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02'28(Tue) 突発ネタバレ(※微大人向け有)
★そういえば私、小説のストーリー思いついたらひたすらノートにメモって、ワードパットでその思いついた小説の1話をまとめて書いています。

でもブログで公開している話の続きが思いつかなくて、ワードパットにも書き留めてなかったら、ひたすら新規記事作成のとこでキーボード打ってます(;´Д`A ```

そんな事してるからワードパットの保存小説量が半端じゃない・・・苦笑

見てたら意外なものも出てきたりするものです。
「こんなん書いたっけ~??」みたいな(゚∀゚)


・・・ということでなんですが、いきなりですがワードパットに書き留めてある小説の今後のストーリーをそのまま少し公開!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

今日もコレと言ってネタがないので突発的に、これからの小説の展開をちょこっとだけ公開しちゃうという企画です(どないゃねん


結局真相はネタがないのでこうすることでネタ作りですが・・・??(アホめ


☆まずは”偽りの悪魔”から(*´∀`*)
思いっきりネタバレ&微大人向けですが読みたい方だけ反転をしてご覧になってください!! 

↓ ↓

「・・・あら・・・どうしたの・・・?まさか怒ってるんじゃないわよね・・・??」

「・・・っ・・・」

怒りの感情を露にしているクロスに対し、リセアは小さく笑う。

「ふーん・・・そうなんだ・・・」

リセアがそう言った瞬間、強い衝撃が彼女の全身で駆け巡る。
クロスが壁にリセアを押し付け、首先に刃を突き立てていた。

「・・・あら・・・私を殺すの・・・??」

「・・・どうして・・・」

そう言ったクロスの表情はすごく悲しそうだった。
リセアはそんなクロスを黙ってみている。

「・・・リセア・・・どうして・・・」

クロスはそう呟くと少し躊躇しながらリセアに突き立てていた刃を下ろし、右手でリセアの肩を掴む。
リセアはクロスの降ろした刃の先を見て少し口の端を上げる。

「・・・貴方は私を殺せないの・・・??・・・だけど・・・」

そう言うとリセアは不気味な笑みを見せると、クロスの唇に自分の唇を重ねる。
それはとても長く、クロスが息苦しくなり酸素を求めて口を少し開いた瞬間だった。

クロスの少し開いた唇の隙間からリセアの舌が侵入してくる。
そしてその舌は貪るようにクロスの口内を犯す。

「・・・ッ、んん・・・!!」

クロスはくぐもった抵抗の声を上げるも、リセアの行動は止まることなく、それ以前にエスカレートしていく。
すると、リセアの口から、血の味が広がりクロスの口内にもそれが広がっていき、互いにリセアの血の味を味わう。
クロスの口元からは彼女の血が1筋に零れ落ちていた。

リセアは閉じていた瞳をすぅと開けると、クロスの顎に親指を添えて、クイッと上げる。
すると彼の喉がコクンと動き、音を立てる。

その音を聞いたリセアがやっとの思いで彼の唇を解放する。
唇を解放されたクロスは荒い息遣いで漆黒の彼女を見る。

「・・・リセア・・・ッ!?!・・・ウッ・・・!!」

クロスは急な胸の苦しさに、息遣いを更に荒げて、大きな赤い瞳を更に大きく開かせ、胸の辺りを鷲づかみにする。

苦しみで身体が支えられなくなり、床に倒れる。

「私は・・・あなたの事殺せるのよ・・・??」

そう言うとリセアはクロスに微笑みを向ける。
その微笑みが少し恐怖を感じさせる。

「・・・一体っ、何を・・・飲ませ・・・」

クロスはそう言いながら自分の口元から零れているリセアの血を袖で拭う。

「・・・あら、知らなかった?死人の血は毒なのよ・・・??」

リセアは苦しみで、床に蹲ってしまっているクロスを見下し、彼に刃を突きつける。

「毒が廻って苦しいのでしょう・・・??なら、今すぐ楽にしてあげる・・・」

そう言うとリセアはとても仮にも17歳の姿とは思えない妖艶な笑みを浮かべて、黒に染まった刃をクロスに向かって振り降ろした。



・・・ちょっとエロイですね・・・(*´Д`)イヤン

この話を偽りの悪魔の話としてブログで公開するのはまだ先だと思います・・・なんせ超長編小説ですから・・・(・ω・)

後半はこんな雰囲気になりまする・・・すみません・・・
R指定はこれっきしなしですが、微エロくらいにはなっちゃいます・・・

でも皆さん見れる程度ですが・・・!!
偽りの悪魔でR書くつもりはないですともー・・・そこはこだわりです(´・ω・`)

これをうpするのはまだまだ先と思われるのですが、それまで頑張って小説書いていられればいいな!.。゚+.(・∀・)゚+.゚(コラッ

私、実は偽りの悪魔が1番メインなので早く話を進めていきたいのですが・・・_| ̄|○


★次は”悲恋歌”から(*´∀`*)
死ぬほどネタバレですが読みたい方だけ反転をしてご覧になってください!! 

↓ ↓

「いやっ・・・私に触らないでっ・・・!!」

澪夜は思いっきり佐和子の手を払いのけると、彼女を鋭い目付きで睨みつける。

佐和子のその澪夜の瞳を見て小さく笑う。

「・・・母になる女は強いって本当なのね・・・でもアンタが孕んでる優駿さんのお腹の子、堕ろしてもらうわよ・・・??」

佐和子は黒い瞳を鋭くさせて澪夜に近づく。
澪夜は自分のお腹を護るように抱える。

「それにアンタも堕ろした方がいいんじゃない?その方が遊女っていう汚らしい仕事のためにもなるんじゃない・・・??」

「・・・嫌です・・・この子は優駿様と私が愛し合って授かった子なんです・・・堕ろすなんて酷い真似はいたしません・・・」

澪夜は佐和子を強い眼差しで未だに睨みつける。
そんな彼女の額には汗が滲み出ていた。

「・・・アンタいつまでそんな事言ってんの・・・?今の優駿さんの状態分かってんの・・・??」

そう言うと佐和子の手が小さく震えだす。
佐和子はそれを止めるように少し俯いて拳を強く握り締める。

「優駿さんは結核なのよ・・・?もうすぐ死んじゃうかもしれない・・・アンタ、まさか知らないって言うんじゃないでしょうね・・・!?!」

知らないわけがない。

1人で居るには広すぎる隔離された部屋で、苦しそうに咳き込むあの人・・・
そして生々しく床に付着した血痕・・・
咳き込み、口を塞いでいた手を離せば掌に残っている血・・・

その時の彼は外との交流を頑なに拒み、自分の運命を皮肉に思うも諦めきってしまい、どこか虚ろだった。

そして哀しそうに微笑む・・・

思い出すだけでも胸が押し潰されそうになるほど悔しくてたまらなくなり、涙が溢れ出しそうになってしまう。

「・・・だから産むのです・・・」

佐和子は澪夜から紡がれた言葉を耳にするとバッと勢いよく顔を上げ、彼女をまた睨みつける。

「・・・確かに私はまだ成人もしていない16歳の小娘・・・優駿様もまだ17歳と幼い親ですが、折角受け継いだ命です。
朽ちようとしている命もあれば、芽生える命もあるのです・・・だからこそ産んで、あの方にこの子の姿を見せたいのです・・・
そうすることで生への執着を強めてほしい・・・」

澪夜は佐和子を睨みつける瞳から一転、聖母のような眼差しで自分の腹に手を当てる。

「・・・それに優駿様もこの子が宿っていると知った時、とても喜んでくださったんです・・・」


―――僕と・・・澪夜の子供・・・??そう・・・嬉しいな・・・きっと、こんなになった僕を勇気付けるために神がくれた贈り物なのかもしれないな・・・

―――僕も、君と共にこの子を温かく見守りながら育てて生きたい・・・


そう言って涙を浮かべながら私に微笑んでくれたあの人・・・

だから・・・貴方の望んでいる通り2人で授かった命を育てましょう・・・?

私もこの子も貴方と同じ事を望んでるから・・・

だから、頑張って生きてください・・・


「たとえ結核であろうと、優駿様は頑張って生きてくれます・・・」

澪夜の温かすぎる眼差しに佐和子は少し瞳を細める。

「やっぱり、母になる女は強いってホントなのね・・・」

佐和子は少し含み笑いをしながらそう言うと、手だけでなく声まで震えだす。


そんな彼女の瞳からは大粒の涙が流れていた。



あーぁ、思いっきりネタバレですね(*´ー`)=3

これは・・・ラスト近くですね!

こうゆう展開は”悲恋歌”を作った時点で考えていたんで変えることはないのですがちょっと切なくなりますね・・・

ラストまでは思いっきり先が長いんですが、それまでこの2人がどうなるのかを見守っていてくださると嬉しいですw

最終回はこのネタバレよりは違った雰囲気になります!!
どうなるのか・・・それは楽しみにしていてほしいです(*´Д`)

自分的に悲恋歌が1番好きなので、この2人を早く幸せにしてやりたいです。
最終回では2人ちゃんと幸せになってほしいですね(´・ω・`)
・・・もう考えちゃってますが・・・


☆次は”私の可愛い彼氏・彼女”から(*´∀`*)
軽~くネタバレですが読みたい方だけ反転をしてご覧になってください!! 

↓ ↓

「・・・ねぇ、依織。」

紗結に呼び止められて振り返った瞬間だった。
紗結が俺の身体を抱きしめていた。

紗結の腕の中に簡単に収まってしまう俺・・・

「・・・紗結、何してんの。離れろよ・・・」

「・・・依織ってやっぱり小さいんだね・・・」

その言葉を聞いた俺は少しムッとする。

「・・・そんな事言ってんじゃねぇよ、ほら・・・」

そう言うと俺を抱きしめている紗結の腕の力が強くなって、俺は更に抱きしめられる。

「・・・いたの・・・??」

「・・・えっ?」

紗結の声があまりにも小さくか細すぎて、俺の耳にちゃんと入らなかった。

「・・・どうして、憂妃ちゃんと付き合ってんの・・・?私の事忘れちゃっていたの・・・??」

俺は紗結の言葉に耳を疑った。
・・・でも絶対聞き間違いじゃない。

「何言ってんの、お前から切り離したんじゃねーか・・・俺等の関係。」

「好きだからよ・・・」

紗結はそう言うと俺の身体を少し離し、俺を見つめる。

「・・・好きだったから・・・あんなこと言ったんだよ・・・」

紗結の瞳はどこかすごく哀しそうだった。


憂妃の時だってそうだった。
俺はこの瞳にどうも弱いらしい・・・



他の2作と違って短かった・・・
私もこれ発掘した時、思わず

「短っ(゚∀゚;)!!!」

と言ってしまいました・・・

また依織と紗結の関係は本編で明かしていくつもりですが、1度番外編でも出しちゃいましたしバレバレですね・・・!!

