02' «  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 04'
--'--(--) スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
comment  trackback  top↑
03'31(Fri) きえー!!
■ちょと!精神的にダメージが大きすぎまする!!

彼氏と別れた Y O ! !

ヤベェ・・・こんなにも精神的に来るとは思いもしませんでしたYO!!

ぶっちゃっけ、初めはどうでもいいって感じの人だったのにいざ離れていってしまうとなんかすごい寂しい・・・(´・ω・`)ショーボーヌ

はっきり言って私がフラれちゃったって形なんですが、
彼の別れの理由はというと

「俺の事ホンマに好きでいてくれてるんか分からへんようになってきたから・・・」

って、なんか私の気持ちが見えないからみたいな・・・
んなアホな!!

ぶっちゃけ私が間接的にフッたみたいなこと言わんとって下さい_| ̄|○

ちょwほんま何なんですか??www
後からダメージアップ↑↑

もうこの先恋なんてできないよぉ・・・(ノ∀`)

こんな状態じゃマイナーな作品ばっかりできちゃうww
少なからず今病んじゃっているので、ラブラブカップルを見てたら思いっきり引き裂いてやりt(ry


■彼の残してった言葉が気になって、一生懸命考えてました・・・
私は過去に彼をそう思わせてしまうようなことしたのかと・・・

やっぱり心当たりありましたよ・・・

あー・・・ほんまに私って馬鹿や・・・
エベレストを越えるほどの馬鹿・・・

自分に殺意を抱いたのって初めてですたい(´・ω・`)


その心当たりを知りたい方だけ反転ドゾー・・・


ことは、お正月あけてからぐらいですかね・・・

なんか学校で「彼が別の女の子と歩いてた」って噂があったらしく、友達が私に密告してきてくれました・・・

それで、彼に聞いたら・・・あっさり認めやがった(゚∀゚)!!

なんか彼の態度がちょっと淡白だったので少し頭にきた私は「ふ~ん・・・」って反応しか見せなかったんですね??

私「・・・ねぇ、その子とデートしただけ?それ以上もやったん??」

彼「・・・いや・・・それはしてへん・・・」

私「ふ~ん・・・じゃぁええよ。」

って言って心で怒り爆発寸前ながらも彼に笑いましたとも!

彼「・・・怒らんの??」

私「はぁ??・・・なんで??」

彼「なんでって・・・俺、他の女子と遊んだんやで??」

私「・・・やったらなん??」

彼「いや・・・だから怒らへんの・・・??」

私「うん、だって・・・私は君の嫁さんとちゃうからそこまで束縛せんよ・・・??あくまで彼女やし・・・」

彼「・・・」

私「せやかて君がその女子にそれ以上のことしてても私は同じこと言ってたで・・・??」

彼「・・・でも彼女やからよけそんなことしたら怒るんとちゃうん??」

私「それは君の基準や。あくまで私は私の基準でそうしてるさけ、別に怒らんよ??」

彼「・・・そうですか・・・」

私「うん!」

彼「・・・」

って言っちゃったような気がする!!
こんなのあった!!こんな事言った!私!!!

しかもずっと笑ってたと思う!!
怒ってたけど笑ってた!!!

しかも怒ってたから彼を「君」呼ばわりだよ!?

これじゃめっちゃ赤の他人や!!!!
もう・・・最低・・・私・・・_| ̄|○

それでもその後から2ヶ月は持ったと思うけど・・・


いや、もう別れてしもたからよりを戻せとは泣きつきませんが
未練たらたら・・・

あーぁ・・・これはもう・・・自業自得と言いますか・・・

恋は・・・本気でもうできません・・・

高校時代の青春は全て勉強に捧げよう・・・_| ̄|○←寂しいな
スポンサーサイト
comment:1  trackback:0  top↑
03'30(Thu) 偽りの悪魔―クロスの子供?:後編
「・・・さて、この子はどうするんですか・・・??」

「・・・親を捜す他ないだろう・・・」

アイリスの問いかけにクロスは深々と溜息を吐く。
この子を2人で世話するのはとてもじゃないけど無理な気がしてならないのだ。

そんな2人を他所にあの赤ん坊はアイリスの腕の中でキャッキャッと喜んでいた。


――あの赤ん坊が泣き始めてから、クロスとアイリスはとてつもなく大変な思いをした。

育児経験のない2人は、この子が何が原因で泣いているのかさっぱりだったので、わざわざ付近に住む知恵の多い老婆の家にまで押しかけた。

赤ん坊の世話もろくにできないのか。とその老婆に笑われてしまったものの、泣いて老いる原因が空腹からだと聞かされると、急いで街に山羊のミルクを買い、それを与えてやる。

それでもなかなか泣き止まない赤ん坊の機嫌をとろうと必死にあやす。

それで今に至ったわけなのだが、赤ん坊を相手をほとんど1人でしたも同然なアイリスはボロボロになり数時間で貧相にやつれた感じが見られる。
ほとんどアイリスの奮闘?を傍観していたクロスも赤ん坊の少しげっそりしている。

赤ん坊はそんな2人のエネルギーを吸い取ったかのように2人とは対照的にとても機嫌よくしていた。

「はぁ・・・こんな可愛い子でもこんなに殺意が芽生えてくるものなんですね・・・アハハハッ・・・」

「・・・アイリス、笑顔が満更でもなく怖いぞ・・・」

壊れたかのように声だけで笑うアイリスを見たクロスはそんな彼女に少しだけ恐怖を感じてしまう。

アイリスの腕に抱きかかえられている赤ん坊はそんなアイリスの色素の薄い桃色の髪を掴み、それを口に銜えようとするのをクロスが止める。

精神的にボロボロになったアイリスは赤ん坊が自分の髪を掴もうが、引っ張ろうが気付かないのだった。

「クロス様~、早くこの子の親を捜してあげましょうよ・・・この子のためにも・・・1番に私のためにも。」

アイリスはそう言うと瞳を鋭く光らせてクロスにアイコンタクトをする。

「私、このままだとこの子にボロボロニされます・・・肉体的にも精神的にも。」

「・・・そうだな・・・」

クロスは鋭い眼光を効かせているアイリスに頷くしかなかった。


* * * * * * * * *


「きゃー!クロスさん!!また来てくれたの!?2回もクロスさんを拝めるなんて今日はツイてるかもーw」

「・・・はぁ・・・」

瞳をハートにさせてクロスを見つめる店の若い女にクロスは苦笑を漏らす。
アイリスはそんな2人を冷たい瞳で見つめる。
やっぱり他の女がクロスに近寄っていくのが面白くないらしい。

「ちょっと、そこ!クロス様を1度2度見ただけでそんなに浮かれないで下さい!!私なんか年がら年中クロス様を見てるんだからねっ!!」

「・・・アイリス・・・」

クロスは大声で女に向かって声を上げるアイリスの頭をこつんと軽く握り拳で叩く。

――彼らは再び街に下り、一応この子に関する情報を寄せ集めていた。
しかし、店に立ち寄ってみればいつもの如くクロスは女達にアプローチされるばっかりでアイリスの機嫌が損なわれるばかりだ。

それになかなかこの子に関する情報が聞かれない。
しかもこの赤ん坊を抱えて店を訪れれば、店の人の第一声は必ずと言っていいほど同じこの言葉だ・・・

「あれっ?どうしたのこの可愛らしいお子さん??・・・まさかクロスさんの隠し子!?!」

「・・・違います・・・」

アイリスが抱きかかえている赤ん坊を見て驚く女の言葉にクロスは肩を落とす。
街に来てこの言葉を10回以上聞いたのだ。

「そんなんじゃないしっ!!」

アイリスは突込みとはとても言えないノリで女に物言う。
女は鋭いアイリスの言葉にえっ!?とした顔を見せる。

「・・・いや、この子は決して私の子供じゃなくて・・・私達、この子の母親を捜しているんですけど・・・」

「あら!?そうだったんですか!?やだ・・・あたしったらつい勘違いしちゃってて・・・」

「・・・んで、この子のことについて何か知りません??」

「アイリス・・・」

赤らめた頬に手を添えてクロスに微笑む女に冷たく言葉放ったアイリスにクロスが呆れたように溜息を吐きながら彼女の名前を呼ぶ。

「・・・やっぱり見たことない・・・」

女は低い声で唸りながら、アイリスの腕にいる赤ん坊の顔をマジマジと見つめるものの、やはりこの子については何も分からないらしい。

クロスとアイリスはがっくりと肩を落とす。

この続きは後ほど追記しますっ
しばらくお待ちくださいませ(*´∀`*)
comment:0  trackback:0  top↑
03'29(Wed) もしかして・・・?
コメント返ししてた記事消しちゃったかも・・・です・・・

うわーアホやー私・・・_| ̄|○

ってわけでもう1度・・・
っていうか追記でやってたからなぁー・・・分かりづらかったのもあると思うけど・・・(´・ω・`)

コメント返し↓↓
コト様>>反転お願いします
合格しました(o・ω・o)ヾ
お祝いのお言葉ありがとう御座いましすっ(゚∀゚)
お酒のお祝い・・・もうしましたぁ・・・本当は飲んじゃいけませんが!テヘッ
最近ミクのほうにはいけずじまいですたい_| ̄|○
すみません・・・(;'Д`A ```


のぶりん様>>反転お願いします
花粉症は地獄ですね(゚∀゚)
私はめにきませんが鼻に来るので呼吸困難起しちゃったりします!!
その時の顔がまんざらでないですよ??笑


プルァ様>>反転お願いします
マジですか!?
私は目より鼻です!!
なので呼吸困難を常日頃起します(●'v`b)
目が肌にも影響を与えるだなんて知りませんでしたー・・・
鼻も唇に影響与えられます!!カサカサになります_| ̄|○
唇は目も鼻も一緒みたいですね(´・ω・`)
病院は最悪ですよっ!?
あそこは地獄です!!地獄!!!あそこは患者に苦痛しか与えません!!
comment:0  trackback:0  top↑
03'29(Wed) 偽りの悪魔―クロスの子供?:前編
「・・・なんですか・・・これ・・・」

