくなったらどうします
澪夜「寂しすぎて壊れてしまいます・・・」
優駿「澪夜がいなくなったら何を支えに生きていけばいいのか分からなくなってまた人生に絶望してしまいそうだ・・・それほど澪夜の存在は大きいんだと思う」
澪夜「私もです!優駿様、どこにも行かれないで下さい!!」
優駿「君を置いてどこかに行こうなどということはしないよ?」
澪夜「私達はいつまででも一緒です・・・」
優駿「あぁ(澪夜抱きしめる)」
   なんだこれぇえぇぇぇええ!!
思ったとおりのラブラブっぷりに月観母那珂は5ほどダメージを受けて吐血した!

*気を取り直して悲恋歌から立派な悲しきセフレ関係代表の御苑と一樹を出した。

◆二人の関係は?
御苑「遊女とそのお客」
一樹「俺は恋人同士でもいいけど??」
御苑「そんな思いもしない事言わないで!殺 す わ よ ? 」
一樹「怖ー・・・」

◆相手はどんな人?
御苑「顔立ちいいし、明るい性格だからよく女に言い寄られてるんじゃない?」
一樹「人気の高い遊女で、感度いい」
御苑「・・・死にたいの??」
一樹「・・・すみません・・・」

◆相手のどういうことろが好き、または嫌い?
一樹「うーん・・・美人だし、あっちの方楽しませてくれるとこが結構好き」
御苑「好きって言葉はあんまり使わない!私あんたのそういうところが嫌い」
一樹「・・・」

◆普段相手といるときどういうことする?
一樹「普通に身体求め合うだけだけど、いい友達なんだし話したりするけど??」
御苑「(・・・いい友達か・・・)」

◆相手と戦える?本気で闘ったらどちらが勝ちそうですか?
御苑「私が勝ちます」
一樹「なにその自信満々っぷりは・・・」
御苑「試してみる??」
一樹「・・・遠慮させていただきます」

◆もし相手の性別が逆だったら、どんな関係になっていそう?
一樹「こいつが男とか・・・ありえねぇ!!」
御苑「こいつが女になったら、って想像しただけでも気持ち悪い!!」
一樹「・・・」

◆もし相手が突然いなくなったらどうします
一樹「それはそれで結構寂しいかも」
御苑「別に・・・他にもいっぱい男は居るんだし・・・」
一樹「つれないな・・・(苦笑)」
御苑「・・・(ほんとはそんなの嫌)」

月観母那珂は御苑と一樹の回答書いてるときに御苑の気持ち考えたら思わず泣いてしまった。
月観母那珂は1リットルほど涙を流して身体の水分がカラカラになった。
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12'28(Wed) ペアバトン―偽りの悪魔版
◤月観母那珂はどこぞのサイトでペアバトンなるものを見つけた。
◤案外面白かったので答えてみることにした。
◤月観母那珂は偽りの悪魔からクロスとアイリスを呼び出した。
◤月観母那珂の知力が3ほど上がった。

◆二人の関係は?
 クロス「・・・師弟です」
アイリス「恋人同士です!」
 クロス「・・・」
アイリス「冗談です、すみません・・・」

◆相手はどんな人?
アイリス「誰にも劣らない美貌を持つ美少年で、中身はちゃんとした大人っぽい人でちょっと冷めたところもあるけど、優しくて強いの!赤い瞳が印象的で時々銀色の髪の毛が風によく靡いて首筋が見えるところがもう・・・」
 クロス「・・・子供っぽくて、多少マニアックな所がある」
アイリス「・・・!!」

◆相手のどういうことろが好き、または嫌い?
アイリス「えーと、言い出したらキリないんだけどクールで優しくてコナン的なところ!!!」
 クロス「コナン的・・・??」
アイリス「見た目は16歳くらいの超美少年なんだけど、中身が大人っていうよりちょっとおっさん??」
 クロス「・・・」
アイリス「大丈夫です!クロス様はルックスかなりいいんですから!!」
 クロス「・・・なんだそれ」

◆普段相手といるときどういうことする?
アイリス「イチャイチャします!」
 クロス「・・・特に何も。本読みます1人で
アイリス「・・・Σ('Д`;)!!」

◆相手と戦える?本気で闘ったらどちらが勝ちそうですか?
アイリス「クロス様!!本気で戦うと私が死んじゃうどころか地球が破壊されちゃいますよ!!」
 クロス「そんな大袈裟な・・・(苦笑)」
アイリス「大袈裟じゃありませんよ!!」

◆もし相手の性別が逆だったら、どんな関係になっていそう?
アイリス「親友になってます!!」
 クロス「・・・」
アイリス「あぁ、でもクロス様の女姿もやっぱり美人なんでしょうね・・・(妄想)」
 クロス「・・・多分弟子以下の関係だった」
アイリス「・・・そんなに私が嫌いですか??」
 クロス「嫌いって言うかまぁ好きだがさっきからなんか怖いぞ・・・」
アイリス「・・・」

◆もし相手が突然いなくなったらどうします
アイリス「そんなことになったら死にます!!」
 クロス「・・・寂しいな・・・(ボソッ)」
アイリス「えっ?何か言いました??」
 クロス「いや、何も・・・」

なんか案外と面白いので別の2人でしてもらう事にした。
偽りの悪魔からアイリスとレイスに出てきてもらうことにした。
月観はなんか嫌な予感を感じたので知力が5ほど下がったorz

◆二人の関係は?
 レイス「いい仲・・・」
アイリス「変態男と健気な被害者少女です(キッパリ)」
 レイス「・・・」

◆相手はどんな人?
 レイス「結構小さくて可愛らしいと思うよ」
アイリス「美少年だけどどこか外れてる変態(キッパリ)」
 レイス「・・・変態?」

◆相手のどういうことろが好き、または嫌い?
アイリス「何かとちょっかい出してくるところが嫌!」
 レイス「うーん・・・そういう可愛らしい反応が面白いところが好き」
アイリス「なっ・・・!!」
 レイス「??(ニッコリ)」

◆普段相手といるときどういうことする?
アイリス「相手がセクハラ紛いなことをしてきます」
 レイス「・・・なんかさっきから大袈裟に離してない?」
アイリス「大袈裟 じ ゃ な い ! ! 」
 レイス「・・・僕ってそんなヒドイことしたっけ??」

◆相手と戦える?本気で闘ったらどちらが勝ちそうですか?
アイリス「私です!!得意の黒魔術で瞬殺させて見ます(手を翳す)」
 レイス「そっか、アイリスちゃんって黒魔術師だったっけ??」
アイリス「・・・それがどうしたの?」
 レイス「じゃぁ僕の悪魔狩りの力で簡単に倒せるよ?(ニッコリ)」
アイリス「・・・」

◆もし相手の性別が逆だったら、どんな関係になっていそう?
 レイス「いい友達になってるんじゃないですか?」
アイリス「・・・レイスって元が相当の美形だからいい女になるかも・・・」
 レイス「・・・!!!」
アイリス「・・・(ニヤリ)」

◆もし相手が突然いなくなったらどうします
アイリス「清々します!!」
 レイス「僕は案外と寂しいかも・・・」
アイリス「・・・!!!(赤面)」
 レイス「?どうしたの??(ニッコリ)」
アイリス「・・・別になんにもない!!」
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12'25(Sun) クリスマス企画―私の可愛い彼氏・彼女
日は遠の昔暮れて、空の色はすっかり闇色で星が輝いているのが見える。

「見てー依織君!!綺麗だよ!!」

「・・・うん・・・」

憂妃は街のクリスマス仕様のイルミネーションやツリー、流れるクリスマスソングに大興奮していた。
俺は元気な憂妃をよそに少し身体を震わせながら今日着てきたぶかぶかのパーカーのポケットの中に手を突っ込ませる。

「・・・ってゆうかさ、憂妃は寒くないの??」

俺は憂妃の姿をじっと見つめる。
憂妃の服装は白い裾より袖が長いフード付きのジャケットと黒のキャミソールに黒のミニスカートに茶色のブーツ。
絶対寒いって。見てるこっちが寒くなりそう。

「うん、別にそんなには・・・今日ははりきりすぎたかな??」

「・・・あ、そう・・・」

やっぱり憂妃は普通じゃないな・・・
そう思っていると憂妃が行き成りパーカーのポケットに入れていた俺の手を外に出す。
外に晒されてしまった俺の手の指に憂妃の冷たい指が絡んできた。

「わぁ、依織君の手温かいね・・・じゃぁ行こっか!!」

「・・・うん」

憂妃は思いっきり可愛い笑顔を俺に見せる。
俺も憂妃につられて、わずかながらにも顔から笑みがこぼれた。

「・・・ってゆうかなんでブーツ履いてくるんだよ」

俺はそう言うと少し不服そうな顔を見せる。

「え、なんかダメだった??」

「うん、俺と憂妃の身長差が余計に目立つから俺が更にチビに見える」

現に普段でも俺は憂妃の顔を見るのに、顔を見上げさせなくてはいけないのに、今日はブーツの高さも手伝って更に憂妃の背が高くなっている。

「あっ!・・・ゴメン・・・」

憂妃は謝りながらもクスクスと小さく笑っていた。
そんな憂妃を見た俺は顔を少しムスッとして、憂妃の視界に自分の顔を映させないように顔をそっぽ向ける。
俺は憂妃に宥めながらも、2人強く繋いだ手の温かさを感じていた。

―――――――

「やっと着いたねー」

「・・・」

「依織君、まだ怒ってるの??」

目的の映画館を目の前にして俺は機嫌が悪かった。
映画館に着く途中までに2人して5回くらいナンパにあった・・・
憂妃は誰もが認める美女だから会ってもおかしくないけど、実際俺の目の前で会われるのは嫌だけど・・・
俺自分自身が会うのはもっと嫌。
ってゆうか殺してやりたい衝動に駆られる。

「しょうがないよ・・・依織君どこの女の子よりも可愛いもん。」

「・・・俺帰ろうかな・・・」

「嫌!ゴメンなさい!!!」

俺のちょっとした冗談(ちょっとマジ)に憂妃は必死で謝ってくる。
別に俺はSではないけど、はっきり言って憂妃を苛めるのは面白いから結構好きかも知れない。

「まぁ映画館に入ろうか・・・」

「えっ・・・うん!!!」

さっきまで必死に俺に謝り続けていてちょっと涙目になっていた憂妃だったけど、さっきとは打って変わって飛びっきりの笑顔を見せる。
俺は憂妃の表情豊かなところが結構好きだったりする。

俺は憂妃に繋いでいる手を楽しそうに振られながら映画館に入っていく。

―――――――

「うっ・・・うっ・・・」

「・・・いつまで泣いてんだよ・・・」

「うっ・・・ひくっ、だって・・・澪夜さんと優駿さんがぁー」

あれから2時間位の映画を見終わり映画館を出て、俺達は街の中を2人並んで歩いていた。
憂妃は見ていた映画に感動してさっきからずっと泣いている。
・・・女はあぁゆう恋愛映画にすぐ泣くものなのか・・・
ガキの俺にはわかんネェ・・・

「うっ・・・うっ・・・だいたい「悲恋歌」って題名からして予想はしていたけど・・・こんなに悲しいなんてぇ・・・ひくっ・・・」

「・・・感動していたわりにはラブシーン多かったじゃん・・・」

確かに多かった。
ってゆうか主人公が遊女って所からしてR指定でもつけてほしいくらい・・・
最近の映画業界はどうなってるんだ・・・ってつくづく思う。

「それはいいの!!あぁー・・・あっ!!!」

憂妃は行き成り何かを思い出したかのように大声を出す。
しかもさっきまであんなに泣いていたくせに今はこれぽっちも涙をみせていない。
・・・ホント感情豊かだな女だなぁ、と思う。

「・・・なんだよ、行き成り・・・」

「えへへ渡すの忘れていたけど、はい。これ」

憂妃はそういうと鞄の中から赤い袋を出して、それを俺に渡してきた。
憂妃に許可をもらって放送されている袋を開けると白と黒のボーダーラインのマフラーが入っていた。

「・・・これ・・・」

「メリークリスマス!!・・・というわけでクリスマスプレゼント!!っていっても私ぶきっちょだから手作りじゃないけど・・・」

憂妃はそう言いながらアハハと笑っていた。

「・・・実はさ、俺も・・・」

俺は自分の服のポケットの中に手を入れ、小さな箱を取り出し、それを憂妃の掌にのせる。

「わぁ、有難う・・・開けてもいい??」

「・・・うん」

俺はそう言って1回頷くと顔を俯かせる。
・・・憂妃はどんな反応するだろう・・・

「えっ・・・これって・・・」

「・・・」

憂妃の声で俯かせていた顔を上げて、憂妃の顔を見てみると、憂妃がかなり驚いている顔を見せていた。
その顔を見て俺はまた顔を俯かせる。

「指輪・・・」

そう、俺が憂妃に送ったのは指輪だった。
俺が憂妃に何プレゼントするか悩んで姉貴に相談したら、「指輪でもあげなさい」って言われてそうしたけど・・・こういうプレゼントは嬉しいものなのか・・・??

「嘘・・・」

「・・・嘘って・・・それにそれ安物だから・・・」

憂妃は頭をフルフル震わせて俺を真っ直ぐに見てくる。
俺を見つめる憂妃の瞳には涙が溜まっていた。

「安物とかそんなのは関係ないの・・・私は、依織君からプレゼントが貰えるってだけで嬉しいのに、こういう貰えて・・・私って幸せものだね・・・」

そう言いながら、瞳に溜まっていた涙を指を拭っていた憂妃の唇に一瞬だけ自分の唇を重ねた。
そして憂妃の掌にのっていたまだ箱に入っている指輪を憂妃の左手薬指に填めた。

「・・・今はこんな安物だけど・・・将来、憂妃をちゃんと幸せにできるようになったら必ずちゃんとしたのを憂妃に送るから、それまでこれで我慢しててほしい・・・」

「うん、その時を楽しみに待ってるね・・・でもね?」

―――私は今でも幸せだから・・・

俺達はまたキスを交わした・・・
それは先程のとは違ってどこか甘くて、優しい感じがした。

「わぁ、雪だ・・・」

憂妃は降ってくる白い雪を見ると嬉しそうに笑って空を見上げる。

「・・・どうりで段々寒くなってきたと・・・」

俺はあまりの寒さに身体を震わせる。
憂妃は俺の横でクスッと小さく笑う。

「じゃぁさ・・・私の家に来る??」

「・・・そうさせていただきます」

今夜は楽しいクリスマスの夜になりそうだ・・・

続きであとがき
⇒ 追記
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12'24(Sat) クリスマス企画―偽りの悪魔:限定うp※ネタバレ
クリスマスの真夜中。
アイリスはもう寝付いてしまったが、クロスは相変らず椅子に座って読書を楽しんでいた。

――しかし、アイリスがあんなに喜ぶとは思わなかった・・・

そういえば、アイリスとは数年も共に居るが、1度もクリスマスプレゼントを贈ったことがなかった。
クロスはアイリスの泣きながら見せた笑顔を思うとふいに微笑んでしまう。

――そういえばアイツもあんな感じだったかな・・・

―――――――

「・・・ねぇクロスー今日はなんの日でしょう??」

1人の少女が大きなベランダの窓際で本を読むクロスの後ろから抱きつく。

その少女は見た目からしてクロスの外見上の年齢とはそう変わらない年齢らしい。
大きく綺麗な瑠璃色の瞳にクロスだけを写して漆黒の長い髪は美しいほど靡いていた。
いわゆる絶世の美女、とも言える美貌を持っていた。