私の可愛い彼氏・彼女は3月14日から更新再開です(*´∀`*)
大変長らく滞在していてスミマセンでした(;´Д`A ```
更新頑張りますー(´・ω・`)

ちなみに紗結は依織の年上の元カノですよ(゚∀´)b
依織にありとあらゆる事?を手取り足取り教えたのは紗結ですよ・・・!!依織も経験は早いものでs(ry







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02'26(Sun) 悲恋歌②―12
物凄くヤバイです。R15です。

”性的描写”や”ベッドシーン”等に不快を感じる方は閲覧を控えてください。責任は取れませんので・・・
それでも大丈夫、むしろ興味があるこの作品を見た後でも月観のことは軽蔑しないと誓える。という方だけ反転して閲覧してください。

「・・・ンん・・・」

優駿が澪夜の身体に覆いかぶさるようにして、澪夜の首筋に唇を這わせる。
澪夜のほの赤い唇から、なんとも艶っぽい甘い声が漏れる。

他の男に首筋に唇を這わせられても声は出ない澪夜なのだが、優駿にこうされると不思議と、自分の声でないようなほどの高い声が漏れ、
すぐに身体が熱くなってくる。

そう感じている身体が自分のモノじゃないように思ってしまう。

澪夜は瞳を蕩けさせながら顔を赤くしていく。

そうしているうちに、優駿の動きがピクリと止まる。

「・・・優駿、様・・・??」

「・・・これ・・・」

澪夜は優駿の視線の先に自分も目をやる。
そこには少し青紫になった跡があった。

澪夜はそれを目にした瞬間、血の気がザッと引いて、熱っていた顔が一気に青ざめていく。

「・・・や・・・見ないで・・・」

澪夜は確信していた。
これは、優駿と違う男に付けられた印。
それもさっき自分を抱いていった西園寺の”所有物”の証・・・

澪夜の身体が小刻みに震える。

「・・・ぃやっ、ごめんなさい・・・ごめんなさい、優駿っ様・・・」

澪夜は顔を手で覆う。

他の男に抱かれたという事がそれほどに恥ずかしく、それ以上に悲しかった。

「・・・」

すると暫らく固まったままだった優駿が、西園寺の跡を舌で濡らす。
優駿の行動に澪夜は「え・・・」と一声漏らすと同時に再び頬を赤くさせる。

「ぁ・・・優駿様・・・何・・・」

「・・・消毒・・・。間接的にその男と口付けしてるみたいで嫌だけど・・・」

そう言うと優駿は小さな微笑みを向け、澪夜の首筋に残る西園寺の跡に冷たく濡れた舌で舐めていく。

それは次第に胸元へと降りていき、着物は着崩れていき、澪夜の身体は更に熱を帯びて快楽へと誘う。

澪夜は素肌で優駿の唇を感じる度に甘い声を上げる。

「・・・こんなトコにも・・・??」

澪夜の左足を広げた優駿は声を唸らせると同時に、眉を少しながら顰める。

「・・・」

澪夜は優駿の言葉にただ黙っているだけだった。

眉を顰めていた優駿だったが、こうなってしまっている以上、澪夜の太腿にも舌を這わせる。
澪夜はその行動に思わず、身体をビクつかせてしまう。

「あっ・・・優駿様っ・・・そこは・・・」

澪夜は電撃のように自分に襲ってくる気持ちよさに少し抵抗してしまうも、
優駿は澪夜の言葉も無視して澪夜の太腿に舌を這わせる。

「・・・言っただろう・・・男に抱かれた分、たくさん愛する。って・・・」

「・・・はい・・・」

優駿の言葉に澪夜は頬を更に赤らめてコクリと小さく頷く。
優駿はそんな澪夜を優しい雅ざしで見つめていた。




「あっ・・・いたっ・・・」

「・・・澪夜・・・??」

優駿は自身を推し進めていくにつれ、苦痛の表情を浮かべる澪夜が心配になり顔を覗き込む。

「・・・いいのです・・・ゆっくり挿し込んで下さい・・・」

澪夜は瞳を潤ませて、優駿に縋り付くような視線を送る。

「・・・痛くてもいいんです・・・優駿様と1つになる瞬間をじっくりと感じたいのです・・・」

「・・・澪夜」

優駿は澪夜を抱きしめたいという思いで澪夜の方に腕を回そうとするも、躊躇してその腕を止める。

澪夜が望むなら――と、
優駿は、澪夜の瞳に浮かび上がる涙を指で拭ってやると、挿し込んでいく事に集中した。
澪夜のほの赤い唇から時折苦痛から出る悲鳴にも似た甘い喘ぐ声が漏れる。


今の優駿は澪夜に対する愛情と共に胸の蟠りも全て胸に、澪夜を抱いていた。

優駿と相思相愛になったとしても澪夜は遊女だ。
そういう立場上、澪夜は他の男にも抱かれなければいけないのだろう。

先程の跡だってそうだ・・・
そう思えば思うほど優駿も辛さで胸が苦しくなった。

澪夜とそうゆう関係になってからは何度も自分に言い聞かせてきた事だ。
だが、今感じる苦しさは今までのモノよりも強い。

今の優駿には、澪夜の辛さが自分のように分かる。

優駿は自分の指を澪夜の指に絡める。
そうすると、快楽と痛みに飲み込まれている澪夜も優駿と重ねあった手を強く握ることで、快楽と痛みで崩れそうな理性を保っていた。

「・・・澪夜っ・・・」

優駿はそう呟くと自分の胸の苦しみと澪夜を強く抱きしめた。

「・・・ん・・・優駿っ様・・・」

澪夜も優駿を抱きしめると、彼の唇と自分のを重ねる。

今は、お互いが相手の全てを求めていた。
そんな風に2人は互いの舌を貪欲に貪り絡める。

「・・・ッ・・・」

優駿の挿し込みの苦痛で、澪夜は優駿の舌を噛んでしまい、そこから血が出てきて2人の口の中には鉄のような血の味が広がる。

澪夜の唇の間から、優駿の血が滴り落ちていく。


その色は赤く、2人の間で燃える、決して消えやしない情熱の色と同じ色だった。







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02'26(Sun) 悲恋歌②―11
優駿は無我夢中で走っていた。
心臓が大きな音を立てて脈打って、息を切らしていた。

少し苦しい・・・

だが、今の優駿にはそんな事関係なかった。
一刻も早く澪夜に会いたかった。

会って・・・抱き寄せたい

「っ、澪夜・・・!!」

澪夜の部屋の前までやっと辿り着いた優駿は、勢いよく部屋の襖を開ける。

襖を開けた優駿の目に飛び込んできたのは、部屋の片隅で抜け殻のようにしゃがみこんでいる澪夜と、澪夜の回りに無数に散らかっている薬の残骸だった。

優駿は開けた襖を閉めると、澪夜の元へと歩み寄り、澪夜の両肩に掴む。

「澪夜・・・」

「・・・優駿・・・様・・・??」

優駿の一声かけると、澪夜は顔をゆっくりと上げ、自分がいっぱいに映っている優駿の瞳を見つめる。

すると澪夜の大きな瞳が涙で潤み始める。

「・・・ッいや・・・私に触らないでくださいませ・・・っ」

澪夜は自分の両肩にある優駿の手を振り払うも、また優駿に掴まれてしまう。

「・・・どうして・・・??」

優駿の問いかけに澪夜は唇を噛み締めて顔を伏せる。

「・・・私・・・優駿様が何よりも愛おしく思っております・・・」

そう言う澪夜の声は震えていた。
優駿はその言葉に思わず、澪夜を自分の腕の中に抱き寄せる。

「・・・でも・・・他の男性に抱かれました・・・」

「・・・うん・・・」

優駿はそう言って、悲しそうな顔で頷くと、更に強い力で澪夜を抱きしめる。

「・・・私はできるならば優駿様以外の人には抱かれたくなかった・・・だけど・・・私は遊女の身の上、そうされるしか・・・」

澪夜は縋り付くように優駿の腕を握る。
優駿の腕から、澪夜の震えが伝わってくる。

「こんな私は汚いです・・・誰よりもこんなに美しくて綺麗な貴方には相応しくないの・・・」

「澪夜・・・」

澪夜の掠れた声に重なるように優駿が一言呟く。

「・・・澪夜が他の男に抱かれたというなら、僕はその分たくさん君を愛するよ・・・」

優駿の言葉に澪夜は顔を上げて、優駿を見つめる。
澪夜の瞳に映る優駿は優しく微笑んでいた。

「・・・他の男性に抱かれて汚くなってしまっていても・・・私の事、愛してくださるの・・・??」

澪夜の大きな黒い瞳には涙が溢れ出して、頬へと零れ落ちていく。
優駿はそれを指で拭ってやる。

「・・・あぁ、俺は澪夜を愛しているから・・・どんなことがあろうと澪夜を1番に愛せるよ・・・それにね・・・」

優駿はそう言うと澪夜の頬に優しく口付ける。

「君は汚くなんかないよ・・・こんなに誰よりも綺麗で美しい顔をしている・・・」

優駿は澪夜の両方に手を添えて、澪夜の額に自分の額を合わせる。
すると澪夜は震えた指先で優駿の唇をなぞる。

「・・・優駿様は本当に・・・お優しいのですね・・・私には勿体無い程に綺麗で・・・輝いていて・・・」

澪夜はそう言うと少しぎこちなく微笑む。

すると優駿は自分の唇に触れている澪夜の指を掴むと、そっと澪夜との距離を縮めると唇を重ねる。

それはとても短いものだった。

だけど2人はそれでも良かった。

「・・・優駿様・・・」

唇を解放された澪夜は未だに瞳を潤ませながら、優駿に微笑む。

「たくさん、愛してください・・・」

「・・・あぁ・・・」

そう言うと2人はまた唇を重ね合う。


先程のものよりも、甘く、深く、愛おしく・・・






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02'25(Sat) 悲恋歌②―10
「・・・じゃぁ、俺帰るわ。」

一樹が自分の着物を整えながら、スクッと床から立ち上がる。
布団の中から一糸纏わぬ姿の御苑が顔を覗かせる。

「はいはい、とっとと御家にお帰りになってくださ~い」

御苑は一樹に向かって集ってくる蝿を追い払うような手付きで手を振る。

「うわっ、冷た~、俺こんな風にお前を育てた覚えねぇーよ!!」

「・・・何が育てたよ。今日は抱かないとか言ってたくせに結局抱いて・・・」

「でも、御苑だってあんなに感じて乱れてたじゃん・・・」

一樹が少し笑いを含みながら、御苑の顔をじーっと見る。
すると一樹の顔面に色鮮やかな着物が飛んでくる。

「いってぇー・・・何すんだよ・・・」

「馬ー鹿!!早く出て行け!!!!」

御苑は顔を少し赤くしながら、床に散らかっている自分の着ていたものを一樹に投げつけていく。
一樹もこれには困り果てて、御苑の部屋から逃げるように出て行く。

「・・・ってぇな・・・あいつ本気で投げにきやがった・・・」

一樹は御苑の部屋から出て、遊郭の長い廊下を歩きながらブツブツと歩いていると、その廊下に立ち並ぶ部屋から艶っぽい女の快楽に飲み込まれている声と床の軋む音が耳に入ってくる。