街の買い物から帰ってきたアイリスは己の家の玄関の前にある”そのもの”が何故ここにあるのかがよく理解できなかった。

おそるおそる”それ”に手を伸ばしてみる。
手を伸ばすアイリスの手が少しながら震えていて、ゴクリと唾を飲む。

”こういうもの”には慎重にいかなければいけない・・・
アイリスはそのことで今は頭がいっぱいだった。


* * * * * * * * * 


無音だけが広がる部屋の中、1人の少年―クロスは大人しく読書をしていた。

クロスは悪魔を浄化するよりも、アイリスの話し相手をしているよりも、静かなところで1人落ち着いて読書をしている方が好きだった。

クロスが次のページを捲ろうとしたその時、パタン。と玄関の方からドアが閉まる音がする。

「・・・アイリスか・・・」

アイリスが帰ってきたのだと察したクロスは、またどうせ彼女によってこの雰囲気を崩されるのだろうと思い、本にしおりをしてそれを机の上に置き、椅子から立ち上がる。

キィとクロスがいる部屋の扉が開かれる。
扉から姿を現したのはクロスが予想していた通り、買出しから帰ってきたアイリスだった。

だけどアイリスの手には買い物袋の他に大きく丸まった真っ白な布を抱えていた。

「・・・どうしたんだ、その大きな布は・・・」

「あのぉ・・・。クロス様・・・これ・・・」

アイリスは上目遣いでクロスの顔を伺い、買い物袋を床に置くと、何かに包まれた大きな白い布を机の上にゆっくりと丁寧に扱いながら置く。

「・・・これは・・・」

机の上に置かれた”それ”を見たクロスは”それ”からアイリスへと視線を移す。

「この家の玄関に置かれていたんです・・・」

「・・・赤ん坊・・・が??」

クロスは机の上に置かれた白い布に包まれた”赤ん坊”をまじまじと見つめる。
アイリスが持ってきたそれは小さな寝息を立てて深く眠っている。

「やっぱり子供は可愛いですよねー・・・」

アイリスはすやすやと眠っている赤ん坊の顔を見てにっこりと微笑んで、その子の小さすぎる手を指で撫でる。

「・・・でも何故・・・」

クロスはアイリスとは対照的に難しい顔をする。

「あっ、メモ・・・この子が包まれた布に挟まってたんですよ。」

アイリスはそう言うと自分の純白のワンピースのポケットから窄んだ紙切れ1枚を取り出すと、紙に書かれている文字に瞳を通す。

「えー・・・と、”私1人でこの子を育てることはできません。お願いです、どうか私の代わりにこの子を育ててあげてください。”だそうです・・・」

「・・・捨て子か・・・」

メモの内容を読み上げられた後、クロスは深い溜息を付き、アイリスは哀れんだ瞳を赤ん坊に向ける。

「・・・可哀想・・・」

アイリスは無知で自分の状況が何も分かっていない憐れな赤ん坊のぷっくりした頬を人差し指で撫でる。
すると赤ん坊は眠っているというのに、心地よさそうに微笑んだ。

その赤ん坊の微笑みがアイリスをより切ない気持ちにさせてしまった。

「こんなに可愛いのに・・・捨てるなんて酷い親だな・・・」

「・・・あぁ、でもなんでうちに・・・」

クロスの呟いた一言にアイリスがピクンと反応する。
クロスはアイリスの小さな反応に気付きもしないで、赤ん坊を見つめていた。

さすがのクロスも捨てられてしまった赤ん坊が可哀想になったのか、赤ん坊にそっと触れる。

すると眠いっているはずの赤ん坊はクロスの指を小さな手で掴む。
そんな赤ん坊の愛らしさにクロスも慈悲溢れる想いだった。

しかし、それを見ていたアイリスはワナワナと震えだし、満更でもない様子だった。
そんなアイリスの様子にクロスも気付いたのか、アイリスを不審な瞳で見る。

「・・・どうしたんだ・・・??」

「・・・そうですか・・・そうなんですか・・・」

アイリスの言葉にクロスはハァ?と言わんばかりの顔をする。

「その子はクロス様が・・・見知らぬ女に孕ませた子供なんですね・・・??」

「何故そうなる。」

クロスはボリュームを上げて1人クロスと赤ん坊を見て青ざめているアイリスに突っ込む。

「だって・・・どうしてここにこんな可愛らしい子を置いていくのか考えるとそうとしか・・・」

「いや、だから何故そうなるんだ。お前の考えは。」

「きっとそうよ・・・クロス様は綺麗だから・・・言い寄ってきた女を弄んでその子を孕ませたのよー!!!だからその子に慈悲溢れた表情を見せるのよ!!」

アイリスの阿呆丸出しな言葉にクロスも大きく溜息を吐く。

「きっと『あー、あの時素直に自分の子供を身籠った彼女を見捨てるべきじゃなかった・・・そうしていればこうなることもなかったのに・・・』なんで思ってるんでしょう!?」

「・・・だーかーらー、何故そうなるんだ!それに私はそんなことしては」

「見損ないました、クロス様!!美麗冷酷微純粋16歳少年の姿を装って外ではあんなことやこんなことをして女と戯れていたなんて・・・!!
所詮はゆうに300年以上も生きてきた大人ですか!!」

アイリスは少し涙を流しながらクロスを睨む。

「・・・あー・・・じゃぁそれでいいよ・・・」

クロスもアイリスの1人突っ走った暴走に疲れたのか、突っ込むことを諦め、彼女を白い瞳で見る。

「うわーーーーん!認めたよーこの人ー!!」

クロスの言葉を聞いたアイリスは床にしゃがみ込んで大泣きし始めた。
しかし、クロスはそんなアイリスは無視して自分の指を握りながら安らかに眠っている赤ん坊を優しく見つめていた。

するとクロスの指を握りながら眠っていた赤ん坊の顔がクシュッとなり始める。
そんな様子を見るクロスは床に顔を伏せて大声で泣いているアイリスに口に人差し指を立てて注意する。

クロスの注意を受けたアイリスはすぐに泣き止んだものの、入れ替わりに赤ん坊が泣き始めた。

「きゃー!!泣き始めたー!!」

「・・・お前があんな大声出してたからこうなったんだ・・・どうにかしろ・・・」

「えっ!?私のせいですか!?!・・・でもクロス様の子供ですし、クロス様がなんとかしてあげたらどうです」

「お前はまだ言うか。」

クロスに今までに無いほど突っ込まれたアイリスは悪ふざけがしすぎたと少し小さくなるのだった。

そして、そんな2人は泣き続ける赤ん坊を見つめたまま、言葉何1つも出なくなってしまった。

しんとした空気の中で赤ん坊の泣き声だけが耳を劈くほど流れていた。


ってことで・・・後半に続く!!(え






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'29(Wed) 恋バナですか・・・!?
■なんか人間、女の子は恋をすると「綺麗になれる」ってよく言うやないですか・・・??

あれってほんまなんですかね・・・

私はもっと発言がエロくなっちゃうので、キモくなります

片想いって時にはそんなんじゃありませんが、男の子と付き合ってるing形のときはそうなっちゃいます(゚∀゚)

っていうか片想いはしないタイプです・・・
なんか自分1人相手を想ってるって言うのが少し怖いので、常に逃げ腰です。

でもしちゃうというタイプ・・・←何それ
それでも想いは告げません!!ただ、心で想ってるみたいな・・・哀しいですね、私。

片想いしてる時に他の相手から告白されたらその人と付き合っちゃうって方なんで、よく長続きはしません!!もって3ヶ月。
っていうか男の子の方も私のレベルについていけないらしいです・・・
男の子までも引いちゃう私って・・・_| ̄|○

友達にも魔性の女って言われちゃいます(゚∀゚)ニカッ
っていうかこんな私って最低ー'`,、('∀`) '`,、

月観の下ネタ発言にはもう友達みんなドン引き!!笑 ←笑うとこではない
もうね、酔っ払ったおっさん以上に下ネタ爆弾ドーンですたい(´・ω・`)

もうね、ほんま常日頃の言動がセクハラ社長みたいな?
キャバクラの姉ちゃん相手にしてるようなおっさんみたいな?
酔っ払ったリーマンのおっさんみたいな?

まぁそんな感じです。

友達が言うには・・・

「母那珂は肉体的セクハラじゃなくて精神的セクハラやから結構ダメージ大きい」

とのこと・・・
よく友達もこんな私についてきてくれますよ・・・ハハッ
友達も不思議がってますもん!!←どうよそれ

そうとことかすんごい感謝の気持ちでいっぱいです(o・ω・o)

友達っていいなぁ・・・

っていうより!
恋愛の話なのに何故に友達のことでその話を締めくくる!?!



■悲恋歌強化期間ですが・・・
申し訳ないことにほんのちょっとだけ延長させていただきます(´・ω・`)

楽しみにしていてくださった方にはホンマ申し訳アリマセン(;'Д`A ```
心からスミマセンm(><;)m”

多分明日、明後日くらいからになっちゃうと思います・・・
今週中には悲恋歌強化期間に突入しますので・・・!!