「・・・クリスマスだろ??」

クロスは後ろを振り向いて少女の顔を見るとニッコリと微笑む。
少女もクロスに微笑むとクロスの口に自分の唇を重ねる。

「そう、正解!!・・・でプレゼントある?」

「・・・そう来ると思ったよ・・・」

クロスは少女の白い頬に触れると少女は瑠璃色の大きな瞳を少し細めて心地よさそうな顔をする。

「ねぇ、来るって分かってたんだったらくれるんでしょう?じゃぁプレゼント頂戴!!」

「・・・いや、用意していない・・・」

クロスの言葉に少女はクワッと瑠璃色の瞳を大きく開かせる。

「えっ・・・どうしてよ、分かってたんでしょう!!」

「でも用意はしていない・・・」

クロスは少女にそう言うと意地悪な微笑みを向ける。

「う゛~~あっ、じゃぁこれでいい!!」

少女はそう言うとクロスの手首についていたチョーカーの首輪を指差す。

「・・・いや、これはリセアがくれたものじゃ・・・」

「これでいいの!なにかもらわないと・・・」

少女はそう言いながらクロスの手首からチョーカーを外すと、それをクロスの前に差し出す。

「・・・これ、私の首にして。」

「え・・・」

少女の言葉に少し戸惑っているクロスに少女は早く、と急かす。
クロスは仕方なく、少女の首に自分の付けていたチョーカーを填める。
そして填め終えると少女はクロスに満面の笑みを浮かべて一言お礼を言う。
クロスはそんな少女が可愛く思えたのか、顔を少し赤らめて少女の頭を優しく撫でる。

「・・・クロス、知ってた??」

「・・・何が??」

少女の言葉にクロスは少し首を傾げる。

「・・・クロスにあげて、今は私のモノになったチョーカー。実はこれクロスを私に縛り付けるためにあげたの・・・」

「・・・俺は犬か・・・」

「うん、みたいなもの。その私のチョーカーをクロスにあげることでクロスを私の所有物としてたの・・・」

そう言う少女の顔はどこか切なさを帯びていて、クロスはその顔を黙って見ているしかなかった。

「・・・でもクロスは私をちゃんと愛してくれてるって分かったから、もうこんなモノでクロスを縛っている事はもうないんじゃないかって・・・」

少女はそう言うとクロスの方に振り返り、さっきとは打って変わって笑顔を見せる。

「・・・次はクロスが私を縛っていてくれる・・・??」

「・・・リセアも俺を愛してくれているだろ?だから俺もお前を縛っておく必要はないだろ・・?」

クロスはそう言うと少女の長い漆黒の髪を撫でる。

「でもクロスの事愛さなくなっちゃったらどうする??」

「・・・さぁ??」

少女の言葉にクロスは少しムッとした顔を見せるとフイッとそっぽ向く。
少女はそんなクロスを見て可笑しそうに笑うと、そっぽ向いたクロスの顔を自分の方に向かせると、またクロスに口付ける。
しかし、先程の口付けとは違い甘く、長いキスだった。

「・・・嘘に決まってるでしょ?私はクロス一筋なんだから・・・」

少女はそう言うと、クロスの肩をギュッと抱く。

「あっ・・・そうだ、私のクリスマスプレゼント・・・」

少女はそう言うとクロスの口に自分の人差し指を添えて、妖艶に微笑む。

「クリスマスプレゼント・・・クロスには私をあげる・・・」

少女の言葉にクロスはビックリした顔を見せる。

「クスッ、何今更ビックリしてるの?こういうのは初めてじゃないんだし・・・でも今日は優しく・・・ね??」

クロスは少女の言葉に小さく笑うと、膝の上に置いていた本を手にとって、椅子から立ち上がり誰も座っていない状態になった椅子の上に本を置くと、自分と似たような背丈の少女を軽々とお姫様抱っこした。

「・・・さて、我侭お嬢様のお願いを聞いてあげましょうか・・・」

「何言ってんの、これはクリスマスプレゼント!いらないんだったら別にいいけど!!」

「・・・いや、折角だから貰っておきます・・・」

「ませガキ・・・」

「・・・それはリセアも一緒だろ??それに俺は見た目こそまだまだ子供だけど実際の年齢は結構あるけど?」

「なんか見た目はあどけない魅惑の美少年、中身はおっさんっていうのは面白いね・・・悪魔って皆そうなの??」

「・・・このまま降ろすぞ?」

「冗談に決まってるでしょ?クロスは最高の男よ?あっちも最高・・・」

「じゃぁ今からお望み通り最高にさせてあげましょう」

そうやって2人で甘い夜を過ごしたのは遠い遠い昔の事・・・
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12'23(Fri) クリスマス企画―偽りの悪魔
「メリークリスマスー!!」

静かに読書をしているクロスにアイリスがいきなり勢いよく飛びついていく。
クロスは突然のことで赤い瞳を大きく開かせてビックリする。

「・・・どうしたんだ、いきなり・・・」

クロスは自分の胴体にしがみ付いているアイリスを見ると小さく息を漏らす。

「クロス様は今日は何の日だか分かってますか??」

アイリスはクロスの顔の前に自分の顔をずいっと近づける。
アイリスの質問にクロスは頭に?マークを浮かばせる。
そんなクロスにどんな答えが出てくるのを楽しみにしているのかアイリスはやたらと顔をニコニコさせる。

「・・・キリストの誕生日??」

クロスの回答にアイリスは思わず肩を落とす。

「それもそうなんですが・・・今日はクリスマスです!!サンタさんが良い子にプレゼントをくれる日なんです!!」

アイリスの熱意の篭った言葉にクロスは素っ気無い顔でふーん。と答え、読んでいた本をまた読み出す。

「クロス様、今日は良い子がプレゼントくれる日です。下さいプレゼント!!」

アイリスはプレゼントくれ!と言わんばかりにクロスの目の前に掌を広げて腕を伸ばす。

「・・・ないよ、プレゼント・・・」

クロスは自分の目の前に伸ばしてきたアイリスの差し出された掌をを見ながら苦笑する。

「クロス様・・・私、この日を楽しみにしてたんですよ・・・??」

「・・・何も今日じゃなくても・・・」

「いやです!!今日じゃないと嫌なんです!!!この日のために良い子でいたんです!!」

「・・・でも私はプレゼントは買っていない・・・」

「じゃぁ今から行きましょうよ!!クロス様と買い物するのも久し振りですし!!」

アイリスはそう言ってクロスの腕をぐいぐいと引っ張る。
アイリスの傲慢さにクロスは少し呆れるが、アイリスの意思は全く動じないらしく、クロスもとうとう折れた。

「・・・しょうがないか・・・」

―――――――

「わぁ!クロス様!!見て下さい!飾りとかイルミネーションがクリスマス仕様です・・・あっ、ツリーもありますよ!!」

「・・・ぁあ、綺麗だな・・・」

アイリスに引っ張られ連れてこられた来慣れた街はクリスマス一色に彩られていた。
街に並ぶ木は全てモミの木になっていて、気には色んな飾り付けが施されていた。
アイリスは自分の吐く息が白いのに少しはしゃいでおり、クロスはそんなアイリスを優しい瞳で見る。

「・・・こういうのもいいかな・・・」

「えっ?どうしたんですか??」

クロスが発した小言がアイリスの耳にはっきりとは聞こえずとも少し入ったのか、アイリスは頭に?のマークを浮かべてクロスの顔を見ている。
クロスはアイリスに嫌なんでもない、と一言言って街に並ぶ店を見回りに歩き出す。
アイリスは早々と行ってしまうクロスの後を必死に追いかけていった。

「あらやだ、クロス君!!ウチに来てくれたの?」

「・・・いや、はい・・・」

立ち寄った店の女の店員がクロスの姿を見るや否や、瞳をハートにさせてクロスを見る。
アイリスは好意を孕んだ瞳でクロスを見る女の定員に冷たい視線を送る。

「クロス君が来てくれるだなんて知ってたらちゃんと化粧してたのに~」

「・・・ハハッそうですか・・・」

女の店員は頬に自分の片手を添えながらクロスの顔をうっとりと見ていた。
クロスは何処に行っても中世的な美貌と少年っぽさが残る姿は女性ウケが良くて、密かに女の間で騒がれている。
アイリスはそんな事は分かっていても、やっぱりクロスが他の女と話しているのが気に喰わないのか、すごく面白くなさそうな顔をする。

「・・・あっ、そう言えば・・・すみません耳、貸して下さいませんか?」

クロスが何か思い出したかのように少し声を上げると、一言謝って女店員の耳を自分の顔に近づけるとその様子を隠すように自分の口元と女店員の耳元の前に手を持っていき、何かコソコソ女店員にと耳打ちをしていた。

「うん、うん・・・ちょっ、くすぐったい・・・」

クロスに耳打ちされている女店員の嬉しそうな顔を見たアイリスは顔をしかせて俯かせると、行き成り遠方の方へと走り出していってしまった。

「ふぅ、クロス様ったらあんな事・・・ってあれ?ココ何処??」

どんだけ遠くまで走ってきたんだろうか・・・
勢いに任せてあの雰囲気から逃げてきたのはいいものの、アイリスは見知らぬ所に来てしまった。
街からは大分離れてしまっているのだろう、今まで見ていた人やイルミネーションやツリーなどは何も見当たらなく、冷たい風がアイリスの間を突き抜ける。
アイリスは1人孤独になってしまった。

「う・・・クロス様のばかぁーーーー」

「・・・だれが馬鹿だって??」

アイリスは孤独感に虚しさを感じ、空に叫ぶように大声を出していると後ろから声が聞こえたので振り向いてみるとそこには少し息を切らしたクロスが立っていた。

「・・・アイリス、どうして行き成り走り去ったりしたんだ・・・??

「・・・どうしたんですか、店員さんとの楽しい楽しいお喋りはもうすんだんですか??」

アイリスはクロスに少し睨みを効かせた視線を送りながら、嫉妬じみた言葉を投げ付ける。

「・・・何言ってるんだ・・・」

アイリスは頬を膨らませてクロスを視界から外すようにそっぽ向く。
クロスはアイリスの拗ねように少し呆れて溜息を漏らす。

「・・・違うよ・・・はい、アイリス」

クロスはそう言うとそっぽ向いて子供のように拗ねているアイリスの手を掌を向けて自分の方に出すと、アイリスの掌に小さな箱を置いた。

「え・・・これ」

「アイリスが強請っていたクリスマスプレゼントだよ・・・」

「あの、今開けていいですか??」

「・・・あぁ、そのプレゼントはもうアイリスのものだ、好きにどうぞ。」

クロスの言葉にアイリスは自分の掌にのっている小さな箱のリボンを解いて、箱を開ける。

「これ・・・」

「・・・気に入ってくれたか??」

クロスはそう言うとアイリスにぎこちなく微笑む。
アイリスが開けた箱の中身は小さな花の髪飾りが入っていた。

「・・・うっ、クロス様ぁありがとうごじゃいましゅぅ・・・私、じぇったい大切にしましゅぅ・・・」

アイリスは余程クロスのプレゼントに感動したのか、涙を流しれて言葉がぐちゃぐちゃになりながらも、クロスにお礼の言葉を言うと、クロスにとびつき、更に涙を流して泣いていた。

クロスもこんなにアイリスが泣くとは思わなかったのか、少し戸惑っていたが、慰めるようにアイリスの頭を優しく撫でながら微笑んでいた。

そんな2人の温かさを見守っていたかのように灰色が少しがかっている紺色の空から白い雪が静かに降り始めた。

「・・・メリークリスマス・・・」

クロスは空を見上げながらもう1度微笑む。
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12'23(Fri) 偽りの悪魔②―4
「クロス様ー夕飯はシチューでも宜しいでしょうか??」

アイリスは買ってきたニンジンとジャガイモを紙袋から取り出してクロスの方を見る。

「・・・いや、今日は食べれそうにないかもしれないな・・・」

「はい??」

クロスの意図がとらえられない言葉を聞いてアイリスは顔をしかめる。
アイリスが見るクロスの顔は笑みを見せていないものの、どこか楽しそうだった。

「・・・仕事がきそうだ・・・」

ガラッ

「あの、すみません・・・」

クロスが喜びを少し孕んだ言葉を発した瞬間、ドアの開く音と共に、人間の声が聞こえてきた。

「・・・アイリス、お客さんだ。奥の部屋まで案内してきて。」

クロスはアイリスに微笑みながらそう言うと、アイリスは少し戸惑いながらはい、と一言言うとそそくさと玄関の方へと向かう。

「お待たせしました、どうぞ。」

アイリスは玄関に立っている来客を迎え入れようと、家に上がらせる。
玄関に立っていた来客は女性らしく、灰色のローブを全身に纏い、そのフードで顔を隠しており、フードから見えているブロンドの髪の色が鮮やかに光っていた。

「・・・ありがとう・・・」

玄関にいた来客らしい女性はアイリスの姿を見るとニッコリと微笑む。
が、その表情は女性が身に付けている灰色のローブのフードでほとんど見えない。

アイリスは女性の身なりに少し興味を抱きつつも、クロスに言われた通りに女性を奥の部屋へと案内させる。

「・・・どうぞ・・・」

アイリスは女性を奥の部屋に連れてくると、部屋のドアを開ける。
ドアを開け、部屋の中を見ると、今までクロスといたリビングとは違いドコか薄暗く、目立った家具もあまりなく、あるとしたら向かい合って並べられているソファーだけだった。

そしてそのソファーに座っているクロスが目に入った。

「ここは・・・」

女性は部屋のソファーに座っているクロスを見て少し言葉を濁らせる。

「・・・ええ、貴方の思っている通りですよ・・・??」

クロスは女性が言いたかった事を見透かしたかのように表面上だけの微笑みを女性に見せる。

「・・・ようこそ。私はクロス、そちらが弟子のアイリスです。ところで本題に入りますが、どうして貴方はどういう経緯でここに来られたんですか・・・??」

クロスはそう言うと女性は眉潜める。
そして口を開く。

「・・・わたくしはエオナ。と申します・・・ここに来たのは他でもございません、悪魔に悩まされているからです・・・これを見てくださいませんか。」

女性―エオナはそう言うと手を震えさせながら、顔に深く被っていたフードを脱ぎとる。

「・・・これは・・・」

エオナの露になったブロンドの髪や顔立ちからはまさに美女と言うしかほどの美しさだったが、顔の左半分には大きな刻印が焼きついたかのように刻み込まれていた。

「これは・・・この焼けたように刻み込まれている刻印を悪魔に刻み込まれました。」

左半分に刻み込まれた大きな刻印の痛々しさにアイリスは驚き、思わず言葉を失ってしまった。
クロスは何を考えているのか分からない瞳でエオナの刻印を見つめる。

「私にこの刻印を刻み込んだ悪魔は私の身体に棲みつき、私の身体を蝕んでいるのです・・・」

クロスはエオナの刻印を未だに見つめている。

「どうか、私をこの悪魔から救ってください・・・」

そう言うとエオナは自分の顔に刻まれている刻印に触れた。
そのときのエオナの表情には憎悪が現れていた。




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12'22(Thu) 私の可愛い彼氏・彼女―特別編
「・・・なんだよ、さっきから・・・」

「へ・・・??」

俺は依織に声を掛けられてハッと我に返った。

「へ・・・じゃねぇよ。何、人の顔じろじろ見てんだよ」

「う~ん、無意識。ほら、依織って可愛いだろ??だからつい見惚れてたってわけ。」

俺はニカッと依織に向かって笑った瞬間、依織からすざましい右ストレートを喰らった。
いつも依織に”可愛い”とか”女みたい”とか言ったらすぐこうやって殴ってくる。

・・・褒めてるつもりなのに・・・

実際俺がマジに可愛いと思うのは依織だけだ。
そう、あの時だって・・・――

―――1年前―――

桜の花がウザイってほど舞散っていた中学校の入学式の日。
新入生の俺は初めて足を踏みしめる中学校で迷子になっていた。
それというのもみんなあいつら女子のせいだ・・・