毎度ながらここを通る度に耳を塞ぎたくなってくる。

「・・・所詮は快楽なしでは生きられない哀れな女。か・・・」

一樹はそうポツリと呟くと少し悲しそうに微笑む。

―――アイツも結局は・・・

ドンッ

「・・・ぁ、すまん。前を見ていなかったものだから・・・」

「あー・・・こちらこそ、ボーっとしていたものだからつい・・・」

物事に耽っていた一樹は後ろから何かがぶつかってきた衝撃を感じ、振り返ってみるなり、瞳を大きくさせる。

「・・・西園寺・・・さん・・・??」

一樹の瞳には顔立ちのいい、長身の青年が映っていた。

「・・・あぁ、一樹か・・・」

青年―西園寺はそう言うと小さく微笑んで見せた。

「・・・どうしたんですか、こんなトコに。」

一樹も西園寺に少年じみた無垢な微笑を西園寺に向けるが、やはりいつものように心の底から笑ってはいなかった。

むしろ彼の顔を見る度に憎たらしい感情が彼の中には芽生える。

「・・・こんな所に来る目的は1つだけだろう・・・??」

西園寺はそう言うと微笑する。
一樹はそんな西園寺の表情をジッと見つめていた。

「また遊女買いですか。貴方には若くて美しい妻がいるじゃないですか・・・」

「・・・やっぱり怒っているのか・・・あのこと・・・」

西園寺は口の端を上げて呟く。
一樹はその呟きを耳にした瞬間、勢いよく眉を顰めさせた顔を上げ、西園寺と視線を合わせる。

「いや、独り言だよ・・・やっぱり妻1人だと俺にはどうも物足りなくてね。だから今日も椿に相手してもらったんだよ・・・」

「・・・そうですか・・・」

「・・・じゃぁ、俺はもう帰るから・・・」

西園寺は一樹に何1つ挨拶せずに1足先に遊郭から出て行く。

一樹もそんな西園寺の方を振り返りもせず、その場に立ち尽くしていた。

「・・・なんだよ、アイツの事愛しちゃいねぇじゃねぇか・・・
じゃぁなんで結婚して、子供まで作りやがったんだよ・・・」

一樹はギリッと歯を噛み締め、強く拳を握る。

一樹の握り締めた拳から血が伝って床に滴り落ちていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・では、優駿さん。女学院もあることですし、私はもう帰宅させていただきますわね。
長いこと居座ってしまっていてすみませんでした・・・」

「いえ・・・ではお気をつけて・・・」

「ええ、また来ます。」

佐和子はそう言うと少し微笑んで優駿に手を振ると、洋館の玄関の扉を開いて外へと歩き始めた。

優駿も佐和子の後姿を見つめながら手を振る。

そして佐和子の姿が小さくなっていくと、手を振るのを止め、大きな扉を閉めようをしたのだが、1つの影がここに向かってくるのが見える。

その影は優駿の家に近づくに連れ、姿をはっきりとさせてくる。

「・・・一樹さん・・・??」

優駿はそう声を漏らすと段々と近づいてくる一樹は優駿に向かって手を振ってくる。

「よぉー!優駿ー!!」

「一樹さん、何しに来たんですか・・・」

そうしている内にも一樹が優駿の前にやってきた。
一樹は優駿を見るなり、笑顔を見せる。
優駿も一樹につられて笑顔を向ける。

「まぁ色々と・・・そういえばさ、さっき向こうで佐和子と会ったんだけどさ、あの子、俺と鉢合わせしても声1つ掛けなかったぜ・・・」

「・・・そうですか・・・」

「まぁ、佐和子帰ったんならちょうど都合よかった。」

一樹はそう言うと優駿にまた笑顔を向ける。
優駿は一樹の言葉に首を傾げる。

「・・・椿って澪夜ちゃんのことだろ・・・??」

一樹は優駿の耳元に自分の口元を近づけるとそう囁く。

「・・・ええ、それが・・・??」

「澪夜ちゃんさ、さっき買われたらしいぞ・・・??」

「・・・!?」

一樹のその言葉を聞くと、優駿はパッと大きな瞳を更に大きく開かせた顔を上げる。

「それって本当ですか・・・!?」

「・・・あぁ、さっきあの遊郭に行ったらあの子のお得意さんと会って”買った”って言ってたし・・・」

一樹の言葉を聞いた優駿の表情には焦りと絶望が見えた。

澪夜は遊女として生きる女だ。
ずっと分かりきっていた事だったのに・・・
だけどいざという時にその真実を知ると胸が張り裂けそうになるほど辛くなっていく・・・

そんな優駿の顔を見た一樹は優駿の肩をポンっと叩く。

「・・・行ってきてあげたら・・・?仮にも君等は恋人同士だし・・・??辛いんじゃない、お互い・・・」

優駿は一樹の顔を暫らく見て黙っていたままだったが、今まで気の抜けた表情から、決意に満ちたような表情に変えるとコクリと首を頷かせる。

「・・・僕・・・俺、行ってきます・・・」

優駿はそう言って一樹の肩をポンッと軽く叩くと風に逆らい猛スピードで走り出す。

一樹は段々遠くなっていく優駿の後姿を黙ってみていた。

「・・・頑張れ、少年・・・俺のためにも・・・な・・・」


そう言うと一樹は冷たく微笑んだ。






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02'24(Fri) 偽りの悪魔②―6
「・・・美を奪われた執念ですか・・・」

クロスはエオナをチラッと横目で見ると少し小さく嘲笑う。

「・・・何が可笑しいの?・・・私の顔!?私の顔を見て笑ったのね??
失礼にもほどがあるんじゃないの!?!」

エオナはブロンドのウェーブの髪を振り乱しながら、クロスに掴みかかりにいく。
それを見たアイリスが慌てて間に入ってエオナの身体を押さえつける。

「私だって・・・好きでこんな顔になったわけじゃないのよ!!
早くこの痛々しい印を刻んだ悪魔を私の中から追い出して、元の美しい顔に戻りたいのよ!!」

「ちょっ、クロス様に何してるんですか・・・!あなたは自分の中の悪魔を浄化して欲しいんじゃないの・・・??」

「うっさいわね!第一こいつが私の顔を見て笑ったのよ?この顔になったせいで苦しんでるのに・・・
・・・大体ね、こんな15・16歳そこいらの男に悪魔なんて殺せないんじゃないの??」

エオナは割ってきたアイリスの小さな身体を押し、クロスの胸ぐらを勢いよく掴み、クロスを鋭い眼光で睨みつける。
だが、クロスはあくまで冷静になり、自分のシャツの胸ぐらを鷲づかみしているエオナの手を素早く払いのける。

「・・・貴方は少し勘違いしていませんか?私は貴方の中に巣食う悪魔を”殺す”のでなく”浄化”させるのですよ・・・??」

「・・・それがどうしたって言うのよ・・・同じじゃない・・・」

エオナはクロスをキッと睨む。

先程からクロスに見せるエオナの表情はどれも醜い感情が現れており、とてもでないが綺麗とは言えない顔だった。

クロスはそんな彼女を心の中で少し哀れに思い始めていた。

「いいえ、違います・・・”浄化はあくまでも縛られた悪魔を救うんですよ?私は職業上そうゆうことしかできないので・・・」

クロスはエオナに初めて笑顔を向ける。
人間離れしている程顔立ちのいいクロスの微笑みはそれほど美しいものだった。

エオナはその微笑を嫉妬にも似た瞳でクロスの顔を見る。

「・・・っ、この役立たずのガキ・・・!!」

「ガキでもいいですよ・・・??確かに成人している貴方から見たら、私はガキかもしれませんし・・・ただ・・・
貴方の中にいる悪魔をどうしても”殺したい”のなら悪魔狩りの元へ行って下さい。その代わり貴方ごと殺されてしまいますよ・・・??」

そう言ってエオナに向けたクロスの微笑みはどこか冷たく、それを見たアイリスは少し背筋に寒気を感じてしまう。

当のエオナは相変らず、憎悪で染まった表情でクロスを睨みつけていたままだった。

「・・・さぁ、どうします・・・?どうしても貴方の中にいる悪魔を”殺してほしい”のでしたら早くこの部屋から立ち去ってください。」

クロスは嫌味ったらしい笑顔をエオナに向ける。

「いいんですよ?私は悪魔祓いを悪魔殺しと勘違いしている人を救いたいとも思ってはいませんし・・・」

そのクロスの言葉にエオナはカッと顔が赤くなり、歯をギリッと噛み締める。

「この―――っ・・・あっっ、」

クロスに飛びかろうとしていたエオナが行き成り刻印が刻まれている左頬を手で抑える。

徐々にエオナの瞳孔が開いてきて、息遣いが荒くなってくる。

「・・・痛ッ・・・痛い・・・あぁああああぁああぁぁああぁ!!」

エオナの耳が劈くような叫び声にアイリスは思わず耳を塞いでしまう。
クロスは左顔を抑えているエオナを見て、口の端を上げる。

「・・・来る・・・」


エオナの苦しみに歪んでいる顔はまたしても美しいと呼ぶには程遠かった・・・






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02'22(Wed) 偽りの悪魔②―5
どうしてこんなことになってしまったのだろう・・・

自分でも遠くなっていく記憶

だけれどもはっきりと覚えている憎らしいあの出来事・・・

私はごく普通の花屋の娘だった。
だけど1つだけ、みんなとは違う扱いを受けていた。

自慢じゃないけど顔立ちは良かった。
このウェーブのかかった金色の髪、くっきりとした青い瞳。

誰にも羨まれたこの容姿。

だから周囲の男によくアプローチされたりしたわ。
周りの友達だってよくこの容姿を褒めてくれた。

そんな風に接しられて、自分でもこの容姿に自身がつき始めた。

・・・その時だった・・・

ネェ、アナタッテトテモキレイナノネ・・・

「・・・えっ・・・??」

ワタシ、キレイナノハスキナノ・・・
トテモウラヤマシイワネ・・・

「・・・何この声・・・」

ダカラ・・・

ソノカラダ、ワタシニチョォダイナ・・・

「・・・えっ・・・っ・・・キャッ!!」

その時、強い風邪が私に吹きつけてきた。

ソノカラダ、チョォダイ・・・

「・・・っ、、あぁあああぁあああぁあぁぁぁ!!!!」

耳にこびりついて取れないダミー声が私の耳元でした。
その瞬間、左半分の顔が焼け付くように痛み出す。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い

私の顔が痛い!!
私の美しい顔が焼けるように痛い!!

「・・・フフッ、コレで私の身体同然よ・・・」

いやっ・・・何言ってんの・・・私。
でも唇が勝手に動いてしまう・・・

ーーーズキン

左半分の顔が痛い。



「私はそれからこんな忌々しい模様を大きく刻まれて・・・
誰にも顔を見せられなくなってしまったのよ・・・」

「・・・」

エオナの顔には憎しみの感情が露になっていて醜くなっている。
クロスは女の怒りや憎しみの汚い感情を孕んだ瞳を見つめる。

「もう私の美しい顔を見せられなくなってしまった。この顔を見られるたびにね、異形のモノを見ているような瞳で皆見てくるのよ・・・
それから、こんなフード被って・・・陰気に引き篭もるようになって・・・」

「・・・」

「それである人に聞いたの。悪魔を祓ってくれる腕のいい聖職者がいるって・・・
ねぇ、お願いクロスさん・・・私の顔をこんなにしたココにいる悪魔を殺してよ・・・」

エオナはそう言うとクロスを強い眼差しで見つめた。

「私の中に入る悪魔殺してよ・・・それがアンタの仕事じゃないの・・・??」

そう言って見せたエオナの顔は自分の中にいる悪魔に対する感情で、もはや前のような美しさの欠片もなかった。






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02'19(Sun) 読みきり:女の友情
男なんてみんな同じじゃない?