それまで読みきりとか書いて脱☆スランプを試みます(;´Д’)

やっぱりスランプって気が重い・・・_| ̄|○

ちなみに昨日の読みきりもスランプやったから酷いですね・・・
消しちゃおうかと企んでおります・・・
分かりませんがっ(ノ∀`)

さぁ!明日、明後日にむけて頑張ってスランプから抜けるぞー!!
comment:0  trackback:0  top↑
03'28(Tue) もう1人の自分
脱・スランプのためのリハビリ小説。
可笑しな点もあると思いますが、軽くスルーしてやってください!死



アイツはいつも私の中に存在している。

私の心の中にいつも潜んでいて

いつも私のことを嘲笑っている。


アイツは私であって、私じゃない・・・
私はアイツであって、アイツじゃない・・・

そんな私と”アイツ”の関係・・・


”クスクス・・・”

遠くからか、近くからか、感覚がよく分からないところから小さな笑い声が聞こえてくる。
その不気味に耳についてはなれない笑い声が私の気分を悪くさせる。

・・・もう聞き飽きるほどこの笑い声はなれたはずなのに、未だにこの笑い声は私に不快な感覚しか与えない。

「・・・何笑ってんのよ・・・」

”クスクス・・・”

何度問いかけてもアイツは可笑しく笑っているだけ。
こいつは人を馬鹿にしすぎてる・・・

「・・・笑ってばっかいないで答えたらどうなのよ・・・」

”クスッ、あら・・・答えなんて必要ないでしょう・・・??”

そいつの姿は見えないけど、口元を吊り上げて薄気味悪く微笑んでいるのが手に取るようにわかる。

”私はあなたなんだから・・・”

「・・・」

”クスクスッ、あら、そんなに嫌がらなくてもいいんじゃない?
私達 一心同体 でしょう??”

「・・・」

こんなのが私の中にいると思うと気味が悪くなってくる。

「・・・気持ち悪い・・・」

”何が気持ち悪い・・・??”

「あんたが私ってのが・・・」

私のその一言でアイツの笑い声が更に高くなって、耳に痛いほど響いてくる。

”フフッ・・・・やっぱりアンタって筋金入りの馬鹿ぁ??”

「・・・」

”私の存在を嫌悪に感じるってことは、あんた自分自身のこともそう思ってる、ってこと”

そう・・・

腐っても 私はコイツ、コイツは私 なんだ・・・
それは解こうとしても解けない、強く結ばれた真実。

それを結んだのも私自身・・・

「・・・私は・・・自分が大っ嫌い・・・あんたの事以上に自分が大嫌い・・・」

自分が大嫌い・・・

そんな自己嫌悪の思いが私が自分自身を傷つけた。

その証拠が左手首の包帯の下に残る、この生々しい無数のカッターの切り傷

そして、私の心の中に潜むコイツの存在・・・

”・・・だから私が存在するんでしょう??
それに感謝しなさいね・・・あんたをレイプした男を殺してあげたのはあんたじゃない、この私なんだから・・・”

レイ・・・プ・・・??

「いやっ・・・・そのことは言わないで・・・っ!!」

その言葉を聞いただけで、あの光景がフラッシュバックして瞳に焼き付く。
全身に寒気が走り、冷や汗が止まらなくなって身体中が震え上がり、体温が失われて青ざめていく。

決して忘れられない許されはしない忌まわしいあの出来事。

誰にも言えない、自分だけが背負っている憎しみと憎悪。

心に刻まれた、癒えることのない深い傷・・・

コイツが生まれたのは 自己嫌悪 が元凶なら、自己嫌悪が生まれたのは 心に深く刻まれた傷 なんだ・・・

「・・・も・・・やめて・・・」

”クスクスッ、脅えてる脅えてる・・・私その顔嫌いじゃぁないわよ・・・??
むしろ大好き。”

・・・あぁ、人の恐怖をコイツはこんなにも面白がって喜んでいる・・・
コイツは悪魔だ・・・

そしてこの悪魔を生み出したのは・・・紛れもない、私だ。

”・・・ねぇ、私久々に外に出たいなぁ・・・”

「・・・なっ何言ってんのよ・・・!あんたがでてきたらまた・・・」

”クスクスッ、私はあんたよ??私の望んでることはあんたの望んでることっていつ理解してくれるの・・・??”

「・・・」

”あんたは自分を汚したあの男が殺したかった、だから私が生まれた・・・それが唯一の証拠よ・・・??”

確かにコイツの言う通り、私はあの男を心の底から半端なく怨み、憎んでいた。
そしてこの手を汚してまでも殺したいと思っていた。

その結果、コイツが生まれてあの男を殺してしまった。
・・・いいえ、殺してくれた・・・

コイツの望む事が私の望む事だとしたら。、私は あんなこと をしたかったの・・・??
それは今でも・・・??
それがいけないこと、許されないこと、恐怖に震える事だと分かっていてもコイツはそれを悦楽し、楽しんでいる。

なら・・・私もそうなの・・・??

「違う・・・私はそんなことは望んでない・・・っ、あんたが勝手に託けてるだけよ・・・」

”クスクスッ、恐怖で震えてるのね・・・でもね、私はあんたの汚くて醜い本心そのもの・・・”

「や・・・めて・・・」

ちがう・・・私は・・・そんな事・・・

アイツの嘲笑いう声を聞きながら意識が遠退いていくのを感じる。

遠退く意識の中、ぼんやりと薄笑いをする私と同じ顔のアイツが見えた・・・
私の意識はそこでぷつんと糸を切ったように 切れた。



「・・・」

鳥の囀りが耳を刺激して途切れさせていた意識を甦らせる。

重い瞼をゆっくりと開いても、目の前は未だにぼやけている。

・・・どれだけ眠っていたのだろう・・・
いや、どれだけアイツがオモテに出ていたんだろう・・・

手のひらにどろっとしたぬめりにも似た感触と生暖かいさを感じて、ぼやける瞳で自分の手のひらを見つめる。
幾度も見たことのある・・・この色は確か・・・

「・・・あ・・・あぁ・・・」

自分の手のひらに嫌って程こびり付いている赤い液体を目にし、はっきりと目が冴える。

これは夢だ、といって・・・

だけどこの感触だけは確かなもので、自分が今見ているのは幻覚なんかじゃないとは分かっている。
だけど人間って言うものは自分の犯したことを認めたくないと思ってしまうずるい生き物だ。

血は、自分の手のひらだけでなく、服にも夥しいほどに散乱していた。

いつもそう・・・
アイツがオモテに出る度、目が覚めた私は血塗れ。
それは自分の血じゃない、誰か別の人の血・・・

きっとまた人を殺したのよ・・・
だけどそれは私じゃない・・・アイツだってことも確信している。

これは私じゃない・・・アイツがしたことよ・・・
そう・・・私がこんな事望んだんじゃない、あいつが勝手にしたことよ・・・
あの男を殺したアイツが人を殺す感触に味を占めてしまってこんなことをしているだけで・・・
でも、アイツは私・・・

なぜだか自然と涙が零れ始める。
頬を伝う涙が手のひらの血と同じくらいに生暖かく感じられる。

「フッ・・・フフッ・・・キャハハハハハッ!!!」

私は涙を流しながら狂ったように笑い始める。

恐怖からくる震えなのか・・・はたまた、人を殺す感触を味わえなかった嘆きの涙なのか・・・血に塗れて人を殺したという現実に歓喜の笑みなのか


完全に血の赤色だけに支配された私には分からなかった・・・






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'27(Mon) 奴が来 た (゚∀゚) ! ! 
■どっ・・・
どどどどどどどうしよう!?!

ついに・・・奴 が き て し ま っ た ! ! ! (゚∀゚)

月観を絶望のどん底に落としいれ
震え上がらせる恐怖の存在・・・
下手したらノイローゼにもなりかねてしまいかねない・・・

アイツがきたんだ・・・

そう・・・

奴の名前は・・・


THE★スランプ!!!!!!!!!!!!!!!!



きちゃったよ・・・スランプ君・・・
ぶっちゃけ、君の事なんか誰も読んでないからね(゚∀゚)!?!

勝手にくんなよ!!
超迷惑!この疫病神めが!!涙

おとついくらいから「なんかへんだなぁー??」って思ってたんですね!?

それで案の定スランプでしたぁ(ノ∀`)タハァ

お話しが思いつかない
思いついても文章に出来ない
人物の動きが上手くかけないect・・・

ホント参っちゃってます!!
泣きたいくらいッ!!

でも・・・・私が思うには

”スランプ”って心の問題だと思うんですね??

書けないどうのこうのとかじゃなくて、心のどこかで「今は書きたくない」って考えちゃってると思います・・・

ようは、創作意欲が湧いてこないので自暴自棄になっちゃって
それでも無理に書こうとしちゃっているからダメになっちゃうんですね・・・_| ̄|○

・・・まぁ、自分でも原因は把握できているつもりなのですぐに立ち直れると思いますが・・・(;'Д`A ```

本気で頑張って見せますたいッ(●'v`b)

スランプよ・・・消えるッッ!!!!!念
comment:0  trackback:0  top↑
03'27(Mon) 心機一転計画
■昨日から悩みに悩んでいた事ですが・・・

小説を心機一転させちゃいますッ(゚∀゚)!!!