俺は自分で言うのも女子にモテる方だ。
なんせそこら辺の男子よりも背が高いし、顔は結構美形だってみんなに言われる。

そんな俺は入学早々色んな女子から追い掛け回されていた。
小学校からそんなだったからもう慣れちゃいるけど、中学校となったら追いかけてくる女子の数が倍以上になる。

そんなこんなで追いかけてくる女子から逃げ回ってきた俺は慣れもしない土地で迷い込んでしまった。

「あーくそっ!!もう式始まんじゃねーかよ!!」

俺はイライラしながら地面を思いっきり蹴る。
今は散ってくる桜さえもウザッたく思えて仕方なかった。

イライラしてても始まらないと分かった俺は、そこ等じゅうを歩き回ったが、そう簡単には入学式の開場が見当たらず、途方に暮れて佇んでいると誰かが俺の横を通り過ぎた。

「・・・ちょっ、ちょっとスミマセン」

俺は入学式開場を聞こうと思わずその人の肩を掴むと、その人は俺の方に振り向いた。

「あ・・・」

俺はその美しさに言葉を失って、その人を魅入ってしまう。
サラサラと風に靡く色素の薄い髪に、黒瞳が大きなくてぱっちりとした瞳、綺麗に通ったほどよく高い鼻に、透き通るように白い肌。

その人は息を飲んでしまうほどの美貌の持ち主だった。

「・・・あの、何か?」

俺はその人の声にハッと我に返る。

「あっ、いえ、あのっ!!俺、岡野奈央都です!!気軽に奈央都って呼んでください!!」

・・・しまった・・・
何自己紹介してんだよ・・・
すると俺の前からクスクスと小さな笑い声が聞こえた。

「・・・ハハッあんたって面白いな・・・有須依織です。よろしく、奈央都・・・」

依織ちゃんかぁ・・・名前も可愛いんだなぁー・・・

「あっ、ところで入学式の会場はどこか知ってますか・・・」

「・・・あぁ、それなら俺も今からそこに行くんで、一緒に行きません?」

その人はそう言うと俺に少し微笑みかけてくれた。
俺はその微笑についに胸を撃ち抜かれた。

・・・ん?待てよ、いま”俺”って・・・
俺は思わず依織を嘗め回すようにじろじろと全体を見る。

身体は割と小さくて小柄で顔と合わせて見るといかにも可愛らしい美少女って感じだが何かが違う・・・

・・・着ている制服が学ランだった・・・

岡野奈央都。中学校1年生12歳にして初めての一目惚れ
そして初めての失恋(気持ちだけ)だった・・・

「・・・??何沈んでんだ??」

「・・・いや、なんでもアリマセン・・・」

ホントはアンタが男だって知ったからです・・・

「ふーん・・・まぁいいや、早く入学式に行こうぜ」

「ハイ、そうしましょうか・・・」

そう言って俺は依織に連れられてトボトボと歩き始めた。
はぁ~、なんでこんな可愛い子がよりによって男なんだよ・・・俺はそう思うと溜息が止まらなかった。

「・・・そういえばさ、アンタって岡野奈央都だよな??」

「あっ、うん。そんだけど・・・」

っていうか名前言ってくれたのにちゃんと覚えてなかったんだ・・・

「じゃぁ俺と同じクラスだ・・・これからもヨロシクな、奈央都」

依織はそう言うと俺に右手を差し出してくる。
俺はその言葉がなんだか嬉しくてその手をすぐに握り返した。

「あぁ、ヨロシク!!」

そういう事もあって俺達はすぐに仲良くなれて、クラスでもよく2人でつるんでる事が多かった。

・・・でも依織と一緒に居ると、やっぱり好きって気持ちが日に日に大きくなっていってしまう。
俺、こういう危ない奴だったのかなー・・・
そういう考えも増して自己嫌悪になることもあった、けど俺が依織を好きって気持ちはあって・・・

そしてある日、俺はその気持ちが抑えきれなくなってしまった。

「・・・なぁ、依織・・・」

俺は放課後の教室で依織と2人になったところで話しを持ちかけた。

「なんだよ、行き成りシリアスな顔して・・・奈央都らしくねぇなぁ・・・」

依織はそう言うと可笑しそうに笑い出す。
俺はそんな依織とは違ってかなり真剣だった。
そして意を決した俺は遂に依織に伝えるべき事を伝える。

「実は俺、依織のことが入学式のときから好きだったんだ・・・!!」

・・・言った。
・・・言ってしまった。

俺の想いを聞いた依織は瞳を思いっきり大きくして驚いていた。
今でもその顔が忘れられないくらい鮮明に覚えている。

「・・・ゴメン。俺、腐っても奈央都を恋愛感情での好きにはなれない。」

依織は即答で俺の人生で初めての告白を断った。
・・・そりゃそうだよな・・・
春だというのに俺の心の中では冷たい風が吹いていた。
もう死にたい、それも思った。

「・・・でも・・・」

「えっ・・・」

「でも・・・友達としてこれからも奈央都と一緒にいたい・・・」

依織はそう言って俺の顔をまじまじと見てくる。

「・・・おう!!当たり前だろ!!!」

その言葉が俺の心を救ってくれた。
俺はその言葉に感謝した。

・・・別に恋愛じゃなくても友達としてならいい付き合いができそうだ・・・

「依織、有難うな・・・」

俺がそう言うと依織は俺に向かって優しく笑ってくれた。
その顔は俺が見てきた人間の表情の中で1番綺麗に、美しく見えた。
俺の”初恋”は終わったけど、”友情”はこれからも続いて、強くなっていくんだと思う・・・

それが俺の苦い初恋の思い出・・・

「・・・でもさぁ、依織にこんなに早く彼女ができるなんてなぁーしかも飛び切りの美女!!」

「・・・うるせぇよ・・・」

依織はそう言って俺を睨んでくる。
そんな可愛い顔で睨まれるとなると、ちょっとばかり怖い・・・

「依織君ー!!一緒に帰ろう!!あっ!奈央都君もいたんだ?どう?一緒に帰る??」

「いえ、俺はいいですよ、邪魔しちゃいけないし。ほら、依織愛しの彼女が迎えに来なさったぞ!」

「うるせぇよ、ほら、憂妃帰ろ。じゃぁな、奈央都・・・」

「奈央都君バイバイ!!ほら、依織君ー手ぇ繋ごう!!」

「おいおい、ラブラブなのは分かったから見せ付けんなよー!!」

「・・・うせぇ!!!」

そんな恋があったからこそ今、こうして依織の幸せを祝えるんだなぁって思う。
今は逆に依織にちょっとばかり嫉妬してる・・・笑

だから、俺もまた新しい出会いに期待しておこうかな・・・なんて思ったりして・・・
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12'21(Wed) 私の可愛い彼氏彼女②―3
「おーいおめぇ等、今日は身体測定だから早めに体操服に着替えとけよーじゃぁ」

担任の先生はそう言うと教室から出て行った。
朝のHRが終わると静かだった教室は皆の話し声や、席を立つ音なんかで騒がしくなり始めた。

「あーあ、今日は身体測定かぁ・・・早く着替えに行こう・・・」

「・・・ねぇ、峰岡・・・」

少し憂鬱な気分になりつつも更衣室に移動しようと席を立つと、私の目の前にクラスの男子が立ちはだかってくる。
私は、更衣室に急ぎたい気持ちを抑えて目の前にきた男子に対応する。

「どうしたの・・・??」

「あ・・・うん、聞いた話し・・・なんだけどさ、峰岡に彼氏できたってマジ?」

・・・あぁ、その質問かぁ、
私は何度も問い詰められた質問に心の中で少し呆れるが、それを隠すように笑顔で私より背の高い男子の顔を見上げる。

「うん!お蔭様でね。」

「ふーん・・・じゃぁそいつってどんな奴なの??」

・・・やっぱりキタ・・・
いるって言ったら言ったで皆同じ事言ってくる・・・

「えーと、ほら!桜華中の2年生の子!!小さくて可愛くて女の子みたいな子なの!!」

私は頭の中で依織君の姿を思い浮かべながら男子から投げ付けられた質問に応える。
・・・でも依織君のこと考えたら顔がニヤけちゃう・・・
これって末期なのかな・・・??

「えっ!年下!?!峰岡が付き合う男って聞いたからどんなだろって思ったけど、年下かよ・・・ねぇ、そんな奴放っておいて俺と付き合わねぇって痛ぇ!!!」

「そんな奴って何よ!?そんな奴って・・・!!」

「華織!!」

男子が笑顔で私に話しかけているところを華織がその男子の膝を後ろから蹴り飛ばしてしまったらしく、男子が苦痛に歪んだ顔をして膝の裏を押さえていた。

「痛ぇな・・・何すんだよ!有須!!」

「何すんだよじゃないわよ!アンタ私の弟をそんな奴だなんて言って・・・!見てもないくせにそんな事言うんじゃないの!!」

華織は男子にそう言い捨てながら胸の前で腕を組んでいた。
流石は華織、威厳がある・・・

「私の弟はね、アンタと違って美人な憂妃とすごく吊りあうほどの可愛さの持ち主なの・・・!!それをアンタみたいな男が、憂妃に言い寄るなんて1億万年早いのよ!!!」

「は・・・んだお前、俺を侮辱したように言いやがって・・・!!」

そうやって華織と男子の小さな口喧嘩が始まる。
口達者な華織に勝てる人なんていないと思うけど・・・

「大体!お前さっきから、弟のことで熱くなって・・・まさか有須ってブラコン??」

「ブラコンかどうか知らないけど、私の弟はアンタに侮辱されるほど劣ってないのよ!!それにアイツのテクい技で憂妃はもう何回もイッてるんだから!!」

「・・・はぁ??」

「ちょっと・・・華織!!!」

華織の爆弾発言に明らかに意味が分からない顔をしている男子とは裏腹に、私は顔を真っ赤にさせる。
・・・どうして華織っていつもこう・・・

「あっ、ほら、もう着替えないと・・・華織行こう!!」

私は、男子と未だに睨みあっている華織を無理矢理教室に引っ張り出して、更衣室へと向かう。

「ちょっと、華織・・・なんであんなこと言うのよ・・・」

私は未だに顔を赤くしながら悠々と口笛を吹いている私より背の高い華織の顔を見上げる。

「・・・憂妃、分かってないわねぇ。アンタはよく男子にモテてる。アンタに彼氏できたって分かってる今も憂妃のこと狙ってる奴等多いのよ?だから、憂妃がいかに依織のモノか思い知らせてやらなきゃダメなの!!」

華織は私に向かってネッ?と思いっきり言い聞かせように言葉をハキハキさせる。

「う~・・・でもね・・・」

「・・・へぇ憂妃は他の男に言い寄られる所、依織に見られたいんだ??」

「違っ・・・そんなんじゃないよ!!!」

ふーんといった顔で私に冷めた視線を送ってくる華織に私は首を振って否定する。

「まぁ、今のアンタ達はラブラブすぎて誰も邪魔できないわよ。でも気抜いちゃだめよ?」

私は華織の言葉にこくりと頷いく。
そんな私を見て華織はよし!と一言言って私に笑顔を見せる。
・・・やっぱり華織は頼りになる・・・

「有難う!華織~!!大好き!!」

「はいはい、よしよしさぁ、体操服に着替えに行くか!」

華織の身体に木の登るコアラのように抱きつく私に、華織は笑って私の頭をポンポンと優しく撫でてくれた。

「・・・でもさ、憂妃ってさ・・・こう抱きついたり、依織に簡単にキスしにいったりするのになんであーゆう話になったら恥ずかしがるかな・・・」

「・・・」

私は華織の質問の答えを見出せず、華織に抱きついた腕を強めてそのまま黙り込んでしまった。




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12'19(Mon) 悲恋歌~特別編
ちょっとエロいです!!「それでも見てやるよ!」という勇敢なお方は反転してください(´∀`)ノシ

貴方は私を抱く。

けど貴方は私を抱いてはいない。

貴方が抱くのは私の中で見る別の女の人。

私はそれでも適わない。

貴方に抱かれるという一瞬だけで・・・

貴方に愛されるという一瞬だけで・・・

それだけで私はいいの・・・

唯、私の心が荒んでいくだけだけど

ここは快楽を求める男達が集まる、快楽しか知らない女が男を誘惑して官能的な世界へ案内する遊郭街。

私もその「快楽しか知らない女」の1人。

私は幼い頃、酒癖の荒いクズみたいな父と裕福な人生を夢見る母と共に暮らしていた。

私には何事にも冷めた子供だった。
人生に失望していたんだ。

父は酔えば私に殴ったり蹴ったりして私がボロボロになるのを楽しんでいる。
そして私が11歳になると、私を獣のように襲ってきた。
普通に考えてみれば娘を犯すという父の行為は異常なのかも知れない。
だけど私の中ではそれが普通だった。

抵抗するわけでもなく、唯、助けを求めることに諦めきってされるがままにされる。
母も母で父を止める事はなく、唯、哀れんだ瞳で私を見る。

そしていつしかして母は見知らぬ若い男との間に子供を作って家を出て行った。
もともとあの人は美人で若かったしそういう事もあってもおかしくわなかった。
父は母が出て行った悲しみを全て酒や私の身体で消していく。

父に暴力や暴行を加えられ続ける私の身体はもうボロボロだった。
もう全ての感覚がなくなってしまっていた。

そんな矢先、金に困っていた父は4年前、私が14歳に遊郭へと売り飛ばす。

正直私は嬉しかった。
あのままあんな生活続けるより、こうして遊郭で遊女として生きている方が良いのかもしれない。
私は父から解放されたと思うと笑いが止まらなかった。
何日も何日も壊れたように笑い続けた。

そして私は遊女になると”御苑”と名乗った。
以前の名は捨てた。
いや、名前など在ったかすら分からない。

それから私は自分をを尋ねてくる男に抱かれる。
見知らぬ男に抱かれて”気持ち悪い”等という感情はない。
もう父で慣れてしまったのだから当然なんだろうか。

遊女になってから3年くらい経った時、その男は私の前に現れた。

男の名は霧成一樹。
まだ成年にもなっていない有名な華族の子息らしく、そこらの男よりもずば抜けて顔立ちが綺麗だった。
一樹は陽気で明るくそこに容姿端麗もあってか、遊女からも人気があった。

しかし、一樹は遊女に誘われるも誰1人として抱かなかった。

一樹は明るい表情の隙間で密かに愁いを帯びた瞳をさせる。
そんな一樹の瞳にどこか惹かれていた自分がいた。

「・・・ねぇ、そうしていつも哀しい瞳をするの?何がそんなに哀しいの?」

ある日私はいつものように遊郭を訪ねてきた一樹に問いかけた。
すると一樹は驚いたような顔を見せると、すぐにフッと私に微笑みを見せる。

「どうしてか知りたいんだったら抱かせてくれる??」

一樹は微笑みながら私にそう言った。
別に私は哀しみを見せる理由などはっきり言って興味なかったが、一樹に抱かれた。

私を抱く一樹は優しくてどこか激しかった。
そして時折あの愁いを帯びた瞳で私を見つめる。
一樹の指先が、体温が、唇が、彼の全てが私を熱くさせる。

「・・・っく・・・聡美・・・」

一樹はそう言って私の頭を優しく撫でる。
その瞬間私は全てを理解した。

あ・・・違う、あなたは私を抱いているんじゃなく、私の中で重ねてみる女の影を抱いているんだわ。

その触れた指先も、体温も、唇も貴方の中では私に触れているんじゃなくて、違う女の人に触れている。
その愁いを帯びた瞳に映っているのは私ではない、別の女の人・・・

私はそう思うと胸が切なくなった。
あぁ、私はこの人が愛おしいのね・・・
そう思うとまた胸が切なくなって重くなる。

だけどいいの。
私の中でどんな女の人の姿を映していようと貴方に抱かれているのはまぎれもない真実。
貴方を感じているのもまぎれもない真実。

私はそれだけでいいの。

貴方の瞳に私が映っていなくても・・・

貴方から伝わる熱は私だけが感じているものだから・・・

一樹に抱かれるようになってしばらく経った時、私の体調に異変が起きた。

・・・子供を身籠ってしまった。

間違いなく一樹の子だった。

私の対処が甘かったがために・・・
私は子供を身籠って産んで、泣く泣く自分の子供を手放してしまった遊女を沢山見てきた。
だから自分はそんな惨めな思いはしたくないとちゃんと注意していたはずだったのに・・・