あっちから馬鹿みたいに顔赤くして告白してきたくせに
1年もしないうちに好きな女ができた。って、あっさり別れを告げにくる。

もう男なんか信じられない・・・

「佑香分かった?だから男なんか簡単に信用しちゃったら終わりよ??」

「・・・うん・・・でもさ、それって幸野が運が悪かっただけじゃ・・・」

「何言ってんの!!佑香は何でもかんでも信じすぎてんのよ!!1人の男に告白されたからって、そいつを信用しすぎちゃダメ!!」

佑香の一言に幸野は顔を少し赤くして怒鳴りつける。
幸野の突然の剣幕に佑香は身体をビクつかせて驚いていた。

そんな2人に喫茶店内の客の視線が2人に痛々しく注がれている。

「ちょっと、大声出さないでよ・・・」

佑香は痛々しい視線に気付いたのか、少し慌てながら幸野の耳元でこそこそと話す。
佑香の言葉に幸野も少し顔を赤くさせながら頷いた。

「・・・でも、そんな事言ってる幸野だってつい最近、駅前で多田野君と歩いてたんでしょう?加奈が言ってたよ?」

「あぁー、あれ?セフレセフレッ!!男なんかね結局女に”愛”を求めてんじゃなくて”身体”求めてるんでしょう??
まぁ私だって暇だからいいかなぁー??って、気持ちいいわけだしさ。」

「ちょっ・・・セフ・・・!?!」

幸野の言葉に佑香は飲もうと思って注文していたクリームソーダーに手を伸ばしていた手が止まり、思わずカァっと顔を赤くさせる。
爆発寸前みたく赤くなってる佑香とは違い、当の幸野はあっさりとしていた。

「・・・なに佑香、セフレで赤くなってんの?セフレなんて皆いるものじゃない・・・佑香だって大人になればセフレの1人や2人は出来るでしょ・・・?」

「なっ、何回もセフレなんて連呼しないでよ・・・!!」

佑香は耳まで赤くさせ、バンッと机を勢いよく叩いて幸野に思いっきり剣幕をきる。

(・・・何、あのこ・・・)

(セフレ・・・?なんて卑猥な・・・)

(ママァ、あのおねいちゃん大きなお声だしてどうしたの・・・??)

(こらっただしちゃん、指指しちゃダメよ。指差したら妊娠させちゃうわよ?)

周囲がどよめいてざわざわと声が聞こえ始める。
佑香はすっかり縮んでしまった。

―――・・・でもセフレかぁ・・・

佑香は幸野の顔をチラッと見る。

スッと通った鼻筋、少し切れ長な二重瞼の瞳、はりのある肌・・・
幸野は佑香から見ても綺麗な顔立ちをしていると思う。

そんな幸野が本命の彼氏なんかすぐにできちゃうと思うのに、どうしてセ・・・フレなんか・・・??

って!またいやらしい単語言っちゃったよ!私!!

佑香は少し顔を赤くして視線をまた下の方へと戻した。

「・・・ったく、”セフレ”で大声出しちゃうなんて佑香はやっぱりお子様ねぇ・・・クリームソーダー頼んじゃうとことかね。」

幸野はププッと可笑しそうに笑った。
そんな態度の幸野に佑香は瞳をギンと光らせ、キツイ睨みを送る。

「だいたい幸野が・・・悪いんだからね!!」

そういうと佑香はふーんと頬を膨らませそっぽ向いてしまった。

「アハハッ、まぁそれが佑香じゃない・・・私、そういう佑香が大好きよ?それにお子様で照れ屋なのが佑香のいいところじゃないの??」

「・・・幸野・・・」

今までそっぽ向いて不機嫌だった佑香だったが、幸野のその言葉でそんあ気持ちはどっかに行ってしまったらしく、瞳をキラキラと輝かせて幸野を見ていた。

「単純だなぁ・・・」とも言えずに、幸野は佑香のじゃれてくる子犬のような瞳を見てクスッと微笑む。

佑香はそんな風に思われていることも知らずに未だに瞳を輝かせて幸野を見つめていた。

「・・・んで、アンタ男に告白されたんでしょ?結局どうすんの??」

「うー・・・ン、それ悩んでるから幸野に相談してるんでしょう・・・」

佑香は大きな溜息を付いた

「・・・で幸野はどうすればいいと思う・・・??」

「やっぱりそんな中途半端な気持ちなんだったら断ればいいじゃん。」

佑香の言葉に幸野はキッパリと物言う。
幸野の言葉に佑香はうんとも頷かず、嫌とも首を振らず、ずっと固まっていた。

「・・・どうしよう・・・」

「・・・さぁ・・・?」

「・・・うん、決めた!私付き合ってみる!!」

「ハァ!?!」

佑香の言葉に幸野は思いっきり眉を顰めた。

「・・・あんた、それでいいの・・・??」

「うん、ずっと考えてたんだけど1回付き合ってみて、合わなかったら別れる!!そうしようと思うの。」

「・・・ずっと考えていた・・・??・・・ねぇ・・・じゃぁさ・・・」

「??」

「私の相談、必要なかったんじゃない??」

「・・・アハハッ」


この時、幸野は男の愛情だけでなく、女の友情までをも疑ってしまったのは言うまでもなかった。






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02'18(Sat) 生きる
僕等はちっぽけな人間だ

遠い昔から廻り続けている地球から見れば

一瞬だけの存在かもしれない

だけど

その一瞬を精一杯生きればいい

1秒でも

1分でも

1時間でも

1日でも

1週間でも

1ヶ月でも

1年でも

その時を大切にすればいい

自分が存在している事実を愛おしく思えばいい

僕等にとってそれは一瞬ではなく

長い時間なんだから

その時を自分なりに一生懸命生きていけばいい

そのために僕等は生まれてきたんじゃないかな・・・??

”今を精一杯生きる”ということがこの世の存在を認められた僕等の使命なんじゃないかな??






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02'18(Sat) 人間
なくしてしまったものは

また見つかるかもしれない


亡くしてしまったものは

もう見つけられない――・・・


見失ったものは

また探せばいい


手放したものは

もう自分の手には戻ってこない――・・・


傷ついたのなら

その傷を癒せばいい


傷つけたのなら

そのコトを後悔すればいい――・・・


突き放してしまったのなら

謝ればいい


突き放されたのなら

憎めばいい――・・・


美しいものは

素晴しい


醜いものは

穢らわしい――・・・


愛しているのなら

全身全霊愛せばいい


憎いのなら

怨めばいい――・・・


寂しいのなら

温もりを求めればいい


虚しいのなら

満たせばいい――・・・


生きたいのなら

精一杯自分の道を歩み生きればいい


死にたいのなら

少しでもいいから思い留まってみればいい――・・・


君は決して1人じゃないんだから・・・

君を見守ってくれている”あたたかい存在”がきっといる


見えなくても

気付かなくても

”それ”は君を優しい眼差しで見守っている――・・・



人間はそうやって生きていけばいいんだよ・・・??






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02'17(Fri) 私の可愛い彼氏・彼女:特別編
・・・あぁ、またこの夢か・・・

どうしてまた・・・??

思い出すだけでも苛立ちが甦ってくる。

こんなのを何度も甦らせるなんて俺もよっぽど未練がましいらしいな・・・

『・・・ねぇ、依織・・・私の事は愛してくれてるの・・・??』

彼女はそう言っていつものように愛用している煙草を吹かしていた。
あの頃は、苦手だった煙たさも、その煙草のにおいさえも愛おしいと思えていた。

『はぁ??・・・なんだよいきなり・・・』

『いいから、どうなのよ・・・』

彼女はそう言って俺を急かす。

『~~っ、・・・うん、愛・・・してるけど・・・』

俺がそう答えると彼女はニッコリと微笑んだ。
その微笑みが俺の心を高鳴らせていた。

『ほら、私が22歳でさ、依織が12歳でさ10歳くらい歳違うじゃん??』

『・・・なんだよ今更。”歳の差なんて愛し合う者達には関係ないのよ~”って言ってたの紗結だろ・・・??』

『あっそうだったっけ・・・??でもさ、それってやっぱり他人が見たらキツイと思うんだよね・・・』

彼女はそう言うとフゥと煙草を吹かすと、煙草の火を押し付ける。

『・・・なんだよそれ・・・』

『・・・そりゃ私もさ、依織の事は大好きだし、誰よりも可愛いと思ってるよ?それに担任の先生とその小学生徒の垣根まで越えて愛し合った仲だし?大切に思ってるよ??』

彼女はそう言うと俺の頬に手を添える。
頬から伝わってくる彼女の体温が少し冷たく感じた。

『でもね、現実それじゃダメなんだよね。って分かったの』

『・・・どういう意味だよ・・・』

俺は微笑んでいる彼女をきつく睨む。

『あら、折角の可愛い顔をそんなにしちゃったら台無しよ?』

『そんな事聞いてんじゃねーよ!!』

俺は彼女に思いっきり怒鳴りつける。
だけど彼女は余裕の表情を見せていた。
それが俺を更に苛立たせる。

『・・・別れない?私達・・・??』

『・・・』

彼女の言葉に返す言葉もなかった。
ただ、呆れていただけなのかもしれない・・・

『実はさ、前親に進められてお見合いしたんだよね。その男とさ、付き合おうかなー・・・って』

『・・・俺の事よりそいつを選んだって事か・・・』

『ううん。別にそいつを選んだわけじゃないんでよねー・・・常に心は依織だよ?そいつもさ、顔はいいんだけどさ、依織ほどじゃないんだよねー・・・だけど、さよなら。』

『・・・そう』

ただ、虚しさが心の中を駆け巡った。

『それに依織はまだ中1で未来がある少年だし、羨ましいほどモテモテなんだから彼女もそのうちできるでしょう??』

なんでそんな事言えるんだよ・・・

『あっ・・・でも愛想はつけときなさいよ?依織はちょっとクールなんだから・・・』

どうして・・・そんなにケロッとしていられんだよ・・・
俺はこんなに・・・

『・・・そっか、じゃぁもうココに来る必要もないって事か・・・』

虚しさと悔しさと悲しさが入り混じった感情を押し殺しながら、彼女の部屋の合鍵を彼女に返す。

『・・・それ、返しとく。』

『・・・割とあっさりしてるね・・・やっぱり顔は可愛くても中身はクールなんだね。』

『・・・じゃ、これで・・・』

『ねぇ・・・』

一気に居心地悪くなった彼女の部屋から出ようとした瞬間、彼女が俺に向かって声をかけてきた。

『・・・せめて最後に抱きしめてくれない・・・??私だってさ、こう見えて結構辛いんだから・・・』

彼女はそう言うと瞳を潤ませて声を震わせていた。

『・・・』

俺は彼女の言葉に胸が押し潰されるように苦しくなる。
だけど彼女の方を振り返らずその場を立ち去った。

あの時・・・
迷わずに彼女の方を振り返っていたら別れが辛くなって話したくなくなってしまっていたと思う・・・

だけど振り返らずに去っていった今も、彼女に対する未練が残っている。
だからああゆう形であの時のまま夢に・・・

だけど・・・

「依織君ー!!」

「わぁ、ビックリした・・・憂妃か・・・」

「えへへっ、ビックリした顔も可愛いねっ!!」

「・・・また”可愛い”かよ・・・」

「うんっ、依織君大好きー!!」

今は愛おしいと思える彼女がいる。

手放したしたくない、護りたいと思える存在が側にいる。


だから、この想いはまた心の奥にしまっておこう・・・
今は憂妃との時間を大切に過ごしていくんだ・・・






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02'16(Thu) 偽りの悪魔:小説表
偽りの悪魔 偽りを重ねる聖職者の少年の真実へと近づいていく物語
【ダーク/シリアス/ギャグ/大人向け?/異世界/悪魔】
「私は、どれくらい過去に偽りを重ねてきたのだろう・・・」
登場人物 伝えられた昔話 予告編 世界観

第1章
偽りの聖職者・・・悪魔にとり憑かれた父を助けたい少女を救うのは聖職者の少年だった・・・
          (全て別窓です)