・・・っていうよりか、偽りの悪魔の1話を大きく修正するだけなんですけどネー(*´・д・)(・д・`*)ネー

この勢いに乗っちゃって、私の可愛い彼氏・彼女の修正も頑張っちゃいます♪
2話とか大幅に修正しちゃいますたい(o・ω・o)

っていうよりはまだ1話全部修正できてないのに・・・_| ̄|○
このままでいいのか・・・月観・・・'`,、('∀`) '`,、

さて・・・頑張りますかッ(゚∀゚)9”


今週・・・っていうか明日から悲恋歌強化期間に入る予定なので、毎日悲恋歌を更新します(*´∀`*)

あくまでも予定なわけなんですが・・・(´・ω・`)
comment:0  trackback:0  top↑
03'25(Sat) 白昼夢
「・・・クロス―――・・・」

真っ白い意識の中、遠くから響いてくる聞き慣れた声。

――クロス・・・

嗚呼、この声は貴方の声だ・・・


いつも私に微笑みかけてくれる。

いつも私を慕ってくれる。

いつも私の名前を呼んでくれる。

そんな貴方はいつも私のなかで大きな存在で

貴方が私の全てだった。


私に接してくれる貴方は私には勿体無いほど純粋無垢で輝いていた。

偽りだらけで穢れの存在の私には眩しすぎるんだ。

だからこそ、貴方の存在が欲しいのであり、憧れでもあって・・・


憎いんだ・・・



清い貴方を見ていれば、自分が更に醜く感じてしまって

貴方が憎いんだ。

手を伸ばしても届きはしない貴方の存在が

私を余計に穢してしまうんだ。

だから私は貴方が

憎くて殺したくて

愛おしくて己のモノにしたいんだ。


到底無理だとは知っていても

私は貴方を求めているんだ・・・


朽ちようとしている花が水を求めるように
月が太陽の光を求めるように・・・



苦しいほどにもがき苦しんで、必死に手を伸ばしているんだ。

あの頃から・・・ずっと・・・

そう・・・私が貴方を見つけ出してから・・・ずっと・・・

――ねぇ、貴方1人なんでしょう??

――・・・拾ってあげよっか??

貴方が私を拾ってから・・・ずっと・・・

だけど、貴方は私の手には入らない。

貴方が欲しくて堪らないのに・・・

――ねぇ・・・愛してよ・・・私の事、好きなんでしょう・・・??

貴方はいつも私を求めてくれた。

私も貴方を求めていた。

・・・けど・・・いくら繋がろうとも貴方の心には私はいなかった。

貴方の瞳には私が映ることがなかった。


貴方の瞳の奥は常に孤独に犯された闇だけが映っていた。

私がいくら貴方を愛しようとも、

貴方を独占していたのは貴方を愛する私ではなく

孤独の・・・闇だけ

貴方はずっと闇に囚われていたんだ・・・


貴方はそれでも私を必要としてくれた。

貴方が私を欲するのなら

私はもっと貴方を欲しよう・・・

貴方を求めれば求めるほどに、心が貪欲という汚い感情で侵食されてゆく。

それでも貴方を求め続けよう・・・

そうすることでしか

私は貴方を愛せないのかもしれない・・・


そんな私は・・・

やはり穢れた存在なのだろうか・・・

あぁ・・・


そう問いかけても貴方は答えてくれなかったのだったな・・・



「・・・様・・・ス様・・・」

白く濁る意識でまた声が聞こえ始める。
さっきと同じ・・・聞きなれた声。

「クロス様・・・」

その一声でゆっくりと重い瞼を開いてゆく。
開かれた瞳に映ったのは・・・見慣れた存在の・・・

「・・・アイリス・・・」

私の瞳に映っているアイリスは、頬を少し膨らましていた。

「”アイリス・・・”じゃないですよ!!こんなところで昼寝だなんて・・・」

横たわっていた少し動かしずらい身体を起す。
・・・そうか・・・私は寝ていたのか・・・

「なんか夢でもみていました・・・??」

「・・・??」

「いえ・・・クロス様にしては随分寝付いてたから・・・」

「・・・あぁ・・・見ていたよ・・・」

それは忘れられそうにない愛おしかった人の、哀しい夢――・・・



【偽りの悪魔】クロス、アイリス、???






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'25(Sat) 花粉症って・・・
■花粉症・・・治ってたヵと思ったらまた再発しました。

すごいヤバイです・・・はい、もう色々・・・

私口で息するより、鼻で息するんですね??
その時・・・もう・・・鼻水が出そうになっちゃいますぜヨ(´・ω・`)

あぁーやだやだ(*`Д')、ペッ

それに花粉症の威力はすごいですねー

撤収の消費がさっきから半端ないですし、

些細な事でもすぐに頭にイラッときちゃうし、

くしゃみの連発で顔の筋肉が鍛えられるわ、腹筋も鍛えられちゃうし・・・

何よりも、ヤル気を失わせるとは、脅威ですな(゚∀゚)!!
もうホント何もする気してこないんですよ!!

恐るべし・・・花粉症・・・!!

ふぇ・・・ぇ・・・ぶぇっくしょーーーん!!!(♯`Д')∵・∵・


こんなんじゃ花粉が恐くて外にでれないよぉ・・・泣
comment:2  trackback:0  top↑
03'24(Fri) クラス編成テスト中に○○が・・・!?事件
■今日も高校に乗り込んでいきました(o・ω・o)

なんかクラス編成のためのテストを受けたんですが・・・


結構余裕で出来ました・・・(*´∀`*)エヘッ


最初はどんな問題がでるか、ドキドキでした・・・
5教科を50分でしろと言われた時には( ゚Д゚)ハァ??でしたが、

いざやってみれば以外と簡単でした(´・ω・`)

でも・・・テストやってる時に、後ろのほうから携帯のバイブ音が・・・


工エエエエエエエエェェェェェェェェ(゚Д゚;)ェェエエエエ工
だっ、誰やねん・・・!!
先生めっちゃおりますし・・・!?


と思いつつ、シャーペンを進める私・・・
でも携帯のバイブ音は鳴り止まず・・・

しかもバイブ音が鳴ってる中、誰かがめっちゃ咳払いを・・・

これはバイブ音を鳴らしている犯人が先生の耳を欺くためにやっているのだとすぐに感づきました・・・
変な感だけ鋭い母那珂・・・

そして五月蝿いバイブ音が鳴り止んだ・・・

と同時にそいつの連発されていた咳払いも止む・・・

ほんまなんやねん。と犯人でもないのにかなり焦っていました・・・(;´Д’)


その話はさておき・・・(おいちゃったよ・・・
しかも開始から15分で終わってしまったので、かなり暇やったんで
死ぬように眠ってました(○-ω-)zZZ

終了のチャイムとともに起きましたが、
そのチャイムがハイスピーディーに鳴ること。

5秒くらいでした・・・そのチャイムの鳴っている間の音・・・

そしてテストも終わって、友達4人であれやこれやと話してました。

4人で話してるときに他の中学生の視線が痛いこと。笑
睨まれてるのかと思いましたよ・・・

そしてその話中のこと・・・

友A「テストどうやったー??」

月観「あっ・・・ちょっと出来たかもしれへん・・・」

友B「結構簡単やったでなぁ。」

友C「うち全然やったわぁ・・・」

月観「えっ・・・そないに落ち込むほどなん・・・っ!?」

友C「だってさ・・・うちのテスト中に携帯鳴ってん・・・」

月観「え・・・('A`;)」

友C「しかも先生めちゃ近くにきてたからかなり焦ってん。それで咳払いしたり、足ガンガンさせたりして誤魔化してた・・・ってかテスト中に(携帯)鳴ったら焦らへん??それであんまり手ぇつけられんくて・・・」

月観「ってか・・・自分やったんや・・・」

友C「え・・・」

月観「めっちゃ聞 こ え て た で ? ? 」

友C「うそ!?(爆笑)」

※友Aと友Bはテスト開場が違った

携帯のバイブ音と咳払いの犯人は友達でした・・・ww
なんてこったwww

それで暇やったんで、友達4人で口内をうろうろしてたら高校生の先輩がやたらとクラブ勧誘してました。

どれだけ捕まって絡まれた事か・・・w

軽く流すだけでも精一杯でした・・・
しかも軽くナンパ紛いのにおおて、かなり困ってました・・・4人で・・・

だって
「まぁお茶でも飲みながら・・・」
ですよ??

明らかにナンパですか??
っていうか中学生を相手にするなy(ry

友達はすごい喜んでましたが・・・

そんな友達に少しHIITA☆

まぁ、今日はすごい面白かったですww
高校の入学が待ち遠しいです・・・(o・ω・o)ワクワク


comment:0  trackback:0  top↑
03'23(Thu) 不倫恋愛中毒依存症①―3
※”不倫”という言葉に嫌気を指す方・”性的描写””下ネタ”がありますので苦手な方は閲覧を控えてください。
それでも大丈夫というお方だけ反転してご覧下さいませ(*´∀`*)



今まで人生なんか退屈でつまらなかった。

どんだけ女と寝ても、ケンカ三昧やってもやっぱり変わることのない死んだような毎日。

だけど・・・

貴方が俺の前に現れたことによって、俺の人生が変わっていくんだ・・・


* * * * * * * * 


「ん・・・あぁあ!!」

五月蝿いほど耳に響く女の喘ぎ声と乱れた熱い吐息。
・・・実際、この女をこうさせているのは俺だけど・・・

「・・・ふっ・・・んあぁ、迂っ響・・・もっとぉ・・・っ!!」

彼女はそう叫び声のも似た声を上げると、すごい勢いで俺に抱きついてくる。
妙にそれが正直息苦しくて挿し込む前からしんどくなってくるんですけど・・・


女っていっつもそうだよな。


向こうから誘ってきたからちょっとそれに乗ってやっただけで快楽に溺れきって、激しく求めてくる。
俺は、暇潰しに女を抱いてるだけだから正直こういうのは勘弁。

それにほとんどの女が俺と寝ただけで”俺の彼女”を願ってくる。

俺にはその気はなくて、はっきりと相手が求めているものは俺には重過ぎると何回も捨てて、何回も泣かせた。

別に女を傷つけたことに罪悪感はない。
向こうが勝手に勘違いしてただけの事だから、別に俺に責任はない。
そういう考え。

そういえば、抱いた女が他の男の彼女だったりもして、何度もケンカになったこともある。
・・・まぁ最終的には俺が勝つんだけど・・・

別に自慢にしてるわけじゃないけどケンカで負けた事は1度もない。


あくまでも俺の中の女は”暇潰し”であって、”特別”なんかないんだから・・・

この時の俺はそういう冷めた考えしかない最低な男だった。



「・・・アンタ面白くないね・・・」

「・・・ふぇ・・・??」

俺の言葉に女が俺に密着させていた身体を離し、俺の顔を見つめてあからさまに頭に?のマークを浮かべてた。

「・・・ねぇ、俺にされるがままにされちゃってて面白くないの??」

「え・・・何言って・・・??」

「俺もうヤる気なくなったから教室に戻るわ。」

俺は自分の膝の上に跨っている女を退かすと、乱れた制服を直す。
女が俺を見てただポカーンと間抜けな表情をしてる。

今のその表情の方が、ヤってる時の表情よりもちょっと面白いかも・・・

「ちょっと・・・何言ってんの!?それに今更どうして止めるのよ・・・!!」

今まで間抜けた表情を浮かべていた女の顔が急に一変、困った顔をさせて俺を必死に引き止めようとしている。

「・・・どうしてって・・・アンタとのSEXが面白くなかったからに決まってるじゃん・・・」

「・・・っ!?!」

頬に衝撃が走った。

後からそこが熱くなってきて痛みを感じ出す。
女が・・・俺を打った、それくらいは理解できる。

「・・・っ、アンタって最っっ低!!」

俺を打った女は少し涙で潤んだ瞳で俺をきつく睨んでいた。
その表情を見たところで彼女に対しての罪悪感なんて生まれない。

何も感じない。

打たれた事に腹立たしいとも思わない。
何も感じない、そんな俺ってやっぱり可笑しい??