・・・でも、私に宿っているこの子は間違いなく私と一樹の子だけど、一樹にしてみれば私に重ねていた女に孕ませた子・・・

一樹は1度たりとも私を”御苑”として見て抱いていない。
そう、この子は一樹が女の影を抱いて孕んだ子供・・・

なら、この子の母親は”御苑”ではなく”一樹が見る女の影”。

だから・・・

私はその子を堕胎した。

・・・さよなら、私の胎内にいた”一樹の見る女の影”の子供・・・

私はこの決断を後悔していない。
いつか・・・
いつか私がちゃんと”御苑”として一樹に抱かれるまで、私は心が荒んでまででも素直に一樹に抱かれ続ける・・・

これが私の選んだ恋なんだから・・・





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12'14(Wed) 私の可愛い彼氏・彼女
「おはよー!!華織ー!!!」

私は1-5と書かれている自分の教室の開かれているドアの前に立つと、そこから見える席に座っている華織の姿を見つけると元気よく手を振る。
華織はそんな私に手を振り返してくれた。

「おはよう憂妃!!今日もやたらとテイション高いわね!」

「えっ??そうかなぁー??」

私は華織の席の前の自分の席に座る。

「なんか、依織と付き合いだしてからやたらと明るくなった!!」

華織はそう言って私に微笑む。

「・・・うーん、私はイマイチ実感ないんだけど、でも依織君と付き合えてすごく嬉しいよ??初めてだし!」

確かに私男の子と付き合うのって初めてで、しかも相手が私の好きになった人っていうのもあって嬉しさが倍増する!
依織君の可愛い顔を思い出す度に、つい顔が自然とニヤけちゃうんだよね・・・
これってもしかして依織君中毒かな??
私はそう思うと可笑しそうにクスッと笑ってしまった。

「よっぽど依織と付き合えたのが嬉しいんだぁー憂妃。」

「・・・うん!!!」

私は華織の質問に同感して華織に飛びっきりの笑顔を見せてしまう。
すると華織がガバッ!と行き成り私に跳び付いてきて、私は突然の事でびっくりする。

「憂妃可愛い!!!アンタ普段でも犯罪級に可愛いのに笑顔だと最高に可愛い!!」

「う・・・うん、有難う・・・でもちょっと苦しいかも・・・」

私は華織に抱きつかれて華織の腕の中でフガフガ言ってると、誰かの手が私と華織の間に伸びてきて、華織の頭を掴むと、私の身体にべったいくっ付いていた華織を私から無理矢理引き離した。

「ちょっと、お2人さん・・・仲良いのは充分に分かってるから、朝っぱらからそういう危険な世界見せつけないでくれる??」

「・・・あっ!冴・・・」

私は華織と私の間に入り込んできている人物を見ると、いつも赤いフレームの眼鏡を掛けて、肩下まである茶色の髪の毛の先をくるくると指に巻きつけて、私に微笑む同じクラスの女の子・倉田冴だった。

「おはよう、憂妃。」

「うん、おはよう冴!!」

「・・・ちょっと冴~・・・なんでアンタはいつも私の邪魔ばかりするのよ!!」

私に微笑んで挨拶してくる冴に華織は怒りの表情を見せていた。

「ハッ!邪魔??邪魔なんて人聞きの悪いことしてないわよ??
唯、華織にべったりくっ付かれて困ってた、可愛い可愛い憂妃を助けてあげただけよ!!ねぇ、憂妃?」

「はぁ!?何言ってんの!!冴、アンタ憂妃と仲いい私が羨ましくてやったことでしょう!!!バレてんのよ!!」

あぁー明らかに2人の後ろには虎と龍が見えている。
私はそんな2人に気圧されて段々冷や汗が顔に滲んできて、何も言えない。

「まぁこんな身長173センチの巨女は放っておいて、憂妃、最近彼氏できたってホント??」

「キーーーッッ!!誰が巨女だって!!!」

「あら、有須華織さん以外誰が居るの??」

・・・あぁ!なんか2人の間から凄いバチバチって音が聞こえるような・・・!!
それに何!?この2人から流れてくる威圧感!!!!

「ま、まぁまぁ2人共落ち着いて!!喧嘩はやめてよー!!」

「・・・しょうがない、可愛い憂妃に免じて・・・ってそれより付き合いだしたってホントなの??」

「・・・うん・・・」

私は冴の質問に少し顔を赤くしながらコクリと頷いた。

「やっぱり噂はホントだったのね・・・でその相手って誰??」

「えーと、中2になったばっかりの男の子。凄く可愛いんだよ?」

「しかも私の弟ー」

華織は私の言葉に続いて、顔の横まで手を挙げて発言すると、冴の方を見てニヤッと笑う。
冴は華織の言葉を聞くと段々顔を青ざめさせていく。

「えぇええぇ!!嘘でしょ??私、男子の噂で聞いた憂妃が男と付き合ってるとか、相手が2こ年下とかより、その事実が哀しい!!!
華織の弟なんてロクな奴じゃないわよ??悪い事は言わないわ・・・憂妃、その華織の弟っていう彼氏と別れなさい。」

冴は私の肩を掴むとやたら真剣みを帯びた顔で私を見る。
華織は私に向けた冴の言葉に少しムッとした顔を見せる。

「何言ってんの!!アンタ・・・私までならず、人の弟を侮辱して!!」

「そっ・・・そうだよ、冴・・・??依織君のことそんなに意地悪言わないで・・・」

私はそう言うと冴はハイハイゴメンね、と言って私の頭をポンポンと撫でてくれた。

「・・・でも憂妃とその中2の彼ってどこまでいったの??やっぱりまだ進展はないのかな?」

冴がニッコリ笑って私に聞いてくる。
うっ!!・・・こんなに笑顔で来られると「付き合う前にヤッちゃって、しかもヤられて相手を好きになった」なんて舌引っこ抜かれても言えない・・・
あっ、舌引っこ抜かれたら何も言えないか・・・

「憂妃はもうヤッちゃったもんねぇー!!つまり憂妃は私の可愛い弟の手に寄って大人になりましたー!!!」

「・・・!!!」

華織の言葉に私は恥ずかしさが込み上げてきて顔が赤くなってしまい、両手で顔を覆い隠す。
そんな私の様子を見て華織は可笑しそうに笑う。

「ちょっ!はぁ!?嘘でしょ??だって付き合ってまだそんなに経ってないんじゃ・・・?えっ?だってそれにアンタの弟、中2じゃ・・・」

「うん!中2!!それに憂妃と依織がヤッたのは付き合う前だもん。私のいない間に・・・!!もう!依織ったら可愛い顔して物凄いテクいらしいのよ!?それで憂妃を惚れさ・・・ムゴッ」

「・・・華織!!やめてよ!!!」

華織の言葉に絶句する冴に追い討ちをかけるように更に華織はしらっとした態度で言葉を投げ付ける。
私は顔を赤くさせながら次々と必要ないことを言う華織の口を思いっきり塞ぐ。

「・・・やっぱり姉弟揃ってロクな事ないわね・・・憂妃!そんな奴とは今すぐ別れなさい!!!今すぐ!!!!!」

「はぁ?何言ってんの??大体好きになったのは憂妃の方なのよ!?!それに憂妃は今幸せの絶頂なのよ!?人の幸せぶち壊そうとしない!!!」

「何言ってんの!?そういう男はねぇ、手癖が悪いの!!だから今は幸せだろうがすぐに憂妃を悲しませるの!!
華織アンタどういう教育してんのよ!!!!!」

「うわっ!!何人の弟貶しまくってんのよ!!なんて趣味悪い子なの!!アンタこそ教育悪いんじゃない!?!」

「ちょっと・・・2人共、喧嘩はダメ・・・」

「「憂妃は黙ってて!!!!!!!」」

結局私は2人があまりにも怖くて止められなかった・・・
それにしても、なんだかこの先依織君との彼氏・彼女生活に波乱の予感・・・
依織君ー!!助けてーー!!!

・・・その頃・・・

「・・・ハクシュン!!」

「うわぉ!!依織風邪かぁー??大丈夫??」

俺が1回くしゃみすると横にいた奈央都が心配そうな表情で俺の顔を覗く。

「・・・うん、」

「まさか誰かが依織の噂でもしてんじゃねーの??」

奈央都はそう言うとケラケラ可笑しそうに笑う。
・・・もし、噂から来たくしゃみだったら誰が俺の事喋ってんだろ??
・・・まぁいいか。
俺は考え出したらきりがないから、くしゃみの事については何も考えないことにした。




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12'12(Mon) 私の可愛い彼氏・彼女
「依織君!!どうしたの??」

「・・・いや・・・別に、視線が・・・」

憂妃と付き合いだしてから1週間くらいが経った。
憂妃と付き合うようになってから毎日憂妃がわざわざ俺を中学まで付き添ってくれる。
・・・別に、憂妃の高校は俺の中学からそう遠くないから別に気は使わなくていいんだけど・・・

・・・でも・・・
憂妃が付き添って登校してくれると、特に男子の視線がすごく痛く感じる・・・

「・・・??視線??そんなの全然だよ!!私は依織君と一緒に居れるだけで幸せ・・・ww」

憂妃はそう言うといつものように俺に抱きついてくる。
・・・嬉しいんだけど、更に視線が痛くなる・・・
そう言えば憂妃って付き合いだしてからのスキンシップが少し過激になってきたよな・・・

俺は腕を絡ませて微笑んでくる憂妃に俺もできるだけ精一杯微笑んだ。
そんな事をしていくうちに俺の中学校の校門の前に着く。

「・・・あっ、憂妃じゃぁ着いたからここで・・・」

「うん、分かった!!じゃぁまた学校終わったらね、依織君」

憂妃はそう言うと俺に憂妃の顔が近づくと、憂妃は俺に軽くキスを送ってくる。
・・・これも毎日されてるからもう慣れたけど・・・
でもやっぱり次々に登校してくる生徒の視線が痛い・・・

バイバイと手を振って去っていく憂妃に俺も手を振ると、行き成り俺の上に何かが圧し掛かって俺は膝をガクンと落とす。

「おっはー依織!!」

「・・・奈央都・・・やめろよ、重いしウザイ・・・」

俺は背中に抱きついてきた奈央都を思いっきり睨みつけると奈央都は頬を膨らませながら俺の背中から退く。

「なんだよー、俺だって憂妃さん見たいに依織にイチャこいてやろうと思ってやったのに!!愛のネェ奴!!」

「うるせぇ!大体男同士がベタベタしてるなんてはっきり言って気持ち悪い!!」

「まぁ、依織は見た目が超美少女だから俺は構わないけど・・・って痛ぇ!!」

俺は嫌味を言ってくる奈央都の耳を思いっきり抓る。

「・・・お前は一言とか冗談が多い・・・」

「冗談じゃねぇよ!!お前小柄だから学ランぶかぶかだし、瞳だって黒目でかいし、鼻だって綺麗に通ってるし・・・どう見たって美少女って言うしかねじゃん!!現にお前この学校の美少女NO1に選ばれてんじゃ・・・ってイテテテテテテ!!!!!!!!!!」

俺は抓っていた奈央都の耳を思いっきり伸ばす。
奈央都の瞳にはちょっと涙が溜まりこんでいた。

「・・・死ね・・・」

俺が奈央都をスッゲー睨むと奈央都は少し大人しくなった。

―――――――

「・・・ふう・・・」

あれから奈央都と一緒に教室に行ったけど、どうも教室には入り辛かった。
あの憂妃との会話が放送されてから、スッゲー注目浴びるようになった。男子にはやたらと話しかけられるけど、1部の女子から冷たい瞳で見られる。
それに毎日の憂妃との登校もあって俺は学校で悪い意味で有名になってしまった。
だから教室に入るのもちょっと疲れる。

「よぅ、有須!!今日も超美人な彼女と熱々登校とはやるなぁ!!」

「見た目に寄らずやるよな、依織!!」

俺が席に着いて机の上に顔を伏せていると、クラスの男子数人が俺のほうに寄ってきた。

「でもお前らの付き合いって美少女2人のイチャつきにしか見え・・・」

「だから俺は女じゃねぇ!!!」

俺は伏せていた顔を上げ、集って物言う男子を思いっきり睨む。
・・・俺こんなに睨んでたらどんどん目付き悪くなりそう・・・

「そうだよ!!お前ら依織のことイジりすぎ!!依織をイジっていいのは俺だけなんだよ!!」

奈央都が俺に集っている男子の間を割って俺の机の上にフフンと鼻を高くして偉そうに座ってきた。

「・・・おら、誰がお前にイジられなきゃいけねぇんだよ・・・」

「てへ!!」

「・・・キモッ!!!!!」

可愛らしく自分の頭を拳で突く奈央都を見ると俺は少し鳥肌を立たせた。

「そうだよなぁー、奈央都は有須1番だもんなぁー!なにせ?有須に一目惚れして1番最初に有須に告白した男子だし??」

「うっうるせぇー!!」

男子のおちょくった言葉に奈央都は顔を真っ赤にして照れていた。
俺はそういえば、奈央都に告られたこともあったなぁーと頭の中で暢気に思っていた。

「・・・でもさぁ、依織ってさ、結構女子からも人気あるよなぁー。」

「・・・はぁ??」

俺は1人のクラスの男子の言葉にえっ?と驚いてその男子の方を見る。

「あっ!それ知ってる!!なんかさぁ可愛いとかで受けてるんだよな?最近じゃあの放送事件で女子からのちょっと株下がってるけど・・・確かに人気ある!!1部の女子からは嫉妬されてるらしいけど・・・」

「うわぁーそれ初耳!!依織って男子にも女子にもモテてるって罪なやつだなぁー!!」

奈央都はそう言うと俺の背中を思いっきりバシッと叩く。
俺は奈央都に叩かれてジンジン痛む背中を数回擦ると、仕返し代わりに奈央都の弁慶の泣き所を思いっきり蹴る。

「痛ぇ・・・依織ってやたら俺に猟奇的だよな・・・」

「・・・自業自得・・・」

俺はまた奈央都に冷たい視線を送ると、俺の集っていたクラスの男子の怖ぇーという声が俺の耳に入った。




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12'12(Mon) 偽りの悪魔②―3
クロスはアイリスが出かけにいった後も暢気に読書していた。
いつも何やかんや言ってくるアイリスがいないのか、読んでいる本の進み具合は順調だった。

・・・アイリスは大切な存在だが、こういう時は居てくれなくて気が済む・・・
クロスはアイリスにとっては結構残酷な事を心の中で思っているのであった。

ガラッ

ドアの開く音と共に部屋の中にこの家の中に入ってくる足音が聞こえてきた。

クロスはその音にビクともせずにいたのだが、その足音が自分の部屋に近づいてくるのが分かると本を机の上に置いて、座っていた椅子からゆっくり立ち上がる。

そしてクロスの居る部屋のドアが開かれる。

「こんにちわ。久し振りね、クロス・・・」

ドアからは長い髪の先がバランスよく外側に跳ねているなんとも可愛らしい少女の風貌をした少し露出の多い者は、クロスの顔を見るなりニッコリと微笑む。
クロスは自分に微笑んでいる少女を見るなり大きな赤い瞳を更に大きく開かせて驚くが、暫らくするとバツの悪い顔をする。