微笑む影・・・自分の身体を蝕む悪魔を憎む美女。彼女にクロスは・・・
     。。。coming soon(全て別窓です)

明かされた真実・・・悪魔に魅入られた科学者を助けようとしたクロスだが・・・
  ・・・coming soon

意味深な少年・・・クロスの前に現れた謎の美少年。彼の目的はクロスの殺害だった。
  ・・・coming soon

哀しい存在・・・クロスを殺そうとする悪魔狩りの少年・レイス。彼の哀しい過去が明かされる。
  ・・・coming soon

あの頃の貴方・・・クロスの前に再度悪魔・レムリナが現れ、アイリスに襲い掛かる。
  ・・・coming soon

悪魔な聖職者・・・ケイトの怒りで我を忘れ、クロスの中の悪魔の本性が・・・
  ・・・coming soon

彼の恩師・・・レムリナとケイトとの戦いで聖職者しての力を失ったクロスはある人物の元へ
  ・・・coming soon

冥界の女王・・・クロスの師・ナイキの助言の元、クロスとアイリスは冥界へ行く。
  ・・・coming soon

アイリス・・・アイリスがクロスとの過去を振り返る。
  ・・・coming soon

聖職者と悪魔・・・レムリナがクロスの前に現れる。彼女はクロスを悪魔に戻したいらしく・・・
  ・・・coming soon

魔女の森・・・魔女の森に迷い込んでしまったアイリス。そこで絶世の美女と出会い・・・
  ・・・coming soon

動き始めた運命・・・”魔王が貴方を殺そうとしてる”レムリナに告げられたクロスは・・・
  ・・・coming soon

愛しのクロス殿・・・魔界狂従士の1人がクロスに襲い掛かってくる。しかしその人物は・・・
  ・・・coming soon

心のヒビ・・・ある少女の願いで魔女の森へと再び足を踏み入れるアイリスだが・・・
  ・・・coming soon

悪魔の囁き・・・あの光景に未だに困惑するアイリス。そんな時レムリナが再び姿を現し・・・
  ・・・coming soon

偽っていた真実・・・クロスが今まで閉ざしていた暗く哀しい自分の過去をアイリスに話す。
  ・・・coming soon

少女の苦しみ・・・未だにクロスの話が信じられないアイリス、そんな彼女にレイスが・・・
  ・・・coming soon

向けた刃・・・クロスと前向きになり、自分の運命を受け入れたようと決心したアイリスだが・・・
  ・・・coming soon

少年の苦しみ・・・再び冥界へ行ったクロス。そこで冥界の案内人・ユーリスが・・・
  ・・・coming soon

????????????????(未定)
  ・・・coming soon

????????????????(未定)
  ・・・coming soon

双子の姉弟・・・仕事の依頼で1件の洋館に来たクロス。そこに双子の姉弟が住んでおり・・・
  ・・・coming soon




→これからも話の追記・内容の変更有。

特別編。。。小さなハロウィン 幸せの聖夜
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02'16(Thu) 熱い夜は・・・
物凄いエロイので、苦手な方は閲覧をお控え下さいm(_)m
大丈夫な方だけ反転してご覧になって下さいw

・・・見ても月観のことは引かないでくださいね??


さぁ今夜も迎えましょう

私と貴方の激しい夜を

私の身体で貴方を誘い、酔わせたい

さぁお互いを貪り求め合い、狂いましょう

瞳に映る今夜の月は私の欲望を目醒めさせていく

準備はいい?

さぁ、これから熱い夜の始まり

もう誰にも止められないの

私も貴方も止められない


私は貴方が欲しいの

勘違いしないで、簡単で安っぽい女じゃないのよ?

ただ自分の欲望に忠実なだけ


何度も私のなかで貴方を感じていたいの

今夜はもう離さないで

絶頂の快楽で私の脳を犯して

あなたの身体で私を狂わせてほしい

たくさんの愛を私に頂戴


私の首筋に悪戯に刻印を残していく柔らかいその唇

私の敏感なところに触れる魅力的に赤いその舌

私の身体を愛撫する白くて繊細なその指

喘ぐ私を見て笑みを孕んでいる吸い込まれそうになる黒いその瞳

私を淫らに乱れさせ、掻き回す威圧感のあるその貴方自身

貴方の全て、何もかもが愛おしい


もう終わりなの?

でも貪欲な私にはこれだけじゃ物足りないの

これは下準備にすぎないの

楽しみはこれから

夜明けはまだずっと先



さぁ今夜は妖しいく光る月明かりの下一緒に狂いながら貪り求め合い愛し合おう







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02'13(Mon) 冬の季節
冬は嫌い

最悪

私の中で1番嫌いな季節


寒いから

朝起きても布団から出れないし

ストーブの前から離れられないし

震えが止まらないし

手入れが面倒なのに肌だってすぐ乾燥しちゃうし

血色が悪くなっちゃうし

あかぎれして手が痒くて痛くなってきちゃうし

だから寒いのは嫌い・・・


風が鬱陶しいから

セットした髪だってすぐに崩れちゃうし

髪の毛だってすぐ絡まっちゃうし

風に当たった足がピリピリ痛くなってきちゃうし

スカートだって簡単にめくれちゃうし

手袋したって指先が冷えちゃってこれじゃ使い物にならない

だからこの時期の風は苦手・・・


私の吐く息が白い

かじかむ指を口元に持っていって息で温める

・・・ちょっと温かい・・・

「おっ、おはよう!」

「・・・うん、うわっ寒っっ!!」

その瞬間2人の間に冷たい風が吹き抜ける

風の冷たさが痛いほど身に染みてしまう

・・・もう本当にやだな・・・

「・・・そんなに寒い・・・??」

「寒いも何も・・・このまま凍え死んじゃうわよ・・・!!」

身体の震えを抑えるように両腕で身体を抱え込む

「・・・わっ、何・・・」

「マフラー、貸してやるよ。寒いんだろ??」

気がついたら私の首元にもう1本、黒と白のボーダーラインのマフラーが巻かれていた

「・・・女は・・・身体冷やしちゃいけないんだろ??」

「・・・フフッ、ありがとう」

その貴方の小さな優しさが寒さで凍える私には充分温かかった・・・






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02'12(Sun) 偽りの悪魔―世界観
偽りの悪魔。。。世界観

50音順

悪魔・・・人間界とは違う世界「魔界」に住む、魔力を持つ者。
    生まれ持った魔力の強さによってレベル分けされている。
    主に人型と獣型がいる。
    SS級は魔力が人並み外れて強大で5本の指に余るほどの人数しかなく、特別視されている。

悪魔狩り・・・聖職者でないものが悪魔を殺す事。
    ある機関に悪魔を殺した証拠を突き出すと、金が儲けられるだとか。
    それを仕事としている者がいるが、逆に悪魔に殺されるものが多く、数少なく貴重。
    レイスがこの悪魔狩りを仕事にしている。

偽りの悪魔・・・この作品のタイトル。
    昔の西洋風異世界での悪魔の聖職者の物語。
    ファンタジー・シリアス・ダーク・ギャグ

禁忌・・・悪魔と聖職者が関係を持つこと。悪魔と取引を行うこと。
    それが無理矢理であっても、同意の事であっても聖職者は大罪を課せられる。
    禁忌を犯した者はリリス(悪魔の妻)としてRの刻印を捺される。

級(クラス)・・・悪魔の魔力の強さで決まるレベル。
       下からE級→D級→C級→B級→A級→S級→SS級
       SS級は魔力が強大すぎて特別視されている。
       クロスはそのSS級だった。
       余談なのだが、E級やD級は人の憎悪や苦しみといった穢れた感情から生まれるので、
       実体がない。
       
聖職者・・・悪魔の浄化を仕事にしている聖力を持つ者。平たく言えば悪魔の敵。
    ほとんどが教会孤児院の出の者達。
    倒した悪魔の数・級(クラス)の魔力を自分の聖力の糧にし、実力が上がる。
    悪魔と関係を持ったものは大罪を課せられ、禁忌を犯した罪人とされる。

聖力・・・聖職者が持つ力。唯一悪魔を浄化させる力。
    悪魔を倒した数や浄化させた悪魔の魔力によって力が左右されやすい。
    神に仕えることによって身に付いてくる力であるが、生まれ持って持つ者もいる。
    後者の場合の聖力は強大なものである。

死人・・・1度死した者が禁術によって甦らされた者。
    死人を甦らせたものは「契約者」となり、死人は「契約者」が死なない限り存在する。
    契約者の死人への想いが強ければ、その想いは死人の力の糧となる。
    死人は死んだ時の姿のまま、人間と同じように成長できずに、この世に留まる。
    契約者と死人にはそれぞれ共通した刻印が捺される。

十字刀・・・クロスが悪魔浄化のために所持している鎖が付属している十字架の刀。
    普段は普通の十字架だが、クロスが発動すれば強い光を帯びた刀に変化する。
    浄化の力が強いために悪魔が触れれば、電撃が流れて焼け爛れていく。

浄化・・・悪魔を「殺す」のではなく、悪魔の魂を無に還すこと。
    「殺す」と「浄化」は意味が似てはいるものの、違う。
    浄化された悪魔の魂は天界へ行き、人間へと成り代わる。

天界・・・天使が棲んでいる世界。陽の世界。別名・光の世界。
    神が統治、政治している。
    冥界で無罪と裁かれた魂が再生を待つ場所。
    魔界とは長年の間対立している。

人間界・・・人間が住む世界。地球。

ハーフリリス・・・悪魔と人間の間に生まれた禁忌の子とされている者。
    あらゆる面で悪魔や人間から差別されている。
    悪魔と対等の力を持ち、特殊な能力を持つ者が多い。

魔界・・・悪魔が棲んでいる世界。陰の世界。別名・闇の世界。
    魔王が統治、政治している。
    闇界というのが魔界に存在する。
    天界とは長年の間対立している。

魔王・・・魔界の統治者であり、魔界1の権力者。
    SS級で権力を持つ者がなれる。

魔女・・・魔女の森に棲んでいるとされるもの。正体はリセア。
    魔女の森から聞こえてくる魔女の歌を耳にし、魅了されれば
    殺されてしまうらしい。
    噂によると、人食いだとかなんだとか。

魔女の森・・・15年前から魔女が棲むといわれる森。
    そこから聞こえる歌声を聴いた者や侵入した者は魔女に殺されるという言い伝えがある。
    魔女の森に近づいていった者は生きて還ってこれないらしい。
    誰もが恐れ、近づく者はいない。
    リセアが棲んでいる場所でもある。

冥界・・・亡くなった者の魂が最後に行き着く死後の世界。
    冥府の王・妖蘭が統治している。

冥府の王・・・冥界の統治者。創られた当初から妖蘭がその座に顕在している。
    亡くなった者の魂を地獄に送るのも天国に送るのも、妖蘭の判断次第。

闇界・・・魔界にあり、魔界の裏で活躍しているもの達がいるグループの名称。
    強きもの達だけが存在を許されている。
    主に、遠征などの活動をしている。
    魔界中から恐れられており、その存在は恐怖そのもの。
    クロスが統治者だった。


後々追記していきます(*´∀`*)






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02'12(Sun) 英雄
「・・・ねぇ、どうしてこの檻の中にいるの・・・??」

まだ、小さな少年が、鉄格子の中の女に問いかける。

「・・・私は魔女なんだって・・・皆はそう言って私を罵る」

女は、高い窓から差し込む光の下で天を仰いで、気力なくそう言った。

魔女・・・
まさか自分でもそう呼ばれてしまうとは、思ってもみなかった・・・


「お姉さんは街のみんなを救ってくれたのに・・・??」

少年はそう言うと、檻を握る。
少年の掌から鉄の冷たさがじんじんと伝わってくる。

街は救ったけど、その代償に多くの兵や民を失ったよ・・・
多くの血でこの身体を濡らしてしまったよ・・・


「・・・そうだったな。私は純粋に少年を含め、みんなを救いたかったんだよ・・・」

女は未だに表情を変えず・・・
かつて、兵を率いて、街を護った勇ましさはどこにも見当たらず。

手首について離れない鉛が重いよ・・・

この鉛の重さは心の苦しさの重さなのか・・・??