「アンタだって俺がそう言う男だって分かってて誘ってきたんじゃないの??」

俺の言葉に俺を睨んでいる女はハッとした顔をして無言のまま俯いてしまう。
・・・ほら、図星。
分かってんなら最初っから俺の事求めなくてもよかったのに・・・

「・・・まぁ、制服直しなよ。」

俺は去り際の挨拶もせずに彼女の元から去っていく。
ふいに彼女の声が聞こえたような気がしたけど、振り返ることはせずにそのまま階段を下りていく。

やっぱり女はみんな一緒だ。
”特別”や”愛おしい”と思える女なんていない・・・

もし、いたとしてもそれは奇跡に近いことだな・・・

俺ってこんなことしてながら結構女嫌いだったりして。
なんかそれも在り得ないわけもないけど・・・いや、多分簡単に足広げる女ばっかり見てきてるから見下してしまってるだけなのかも・・・

そう考えると余計に、いつか自分が真剣に愛せる女が現れることすら怪しく感じてしまう。


何階もの階段を下りて、しばらく廊下を歩いていると自分の教室が見えてくる。
教室までまだ少し距離があるというのに、騒ぎ声が耳に入ってくる。
自分の距離が教室に近づくほどその騒ぎ声が更に大きく聞こえてくる。

教室の前までくれば、賑やかというより五月蝿い・・・
俺は同級生が賑わう教室のドアを開き、中に入る。

「あっ!きたきた!!おーーーい、響ーー!!」

教室に入ると、五月蝿い同級生達の中で自分を呼ぶ声が聞こえて、声がした方に視線を移すと、笑顔で俺に思いっきり手を振っている1人の男子が嫌ってほど視界に入る。

俺は、笑顔で手を振る男子の元へと歩み寄っていく。

「・・・よぉ、元気してたか?明良雅斗君。」

「はいはい、黒咲迂響君・・・って君~、こんな早々から授業サボってまた屋上プレイでも楽しんでいたんですか??」

・・・なんで知ってんだよ・・・
俺は嫌みったらしく俺に笑顔を見せに来る親友―明良雅斗に心のない笑みを向ける。

その笑みが引きつってるのが自分でも分かる。

「あぁー・・・その顔がドンピシャだろー!?」

「・・・さぁ・・・」

「またまたはぐらかしてー、オレ等小学校からの付き合いでしょ??」

ちっ・・・こいつの笑顔がこんなにも憎たらしいと思ったのは23206回目だ。
なんかやたらムカムカするから一応頬でも抓ってやろう・・・

「いしゃっ!しゃめろほ!!めっしゃいしゃいっへの~!!(痛っ!やめろよ!!めっさ痛いっての~!!)」

「・・・うるせぇー、いらねぇこと言うのはこの口だろ!?!」

「はひたひほほにひゃひひゃひゃへ!ほまへおほへとへほ!?!(やりたいようにやりやがって!お前覚えとけよ!?!)」

「おーい明良・・・と黒咲、ご戯れのところすみませんがいいもの持ってきたんだけど。」

雅斗の左頬を抓っていると、クラスの男子2人が俺等のところにくる。
確か、この前雅斗と話してるとこ見かけたことある・・・

俺は雅斗以外の男子とはいうほど仲良くはないから、どうやら雅斗に用があるらしく、俺は雅斗の頬を解放する。

俺に抓られたのが余程痛かったのか、雅斗は赤くなった左頬を擦っていた。
・・・俺を睨みながら・・・

捨てた女に罪悪感は感じないけど、こいつには罪悪感は感じてしまう・・・
付き合いが長いのもあるけど、こいつはキレさせたら厄介だからな・・・

「・・・いや、ごめん。なんかお前の笑いを見てるとつい・・・」

「響・・・ホント覚えとけよ・・・で、オレ等に何の用??」

雅斗は俺から寄ってきた2人の男子に視線を移す。

「あー・・・うん、実はさ、こういうの持ってんだけどお前も見る??」

そう言うと片方の男子が俺等にあるものを見せる。
それはケースに入ったDVD-RMだった。

「・・・何コレ・・・」

「AVだよ・・・」

雅斗が聞いたものはどうやらダビングしたAVらしい・・・
AVとか・・・

「えー・・・お前等未だにこんなもん見てんの??」

「そっそういう黒咲は見たことねぇーのかよ!?」

そんまもの見るほど悲しい男じゃないんでね・・・俺は・・・
心の中でAVを持ってきた男子を嘲笑ってしまう。

「・・・いや、だって俺・・・こんなんで抜く前に女とヤるから・・・」

俺がそう言うと、2人男子がすごい驚いた顔をして顔を合わせる。
いや・・・そこまで驚くほどこいつ等は悲しい男なのか・・・??

「うわぁー!!俺だってそんなカッコイイ台詞言ってみてー!!!!」

「黒咲!!お前を見てるとなんか知らねぇーけど僕等悲しくなるからちょっとしゃがんで!!俺らの視界から見えないようにして!!」

「おい・・・なんだよそれ・・・」

「だよなー・・・響なんか朝から早速屋上プレイだからなぁ・・・」

横からまた雅斗が笑顔でいらんことを言い出す・・・
また男子2人の俺を見る視線が痛くなる。

「なっ・・・そういうお前だって数学の由梨と付き合ってるじゃねーか!!」

「「なっ・・・!?!あの由梨ちゃんとー!?!?」

「・・・」

”数学の由梨”ってのは、この学校で指折りの美人で有名数学を担当してる新米教師の23歳の芥川由梨。
雅斗の今の彼女らしい・・・

教師と付き合うとはコイツも結構マニアックな・・・
どうやら秘密の危ない関係みたいなのがいいらしい・・・

「あーぁ、あれほどばらすなっって言ったのに・・・」

「お前がいらんこというからだろ!?・・・んで、まだ続いてるんだろ??」

「・・・お蔭様で・・・ね」

雅斗はそう言うとニヤリと不敵な笑みを浮かべる。

「・・・まぁ・・・それはいいとして・・・君達!!この事は絶対自分の胸の奥にだけ留めておけよ・・・」

雅斗はそう言いながら俺等の側にいた2人にすごい剣幕で詰め寄る。
今の雅斗にはゴジラ襲撃時のBGMがよく似合うと思う・・・

「・・・おっ、おう・・・」

「ならよろしい!」

「・・・あ、チャイム・・・」

チャイムが大音量で教室に響き渡る。

「・・・俺帰るわ・・・」

「えっ!?もう??」

俺の言葉に雅斗が瞳を大きくして驚く。
・・・別にそんなおおげさに驚かなくても、これが初めてってわけじゃないんだから・・・

「あぁ・・・んじゃぁ、そういうことで。」

俺は自分の席に掛けてあった鞄を手に取ると、さっさと教室から出て行く。

「おーい、響ー!!次2時間目だぜー!?」

ドアから雅斗が姿を現し、俺に大きな声で叫んでいる声を耳にしながら振り返りもせずに雅斗に手だけを振る。



学校は別に嫌いってわけじゃない。

勉強もいうほど苦手じゃない、テストの点数も多分いいほうだと思うし。

だけど、どうしてか馴染みにくい。
あぁいう賑やかな雰囲気がどうも性に合わない。

だから雅斗にも”一匹狼”とか言われてる・・・
そうかもしんねぇけど・・・

「に"ゃーーーー!!」

図太い猫の鳴き声が聞こえたような気がして、声が聞こえた方へと振り返ってみると、随分と太った猫がトーストを食べていた。

「・・・変な猫・・・」

またその猫の顔がどこか満足気だった。
ちょっと弄ってやろうかとその猫に手を伸ばした瞬間、猫はまた図太い声で一鳴きすると食べていたトーストを口に銜え、走り去っていってしまった。

「・・・あいつでぶの癖に走るのは早いなぁ・・・」

走り去っていく猫の後姿を見守り、ふと空を見上げる。
太陽の日差しが眩しくて、澄み切った青色が空に広がっている。

「なんかいいことあるかも・・・」

清々しい空の青さに少しいい気分に浸りながら・・・


その言葉とは裏腹に自分の運命が180度変わってしまった出会いが起きるとは、この時何も予想していなかった。

まさかこの出会いで初めて愛おしいと思える彼女と許されない罪深い恋愛するなんて一体誰のシナリオだったんだろうな・・・








他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'22(Wed) コメント返し(゚∀゚)
できてなかったコメント返しをば・・・
遅れてスミマそんつД`)・゚・。・゚゚・*:.。