「・・・レムリナ・・・どうしてココに・・・」

クロスは自分とそう外見年齢が変わらない少女を少し冷たい瞳で見る。

「あら、久し振りの再会なのに連れない顔するのね。」

少女―レムリナはクロスの顔を見るなりとクスクスと可笑しそうに笑う。
クロスはレムリナに対し、未だ冷たい瞳で見る。

「冷たい瞳で私を見るのね・・・でも、昔の貴方の瞳はこんなんじゃなかった・・・もっと、冷たくて、恐くて、人をクズのように見下しきっている赤く冷酷な瞳だった・・・」

レムリナはそう言うとクロス方に歩み寄っていくとクロスの白く透き通るような傷1つない綺麗な頬を繊細な指で触れる。

「貴方のその銀色の髪、美しい顔は昔から何も変わらないのに・・・貴方の心とその赤い瞳は変わったのね・・・」

レムリナは切なそうな顔でそう言うとクロスの赤い瞳にかかっている前髪を少し掻き分ける。

「この何も恐怖を感じさせない赤い瞳、見てると気持ち悪くなってくる・・・」

レムリナはそう言うとクロスを思いっきり睨む。
クロスはレムリナの睨みの効いた瞳を未だ冷たい瞳で見ると、自分の頬にあるレムリナの手を掴む。

「・・・レムリナ、私は昔とは違う・・・今は守るべきものがあるんだ・・・だから・・・」

「・・・許さない・・・」

レムリナはクロスの言葉もろくに聞かず俯いて唇をギリッと噛み締める。

「許さない・・・クロスをこんな風に変えた奴・・・殺してやりたい・・・」

「・・・レムリナ・・・」

レムリナはそう言うと俯かせていた顔を上げると狂気で満ちた瞳でクロスを見つめる。
クロスは狂気に満ちているレムリナの瞳を見ると瞳を細める。

「こんなクロスはクロスじゃない!!私の知っているクロスはもっと恐くて、氷みたいに冷たく冷酷で、皆に恐れられていたわ!!」

レムリナはそう言うとクロスに抱きつく。
        . . . .
「・・・ねぇ、一緒にあの場所に帰りましょう・・・ココにいれば、貴方は貴方じゃなくなる・・・なら、一緒・・・」

「レムリナ、分かっているだろうけど私は追放された身だ。それにさっきも行った通り守りたい者もいる。だから今更あそこには2度と戻れないし戻る気もない・・・それに・・・」

クロスは自分の胸に縋り付いていたレムリナの肩を掴むと自分から引き離す。
    . . .
「俺は・・・あの時のことを今でも許さない・・・」

クロスはそう言うと今までに無い冷酷を孕んだ赤い瞳をレムリナに向ける。
レムリナはそのクロスの瞳に恐怖を感じる。

「・・・フフ、そうよ・・・クロスの瞳はそうでなきゃ。なら、クロスの言うその”守るべき者”っての殺しちゃおうかしら??あの時のように・・・」

レムリナはクロスの赤い瞳から感じる恐怖にクスクスと可笑しそうに笑い出す。
クロスはそんなレムリナを睨む。

「まぁ今日はここで帰るわ・・・。」

レムリナはそう言うと背中から蝙蝠の翼を広げさせると部屋の窓を開ける。

「じゃぁね、クロス・・・」

レムリナはクロスの唇に触れるだけの軽いキスを送ると満足げに微笑んでクロスの口に触れた唇を舐めとると先程開けた窓から蝙蝠の羽をばたつかせ、飛んでいった。

「・・・」

クロスはレムリナが立ち去ると、レムリナに口付けられた口をゴシッと手の甲で拭い去る。

ガラッ

またドアの開く音がすると、その音が段々クロスがいる部屋に近づいてくる。
クロスはレムリナの時とは違い、その足音に反応する。
そしてまた部屋のドアが開かれる。

「クロス様ぁーただいま・・・」

ドアには少々疲れきったアイリスが紙袋を何個も抱えながら立っていた。

「・・・おかえり・・・」

クロスは”守りたい者”の帰還に優しく微笑む。
アイリスは思いがけないクロスの微笑みに顔を紅潮させる。

「・・・やっぱりあんなたらしっぽい男よりクロス様の方が数億万倍綺麗・・・!!あんあのとクロス様を一瞬でも似てるって思った私が馬鹿だった!!!」

顔を赤くさせながらブツブツと独り言を呟くアイリスにクロスは頭に?のマークを浮かべさせていた。




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12'11(Sun) 私の可愛い彼氏・彼女①―9
・・・日が沈んできた・・・
春になると日が沈むのが中途半端に早く感じる。
俺は筋肉痛もあってダルい足取りで家路に着く。

家には明りが点いていた。
・・・ということは姉貴、いるんだな・・・
手をドアの取っ手にかけて、ドアを開き中へと入っていく。
入るな!とでも言ってるかのようにドアがいつもより重く感じる。

「あっ!!依織おかえりー」

俺は玄関からすぐに1階のリビングへと足を踏み入れる。
そこには姉貴が暢気にソファーの上に座ってテレビを観ていた。

「・・・ただいま・・・」

色んなことで体力的にも精神的にも疲れきっていた俺は姉貴に素っ気無い返答をする。

と、いきなり姉貴はソファーの上から立ち上がるやいなやズカズカと俺に向かってくると行き成り長い足で俺の背中を飛び蹴りしてきた。

「・・・痛ってぇ・・・何すんだよ、いきなり!!!!」

俺は姉貴の飛び蹴りで床に思いっきり膝を着いてしまった。

「何するもしないもないわよ、憂妃に聞いたわよ・・・」

姉貴は俺より遥かに高い身長で俺を冷たい瞳で見下ろす。
俺はその威圧感と"憂妃"という名前で身体がビクッとなる。

「・・・アンタ、酷いことした上に酷いこと言ったわね・・・」

「・・・」

俺は姉貴の言葉に何も言い出せず、ただ黙っているだけだった。

「依織・・・自分が何したか分かってる??」

俺はまた黙っているだけだった。

「・・・わかんネェよ・・・無意識のうちに彼女に簡単に手だしたって分かってるけど俺は何も覚えてねぇからなんもわかんネェよ!!・・・思い出そうとする度俺がどんな酷い事をしたのかって分かるのが正直怖くて・・・それで彼女にあんな傷つけるような酷い事言って・・・俺だって・・・苦しんでんだよ・・・」

黙っていた俺は壊れたように無茶苦茶に言葉を言い放つと、片手で頭を抱えた。
そんな俺を姉貴はいまだ冷たい瞳で見ていた。

「・・・じゃぁさ、依織は何で苦しんでんの・・・??」

俺は姉貴の言葉に重い口をゆっくりと開く。

「・・・罪悪感・・・彼女の事思い出す度に、俺は酷いことしたんだって実感して、罪悪感が湧いてきて、自分は言いようのネェ酷い事したんだって実感すると、そんな自分に苛々して・・・それでその苛々を知らないうちにあの子に向けてたんだ・・・それで苦しんでる・・・」

そう学校で感じていた苛々は自分へのものだった。
ほんとは自分が悪いのに、そんな事思うたび自分が惨めになっていってしまうのが怖いから・・・それを彼女に向けていた・・・
結局は自分が最低なだけなのに・・・

どこまで酷い人間だろうと俺は心の中で嘆く。

「・・・よく言えました・・・」

姉貴はそう言うとさっきとは打って変わって優しい瞳になって俺の頭を撫で始めた。
気が沈んでいた俺は姉貴の行動にちょっと驚いたけど、どこか心が救われたような気分になった。

「・・・ゴメン・・・」

「あら?そう言う相手は私じゃないでしょ??憂妃ー!!」

珍しく素直に謝った俺に姉貴はニッコリと微笑むと彼女の名前を大声で呼ぶ。
するとリビングに繋がっているキッチンの奥から彼女が出てくる。

俺は何が起こったのかと一点張りにキッチンから出てきた彼女を見てしまう。
彼女は俺と瞳が合うと慌てて顔を俯かせた。

「・・・2人で話したら??そっちの方がすっきりするでしょう??」

姉貴はそう言うと、リビングから立ち去って2階に上がって行ってしまった。
リビングに取り残された俺と彼女はただ茫然とするだけだった。

今、俺と彼女の居るリビングには怖いほどの静寂が漂っていた。

「・・・ゴメン・・・なさい」

2人の間に漂っていた静寂を破ったのは彼女の方だった。
俺は彼女の言葉に少し俯かせていた顔を上げて、俺より少し背の高い彼女の綺麗な顔を見る。

「・・・依織君の気持ちも知らないで無神経にあんな汚い事言っちゃったり、打っちゃったりしてゴメンなさい・・・」

彼女はそう言うと瞳に涙を溜め始めた。

「・・・俺の方こそゴメン・・・意識がないとはいえ、貴方に無神経に手ぇ出したり、わざと後ろめた気持ちでいたりして、貴方の気持ちなんか理解もしないであんな酷いこと言ったりして・・・」

俺がそう言うと彼女は瞳に溜めていた涙をあの時のように流すと、俺に抱きついてきた。
俺は彼女の行動にただ慌てるだけだった。

「ううん・・・でもね・・・私、貴方とのこと、後悔してないよ・・・??」

彼女は俺の胸で蹲っていたが、顔を上げて自分より背の低い俺の顔を見下ろす。

「・・・私、きっかけはどうあれ、あの夜から依織君のことが好きになっちゃったから・・・」

俺は彼女の言葉にただ驚くばかりだったが、泣きながら微笑む彼女に、おれも微笑んでみせて、自分の額に彼女の額を引き合わせ、額を重ね合わせる。

「・・・うん・・・俺も、貴方のこと知りたくなってきた・・・」

俺の言葉に彼女は驚くばかりの表情を見せる。
俺はそんな彼女を抱きしめると、彼女は俺よりも強い力で抱きしめ返して、さらに涙を流した。
俺はそんな彼女の頭を優しく撫でて宥めた。

きっかけはどうあれ、俺達の恋はここからこうやって始まった・・・




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⇒ 追記
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12'11(Sun) 偽りの悪魔②―2
「・・・たく、なんで女の人はああなんだろう・・・」

店も回りきって夕飯の材料を買い揃えたアイリスは機嫌がすこぶる悪かった。
それというのもどの店を回ってもそこ店の女達にクロスの事を嫌ってほど聞かされたのだ。
アイリスはそれで不機嫌だった。

「クロス様には私が居るのに・・・!!絶対にクロス様は皆の事相手にしないんだから!!」

アイリスは1人ブツブツ呟きながら、足取りを早くさせて歩いていた。

ドンッ

「・・・きゃっ!!」

アイリスはそんな歩き方をしていたせいか、何かにぶつかってしまい、道路の真ん中でしりもちを思いっきり突いてしまった。

「あっ、・・・大丈夫ですか??」

「すっすみません!!私、ちゃんと前見て歩いてなかったから・・・」

アイリスは相手に謝りながら、そっと差し出されている手に自分の手を重ねると相手の顔を確認する。

「・・・!!」

ぶつかった相手はサラサラと流れる、クロスの銀髪とは対照的の金髪で綺麗な瞳は蒼色だった。
そして白い正装に黒いマフラーを身に付けていた。
その少年はまるで全てがクロスを対照とした姿だったが、背格好とその美貌はクロスとどことなく似た雰囲気があった。

アイリスは少年のクロスと似ている綺麗な顔を思わず見つめてしまう。

「・・・あのー僕の顔に何か??」

「あっ・・・いえ!!どうもすみません!!」

アイリスは少年の一言でハッと我に返って少年の手に重ねたままの手ををギュッと握るとしりもちを突かせていた身体を立ち上がらせた。

「あっ!あの、ほんとスミマセンでした!私の不注意でぶつかってしまって!!」

アイリスは弱冠顔を赤くさせながら少年に再度謝る。

「いいよ、・・・そういえば君の名前って何??」

アイリスは行き成りの質問に、は・・・??と瞳を丸くさせる。

「えっ、アイリス。アイリス=レイシェリですが・・・??」

「その背格好だと・・・12歳??」

「違っ!違う!!16歳です!!!!!!」

少年の言葉にアイリスはムキになる。

「ふーん・・・意外だね、僕はレイス君と同じ16歳。これからもヨロシクね、アイリス」

「・・・えっ??」

少年・レイスはアイリスを自分の方へ引き寄せると、アイリスの頬に口付けを送った。
アイリスはレイスのしたことにただ驚くばかりだった。
レイスがアイリスの頬から唇を離すと、アイリスの身体はワナワナと震えていた。

「・・・何するのよー!!!!!!」

バチンッ!!

そしてレイスの綺麗な構造の顔にアイリスの平手打ちが喰らった。

「何すんのよぉ!!私・・・私にはクロス様っていう心に決めた人がいるのに!!」

「・・・痛っ・・・これは挨拶だよ!!それに頬ぐらいどおって事ないのに・・・」

レイスは痛そうな顔をしてアイリスに打たれた頬に手を当てる。

「ある!!私クロス様にキスされたことないのに・・・知り合ったばかりの男の子に・・・されるなんて・・・クロス様のお嫁に行けないじゃない!!最悪ー!!馬鹿ーーーーーーーーー!!!」

アイリスはレイスを思いっきり睨みつけるとその場を素早く立ち去っていった。
レイスは唯、茫然と立ちすくむだけだった。
そるとレイスの黒いマフラーから小さな白い鳥が顔を出す。

”なんなのよ!あのこ!!黙ってみてれば私のレイスからキスしてもらったくせにレイスのカッコいい顔に平手打ち喰らわすなんて許さない!!!”

あろうことかレイスのマフラーから顔を覗かせた白い鳥は喋りだした。
レイスはまぁまぁ、とその鳥を優しく宥める。

「・・・アイリスか・・・なんだか面白い女の子だね、これからが楽しみだよ・・・。」

”それにクロスが絡んでるらしいわね!!あぁ早くクロスに会いたい!!”

小鳥はそういうと嬉しそうに笑い声を上げる。
小鳥の笑い声に連られる様にレイスは企みを帯びた笑みを浮かべる。

「また会おうね、アイリス・・・」

レイスがそういうと風邪が一気に吹きつけ、彼の黒いマフラーを靡かせた。

「・・・それにしてもアンナは面食いだな・・・」

”そう!私は綺麗な男の子が大好きなの!!だから私は超ー綺麗な顔のクロスが大好き!!レイスも綺麗だから大好き!!!”