「この世界は汚れている。そのせいか、人間は純な気持ちより、醜い気持ちの方が勝ってしまうんだ・・・」

街を救った喜びより、魔女と罵られた哀しみが勝るように・・・

人間の心の冷たさに対する哀しさより、救世主から罪人に堕ちた怒りが勝ってしまうように・・・

だからこそ、君だけは綺麗でいて欲しい。

女はそう言うと少年の方を向いた。
少年は女の言葉に1度だけ頷く。

「私はこのまま朽ちていくんだよ・・・私は汚い世界で生まれ、汚い世界で朽ちていくんだ・・・せめて綺麗なままの存在でいたかったな・・・」

女はか細い声で呟く。

あぁ、神よ、世界はどうしてこんなにも不公平なのですか・・・?
貴方は存在もしない空想の人物なのですか・・・?


「・・・お姉さんは綺麗だったよ!だって僕や街の人を救ってくれたじゃないか!!
旗を大きく掲げたお姉さん、英雄さんみたいだったよ??
ううん、お姉さんは僕等の英雄なんだ・・・!!」

少年は鉄格子の中の女に大きく叫んだ。

せめてこの想いが、女の心にも大きく響きますようにと・・・

君の声はとても澄んだ、綺麗なものなんだね・・・

「・・・私は君の中だけの英雄でいられれば・・・それだけで充分なんだよ・・・」

そういうと”魔女”と呼ばれた英雄は光の中で優しく、哀しく微笑んだ



「・・・なぁ、少年。私は生まれ変わったらもっと綺麗な世界に生きたいよ・・・」






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⇒ 追記
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02'09(Thu) 短編小説:落款―5
倉澤愛葵:クラサワアキ・・・12歳。姉の異常な愛情のせいで小学校にもいけず、孤独な監禁生活を送っている。
倉澤愛遊:クラサワアユ・・・17歳。実の弟・愛葵を溺愛するあまり、自由のない監禁生活をさせる。愛葵の子供を妊娠中。
空野未来:カラノミライ・・・14歳。監禁生活を送る愛葵が部屋の小さな窓を通して出会った大阪弁の少年。

「・・・」

今日も机の上で少しかかとを少し浮かせながら立って、柵が張られている小さな窓から、外を眺めていた。
小さな窓を覗くのは憧れてやまない大きく広がる外の世界を見るためでもあったけど、本当の目的はまた別にある。

しばらくボーっと外を眺めていると、遠くの方から少しすつ、足音が聞こえてきた。

僕は聞こえている足音の音が大きくなっていくうちに、その足音がこちらに向かってきているものだと分かると瞳を輝かせられずにはいられなかった。

「おはようさん、あき」

「・・・みらい!!」

僕は自分の視界に映る家の囲いの方から声が耳に入ると、そっちの方に向かって声をかける。
すると、制服を着た男の子が身軽に家の囲いによじ登ってきた。

男の子―未来はよじ登ってきた囲いの上に座ると、小さな窓の向こうの僕にニッコリと笑って、腕をズイッと伸ばしてピースをしてくる。
笑顔とピースを送ってきてくれる未来に、僕も笑顔を送る。

「どうや?今日も俺の塀登りはルパン並みに上手かったやろ??」

「うん!るぱん?よりじょうずだったよ!!きっと!!!」

「せやろ??名付けて”秘儀・ルパン登り”やで!!俺も怪盗になれるかもしらへんなぁ。」

「かいとう・・・??それってゆうめいになれるの・・・??」

「おぉ!ニュースとか、テレビとかに取り上げられるさかいに、世間で騒がれんで!!
あの・・・アレや!指名手配犯やぁ。言われて交番とか駅前の掲示板に貼られさけ、そっちでも目にするで・・・って!そないなことになったらあかんやん!!」

「フフッ、みらい・・・おかしいよ・・・それ・・・」

僕は笑ってしまっていて、声と肩が震えてしまっていた。
そんな僕を見た未来の瞳が、狩る獲物を定めたかのように光る。

「これぞ”秘儀・1人突っ込み”や。”ツッコミ”やなくて”突っ込み”なんがポイントや。」

「よく・・・わからないょ・・・」

未来のテンポのいい言葉に僕はお腹がよじれるくらい笑ってた。
そんな僕を見た未来は嬉しそうに笑っていた。

―――未来と初めて会って友達になったあの日から、未来は毎日朝になれば、僕に顔を見せに来てくれる。

それが嬉しくて、僕は朝がくるのをいつも楽しみにしていた。

”未来”という存在は僕の中で確実にどんどん大きくなっていく・・・

「なぁ。あき、聞いて!俺今日で学校2週間休んだで!!立派な不良息子になってしもうたわー」

「・・・ふりょうってわるいことでしょ?僕知ってるよ、でもみらいはわるくないよ??」

「・・・そうか・・・あきはええ事言うなぁ。流石俺の息子!お母ちゃん感激や・・・うぅっ!!」

未来はそう言うと掌で瞳を覆って泣きまねをする。
僕はその未来の言葉に少し止まってしまった。

「・・・どないしたんや、あき・・・??」

「・・・みらいは、ぼくのおかあさん・・・??」

『流石俺の息子!お母ちゃん感激や・・・』
その未来の言葉が僕の頭の中で回っていた。

「・・・そや、あきはお母さんもおらへんし、姉ちゃんがあないなこっちゃやろ?・・・せやさけ俺があきのお母さんになったろうかなぁーって。
やから、あき。お母さんにはめっちゃ甘えてもええんやで??・・・なんて思ったりして!!あはははって・・・・・・・・・・・・・・・・・・アレ?なんやこの長い沈黙・・・」

「・・・とう・・・」

「・・・へ??」

「・・・みらい、ありがとう・・・」

「・・・あき・・・??」

”お母さん”なんて温かいの久し振りだよ・・・

『愛葵・・・愛葵・・・』

―――それは、失った時から長い間触れられなかった存在

―――いつも微笑みながら僕の名前を何度も呼んでくれた大好きだった人・・・

頬に温かいものが流れ伝っていくのを感じる。

僕は知らないうちに頬に1筋の涙を流していた。

未来の言葉はいつも温かくて、優しくて、僕の心を満たしてくれる。
ねぇ、未来、だから僕は君という存在に惹かれていくんだよ・・・??

「みらいが・・・ぼくのおかあさんなら・・・さいこうだね・・・」

「・・・やろ?あーあ、冗談のつもりが、本気になってしもうたな。」

未来はそう言うと優しく微笑みながら腕を伸ばし、窓の柵の間から僕の頭を優しく撫でてくれた。

その時の未来の顔は、昔見た記憶の中のお母さんと重なって見えて、少し胸が切なくなった。

「泣き虫はあかんで。男やろ?強ぉならんなんのになぁ。」

未来はそう言うと、意地悪そうな笑みを浮かべて僕の片方の頬を軽く抓ってきた。
今まで泣いていたはずの僕だったけど、未来の行動に少しムッとしてしまい、出てくる涙も止まってしまった。

「なっ、なにふるんらよ~(なっ、なにするんだよ~)」

「そんなしかめっ面してるからやで!!」

未来は僕の頬を抓んだまま笑顔を絶やさずに見せていた。
未来はいつも僕を勇気付けてくれる・・・

「・・・うん、ごめん・・・」

僕はまた瞳に大粒の涙を溜めてしまった。

「おいおいーまた泣くんかー、お前??泣いてばっかりやとその可愛い顔が台無しやで・・・??」

「もう・・・なかないよ・・・っ」

僕は今にも瞳から零れ落ちそうな涙を指で拭ううと未来に笑顔を向ける。
そうすると未来も僕に笑顔を向けてくれる。

「・・・ちょっと、待ってよ!ねぇ、愛遊・・・学校やめるって本当なの・・・??」

「うん、ホント。だって私のお腹の中に子供いるんだよ?そんな状態で学校なんて通ってられないでしょう??」

未来と微笑み合う僕に女の子の声が耳に入ってくる。
しかも何処か聞き覚えのある・・・

「子供・・・!?えっ・・・それってホントなの??」

「うん、ホント。そんなタチの悪い嘘付かないわよ、私・・・」

姿は見えない・・・だけど声は大きくなってくる。
だけど聞き覚えがある。

懐かしくはないはずだ。
いつも聞いている声なのだから・・・

知らないうちに僕の顔から笑顔が消えていて、少し表情を強張らせていた。
それを心配した未来が僕の顔を覗きこみにくる。

「え・・・誰の子供なの!?ねぇ・・・愛遊・・・」


ドクン


―――愛遊

その名前を聞いた瞬間、僕の心臓が大きく脈打つ。

それは紛れもない、僕を真っ暗な世界に閉じ込めている張本人・・・

姉だ・・・

無意識に僕の身体が震えだす。
それと同時に僕の頭の中で警告音が五月蝿く鳴り響く。

だめだ・・・姉に未来といる所を見られては・・・

無意識にその言葉がぐるぐると廻る。

「・・・みらい・・・ここからはなれて・・・」

僕は未来に小さく震える声で静かにそう告げる。

「・・・えっ?なんやて・・・??」

でも僕の声が小さすぎるらしく未来にの耳にはちゃんと届かなかったのか未来は首を傾げる。

―――ダメダ・・・アイツガ気付イチャウヨ・・・

―――気ヲツケナキャ、マタ光ガ見エナクナルヨ・・・??

「・・・愛葵・・・??」

「・・・誰の子供って・・・愛してる人の子供しかないじゃない・・・」

その時、未来の声に別の声が重なった。
それはさっきまで耳にしていた声よりもより近くで聞こえる。

「・・・ねぇ、愛葵・・・何しているの??」

僕の視界の中には塀の上に登っている未来の下でもう1人の女の子と並んで、僕にニッコリと微笑む姉の姿が入る。

その微笑みから優しさなんてものは感じられず、代わりに恐怖を感じさせるものだった。


―――ダカラ気ヲツケナキャイケナカッタノニ・・・

①心の距離→肉体だけの繋がりを持つ少年に密かな恋心を抱く少女の話。(R18) 公開延期
②君の瞳に映るもの→進路で悩む少年と全盲の少女の恋の話。
③落款→実の姉に監禁され、暗い世界だけを見てきた少年がみた外の世界とは・・・??(R18)
④堕ちた果実→吸血鬼となってしまった少年とその彼女の悲しい話。
⑤ホラーストーリーズ→少女が案内する恐怖の世界。







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02'07(Tue) 偽りの悪魔のゲーム
偽りの悪魔のゲームです
ぶっちゃけ、アホらしすぎます!!爆
っていうかちょっとウケます・・・笑
やりたい方はこちらからドウゾー(*´∀`*)つ[偽りの悪魔ゲーム]

こんなのもあったりして・・・笑

コメント返し↓ ↓
プルァ様>>反転お願いします
なるほど!頭突きでしたか!!
3回忌が去年だったら今年は4回忌なんですか・・・
(´・ω・`)
チョビちゃんの死が最後の涙だったなんて・・・少し哀しいですねつω`)
実家帰還の際にはしっかりお参りしてくださいね(*´∀`*)
プルァ様には純粋な心はありますよ!!
そしてその40パーセントがチョビちゃんがいたからなんて・・・本当に純なお話ですのぅ(。´Д`)クスン
あのゲームは私もわけが分かりません・・・笑
全てがいみふめい・・・_| ̄|○
作った?本人がこないなことじゃいけませんね!!(゚∀゚)
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02'07(Tue) 癒えぬ傷
お願い

触れないで

切り裂かれるように痛みだし

侵食していくように滲み出す

大切な人を失ったあの時の記憶

大切だったはずの人を自分の手でかけたあの時の感触

全てが溢れ返って

追い込むように苦しめて

確実に侵食していく

この傷はあの時に犯した

許されない罪を制裁するための罰

忘れてはいけない罪

消えはしない罰

癒されない傷
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02'07(Tue) 傷
私の身体の中で流れるものが

生まれた裂け目から割って溢れ出してくる

溢れ出してくるところが傷むけど

いいの

あなたに与えられた傷だから・・・

それに

痛みを感じること

血をみることは嫌いじゃないわよ?