コメント返し>>
のぶりん様>>反転お願いしますw
そうそう私は餓鬼くさいパイナポーやなくてイチゴなんだい!!
・・・ってなんてことを仰るんですか!?!?!?(*ノェノ)


masa104様>>反転お願いしますw
そうです(●'v`b)昨日は野球でしたよ~(*´∀`*)
でもいいやないですか!?好きな曲作りに没頭できるなんて!!
それほど曲が好きなんですねw
masa104様は立派な音楽家ですよ(o・ω・o)
私も花粉症に苦しんでいる第一庶民です☆笑
有難う御座います!!
連載頑張っちゃいますお(゚∀゚)9”!!
本は今の私の実力じゃ到底無理ですたいww
そんなだったらmasa104様の曲をぜひCDに!!!ホンマ感動しますよぉ~w


プルァ様>>反転お願いしますw
え!?
ちょwwまっwwwww
熊パンなんてかなりレアなものが・・・!?!
変態ババァとか言われちゃったんですよ、パイナップルに!!!(゚∀゚)
comment:0  trackback:0  top↑
03'22(Wed) 不倫恋愛中毒依存症①―2
”人間”っていうものは誰かを愛せずにはいられない生き物だと思うの。

それはどんな時だってそう。

例え・・・結婚していても、子供がいようともそういう時はある。

その相手が・・・10歳近く年下の、まだ未来のある高校生だとしても―――・・・

* * * * * * * * * 


「ちょっとー、ママー!!ご飯まだぁ??有沙、お腹すーいーたー!!!」

「きゃぁー!!有沙ちゃんごめんねぇ、ママが寝坊しちゃったから・・・っ!!きゃっ、熱~い・・・」

「おいおい、ちゃんと気をつけろよ・・・」

「・・・はい・・・ごめんなさぁい・・・」

そう言うなら起してくれても良かったのに・・・
でも、まぁそれも無理か・・・

何も変わらない、いつもと同じような何も変哲もない日常風景。

朝早く起きて、ちゃんと歯磨きして、洗顔して、化粧水やファンデーションつけて、洗濯機回して終わったら干してから、朝ご飯を作る。

ただ、今日は少し違う。

目覚まし時計の調子がおかしかったから私が朝寝坊しちゃっただけ。
ただそれだけで他はなんの変わりもない。

これが、白樹雪姫にとっての普通の専業主婦の生活。

夫は白樹愁也。
大企業の重役として私と娘の生活のために働いてくれている。
夫の働きがあるからこそ、私達家族は普通の家庭よりは少し裕福な生活が送れている。

この生活があるからこそ、娘の有沙も私学の小学校に通えているのだから・・・

私は今の平凡で何気ないこの生活にちゃんと満足できている。
・・・多分・・・

「もぉ、ママったらホントにバカなんだから・・・今日は佑太がお迎えに来てくれるのよ!?」

「あら、それは申し訳ないことしちゃいましたねぇ・・・でもこの前は”卓也”君じゃなかったの??」

「卓也の次のお出迎えは4月16日よ!!明日は航で・・・あさっては・・・えーと・・・」

「まぁまぁ、有沙ちゃんは随分と男の子に好意を寄せられているのね。」

これも何気ない日常会話。

娘は私に愚痴や独り言を零して、私は娘の話を楽しげに耳を傾ける、夫は寡黙にモーニングコーヒーを飲んでる。

これが私にとっての”普通”

「・・・もう8時半か・・・」

夫が何気なく腕時計を見つめながら呟く。

「えっ・・・もうそんな時間なんですか・・・っ!?」

夫の言葉に慌ててリビングの時計に視線を移す。
時計の針はちゃんと8時30分を指していた。

「さて、もう行くとするか・・・」

夫はそう言うと椅子から立ち上がり、横に置いていた皮の鞄とスーツを手に取ると、そのまま脇腹に担いでリビングの扉の前へと向かっていく。

「えっ・・・でもトーストがまだ・・・」

「いや、俺は食べなくてもいい。」

夫はそう言うとそそくさと慌てた様子も見せずにリビングから出て行ってしまった。
・・・折角トーストが焼けそうなのに・・・

夫は少し私に冷めている。

・・・まぁちゃんとした恋愛結婚じゃなくて親が強引に進めたお見合い結婚で結婚したからかもしれない・・・


私は、高校卒業と同時に家出した姉の変わりに見合いをさせられた。
その相手が今の夫―愁也さんだった。

親は、2人の仲もそんなに悪くないからと言ってお見合いからなんと1ヵ月半で結婚をさせられた。

ちゃんと男の人とも正式に付き合ったことのない私には結婚はまだ早いし、それ以前に私はちゃんと愛し合った人と結婚したかった。

ちゃんと大きな恋愛をして、結ばれる・・・それが胸に秘めたおおきな夢だった。

愁也さんは嫌いじゃなかったけどはっきり言って愛のない結婚は嫌だった。

だけど・・・私の家では、親の命令は絶対。
私はそのまま流されたままに結婚してしまった・・・

愁也さんも多分同じだったと思う・・・

もちろん、男の経験がなかった私は愁也さん以外の男の人は知らない。
結婚初夜に初めて愁也さんで男の人の身体を知った私はその快楽に少なからず溺れてしまっていたのかもしれない・・・

そしてすぐに妊娠、出産・・・あまりに早すぎると自分でも思う。

だけど最近は愁也さんとも身体の関係が・・・ない。
寝室だって今は別々。

寂しい時は甘えたいけど、愁也さんに大きなバリアを張られてしまっているようで上手くは接せない。

でも思えば私と結婚した時から愁也さんは私に心を見せない人だったのかも・・・

少しは・・・この結婚に後悔の念があるけど、今の家庭は壊したくない。
必死で掴んでいる幸せを壊したくはない。

・・・あれ??

・・・でも・・・”幸せ”って・・・何??



「・・・じゃぁ。、行ってくる・・・」

「・・・えっ、あっ・・・はい・・・」

夫の声でハッと我に返った私は、寝坊してしまった事を後悔しながら夫の後姿を見つめていると、静かにドアがしまる音とが家中で虚しく響き渡る。

「・・・・あーあ、パパ行っちゃったね。ママが朝寝坊しなかったらこんな事にならなかったのかもしれないのに。」

娘が私に向ける一言一言がきつい。
つい最近始まった事じゃないんだけど、胸に針が突き刺さるような変な感覚。

「うぅーごめんねぇ・・・有沙ちゃん~!」

そうしているうちに今度は家のインターホンの音が鳴り響く。
インターホンの音の後に元気のいい男の子の声が聞こえてきた。

『有沙ちゃーん、迎えに来たよー!!』

「あっ、佑太だわ!!」

娘は取り巻き?の男の子が迎えに来たのだとわかると、瞳を輝かせてコップに注いでるオレンジジュースを一気飲み。

「じゃぁママ行ってくる!!」

「えっ・・・でもトーストが・・・」

「そんなのいらない!!」

娘は威勢のいい声をあげるとすごいスピードで玄関の方へ騒がしく走っていってしまった。
私はただ、茫然としているしかなかった。

・・・それにしても・・・
”そんなのいらない”って・・・結構酷い言葉ね・・・

私は深く溜息を吐くと、もうこんがり焼け上がってしまった2枚のトーストを見つめる。

「・・・どうしよう・・・これ・・・」

1つは私が食べるとしても、あとの1枚がどうしても残ってしまう。
このパンの始末方法を考えようとするとまた溜息を吐いてしまいそうな思いだった。

「ホントに・・・あっ!!!」

頭を抱えていた私のに、正にアイディアの神様が降りてきた瞬間だった。

* * * * * * * *


「う~ん・・・やっぱり晴れてるっていいかも~!!」

私は煌々と照りつける太陽の光を一身に浴びて大きく背伸びする。
それにここは2階のベランダだから景色も結構いい。

私はこの暑くも寒くもない、暖かい春の気温が心地良くて大好きだった。

「・・・さて、洗濯も干したし!そろそろ来る頃かなぁ~・・・??」

私は洗濯物が空っぽになった籠を手に、家の中に戻って2階から1階へと降りてキッチンへと戻る。

今朝、食卓に出した食器を全部洗ったのを確認すると、テーブルの上に置いている財布とバックとパン袋に入れた今朝の残ってしまったトースト1枚を手に取り、家を後にする。

・・・と、その前に家の庭に足を踏み入れてみる。

「・・・やっぱりいた・・・」

庭には少しぽっちゃりとした猫が丸まりながら大きなあくびをして日向ごっこを満喫していた。

おでぶ猫ちゃんが、私の存在に気付いたのか私の事をじぃと魅入るように見つめている。
私はそんな猫ちゃんに近づいていくけど、警戒しているのか猫ちゃんは私が近づくたびに少しずつ大きな身体を後ずさりさせていく。

それも器用に身体を丸めさせたまま・・・

「そんなに警戒しないでね~・・・いいものあげるから・・・」

私は警戒心丸出しのおでぶ猫ちゃんににっこり微笑みながら、パン袋に詰めた1枚のパンを取り出し、2・3個小さく千切って猫ちゃんに差し出す。

あっ、一瞬猫ちゃんの目が鋭く光っていたような気がする・・・笑

やっぱり体型もあるのか、猫ちゃんは威勢のいいことに私が千切ってあげたパンをあっという間に食べてしまった。

っていうより焼けたパンでも食べれるんだ・・・私はまた猫ちゃんに食べさせてあげようとパンを千切ろうと思ったその瞬間だった。

「に"ゃ~~~~!!」

「・・・きゃっ!?!」

あの猫ちゃんが私に飛び掛ってきたかと思うと、いつの間にか私の手からパンを奪い取っていた・・・

突然のことで茫然としていた私に、猫ちゃんがパンを口に銜えたまま、私の方をちらっと見て優越感に浸っているかのような笑みを見せた。・・・ような気がした。

猫ちゃんはそのまま、どこかに行ってしまった。
・・・やっぱり猫は気ままだね・・・

私はそんな暢気な事を考えながら、青い空を見上げ天を仰ぐ。

空の清々しい青に自然と心が癒されて気分が高まる。



「・・・なんか今日はいいことがありそうだなぁ・・・さて!買い物行こう!!」

その言葉とは全く逆に、人生最悪の出会いが私に待ち受けているとは思いもしなかった。

買い物に行った事を後悔することになるなんて誰が分かってた??