「ハハ、有難う・・・」

レイスは小鳥と楽しく話しながら、この先に起こりうる未来を考えると笑みを浮かべるほかなかった。




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12'10(Sat) 偽りの悪魔②―1
「・・・フフ・・・」

この闇に響いているのは1人の企みを孕んだ笑い声。

「・・・もうすぐ・・・もうすぐ、会える・・・」

闇の中で微笑むものは何を思っているのだろうか・・・

「もうすぐだから、待ってて。・・・クロス」

闇の中での微笑みは誰に向けているのか・・・

―――――――

「クロス様ぁー・・・」

アイリスはアンティークなデザインの椅子に座って分厚い本を読んでいるクロスの横に座ってクロスのジーッと見つめる。

「・・・ん?どうした・・・??」

クロスは視線を本に向けたままアイリスの呼びかけに応える。

「う~、お客さんが来ないよ~!!!私、暇なんですけど!!」

「・・・そうか・・・」

クロスは一言そう言うと、まだダンマリと本を読み出した。
アイリスはそんなつれないクロスにぶーと頬を膨らませる。

・・・ここはクロスとアイリスが共に棲んでいるアンティーク仕立ての一戸建の屋敷。
2人は悪魔退治という仕事がなければ大抵この屋敷で生活している。
そしてこの2人の棲む屋敷には悪魔の事で悩む人々が辿り着き、訪れてくる。
なのだがそんなしょっちゅう悪魔で悩むものが出るわけもなく、この様に全く人が来ないという時もそう少なくはないのだ。
そんな時、アイリスはやることもなく暇で、クロスに構ってほしいのだが、クロスは大抵物静かに読書をしたり、悪魔祓いの疲れや負担で1日中も眠りについている時がある。
だからアイリスはこの時があまり好きではないのだ。

「う~・・・じゃぁ私夕飯の買い物してきます・・・」

「・・・あぁ、いってらっしゃい。」

アイリスはやる事も見つからず、まだ昼を過ぎたばかりだというのに夕食の買出しをしにこの屋敷から少し離れた街へ行くべく、クロスのあまりにも素っ気無い見送りを受けると屋敷を出て行く。

暫らくしてアイリスは街に着くと、立ち並ぶ店で夕飯の材料や必要なものを買い揃えていた。

「・・・あら、アイリスちゃん!今日は1人なのかい??」

その店を回っていたアイリスは途中で立ち寄った店の女主人に声を掛けられた。

「あ・・・はい、一人ですが・・・??」

「・・・なんだ、そうなの・・・」

店の女主人はアイリスの言葉を聞くとハァ、と溜息を1つ零す。

「・・・あの、1人だと何かご不満でも??」

アイリスはバツの悪い顔をしながら女主人を見る。

「・・・いや、アイリスちゃんがくるならクロス君も来てくれるとばかり思ってたから・・・なんだ!来てないの??私密かにクロス君、そこら辺の男より超ー美形だから気にいってるのにー」

「何言ってるんですか!?ダメですよ!!」

アイリスは女主人の言葉を聞くと少しムッとした顔を向ける。

・・・そう、クロスはここら辺じゃ”美形の可愛い少年”とよく名が知れていた。
だから女の人から気に入られていて、クロスがこの街に来るたびに瞳を付けられたり、黄色い声援を浴びていたりしていた。
その分男から結構嫉妬されたりしているのだが・・・
アイリスは、はっきり言ってその事が気に入らなかった。

「クロス様には私がいるんだから!!」

「ハハッ、・・・はい、毎度ありー」

アイリスは女主人に威張って見せる。
女主人はそんなアイリスに向かって何を思ったのか、少し失笑しながら、女主人から商品を受け渡した。
アイリスはそれを素早く受け取るとそそくさと店の前から立ち去っていった。




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12'09(Fri) 私の可愛い彼氏・彼女①―8
「・・・うっ・・・華織ぃ・・・ごめん。私、依織君・・・打っちゃった・・・」

『はぁ?何??自分の学校に行かないで、依織の学校へ行っちゃったって思ったら憂妃、あんたそれが目的だったの・・・??』

華織と一緒に遅れて学校へ行こうとしたけど、依織君の事が気になっていた私は華織から依織君の通っている中学校を強引に聞きだすと、急いでそこへ向かっていった。

・・・電話越しで華織が飽きれて溜息を吐いたのが分かった・・・

『とにかく、学校に来たら?そこでちゃんと話聞くから・・・』

「・・・うん、分かった。ゴメンね・・・それじゃぁ・・・」

私はそう言って携帯電話を切ると、昨日で筋肉痛になって痛む足を更に進めていく。
私には足の痛みってゆうよりは胸の方が痛かった。

――知らない女の人が自分の隣で何も着てないで寝てたら誰だってビックリするでしょ・・・

――俺はあなたにそんな酷いことしたと思いますが、そんな俺に身を委ねたあなたもあなたじゃないんですか??

・・・やっぱり依織君にとって私は覚えもしない一夜限りの女だったんだ・・・

依織君の言葉を思い出して、自分が依織君にとっての存在を理解してしまうと度胸が張り裂けそうに痛む。

「・・・馬鹿だよ、私・・・」

・・・私は自分を愚かだと思う。
あんな事で簡単に異性を好きになってしまっただなんて・・・
でも私はあの時の依織君に対するドキドキした事が忘れられない・・・
単なる錯覚なのかもしれない。
でも、あの時の綺麗な顔が、普段とは違う”男”の顔が私の頭に焼き付いて離れられない。
私はあの瞬間から依織君を・・・

「・・・」

だから・・・
だからこそ、依織君を打ってしまったのかな・・・

私は依織君の白い頬を打った掌を見つめると、その手で未だに自分の頬を伝っている涙を拭う。

そして重い足を一歩一歩前へと踏み出していく。
だけど私の気持ちは後ろ向きだった・・・

―――――――

「・・・おいおい、依織・・・大丈夫かよ・・・」

「・・・」

奈央都は心配そうに俺の顔を覗く。
けど俺は、ダンマリだった。

俺はあの会話が放送されてしまった事に最初は戸惑っていたが、今はそんな事頭に無かった。

ただ、俺の頭にあるのは彼女の頬を流れ落ちた涙と彼女の悲しそうな顔だけだった。

・・・はっきり言って俺は酷いことをしたと思う。
無責任なことをした上に、彼女にあんなことを言うなんて・・・
・・・男として最低だな、俺・・・

彼女の放送室で見せた顔を思い出す度、俺の中に言いようのない罪悪感とあの時の彼女の見せた涙を流した顔をどこか儚くも美しい。と思ってしまっている自分に対する苛々が積み重なっていく。

・・・俺は、彼女のあの愁いを帯びた綺麗で美しかった顔にどこか惹かれてしまっていた。
そんなふうに思う俺ってホント最低だな・・・
ハァ、と溜め息を吐くと俺は頭を抱える。




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12'08(Thu) 私の可愛い彼氏・彼女特別編
「ねぇ、依織君はどんなの食べたいの??」

「・・・いや、別にどんなでも・・・」

憂妃と正式に付き合いだしてから、憂妃は姉貴の家事を手伝うためによくよく家に来て晩飯を作ってくれる。
姉貴には悪いけど、はっきり言って憂妃の料理は俺でも上手いと思う。

姉貴なんか1番最初に作ってくれたオムライスに感動して食べながら泣いてたし・・・

「うーん、そんなの言われたって何作っていいか分かんないよ。何でもいいから言って!!」

じりじりと詰め寄ってくる憂妃に俺は考え込む。

「・・・じゃぁ、俺は・・・憂妃が食べたい・・・」

「っっなっ!!!」

俺のちょっとした冗談にいちいち頬を真っ赤にして反応してくる。
・・・可愛いな・・・
憂妃は普段も充分可愛いけど、こうゆう時の顔はもっと可愛いらしい。
俺は自然と顔に微笑みを浮かべて俺より少し背の高い憂妃を見る。
憂妃は俺の顔をみるなり更に頬を赤らめさせている。
・・・やっぱり可愛い・・・

「いっ、依織君!!冗談はやめてよ!!!!」

「はいはい、」

俺はクスクス笑いながら憂妃に謝る。
憂妃はそんな俺の肩をポンと軽く叩く。

「・・・はぁ、夏はまだっていうのに今日もお熱いですね・・・」

俺は声がしてきた方を振り向くと、腕を組んで顔をニヤつかせている姉貴がいた。

「ちょっ・・・!!華織!!」

俺の横で憂妃が姉貴を見るなり顔から照れた表情を見せた。

「憂妃はいつも初々しいわねwあっ!私今日は幸崎君のところに行って来る!!」

「えっ・・・なんで行き成り??ご飯は??」

「ゴメン!デートの約束してたの!!だから名残惜しいけど今日はご飯はイイや!!じゃぁ、今から行って来る!!」

姉貴の突然の外出に少ししょぼくれた憂妃を見て姉貴は小柄な憂妃を思いっきり抱きしめた。
・・・いつ見ても憂妃に対する姉貴のスキンシップは正直やりすぎだと思う。

「ホントゴメンね憂妃!!でも・・・私がいない分、今夜は依織にたっぷり可愛がってもらいなさいよ!?依織も!そうしてやりなさいよ!?!」

「・・・姉貴に言われなくてもそうするつもりだったけど??」

「ちょっと!華織!!依織君!!」

姉貴は抱きしめていた憂妃を解放して、俺と姉貴の言葉に振り回され、顔を真っ赤にした憂妃の顔を見ては大爆笑していた。

「アハハ!ゴメンゴメン!!憂妃ってさ可愛いからみてるとつい・・・ってこんな事してる場合じゃなかった!!じゃぁ行って来る!!」

姉貴はそう言うと慌しく家を去っていってしまった。
嵐が去っていったかのように静まり返った家の中に残された俺と憂妃は互いの顔を見合わせる。

「・・・2人きりになっちゃったね・・・」

憂妃はクスッと笑いながらもちょっと少し不安そうな顔を俺に向ける。

「・・・俺と2人っきりになるのがそんなに嫌・・・??」

俺は憂妃の顔を見上げて、覗き込む。

「えっ!!違うの!!その・・・最近2人っきりになった事なかったから嬉しいよ・・・??ただ・・・」

「ただ・・・何??」

「何作るか決まってない・・・ほら、依織君は何でもいい。って言うから華織に聞こうと思ってたんだけど・・・」

「・・・そんなこと・・・??」

俺は少し笑うと憂妃は笑わないでよ!と可愛らしく顔を膨らませていた。

結局俺達はオムライスを食べたのだった。・・・終わり
⇒ 追記
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12'07(Wed) 私の可愛い彼氏・彼女①―7
台詞に下ネタが入っています!!
それでもおkという勇敢なお方は反転を!!

教室を飛び出した俺は1人何も考えず廊下を歩いていた。
ただ、頭に残る苛々を抱きながら・・・

「・・・んだよ・・・たっく・・・」

やっぱりあのことを思い出すと段々イライラしてくる。
悪いのは自分なのに・・・

「おいっ!聞いたか??なんかすっげー美人の女子高生が来てるらしいぜ!?」

「ハァ?なんだそれ??」

「しらねぇケドなんかみんな騒いでたぜ??芸能人なんか目じゃねぇ!って」

「ハハハ!そんな奴っていんのかよっ」

「・・・」

今の俺はすれ違う人間の話声でも苛々してしまう。
・・・ホント俺どうしたんだよ・・・

ドンッ

「・・・きゃっ!!」

「・・・ぁ・・・すみません・・・ってあ・・・」

「こら!!有須!!ちゃんと前向いて歩け!!」

誰の顔もみたくない俺はうつむき加減で歩いていると、前から歩いてきた人と思わずぶつかってしまった。

俺は反射的に謝り、ぶつかってしまった人を見るとそれは俺のクラスの担任の女だった。
担任は俺を見るなり俺の頭を軽く一発殴ってきた。

「ったくもぅ・・・あっ!そうだ、有須!あなたそういえば放送委員だったわよね?」

「・・・そうですけど・・・」

担任は俺を見てニヤリと明らかに何かを企んでいる目を俺に向ける。

「いいところに来たわね。じゃぁさ、今から放送室行って先生に昼の会議始まるって放送してくれない??」

「・・・はぁ?なんで俺なんですか??」

担任はバツの悪い顔をする俺をまぁまぁと宥め、じゃぁヨロシク!!と言うと都合よく立ち去って言ってしまった。

「・・・しゃぁねぇか・・・」

俺は渋々放送室へと向かうが、この事が後に俺を後悔させることになろうとは知るよしもなかった・・・

『えー・・・先生方に連絡です、只今から昼の会議が始まるとのことで至急お集まり下さい・・・』

放送室に入った俺は、無気力に担任に言われたとおりの内容を放送で伝えると部屋を出て行こうと振り返るとしめていたドアが独りでに開いた。

「・・・!!」

そしてドアから出てきた人物に俺は瞳を丸くする。

「・・・こんにちわ・・・」

ドアから出てきた人物は忘れもしない、今は高校の制服を着ている今朝のあの美女だった・・・
俺は思わぬ人物の登場に唯驚くばかりだった。
何故彼女がこんな所にいるのか、俺には理解できなかった。

「・・・なんでこんな所にいるんですか・・・」

俺は少々睨みを効かせて彼女に視線を向ける。

「・・・さっき廊下で会った女の人に依織君の場所聞いたらここだってき聞いたから・・・」

彼女はそう言うと開いていたドアをパタンと閉めた。

「・・・何しにわざわざこんな所にきたんですか・・・」

俺はその場に立ち竦んだまま、彼女を一点張りに見つめる。

「・・・どうして・・・あんなことしたの・・・」

「・・・」

「・・・どうして逃げたの・・・??自分がしたことなのに・・・」

彼女はそう言うと俺の事を哀しそうな瞳をして見つめる。
俺はその瞳を見ると心の中の罪悪感が芽生える。

「・・・そんな行き成り知らない女の人が自分の隣で何も着てないで寝てたら誰だってビックリするでしょ・・・」

「・・・何も覚えてないの・・・??そうよね、依織君酔ってたもんね・・・」

彼女はそう言うと悲しそうな瞳から少し怒りが篭った瞳へと変化させる。

「・・・じゃぁ、教えてあげるわよ・・・私、昨日酔ってるあなたに襲われちゃったの・・・君に処女、奪われちゃったの・・・」

彼女は何の感情も読み取れない声で次から次へと俺に冷たく言い放つ。
彼女の襟から見える白い首筋についている赤い印が俺の瞳に痛々しく入ってくる。

「私は・・・貴方に鳴かされて、濡らされて、乱されられたのよ・・・あなたそんな私を見て満足そうだった・・・あげくの果てには中出しよ?そんな私にして覚えてないってゆうの??」

彼女の瞳は段々涙で潤んできていた。
・・・俺はそう言われても思い出せないものは思い出せなく、そんな事をしていたのか、と改めて実感し、失望していた。

「・・・覚えてません・・・確かに俺はあなたにそんな酷いことしたと思いますが、そんな俺に身を委ねたあなたもあなたじゃないんですか??」

バシッ!!

次の瞬間俺の頬に衝撃が走った。
彼女が涙を流しながら俺の頬を打った・・・

「・・・そんな酷いことか・・・そうよね、あなたに簡単に足広げてしまった私が馬鹿だったわよね・・・打ったりしてゴメンなさい、さよなら・・・」

彼女はそう言って放送室から出て行くと走り去っていってしまったらしく、パタパタという足音が静かな廊下に響く。

「・・・俺だって・・・」

何も覚えていない俺には彼女の涙の意味なんか全く分からなかった。
そう思うと胸の罪悪感はただ広がるばかりだった。
俺は唯黙り込むしかなかった。

バンッ!!