なによりも

自分が”生きてる”って実感できるから―――・・・
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02'06(Mon) 短編小説:落款―4
倉澤愛葵:クラサワアキ・・・12歳。姉の異常な愛情のせいで小学校にもいけず、孤独な監禁生活を送っている。
倉澤愛遊:クラサワアユ・・・17歳。実の弟・愛葵を溺愛するあまり、自由のない監禁生活をさせる。愛葵の子供を妊娠中。
空野未来:カラノミライ・・・14歳。監禁生活を送る愛葵が部屋の小さな窓を通して出会った少年。


未来・・・

それは、姉に監禁されて以来、初めて出来た”友達”
そして僕の閉ざされた暗い世界に射しこんだ光に満ちた希望という名の”未来”・・・

「あきって女の子みたいやなぁー・・・」

「・・・そう・・・??」

「おぉ、なんかこっからみたらやたら色白いし、瞳ぇ大きいし、細っちぃし、詐欺やでこれ。」

「・・・??」

僕は家の囲いに登って座り込みながら僕の顔をマジマジと見てくる未来に首を傾げる。

「あき!お前何歳や!!」

「えっ・・・ぼく12さい。しょうがっこう6ねんせい」

「おっ、じゃぁ俺13歳やから、俺の勝ちやなー」

そう言うと未来は、自分を指差して少し嬉しそうな顔をして笑っていた。
僕の中の未来の第1印象は”よく笑顔をみせる人”だった。

「・・・なぁあき、俺ってなんでこんな時間に学校に行かんと何しとんのやろなぁ。」

「・・・??」

未来はそう言うと天に広がる青空を見上げる。
そして青空から僕の顔へと視線を移し、僕と瞳が合うとニッコリと笑みを向けてきた。

ほら、また笑った。
君の笑顔は耐えることなく、僕に向けてきてくれる。
僕はそれが嬉しいんだ・・・

「・・・俺さぁ、つい最近大阪から転校してきたんやで。せやけど、東京の人間とは中々馴染めやんくてな・・・こうやって学校さぼっとんねん。」

「・・・てんこう・・・?なぁにそれ・・・」

「・・・お前12歳の癖に、そないなことも知らんかったんか・・・転校って今まで通ってた学校から都合で他の学校に行くことやで?分かった??」

「うん。・・・でもなんで、てんこうしたの??」

「うーん・・・やっぱり1番は親の離婚やな。」

「・・・りこん・・・??」

「お前離婚も知らへんのか・・・」

「うん・・・」

僕が頷くと未来はふぅと溜息を吐く。
学校にも行かず、6年もこんな生活している無知な僕に少し呆れているのだろうか・・・

「離婚ってのはなぁ、お父さんとお母さんの間に愛がなくなってしもうて、夫婦の縁を切るんや。俺の親は相当仲悪かったからなー・・・まぁしゃぁないというか・・・そないなもんや。」

「ふーん・・・でもぼくのおとうさんとおかあさんはなかよかったよ??」

「・・・そうか。まぁ人それぞれっちゅうこっちゃな。」

未来はそう言うと哀しい顔を見せずに変わりに苦笑いを見せる。

「・・・でもね、しんじゃったんだ、ずっとまえに。」

そう言うと未来の眉がピクリと動き、表情が変わった。
僕は未来の顔を見ながら更に言葉を吐き続ける。

「おとうさんとおかあさんがしんじゃって、ぼくは・・・」

「・・・あき・・・??」

「ぼくは、おねえちゃんと2りでくらしてきたんだ。おとうさんとおかあさんがいないのはすごくさみしくてないてたけど、ぼくにはおねえちゃんがいつもいてくれたから、ぼくだってなくことをやめれたんだ。
・・・でもあるひ、おねえちゃんはぼくをこのへやにとじこめたんだ!!
ぼくからそとのせかいとひかりとあかるいみらいをうばったんだ!!」

柵を握る手に力が篭り始める。
手が怒りで震え始めてきてる。

「ぼくはそとをあるきたい!そとをあるいてたいようのひかりをいっぱいあびたいのに、おねえちゃんはそれをゆるさないんだ!!
ぼくは、おねえちゃんがもとめるからいっぱいいっぱいからだだってあげたし、だいてあげるのに、ぼくがもとめるものはまったくくれないんだ!
それどころか、うばっていくばかりで、ここから1どもだしてくれない!!
しかもこんどはぼくのこどもができたっていってまた、ここにしばりつけるつもりなん・・・」

「もう言わんでええ!!」

僕の開いた口は動きを止まらなかった。
まるで蛇口を回して、水を出すように・・・何かにおされるように言葉が溢れ出す。

だけど未来の大きな一言で、嘘のように止まった。
それは蛇口をひねって、水を止めたかのように・・・未来の一言で我に返り、感情的になった自分の言葉を止めた。

「・・・もういいから・・・もう言わんでいいから・・・」

そう言った未来の顔は哀しそうだった。
自分の親の話をした時には見せなかった哀しい顔・・・

未来のその顔を見ていると何故か僕の心が締め付けられるように痛かった。
いつもの発作からくるようなものでなく、何か違うものから・・・

「・・・ごっごめん・・・ぼく、つい・・・」

「謝らんでええから。・・・そうか、今まで辛い思いしてきたんか・・・今まで心ン中で自分が1番不幸て思ってたことがアホらしくなってきたわ・・・」

未来はそう言うと少し顔して笑った。

・・・未来は、どんな表情をしていても笑顔を見せている。
今はその笑顔が少し辛く感じる。

「・・・あき、お前ここから出えへんか?お前の話聞いてる限り、なんかよぉ知らんけど、お前の姉ちゃん危ないぞ・・・」

未来の言葉に僕を首を数回横に振る。

「・・・ごめんね、みらい。ぼくはここからでれないよ・・・」

僕は少し虚ろな瞳をして、窓の柵を握り締める。

「・・・そうか、じゃぁ俺、これから毎日ここに来るわ。」

僕は未来の言葉に瞳を大きく開く。

「また・・・そないに驚かいでもええやろ?それに俺等今日から友達になったっんやろ??」

「・・・うん。」

「せやから、あきがそっから出れへんのやったら毎日ココで一緒に話そら。」

未来の言葉に大きく頷く。

「はい。じゃぁ決定。明日の朝から楽しみにしとけよー、俺学校サボってまで来るからな。」

この時、友達・・・いや、”未来”という存在を大きく感じた。


未来は、僕にとってこれこれから先、大きく影響を与えていく存在だという事を僕はこの時既に分かっていたのかもしれない・・・。







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02'05(Sun) 短編小説:落款―3
倉澤愛葵:クラサワアキ・・・12歳。姉の異常な愛情のせいで小学校にもいけず、孤独な監禁生活を送っている。
倉澤愛遊:クラサワアユ・・・17歳。実の弟・愛葵を溺愛するあまり、自由のない監禁生活をさせる。愛葵の子供を妊娠中。
空野未来:カラノミライ・・・14歳。監禁生活を送る愛葵が部屋の小さな窓を通して出会った少年。


「・・・葵、・・・あき・・・愛葵・・・」

僕は上から聞こえてくる声に少しずつ意識をはっきりさせていき、重たい瞼を開いていく。
開いた僕の瞳には随分とにこやかな制服姿の姉が大きく映る。

「あはよう、愛葵。」

「・・・うん、おはようおねえちゃん・・・」

にっこりと僕に向かって微笑んでくる姉に、僕もまだはっきりと意識のないまま微笑み返してみる。

「愛葵、私今から学校あるから行ってくるけど、今日もいい子にこの部屋で待っててね・・・??」

「・・・うん」

姉の言葉に無言で頷くと、姉は僕の頭をくしゃくしゃっと撫でる。

「愛葵はいい子ね・・・」

姉はそう言うと僕を抱きしめ、頬に口付けを送ってくる。
姉が頬から唇を離すと、頬に吐息がかかって少しくすぐったかった。

「・・・そういえば、愛葵に聞いて欲しい事があるの・・・」

姉はそう言うと、ベッドに座りっぱなしだった僕の隣に座ると、いつにない笑顔で僕の顔を見つめると、自分のお腹に手を当てていた。

「・・・私、愛葵の子供身籠ってるみたいなの・・・」

そう言った姉はまるで聖母のような優しくて、美しい笑みを浮かべていた。
まるで実の弟を監禁させているとは感じ取れないほどに・・・

姉の言葉に、ろくに小学校へもいって勉強していない無知な僕は首を傾げる。

「・・・こ、ども・・・??」

「そうよ、私と愛葵の赤ちゃん。今、ちゃんとココにいるのよ。」

姉はそう言うと僕の手首を掴み、それをいままで自分が手を当てていた、自分のお腹へと持っていき、僕にお腹を触らす。

「ぼくと、おねえちゃんの・・・あかちゃん・・・?」

「うん。肉親同士の子供は障害が多いって聞くけど、私と愛葵の子供だもん、きっとすごく可愛いに決まっているわ・・・」

姉はそう言うと僕の頬に手を当ててきた。

「・・・じゃぁぼくは”おにいちゃん”になるの・・・?」

僕はそう聞くと、姉がクスっと声を漏らして笑うと首を横に振った。

「違うわ。12歳の愛葵にはまだ早いけど、この子の”お父さん”になるの。そして私が”お母さん”」

「ぼくが、おとうさん・・・??」

僕がそう言うと、姉は再び僕を抱きしめてきた。

「・・・そうよ、だから2人でこの子を一生懸命育てましょう?・・・ずっとこの家で・・・」

―――・・・ずっとこの家で・・・

僕はその言葉を聞いたとき、胸に不快感が湧いたのを感じた・・・
この人は僕をここから出さない気だ・・・
そう思った。

ただ、虚しさが心の中に広がっていく。

自由を奪われていく虚しさ・・・

「・・・じゃぁ、行ってくるね、今日もいい子にしててね。」

姉はそう言うと、僕を抱きしめていた腕の力を緩め、唇に触れるだけの軽いキスをしてくる。
そして、名残惜しそうに僕を見つめると、ドアを開け、この薄暗い部屋から出て行った。