この人生最悪の出会いが・・・激しく燃え上がる許されぬ禁断の恋の始まりだなんて誰が気付いてた??






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'22(Wed) 高校合格しました★
■今日は本格的な高校の合格発表がありました☆★

推薦で高校合格が内定していたとしても行かなあかんかったらしいので友達とチャリを必死こいで行きました(●'v`b)

推薦でも落ちてる人いるかもしれないらしいので・・・
それで合格者の受検番号が張り出されてて、見たんですが・・・


ありましたよ。私の番号・・・普通に書かれてましたよ(´・ω・`)


番号あったのは嬉しかったんですが、なんか・・・こう感動の気持ちが湧いてこないんですよね・・・(ノ∀`)アチャー
推薦で内定してたかしらww

それにしてもみんな騒ぎまくりんぐでしたお(゚∀゚)!!

ぃヤッターーーーーーーーー+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
って、推薦で内定してるくせにすごい大声で大袈裟に叫んでた人。

持ってきてた携帯の写メで自分の受験番号を撮っている人達・・・

っておいおい!!
後ろに校長いてんのに堂々と携帯を出すなよww

とか思っちゃった(´・ω・`)
しかも校長思いっきり睨んじゃってるし・・・

しかも写メで撮るってちょっと大袈裟やないですか??とか言ってみます。

とにかくも正式な高校入学が決まってホンマ一安心しました★
これからは思いっきり羽伸ばせますー☆.。.:*(o´Д`o).。.:*☆ 

あとは勉強しなきゃ・・・(´・ω・`;)
いくら高校は合格したとはいえ、勉強はちゃんとやっとかないと・・・ですたい(`ω´◎ )

入学まであと2週間近く・・・!!

あっ!!でもあさってクラス編成のための高校の学力テストあるんやったんや_| ̄|○
バカばっかりのクラスになったらどうしよう・・・(;´Д’)


■今、私の可愛い彼氏・彼女の小説調整っていうか修正中です。
また修正し終わったらお知らせします。

っていうか昔の文章サイテー・・・_| ̄|○
見てたらかなり恥ずかしいです(;'Д`A ```


後ほどコメント返ししますww
遅くなってしまってすみませんm(_)m
comment:1  trackback:0  top↑
03'22(Wed) 偽りの悪魔②―8
「やだぁ・・・女の子にそんな物騒なもの突きつけちゃって・・・怖いわねぇ。」

エオナを支配する悪魔が、自分に突きつけられている十字架の刀の刃先を指で撫でる。

すると瞬く間にクロスの刀が光だし、刃先に触れている悪魔の指から全身にすざましく電撃が走り、悪魔はすぐさま刃先から指を離す。

刃先に触れていた指がただれて、肉の焼ける匂いが鼻を劈く。
悪魔は自分―もといエオナのただれた指先を唾を飲んで見つめる。

ただ、面白がって触れてみただけだったのにこうなってしまうとは思いもしなかったのか、このような事態に未だに電撃の衝撃が残る恐怖が全身を駆け巡り、冷や汗がおのずと滲み出てくる。

「女の子・・・お前が・・・??」

クロスはただ茫然としている悪魔に不敵な笑みを見せる。

「お前はただの悪魔だろう・・・?」

「フフッ、そうね・・・」

悪魔はクロスの不敵な笑みを見て、自分も口端を上げる。

「・・・お前を浄化してやるよ・・・」

「そう・・・なら、殺す前に殺せ。ね・・・!!!」

悪魔は語尾を強く発音すると背中から蝙蝠のような大きな翼を広げ、クロスに向かっていく。

クロスは自分に向かってくる悪魔に刀を一振りする。
それが悪魔の翼に見事当たり、片翼から骨が折れるような鈍い音をたてたと同時に悪魔が体制を崩す。

「・・・なるほど・・・お前の能力とはこの翼か・・・??」

クロスの十字架の刀についている鎖が、先ほどのクロスの攻撃で捥げてしまっている悪魔のツバサを捕らえる。

悪魔は翼を捕らえられ、思うように飛べなくなってしまう。

「この翼を出すことによって魔力を放出するらしいな・・・」

クロスは十字刀の鎖を強く引っ張ると悪魔が呻き声を上げる。
悪魔は翼が背中から引き千切られる感覚に襲われる。

「・・・!・・・殺してやる・・・ぶっ殺してやる!!!!」

痛感で狂いだした悪魔は泣き叫ぶようにヒステリーを起した瞬間、竜巻のような威力の強い風が、たちまち悪魔の周りを取り巻く。

目の前に引き込まれてしまいそうになるほどの風にクロスも黙って見守っていたアイリスも圧倒されてしまう。

やっとの思いで風が止んだかと思うと、十字刀の鎖の先には、翼を捕らえたはずの悪魔が消えている事に気付いたクロスは辺りを見渡す。

「クロス様!!」

アイリスの叫び声でクロスは振り返ると、目の前には悪魔がすでにおり、鋭い爪をむき出してクロスを八つ裂きに、と言わんばかりに鋭い爪を振りかざす。

クロスは攻撃される前に避けたのだったが、一歩遅かったのか鋭い爪は頬を掠め、クロスの綺麗な白い頬に1筋の切れ筋が生まれ、そこからつぅと血が流れる。

「あらあら、傷1つもなかった美しい顔が傷物になっちゃったわね・・・でも次はそれだけじゃ済まされないわよ・・・??」

悪魔はそう言って不気味な笑みを浮かべると、クロスの首筋目掛けて突き刺そうと、再び鋭い爪を振りかざした。

クロスは十字架の刀で振り払おうとするも、悪魔との距離が近すぎてそれには無理がある。

「いやぁぁああぁぁ!!クロス様!?!」



アイリスの叫び声が無常にもクロスの耳から直接頭の中へと響き渡る。






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'21(Tue) 日本代表おめでとう☆.。.:*(o´Д`o).。.:*☆ 
■WBC今日が決戦でしたねぇ(●'v`b)
ぃや~野球に興味のない私でも白熱しちゃいましたヾ(≧∇≦)ノ

最初はぶっちぎりで日本が圧勝してましたが、途中で5―6でキューバと日本が1点差になった時はもうホンマにはらはらでしたぁ(;´・ω・`)

やっぱり野球なんかのスポーツってのはどうゆう展開になるか分からないので楽しめますよね♪
イライラする時もありますが・・・(・ω・o)

とにかくも・・・

日本代表優勝おめでとうございます☆.。.:*(o´Д`o).。.:*☆ 

お父さんも大喜びでしたよ!!
もし日本が負けてたら機嫌悪かったんでしょうに・・・(ノ∀`)

そう考えると日本代表にもっすげぇ感謝しちゃいます(゚∀゚)


■今日は待ちに待ったアンフェアキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
先週から密かにこの日を楽しみにしていたんですよ!!

最初はアンフェアなんか全く興味なくて、リンカーン見てたんです。

それでリンカーンが面白くなくてチャンネル回しまくってたらたまたまアンフェアやってて見てみたら・・・


何コレ!超面白いんだけど~(゚∀゚)!!(曙風)


それでからリンカーンからアンフェアへと移り変わり・・・(●'v`b)
ホンマに奇想天外な展開の連続で楽しんでます(*´∀`*)

真犯人が明かされる今日がすごく楽しみですww
・・・真犯人もう知っちゃっていますが・・・_| ̄|○チッ


■あっ・・・今さっき気付いたんですが・・・


YAHOOのTOPページがなんか面白いことになってる(゚∀゚)


しかもページのダウンロードが微妙にまたーり気味 笑
私個人的には前の方がよかったとか言っていたりしてみます(`ω´○)



■今、お母さんが実写映画デビルマンのDVD見てるんですが、微妙にえぐいよぉ・・・
首だけのシーンがあったり、人間が狂って人間同士で殺し合ったり・・・

なによりもみんな演技下手!!!!

なんかこれはないやろ~って思って爆笑ですよ・・・
しかも話の展開がへんに強引過ぎてちょっと意味不明・・・(ノ∀`)


■ついに連載し始めました、不倫恋愛。
更新は少しまたーり目。というよりか、思いついたら更新しますね(゚∀゚)!!

だから早かったり、遅かったりするやもしれません・・・すみませんがご了承下さい(´・ω・`)

まぁ・・・不倫恋愛のテーマが”不倫”なだけあって、シリアスなトコは嫌ってくらい雰囲気重い暗シリアスです。

でもギャグも入ってきそうです・・・あくまでも爽やか不倫目指してみたいので(●'v`b)


■私の全小説キャラをいつも描いてくれている友達が、さっそく不倫恋愛の登場人物描いてくれたらしいです・・・

jdsgjk氏jvjkjvpkkcvkふじこjpかjvjvjjfづbhjmj!?!?