俺は突然聞こえたドアを開ける音にビクリと身体を反応させる。
今度は誰かとドアの方を見ると息を切らしているさっき廊下ですれ違った担任だった。

「ハァ、有須・・・さっきの放送は一体なんなの??」

「えっ??」

俺は担任の言いたいことがイマイチ理解できなかった。
暫らくすると俺の脳裏に嫌な予感が走る。

「・・・さっき、ここで女の人と話してたでしょ?・・・放送でながれてたわよ・・・」

担任の言葉に俺は急いでマイクを確認する。
・・・電源が入ったままだった・・・

そう、さっきの彼女との話の内容が全校に放送されてしまったのだった・・・
俺は段々頭が痛くなってきた。




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12'07(Wed) 私の可愛い彼氏・彼女①―6
「ふーん・・・じゃぁさ、結局依織が酔っ払っちゃってその美人さんに手ぇ出したんじゃねぇの??」

「・・・」

昼休憩、俺は体育の時間に思い出した事を奈央都に全て話してみた。

「・・・ってゆうかさ、お前って酒に弱いタイプなんだな?将来会社の接待とかどうすんの??」

「・・・そんな大分先のことはどうでもいいだろ・・・」

俺はケラケラと可笑しそうに笑う奈央都を睨む。

「でも酒の力でイくとはなぁ・・・面白いな!!しかしほんとに依織がなぁ・・・」

奈央都はうーんと唸って眉間に皺を寄せる。

「・・・でもマジでヤッたって決まったわけじゃねえだろ・・・」

そう・・・だって俺はそうゆう云々かんぬんの時の記憶は全くなくて実際ヤッたのかもわかんねぇし・・・
そりゃ、なんか痕跡とかはあるにはあるけど・・・
と言って言葉を濁らせると奈央都がハァ?と声を上げる。

「じゃぁもし、ヤッってねえとしたらだぞ?そのキスマとか背中のヤラシイ引っ掻き傷とかはどう説明すんだよ。じゃぁあれか?その美人が勝手にしたって言いたいんか??」

「うっ・・・」

そう言いたいわけじゃないけど・・・なんか納得いかねんだよな・・・

「それに!第一ヤッた記憶もなければヤッてねぇって記憶もねぇんだろ?もう潔く諦めたら?酔った勢いでヤりました・・・って痛ぇ!!」

奈央都が俺に向かって熱弁してる間に奈央都の頭に何かが落ちてきたらしく奈央都は頭を痛そうな顔をして擦る。

俺は何があったんだろう、と奈央都の後ろの方に瞳をやると、握りこぶしをつくっているいかにもチャラチャラした1人の女子とその取り巻き3人が、俺の前の席に向かい合っている形に座っていた奈央都の後ろで仁王立ちしてクスクス笑っていた。

「いってぇな・・・なんすんだよ、田上!!」

奈央都は握りこぶしをつくっている田上という女子に思いっきり叫ぶ。
そんな田上は奈央都の怒りの表情が現れている顔を見るとフフンと鼻で笑った。

・・・俺、こうゆうチャラチャラした奴等って苦手・・・
俺は田上に向けていた視線を少し下に向ける。

「ねぇ、岡野・・・何?さっきから”ヤッた”とか・・・丸聞こえなんだよ!!エロ話だったらもうちょっと隠れて喋れよ。・・・でも私そういう話に興味あるんだけど!!」

田上はニコッと愛想よく笑うが、奈央都には通用しなかった。

「あ゛ぁ゛!!てめぇーらには関係ネェだろ??あっち行けよ!!」

奈央都は不機嫌そうにそういうと虫を払うかのようにしっしっと手首を振る。

「いいじゃん!聞かせてよ、ねぇ依織ちゃん♪」

田上はそう言うと俺の肩に手をポンと置く。

「・・・」

「無視?でもそうゆう無愛想なとこも可愛いじゃん。アンタってホントどう見たって美少女っしょ!?」

田上がそういうと田上の取り巻きの女子達も田上の話題に乗ってきて、俺を見て肌白いだの、髪の毛柔らかそうだの、くっきり二重で黒目でかいだの、うらやましいだのと俺は散々言われたい放題言われる。

・・・最近の女子ってわかんネェ・・・俺を見るといつも可愛い、可愛いって・・・
俺を男って理解して言ってんのか・・・??
第一、昨日の女だって・・・

俺はそう思うと無性に腹立たしくなってきて苛々してくる。

「・・・さわってんなよ。」

俺はその苛々の矛先を田上に向けてしまい、肩に置かれた田上の手を払いのける。

「ハァ?お前、人より可愛いからって調子扱いてんじゃねえぞ!!このチビ!!」

俺は田上に胸座を勢いよく掴まれるが、俺はまた田上の手を払いのける。

「・・・いちいちうるせぇなぁ、黙れ・・・」

俺は田上にそう冷たく突き放すと席を立って、居心地の悪くなった教室を奈央都を置いて出て行った。




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12'06(Tue) 私の可愛い彼氏・彼女①―5
「あっ・・・もしもし!!うん、私。ごめんだけどさぁ、授業に遅れていくから・・・うんハ~イ!じゃぁ。」

家の前まで戻ってきた華織は携帯電話で友達と会話し終えると、鞄の中から家の鍵を取り出す。

・・・そういえば、憂妃どうしたんだろう・・・

一回電話しても出なかった憂妃を心配して、私は家の鍵を開けながら憂妃に電話をかける。

「・・・ん??」

憂妃の携帯に呼び出し音をかけながら、華織は家に入るとすぐに異なにかが可笑しいことに気づく。
2階の方からかすかに電子音が響いている。
よく耳を澄ますと、浜崎あゆみの・・・
確かこれは憂妃の電話の着メロのはず・・・

「・・・キャァーーー」

「・・・!!」 

華織は2階から聞こえてきた悲鳴とドンッという地響きにも似た音にビックリして急いで2階に駆け上がる。

・・・確か依織の部屋から・・・??

華織はそう思って依織の部屋のドアを勢いよく開けるとそこにあったのは・・・

「・・・憂妃・・・??」

「・・・華織・・・」

華織が弟の部屋で見たものは一糸纏わぬ姿で床にペタリと座り込んでしまっている親友・憂妃だった。

「・・・こんなところで何してんの?ってゆうか学校は??ってゆうかなんで裸なの・・・??」

華織がそう聞くと憂妃は顔を真っ赤にして口篭ってしまった。

「・・・あのね・・・華織、冷静に聞いて・・・私、依織君とその・・・シちゃったの・・・」

華織は憂妃の言葉を暫らくは理解できなかった。

「・・・って嘘ぉおおおぉぉおぉ!!」

華織はようやく憂妃の言葉を理解すると勢いよく憂妃の肩を掴む。

「ちょっとそれホント!?アイツに襲われちゃったの??」

「えっ・・・う~・・・依織君もお酒飲んじゃって酔っちゃってたし・・・その、まぁ手出されちゃったってことかな・・・」

「んで!当の狼は!?」

「・・・それが起きて私を見るなり逃げて学校行っちゃったみたい・・・」

憂妃からそう聞くと華織は頭を抑える。

「・・・ッたくあのませガキ・・・!!可愛い顔しやがってこんなことするとは・・・!!ってゆうかアイツ中2になったばっかよ!?憂妃だって高校に入ったばっかジャン!!早い!!早すぎる!!私だってヤッったことないのにぃ」

華織は憂妃にむかって思いっきり不満をぶつける。
憂妃は華織の声が五月蝿かったのか、少し耳を塞いでいた。

「・・・ねぇ、華織・・・依織君ってなんであんなに・・・その、テクニシャンなの??」

憂妃がまた顔を赤らめさせて華織に疑問を投げかける。
その疑問に華織はあぁ~と声を唸らす。

「多分、詩織さんの下ネタでしょ・・・あの人家に帰ってきたら依織にいっつもヤり方とかXXXの極意とか?叩き込んでるもん」

華織は分かったかのようにしらっと涼しげに言う。

「詩織さんって華織のお母さん??」

「そう、ばりばりの女社長の35歳!!まぁ・・・とにかくその格好どうにかして学校行かない??」

そう言うと華織は憂妃の姿をジーっと見つめる。
憂妃はその視線に気づき、すぐさま身体を隠すようにして自分の身体を腕で覆う。

「・・・それにしても憂妃って細くて小柄なのに、成長する所は大きく成長してるんだぁー。唯でさえズバ抜けて美人なのに、その上にスタイル良いってなると男が黙ってらんないね。」

華織がイタズラっぽく笑うと憂妃は華織は更に顔を赤くさせて顔をうつ伏せる。

「・・・あっ!!華織!!待って!!」

依織の部屋からでていこうとすると憂妃に引き止めらる。

「・・・ゴメン・・・腰、抜かしちゃってて・・・立てないの・・・」

華織は溜息を吐くも「そんなによかったの?」と憂妃をからかって、自分より背が低い何も付けていない憂妃を自分の背中に乗せるとスクッと立ち上がり、1階へと降りていった。

「・・・そういえばなっちゃんはどうなったの・・・」

背負われている憂妃は後ろから華織に話しかける。

「ん??あぁーお蔭様で元気になった!!もうホント大変だったのよぉ?なんか風邪でいろんな所悪くなってたらしくて手術までいったんだからぁ!!・・・あんた達がイイコトしてる間にね・・・」

「・・・もう・・・ってあっ!!服!!まだ依織君の部屋・・・」

「えぇ~また戻るのぉ??」

「・・・ゴメン・・・」

前でぐちぐち文句を言っている華織に憂妃はひたすら謝るだけだった。




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12'04(Sun) 私の可愛い彼氏・彼女①―4
みんなの掛け声や足音、ボールが激しく床に撞く音が響いている体育館で俺は1人隅っこで大人しく座っていた。

あれから結局体育には遅れて参加して、先生に怒られたけど奈央都はバスケできてるし、俺は1人見学している。

・・・でも・・・
どうしても気になることがある。

今朝のあの美女のこと。
俺に残っている腰のだるさやキスマークや背中の引っ掻き傷からしては昨日の晩に・・・その・・・男女の云々かんぬんがあったと思うけど俺にはいまいち納得行かなかった。

「・・・思い出せネェ・・・」

俺には昨日の晩の記憶がなかった。
思い出そうと考えると、今朝から続く頭痛が邪魔して思い出せない。
第一、あの美女がなんで家にいたのかも分かんねぇ・・・

”キュ~~"

人が昨日のあるまじき事態の真相を掴もうと頭捻って考えていたら今度は頭痛じゃなくて、空腹からくる腹の音で邪魔された。

「・・・そういえば昨日の晩も今朝も何も喰ってねぇ・・・」

俺は恥ずかしさから顔を真っ赤にして、腹を押さえる。
まだ3時間目だぜ・・・??もうちょっと頑張ってくれ俺の腹!!

「・・・そういえば昨日姉貴何処行ってたんだよ・・・」

いつもなら姉貴が晩飯作ってくれるのに・・・

「・・・って、あっ!!思い出した!!!」

俺は思わず叫ぶと、クラスの男子がいっせいに俺へと視線を向ける。
俺はその視線から逃げるように顔を逸らした。

  昨日の晩・・・

俺はソファーに座って1人部屋でテレビを見ていた。

姉貴はまだ帰って来ねぇし、母親は会社社長で忙しいから家に帰ってこずにどっかのマンション借りて生活してるし、父親は俺がガキの頃に死んでるし・・・俺はこの家に姉貴と2人暮らしだった。

俺は暢気にテレビを見ていると、家のチャイムの音がしたのでソファーから立つと、イヤホンから聞きなれた声が聞こえる。

「依織ー??私、華織ー!!早く開けてー!!」

・・・姉貴だ・・・

俺はチャイムを鳴らしている相手が姉貴だと分かると重い足取りで玄関に向かい、ドアを開ける。

「ただいまー!!」

ドアを開けると両手にコンビニの袋を持った姉貴が出てきた。

「・・・今までどこほっつき歩いてたんだよ・・・」

俺は背の高い姉貴を見上げる。

「んー?あのさぁ、家の鍵忘れた忘れたから友達と遊んでいたのよ!ってことで友達、家に歓迎するから!ほら!憂妃でてきて!!」

姉貴がそう言うと姉貴の後ろから女の子が出てきた。
・・・すげぇ美人だ・・・

腰くらいまであるウェーブのかかったフワッとしている軟らかそうな髪、クリッとした大きな瞳に長い睫毛、高くとおった鼻筋に透き通るように白い肌。

あんまり女子に興味を持たない俺でもビックリするほどの美貌だった。
テレビとかで見るの女優とかアイドルなんかより美女と言える美女だった。

「この子峰岡憂妃、15歳で私と同じ学校の同じクラスで親友!んで、こっちが私の弟の依織!!」

「・・・こんばんわ・・・」

「・・・ども・・・」

俺は一礼してきた美女に軽く挨拶をする。
俺の顔をジーっと見つめてくる美女に俺はちょっと顔を赤くする。

「えっ・・・何何?依織ってば憂妃に惚れちゃったの??まぁ、憂妃はそこら辺の女なんかより格別に美人だけど!!」

俺は姉貴を睨むと美女がクスクス笑う。

「・・・なんですか・・・」

「ううん、ゴメンなさい・・・依織君って顔小さいし、髪の毛柔らかそうだし、声も高いし、瞳がパッチリしてて、小柄だしすごく可愛いね。私、こんなに可愛い子見るの初めてで・・・なんだか美少女みたい。」

「そうなんだよねぇ!依織さぁ男の癖して背ぇ低いし、顔可愛いし、声変わりしても声高いし!!」

俺は姉貴をきつく睨むと姉貴はにししと嫌味な笑みを俺に返す。
彼女は満面の笑みを俺に向ける。
だけど俺は対照的に彼女の言葉にムッとした顔をする。
相手は褒めてるつもりだろうけどこっちはいつも美少女とか言われて正直失礼だった。
第一俺は男だし・・・

「・・・ねぇ、可愛い子初めてって言ってたけど私は??」

「あれ・・・だって華織って可愛いじゃなくて美人じゃない」

「・・・うっ!憂妃大好きぃw」

姉貴が美女に抱きつくのを冷たい瞳で見るとハァと溜息を吐く。

「・・・じゃぁ俺、上に上がるわ・・・」

俺はそう行って階段を上がろうとすると姉貴に腕を掴まれて、リビングへと引き摺られていく。

「ちょっ・・・んだよ!!」

「何いってんの!依織も同席でしょ??さぁ!レッツゴー!!」

「ぁっ!!お邪魔します。」

こうして俺は姉貴と美女の食事会?に強制参加させられた。

「・・・やっぱりコンビニ食ってイマイチだろ・・・」

俺はそう言って机の上の空になったコンビニ食を見てから姉貴を見る。

「・・・やっぱり・・・??ゴメンね、憂妃。今度はちゃんと食べられるもの作るから・・・」

「・・・ううん、いいよ!でもまた華織の手作り食べさせてね」

美女が姉貴にそう言った瞬間、何処からか電子音が聞こえてきた。
このメロディーって・・・

「あっ!ゴメン私だ。」

姉貴はそういうとソファーの上に置いていた鞄の中から着メロを流している携帯電話を取り出すと、携帯を開いて電話し始めた。

「もしもし!あっ、幸崎君??・・・うん・・・えっ嘘・・・うん・・・ちょっ!とにかくそこへ行くから待ってて!!」

姉貴は電話の相手と通話が終わると勢いよく立ち上がってソファーの上に置いてあった鞄を手に取る。

「・・・華織・・・幸崎君だったの??」

「うん!ちゃっとなっちゃんが風邪引いて今病院らしいの!!ほら!あぁゆうのが引く風邪って生きるか死ぬからしいのよ!!だから私も行ってくる!!
憂妃せっかくだけどゴメンね・・・もう門限でしょ?長い時間ゴメンね・・・また呼ぶから!じゃぁ・・・っとそれと依織!その机の上のゴミ片付けといてね!!じゃぁ行ってくる!!」

姉貴はそういうと急いで家を出て行った。
取り残された俺はただ茫然とするしかなかった。

「・・・あの・・・さっきの電話の相手分かります??」

イマイチ状況が理解できなかった俺は美女に事情を聞いてみた。

「あぁ、さっきの電話の相手は幸崎君っていって、人当たりが良くて優しい大学生の華織の彼氏。それでなっちゃんっていうのは幸崎君の飼い犬で華織が溺愛しているこ。」

「彼氏の犬であんなに慌てるのかよ・・・」

俺はそんな姉貴に呆れの感情しか出なかった。

「・・・まぁ、華織はあの子のことが気に入ってるのよ・・・」

美女がそういうと俺に向かって微笑む。
・・・この笑顔が余計に可愛く見える・・・

「・・・そういえば姉貴、さっきジュース入れてたよな・・・」

喉が渇いていたのもあったけど、次第に顔が赤くなっていくのが分かった俺はそれを誤魔化そうと冷蔵庫に向かって飲み物を捜す。
そして手前に置いてあったブドウが描かれている缶ジュースを手に取ると勢いよく喉を鳴らしてジュースを飲む。