また暗い世界に独りっきりになった僕は、姉がこの部屋の鍵を外側からかける音を耳にする。
何度も聞きなれたはずなのに、この音を聞く度に心が虚無感と恐怖感で満たされてしまう。

―――ドクン

僕の心臓が大きく脈打つ。
胸が苦しくて痛い。

「・・・っ、はぁ、はぁ・・・だい、じょうぶ・・・」

僕は息をするのも苦しい胸を押さえ、痛みを絶える。
いつもこうだ。
姉がこの部屋の鍵をかける音を聞くたびに虚無感と恐怖感でいっぱいになった僕はそれらに圧迫されて、心臓が苦しみ、痛みだす。

・・・だいじょうぶ、いつものことだから
僕は自分にそう言い聞かせて乱れた息を整えていく。

暫らくして胸の苦しさがやっと収まると、床に散らばってしまっている服を集めると、それを着ていく。

「・・・だいじょうぶ・・・いつか・・・」

僕はギュッと膝を抱え、天井を見上げる。
ふっと僕の視界に、部屋に1つだけある唯一光が差し込む鉄の柵で囲まれた小さな窓が入る。

「・・・まど・・・ひがさしてるからきょうは、はれてるのかな・・・」

僕はそう一言呟いてみると、無性に窓の外を見たくなってきた。

僕は部屋中を見渡してみる。
部屋にはベッドとこの部屋専用の小さなシャワールームに繋がる扉、そして部屋の隅っこに少しアンティークな机と椅子があった。

僕は立ち上がると、部屋の隅に置かれている机を窓の下まで運び、机の上に恐る恐る乗ってみる。

机の上に乗り、窓を開けた僕の視界に入ったのは、柵がはられている窓の外で広がる太陽の光が眩しい澄んだ蒼が広がった空だった。

「わぁ、きれい・・・」

僕は6年越しに見た青空にしばらく瞳を輝かせて魅入っていた。
思わず柵の隙間から手を伸ばして、自分の掌と青空に昇っている太陽とを重ねる。

「・・・ひさしぶりのたいようのひかり・・・」

「・・・何してんのや?」

僕は突然聞こえてきた声に、肩をビクつかせ、きょろきょろと声の聞こえた方を捜す。

「おーい、ココや、ココ!!」

すると下のほうからひらひらと手を振っているのがちらちらと見えたから、そっちの方へ視線を移す。

僕の視線の先には重そうな鞄を持った学生服を着た男の子がいた。
どうやら僕は、久し振りの青空にすっかり夢中だったらしくて、男の子の姿に気がつかなかったらしい。

「君さ、さっきから何してんの?窓から手ぇら伸ばして・・・」

確かに瞳を輝かせて窓から手を伸ばしている光景は、他の人から見たら不審かもしれない・・・
男の子は不思議そうな顔をして僕を見る。
僕にとって男の子は、監禁生活以来に会った姉以外の人間で、どう接すればいいのか分からなくなり、思わず顔を逸らしてしまう。

「・・・ひっ、ひさしぶりのそら、きれいだったからみてた・・・」

「・・・へぇー」

男の子が僕に向けてくる視線がやけに痛かった。

―――ダンッ

男の子の方から少し鈍い音が聞こえたので、恐る恐る男の子がいた方に視線を向けていくと、男の子との距離がさっきより近くなっていて思わず驚きの声を上げてしまった。

「なんや、ただ家の囲いに登ってきただけやないか。そないに驚くこったないやろー、傷心モンやぁ。」

男の子は僕のキョトンとした顔を見るとケラケラと可笑しそうに笑っていた。

「わぁ、アンタ可愛らしい女の子やと思っとったけど、よぉ見たら男の子やなぁ。」

「・・・え・・・ぼっぼくはおとこだよっ!」

僕は失礼な言葉に少し顔を赤くする。

「なんや、そないに怒らいでもええやろ。人間誰にでも失敗はあるもんや。」

相変らずへらへらしている男の子に僕は眉をしかめる。

「・・・君結構おもろいな、俺と友達にならへんか??」

「・・・えっ・・・」

僕は男の子の言葉に瞳を大きく開き吃驚する。

―――友達・・・
その言葉が大きく僕の心に響く。
その響きは決して悪い響きではなく、どこか穴が開いていた僕の心を満たして、胸が熱くなっていく。

「俺は空に野原の野に未来って書いて空野未来(カラノミライ)や。」

「み、みらい・・・??」

未来・・・
その名前は僕を不思議な思いにさせていく。

―――君ハ僕ノ未来ヲ明ルク照ラシテクレル存在・・・??

「そや、んで自分の名前は??」

「え・・・?」

「だから、君の名前や。」

「あっ・・・ぼくは、くらさわ・・・あき・・・」

「あきか・・・なんやええ響きの名前やな。名前教えてくれたっちゅうことは友達になってくれんのか??」

「・・・・・・・・・うん」

僕は嬉しさで赤くなった顔を隠すように少し俯く。
そんな僕を見て未来はまた可笑しく笑うと、柵を掴んでいた僕の手を取る。

そして未来は、僕の手を自分の掌に重ねるとギュッと握ってくれた。
僕は久し振りに感じる姉以外の人間の体温の温かさに吃驚するも、人との触れ合いに嬉しさが溢れ出してくる。

「じゃぁこれからもよろしゅうな、あき。」

「うっうん、みらい!!」

僕はそう言うと初めて未来に笑顔を見せた。
いつも姉に向けている作り物の笑顔じゃなくて、心の嬉しさや喜びからくる笑顔・・・


未来との出会いが、僕に大きな影響を与えるなんてこの時は予想もしていなかった。


だけど、確実に動き始めていたんだ・・・







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02'04(Sat) 短編小説:落款―2(R18)
物凄くヤバイです。R18です。
・監禁
・近親同士の性的接触
・性的描写(18禁)
以下の単語に不快を感じる方は閲覧を控えてください。責任は取れませんので・・・
単語を見ても大丈夫、むしろ興味があるこの作品を見た後でも月観のことは軽蔑しないと誓える。という方だけ反転して閲覧してください。


倉澤愛葵:クラサワアキ・・・12歳。姉の異常な愛情のせいで小学校にもいけず、孤独な監禁生活を送っている。
倉澤愛遊:クラサワアユ・・・17歳。実の弟・愛葵を溺愛するあまり、自由のない監禁生活をさせる。
空野未来:カラノミライ・・・14歳。監禁生活を送る愛葵が部屋の小さな窓を通して出会った少年。


時々姉の「愛してる」の言葉が分からなくなってくる。

どうして?

ぼくのこと「あいしてる」んでしょ?

じゃぁ、なんでこんなくらいせかいにぼくをとじこめちゃうの・・・

ぼくをあいしてくれてるならぼくをここからかいほうしてよ・・・

だけどそれが故に、姉が僕を閉じ込めているんだ。

姉の拘束が苦しい。

姉の監禁が苦しい。

姉の異常な愛情が苦しい。

・・・自由が欲しい。


―――おねえちゃん、ぼくはじゆうがほしいよ・・・



「・・・愛葵、」

姉はそう一言呟くと、僕の少し汗ばんだ髪を優しく撫でる。
そしてそっと抱きしめてくる。

互いに曝け出したままの姿で肌を密着させると、何故かとても温かくて、身体を重ねるよりも心地よく感じてしまう。

「愛してる・・・」

姉は唇を僕の耳元に近づけるとそう呟いた。
その言葉が姉の口から吐息がかかって、甘く紡がれると姉は僕を抱きしめている腕を強め、耳朶を舌で器用に舐めてきた。

「・・・っ・・・お、ねえちゃ・・・??」

姉の突発的な行動に僕は肩をビクつかせ、熱いと息が混じった声を漏らす。

「何も言わないで・・・」

姉はそう言うと、僕の口元に自分の人差し指を置いてきた。
僕の口は姉に人差し指を置かれると、魔法がかかったかのように動かなくなってしまった。
だけどこんな状況下で声を出すなと言われても自然と喉の先まで声があがってくる。

「・・・んんっ・・・」

僕は姉の静止も聞けず、吐息混じった普段より高い声を出す。
高い声をだしていくと同時に、段々と頬が熱くなってくるのを感じる。

そうしているうちに、僕の口元にあった姉の人差し指を立てた指が、僕の下半身へと降りてくる。

「・・・っあぁ!!」

姉の手が下半身に下りてきたかと思うと、僕のソレを掴むと指を巧みに動かし、愛撫してくる。
僕は姉に暫らくの間抵抗できず、されるがままにされていた。

「うっ・・・おねっ・・・ちゃん・・・やめ・・・」

僕はやっとの思いで抵抗の言葉を上げる。
が、姉の指の動きは全く止まず、僕は姉の腕を力なく掴む。

「・・・ねぇ、やめて・・・っ!!」

「愛葵・・・気持ちいい??」

姉の言葉に僕はうん。ともすん。とも言わず、首を縦にも横にも振らずに、声を上げながら、大きくなってくる姉が与えてくる快楽と戦っていた。

「・・・私、自分の手で愛葵に感じて欲しいの・・・」

その言葉に、僕は少し虚ろになってきた瞳で姉の顔を映し出す。
姉は、少し歓喜を孕んだような瞳で微笑んでいた。

「・・・ねぇ、我慢できなくなったらまた私に差し込んで、出してもいいのよ・・・??」

確かに姉に触られているのが大きくなってきている。
今にも吐き出しそうな寸前だった。

「愛葵・・・きてもいいのよ?」

姉が真剣な面持ちで、僕の瞳を見つめてくる。

「・・・」

我慢しきれなくなってしまった僕は姉に抱きしめられている腕を解き、姉から身体を離すと、姉の上に覆いかぶさり、姉の足を広げる。

「・・・い、いの・・・??」

僕の言葉に姉は少し顔を赤くさせ、うっすらと笑みを浮かべると、首を縦に振った。

「いいよ・・・」

姉が首を立てに振ったのを確認すると、僕は1本の指を姉の中心部に指を近づけていった・・・

僕が指を入れた瞬間、姉が小さな呻き声を上げる。
そして、さっき姉が僕にやったようにナカで指を動かす。

そうすると、姉の唇からでてくる声が甲高い喘ぎ声になり、頬を紅潮させてソコからは少しずつ蜜が溢れ出す。
僕は「早く楽になりたい」という気持ちが先走って、姉を濡らすのに一生懸命だった。

そして適度に濡れてきたのを感じると、姉の中心部から指を抜き、指の変わりに姉の指で大きくなってしまっているソレを姉の中心部の中へと進めていく。

「・・・っあぁあ!!」

僕が段々と姉のナカに進んでいくと、姉が瞳に涙を溜めながら声を大きく上げる。
そして僕のが、姉のナカに完全に入ると、姉のナカに熱さも手伝ってか、腰も使わないのにナカにある僕のが脈打つ。

「・・・おねえっちゃん、ぼく・・・もうむりみた・・・」

そう言うと僕は意識を濁らせていった。
濁っていく意識の中、姉の高い悲鳴じみた声を聞いた。


僕ハコンナ事ヲシテ、一体何ガシタイノダロウカ・・・


①心の距離→肉体だけの繋がりを持つ少年に密かな恋心を抱く少女の話。(R18) 公開延期
②君の瞳に映るもの→進路で悩む少年と全盲の少女の恋の話。
③落款→実の姉に監禁され、暗い世界だけを見てきた少年がみた外の世界とは・・・??(R18)
④堕ちた果実→吸血鬼となってしまった少年とその彼女の悲しい話。
⑤補導少年(仮)→新米女警官といつも補導される不良少年の恋の話。







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