が、

「ブ----------!!けほっ!んだよこれ!!」

俺は勢いよくそのジュースを吹いてしまった。
俺はいつもと違うジュースの味に疑問を持ってジュースの缶をみるとそこには「アルコール30%」と書かれていた。

「ハァ!?アルコールって酎ハイかよ!!」

「どうしたの・・・いきなり」

事態に気がついた美女が俺のほうへと駆けつけてきた。

「・・・なんでっアルコールがあるんですか!?」

俺がそう言うと美女はえっ?という顔をして俺の顔を覗き込む。

「ウ・・・あいつ、未成年の癖に・・・こんなもん、買うなょ・・・」

うわ、やべー意識が遠退いてきた。

「えっ!ちょっと依織君!?いお・・・」

俺は彼女の声を聞きながら意識を薄れさせていった。




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12'04(Sun) 私の可愛い彼氏・彼女①―3
「・・・ってゆうかさぁ、依織に構ってたら着替える時間なくなっちまったじゃねーか・・・」

未だに俺を背負ってくれている奈央都がはぁーと溜息を吐く。
あっ!そっか次体育だったっけ・・・

「あっ・・・ゴメン・・・」

「いや・・・もういいよ。あーあバスケしたかったのになぁ。」

奈央都は男子の中でも特に背が高い方だから当然のようにバスケが得意だった。
・・・まぁ、俺は小さいし、走り回るのとか正直嫌いだから足手纏いになるだけだけど・・・

謝る俺の方に振り返ってきた奈央都は嫌みったらしい顔を向けてくる。

「だからゴメンって!!」

「いやいや、冗談だって!ほんと依織って面白いよなぁ。」

ハハハと笑う奈央都の背中を俺はジッと睨みつけた。

「今から着替えても多分遅れるだろうけどバスケには出られるだろ?このまま更衣室に行きゃぁいいじゃん・・・それに俺も見学だけど着替えんなきゃいけねーし・・・」

「まぁそのつもりだけどさ・・・こっから更衣室まで遠いからこのまま走るぞ!!」

奈央都はそう言って俺に不敵な笑みを見せると「ちゃんと捕まっとけ」と俺に言うと行き成り走り出した。

「・・・ッおい!ちょっと奈央都!!」

「お前超軽いから、超平気!!」

奈央都はそう言うと更にスピードを上げて走り出した。
奈央都の足の速さに負ぶわれている俺は目が回りそうだった。

時々廊下を歩いている体操服の男子に「よっ!奈央都!!今日も可愛い彼女とラブラブだな!」と冷やかされると奈央都は「手間がかかる彼女でね!」と
冷やかしに乗る。
俺はそんな奈央都に殴りかかりたかったが、振り落とされてしまうのかという恐怖で奈央都の背中にしがみついているのが精一杯だった。

「ふぅ・・・着いた!!」

「・・・お前もっと考えて走れよ・・・」

さっきの猛スピードの恐怖で息をゼェゼェと切らしている俺の言葉に耳を傾けず、口笛を吹いている奈央都に俺はバツの悪い顔をする。

・・・こいつ・・・

「おい!もう立てるよな??」

「・・・まぁ多分・・・」

俺に振り向いてくる奈央都に俺はコクリと頷くと、奈央都は背負っていた俺を降ろす。

「・・・さんきゅ・・・」

俺はまだ少し膝を震えさせながら、今まで腰を抜かしていた俺を負ぶってくれていた奈央都に一応礼を言うと奈央都はニッコリと笑って俺の頭をポンポン叩いてきた。

「・・・ってゆうか時々思うんだけどさぁ、マジで依織の学ランぶかぶかだなぁ。」

奈央都は俺を暫らく見降ろしてから自分のロッカーの前に行って着替え始めた。

・・・そういえば、学ラン買った時に「3年間のうちに背伸びるからでかいの買え。」って親に駄々こねて大きいサイズの買ってもらったけど、
中学生になって144cmから150cmくらい伸びたけど、もう随分伸びていない。
ってゆうか縮んだ?

俺はいつも必ず第2ボタンまで開けている学ランの襟元に手をかけるとジッと学ランを見つめる。

・・・まぁまた伸びるだろ・・・
虚しさを隠して自分に言い聞かせながら俺も着替え始めた。

「・・・ふーん、依織ってまじ色白で細いなぁ・・・ってうわっ!何だそれ!!」

学ランの下に来ていたTシャツを脱いでいると、行き成り後ろから声が聞こえたのでビックリして反射的に後ろを振り向くと、もう既に体操服に着替えた奈央都がいた。

「・・・ビックリした・・・んだよ行き成り・・・」

「えっ・・・うんや、お前の背中にすっげー引っ掻き傷が・・・」

えっ?っと俺は必死に視線を背中に合わそうとしたが全く見えず、俺の背中をまじまじと見ていた奈央都が「鏡見たら?」と言うので部屋の隅にある等身大の鏡の前まで行き、また自分の背中を映し出す。

「・・・なんだこれ・・・」

俺の背中の中心には5本の引っ掻き傷が2箇所にあった。
しかも俺は必要以上に肌が白いから引っ掻き傷が余計に目立ってる。
俺は背中の傷に絶句していると奈央都が俺のロッカーの前で苦笑いしていた。

「依織・・・なんかキスマークといい、背中の引っ掻き傷といい昨日マジで頑張ったんだな・・・っていうかお前ってエロイなぁ!!!!」

奈央都はそう言うと苦笑から大爆笑へとなった。

「しかし・・・男の理想、華奢で超美少女な依織がヤるとは・・・これまた面白いネタができたな・・・」

「・・・俺は女じゃねぇだろぉが!!!」

俺は鏡の前から立ち去り、腹を抱えて苦しそうに大爆笑している奈央都に近づいていくと、奈央都の頬にストレートを決めた。




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12'03(Sat) 私の可愛い彼氏・彼女①―2
「・・・なんだんだよ、一体・・・」

あれから俺は急いで学校の制服に着替え、あの彼女から逃げるように中学校へと向かう。

生憎、あのせいで遅刻したけど・・・

俺はハァーと深い溜息をついて、机に顔を伏せていると頭の上を軽く叩かれた気がして、伏せていた顔を上げる。

俺の席の前にはにこぉとした顔で笑った男が立っていた。

「よぉ!!どうしたんだ依織ちゃん、お前が遅刻だなんて珍しいな??授業中だってなんか上の空だったし・・・」

俺は目の前に堂々と立っている親友・岡野奈央都に思いっきりガンを飛ばす。
そんな俺に奈央都は俺の頭をぐりぐりと撫で回しながら平謝りしてくる。
俺は奈央都の手を払いのけ、奈央都にぐしゃぐしゃにさせた髪の毛を整える。

「・・・奈央都・・・ちゃんってやめろよ・・・」

俺は目の前に堂々と立っている親友・岡野奈央都に思いっきりガンを飛ばす。
そんな俺に奈央都は俺の頭をぐりぐりと撫で回しながら表面上だけの平謝りしてくる。
俺は邪険そうに奈央都の手を払いのけ、奈央都にぐしゃぐしゃにさせた髪の毛を整える。

「だってさ、お前ってホント男装した超美少女にしか見えないぜ??おまけに身長150cmでクラスの男子ン中で1番チビだし、瞳パッチリしてるし、色白いし、声変わりしてもハニーボイスだし?今までに男に30回以上も告られてるし。」

「・・・黙れ・・・」

俺がきつく睨むと奈央都はおっかねぇ、とケタケタ笑う。

「あーゴメンゴメン。ノリだよ!ノリ!!んで、朝からどうしたんだよ、暗い顔してさ・・・」

「あー・・・なんか今朝から頭痛ェんだよ・・・」

「ふーん・・・じゃぁさ、次の授業体育のバスケだけど、依織どうすんの??」

「・・・休む、なんか腰もだりぃんだよ・・・」

俺はそう言うとまた顔を机の上に伏せる。
奈央都は俺の前の席の椅子に座って俺と向き合うような形になって、伏せた俺の顔を覗き込みにくる。

「腰だりぃって、何んで・・・??なんか激しい運動でもしたんか??」

俺は奈央都の言葉にハッとする。
少し苦笑している奈央都の方へと俺は恐る恐る顔を上げる。

「お前さ、今から俺のいう事、誰にも言わないって誓うか??」

「はぁ!?どういう意味??・・・まぁお前が誰にも言うなって言うんだったら・・・」

「・・・そっか・・・」

「なんだよさっきから・・・依織ちょっとおかしいぞ??」

「・・・奈央都だから言うけどさ・・・実は・・・」

思い当たる節は唯1つ、今朝の光景だった。
俺の真剣な顔に奈央都は頭に?のマークを浮かべているかと思うと、少しずつ奈央都の頬が赤くなっていく。

「おっおい、奈央都!どうしたんだ??」

「・・・ってゆうか見つめんなよ・・・お前そこいらの女子よりすんげぇ可愛いからまた惚れそうになるじゃん・・・」

少し頬を紅潮させて顔を逸らした奈央都に、俺は奈央都の紅潮した頬を思いっきり抓る。

「いてててててて!!ほっ、ほうらんらほ!!(冗談だよ!!)」

「もう知らねぇ!!人がクソ真面目な話しようとしたのに・・・」

俺はふんっと拗ねて顔を逸らす。

「いや・・・まじごめん、ほら!可愛い子は苛めたくなるっていうだろ?」

「・・・死ね・・・」

俺の額に青筋を通らせて奈央都を思いっきり睨みつける。

「いや・・・ほんとごめんって・・・っていうか依織、その顔はマジに怖いから勘弁してくれない??」

何回も手を合わせて謝ってくる奈央都に折れて、俺は奈央都に事実を話す。

「・・・実はさ、今朝、何も着てない女が俺の横で寝てた。」

「・・・はぁ!?!ちょっと意味が・・・理解不能なんですが・・・」

「だから・・・朝起きたら、横に知らない女が何も着てない状態で寝てて、俺も起きた時何も着てなかったんだ・・・。なにかあったと思うんだけど、俺、昨日の晩のこと何も覚えてないし・・・やっぱりこれって・・・??」

俺はだいぶ焦った顔して奈央都の顔を伺う。
奈央都はうーんと上手い具合に眉間に皺を寄せ、唸りながら俺の顔を見る。

「・・・どうっていわれても・・・お前の話聞いてる限りあれだろ?まぁ、童貞卒業おめでとう」

奈央都は俺にそう言って微笑みながら俺の肩の上に手をポンッと置く。

「・・・!!」

俺は奈央都の言葉に目ン玉が飛び出そうなほど吃驚したが、心の奥底ではやっぱりか・・・という失望と無念が広がる。

「でもさぁ、依織がなぁ・・・しかし中2の春で・・・って明らかに早ェだろ??」

「・・・でもっ!俺昨日の事なんか全然覚えてねぇし・・・なんでこんなんになったのかも分かんねぇし・・・」

「ってかさ・・・依織、腰だるいとか言ってたじゃん。どうせ頑張りすぎでだろ?それにそれも、別に蚊に刺されたんじゃなかったんだ。」

奈央都は俺の首元を指で指す。
俺はえっ・・・と言って、奈央都が指差した所を掌で抑える。

「そこ、赤くなってる・・・。キスマークだろ?」

「・・・キス・・・??」

「うん・・・って、依織!?!」

俺は慌てるように席をガタッと立つと、急いでトイレに一直線に走っていく。
そしてトイレに辿り着くと、入り口付近にある鏡の前に立つ。

「・・・なんだこれ・・・」

トイレにある鏡で自分の姿を写すと襟元から覗く首に赤い刻印が数点浮かび上がっていた。
俺の視線は鏡に映る赤い刻印に一点集中だった。

これって思い切りキスマークだろ、これ・・・

「・・・ってぅわ!!」

俺は鏡越しに映る数点の赤い痣が信じられず茫然としていると足がガクンとなり、一瞬にして体勢が崩れてしまう。

「・・・おい、なんだよ・・・いきなり・・・って依織??」

後から息を切らしながらやってきた奈央都は、腰を抜かしてトイレの床に座り込んでしまっている俺を見ると瞳を丸くさせている。

「・・・何してんの??」

「・・・腰、抜かしたっぽい、かも・・・」

俺は茫然と立っている奈央都を見ながらハハッと虚しく笑う。
いや、今のこんなアホらしい状況に笑うしかなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・ったく、唯でさえ夜の運動?で腰だるくさせてるってのに全力疾走したらそりゃぁ腰抜かすだろ??」

「・・・ゴメン・・・」

腰を抜かしてしまった俺は奈央都にしぶしぶ背負われて教室へと戻っていく。

「ってかお前ホント軽いよな、超余裕。マジ女の子見たい・・・」

「・・・うるせぇ!」

奈央都を殴ってやろうかと思ったけど、今のこの状況で何させるか分かんねぇから一応何もせずにいてやった。




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12'02(Fri) 私の可愛い彼氏・彼女登場人物
2人の恋は思いがけない形で始まった・・・

①有須依織【中学2年・13歳・3月3日生まれ・AB型】150cm
 女の子よりも可愛い顔をした美少年。細身で小柄。密かに学校1の美少女に選ばれている。
 女子にも男子にも絶大な人気がある。
 街に出れば女と間違えられナンパ・スカウトにしょっちゅう会う。
 他の人に比べたらかなり大人びいた性格だが、憂妃の前だと壊れてしまう。
 マイペースな憂妃にいつも振り回されている。声変わりしたけどハニーボイス。
 酔うと手が付けられないほどエロくなる。結構テクい。
 憂妃をからかったり、弄ったりするのが密かに楽しかったりする。

②峰岡憂妃【高校1年・16歳・11月18日生まれ・B型】158cm
 顔良し・頭良し・スタイル良しと3拍子揃ったこの世とない美貌を兼ね備えた美少女。
 依織とは犯罪級にラブラブ。男子からの人気が凄いのなんのって。
 街に繰り出せばナンパやスカウトによく会うが得意のマイペースでかわす。
 華織の親友。かなり天然でマイペース。依織を超溺愛している。
 依織への少々過激になりつつあるスキンシップが日課。
 酔うとかなり大胆になる。
 依織の時々見せる大胆な行動にいつも敏感に反応する。

③有須華織【高校1年・16歳・4月3日生まれ・O型】173cm
 モデル並みの容姿と身長を持つ少し勝気な依織の姉。
 親友の憂妃を可愛がっている。依織とは仲良くしているつもり。
 大学生1年の彼氏がいる。彼氏の愛犬を愛してやまない犬好き。

④岡野奈央都【中学2年・13歳・8月1日・A型】160㎝
 依織が心を許している親友。通称なお。
 過去に依織に一目惚れして告白したことがある。
 今は依織に言い寄ってくる男の払い役。

⑤有須詩織【大手企業の女社長・32歳・6月22日生まれ・A型】165㎝
 依織と華織の母親。大手企業の女社長。
 旦那とは駆け落ち結婚。旦那は2人が小さいときに死去。
 明るく気さくな性格をしている。下ネタ大好き。

⑥幸崎亜紀弥【大学1年・18歳・2月28日生まれ・AB型】182㎝
 華織の彼氏。いつも黒縁の眼鏡を掛けていて、髪の毛が程よく跳ている。
 人当たりがよく、かなり優しい性格の持ち主。
 お約束通り眼鏡をとると美形になって性格がちょっと俺様に変わる。
 昔はかなりの遊び人だったらしい。愛犬はなっちゃん(♂)

⑦倉田冴【高校1年・15歳・5月14日・O型】160㎝
 憂妃と華織の友達。美少女な憂妃が大好き。背が高い華織とは喧嘩するほど仲がいい?
 依織と憂妃の交際を快く思っていない(単に依織に嫉妬してるだけ)
 いつも赤いフレームの眼鏡を掛けている。クール?ビューティー。

⑧高橋成美【中学2年・13歳・9月6日・B型】152㎝
 依織と奈央都と同じクラスで依織の事が小学校の時から好き。
 クラスの中では割と大人しいめ。依織を遠くから見ていた。
 ある場面を見てから依織に迫っていくように・・・ 
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