ふじこが”ふずこ”になってしまうほど上手かったです・・・
しかも絵柄が超可愛いwwwww

しかもみんな私の理想どおりに描いてくれててもっすげー感動しました☆★

雪姫めっちゃ可愛いし、迂響も純情やないほど美形で危うく惚れかけてしもうた・・・(o・ω・o)
でも個人的には旦那の愁也が結構イケてる・・・私このキャラあんまり好きやないけど・・・笑

しかも雪姫と迂響の絡み絵まで!?!
なななななんと!迂響上半身はだkspgshdbv!?!
ええですわぁ・・・流石に悶えました(*´Д`)

人はこれを”萌え”というのですか?笑

それにしても絵が上手な人ってかなり尊敬します☆.。.:*(o´Д`o).。.:*☆ 
私なんか小説書きの才能もなければ絵の才能もなし・・・

棒人間とかなら普通に描けますがw

私なんか美術2に近い3ですからね・・・'`,、('∀`) '`,、
ほんと羨ましい・・・(*`・∀・´)b

今度、描いてくれた友達が描いてくれたその素敵な絵をうpしますねっ(●'v`b)
他にもまだうpしてないのもあることですし・・・汗

っていうか、私の小説キャラが友達に美化されまくってかなり申し訳なひ!!

元々から美形美女さんな設定なのは

・偽りの悪魔ではクロスとレイスとリセア(後半に出てくる)。
・悲恋歌では澪夜と優駿
・私の可愛い彼氏・彼女では憂妃(依織は可愛いに属す)
・不倫恋愛中毒依存症では雪姫と迂響と雪姫姉の都姫(旦那は隠れ美形?)

友達の絵みたらみんな美形美女設定にしなきゃいけない!!とか思っちゃう・・・笑
comment:1  trackback:0  top↑
03'20(Mon) 不倫恋愛中毒依存症①―1
ねぇ神様・・・

自分がちゃんとした家庭を持っていながらも他の人を愛したらそれは”罪”なのですか??

家庭を持っていながらも愛している人と愛し合ったらそれは”罪”なのですか??

家庭を持っていながらも互いに惹かれあう人がいれば罪なのですか??

妻であり母である私が愛する彼と愛し合う・・・それは淫乱で汚らわしい事なのですか??

こんな私にはいつか”罰”が下りますか??

私は思います。



”罪”を犯しているからこそ、”罰”があるのだと。



なら、私と彼は”罪”を犯しているのでしょうか?

私は彼と愛し合うことを”罪”だとは思っていません。

だって、人間が愛し合うのは運命でしょう?宿命でしょう?本能でしょう??

もし、それが罪ならば人は皆裁かれなくてはいけないのではないでしょうか・・・?違うでしょう??

そんな残酷な事なんてないですのよね・・・?

だけど・・・私達の恋が罪というならば、不公平な私は貴方を怨みます。

私はただ、彼より10年近く生まれてしまっただけです。

彼の存在も知らずに旦那と結婚してしまっただけです。

彼の存在も気付かずに子供を妊娠して産んだだけです。

彼の存在を知ってしまったから、惹かれただけです。

彼への愛の存在に気付いてしまったから、愛し合っているだけです。

彼の色んな一面や優しさに心が満たされていくのです。

ただそれだけです。

私はこれからも彼への愛を貫き通すまでです・・・

”背徳感”や”罪悪感”などはとうの昔に捨てました。

彼との恋愛に後ずさりしてしまうような邪魔な感情はいらないから。



迂響君・・・私はただ、ひたすらに貴方を心から愛しています。


* * * * * * * 


神様・・・答えろよ?

旦那と娘がいる女を愛しちゃいけねぇっていつ誰が言ったんだよ。

俺さ、そんな人を愛する事に縛り付けられた覚えがないんだけど??

飽きるほどいる女に嫌気が刺してた。

何もない生活なんか捨ててしまいたかった。

感情を出すことも面倒くさくなってきた。

だけど・・・

そんな”死んだ”も同然な俺の前に彼女は現れたんだ。

最初は何も感じなかった。

そこら辺の女よりは美人だな、ただそれだけで関心は0だった。

ただ暇潰しに遊んでやろうかぐらいは思っていた。

・・・けど

彼女を親しくなっていくうちに

彼女を知っていくうちに違和感を感じた。

俺より歳上のくせして子供っぽくて、いっつもへらへら笑って感情が欠落してるような・・・

だけどそんなの”本当の彼女”じゃなかった。

本当は寂しがり屋で、甘えん坊で、誰よりも愛されたいって気持ちが強くて、すぐに泣いて、怒って、笑って感情も豊かな人で、餓鬼だと思っていたらちゃんとした大人な部分もあったんだ。

彼女・・・本当は弱い人間だったんだ。

自分が弱いからあまり表に出さなかっただけだったんだ。

だから俺は彼女に惹かれたんだ。

だから俺は彼女が欲しくて、必死な思いしてやっと彼女を手に入れたんだ。

初めて”欲しい”と願ったものが手に入ったんだ。

誰と結婚していようが、誰の母親だろうが関係ない。

俺は溺れるほどに彼女の全てに恋焦がれているんだ。

なぁ・・・こんな俺達でもやっぱり”罪”を犯す”罰”を必要とする人間か・・・??

俺達の恋愛ってそんなに許されないもんなの・・・??

でも・・・

俺、雪姫さんの事愛し続けるから・・・

誰がなんと言おうと俺は雪姫さんに想いよせてるから・・・

例え、その恋の果てに堕ちてしまっても敵わない・・・

彼女と堕ちるなら本望だし??

堕ちるとこまで堕ちてやるよ・・・



雪姫さん、俺は周りがなんと言おうが貴方の事一生愛するから・・・







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'20(Mon) 不倫恋愛中毒依存症―特別編
※ぶっちゃけ微エロです。
そこまで酷くはないのであえて反転式にはしません。
苦手な方は注意してみてくださいねw


熱くて混濁していく意識の中、
いつも俺で赤く染まって息を荒げてながら喘いでいる貴方を見て思うんだ。

貴方の体は俺に比べたら白く細くてこんなにも小柄で・・・

強く抱きしめてしまえば折れそうになてしまうんじゃないかと思うくらいに。

だけどその小さな身体には負けん気に溢れた強い生命力がある。

大きな包容力がある。
俺はそんな強い貴方が好きだ。

好きすぎて溺れてしまっているかもしれない。


だけど、


貴方は他人に余裕を見せまいと無理をしている時もある。

確かに貴方は強い人間だ。

だけど弱い・・・
その弱さを隠すために強いんだ。

時々俺だけに見せる弱さ。

本当は寂しがり屋で、甘えん坊な可愛い人なんだ。

自分に沢山の愛を注いで欲しいと願う子供なんだ。

だからこそ、貴方がこんなにも愛おしく感じて今すぐにでも腕の中で抱きしめたいくらいに・・・

こんなにも人を愛おしく感じたことはない。
貴方を見ていると、貴方に対する愛情で胸が締め付けられそうになる。
・・・貴方で心が満たされていく・・・

だから今、こうして貴方に微笑みかけられるのかもしれない・・・

だからこそ、貴方となら堕ちても敵わないと思えるんだ・・・

雪姫さん、貴方が結婚していて1人の女になっていようと関係ない。
俺は貴方を愛している。

俺に抱かれている時の雪姫さん、いつも可愛らしくて、綺麗で、美しくて・・・そんな貴方に魅了されて更に貴方に深い愛情を持ってしまうんだ。

それは嘘偽りのない感情――

こんなにも貴方がほしいと願う。

いくら貴方と繋がり、結ばれても心は貪欲で・・・
すぐに貴方が欲しくなってしまう。

まるで貴方なしで入られない中毒者みたいだ・・・
貴方に執着してしまった依存症なのかもしれない・・・

俺は、貴方なしじゃ生きていけないのかもな・・・



「・・・迂響君、さっきから何笑ってんの・・・??」

雪姫さんが一糸纏わぬ姿で俺に寄り添いながら、周囲の心もすぐに解れるような優しい笑みを向ける。
今はその微笑を俺だけが独占しているかと思うと自然と笑みが浮かんでくる。

「・・・え?笑ってた??」

「うん、なんかね、こう・・・ニコニコォって。」

いつも思う・・・
雪姫さんは俺よりも10歳近く歳が離れているのに俺よりもどこか幼くて・・・そこが可愛らしいわけだけど。

「ニヤニヤじゃなかった・・・??」

俺は笑顔が浮かんで消えない表情をしたまま彼女の髪を優しく撫でる。
そうすると彼女は猫みたいにゴロゴロと気持ちよさそうな顔をしてくれる。

このまま寝てしまうんじゃないか・・・そう思うと少しながらも焦りを感じてしまう。

「ううん、ニコニコォって幸せそうだったよ??」

「・・・じゃぁ・・・それはきっと、こうして雪姫さんが甘えてきてくれてるからじゃない・・・??」

「えへへ・・・」

「・・・迂響君・・・私迂響君が好き・・・旦那がいるとか娘がいるとか関係ないの、ただ・・・迂響君が1番に好き・・・」

「・・・そんなこと言ってたら、いつか罰が下さるかもよ??」

「罰・・・?どうして・・・???」

「どうしてって・・・」

「私、好きな人と愛し合うのは罪なんて思わない。むしろ人間としての本能のままに愛しているだけなの。」

「まぁ、確かにね・・・」

確かに周りから見れば俺達の恋愛は”不倫”っていうどこか淫乱で汚らわしいものかもしれない。
俺達もそれは承知の上。

だけど汚らわしいなんて思わない、ただ真剣に愛し合ったいるだけだ・・・

「だから”背徳感”とか”罪悪感”なんて最初から貴方との恋愛に持っていないのよ・・・」

・・・やっぱり彼女は強い・・・
つくづくそう思う。

思えば、不倫なんて一種の刺激で、ほとんどがゲーム感覚の快楽を求め合う感情なのかもしれない。

けど俺と雪姫さんは違う。
真剣に互いを愛し合って、互いを求め合っている。

「・・・ねぇ迂響君・・・」

彼女は俺の名前を呟くと少し上体を起こし、毛先に少しウェーブのかかった髪を耳にかけると、彼女の細く白い綺麗なうなじが現れる。

その仕草をした雪姫さんは子供らしい可愛らしい人から、色気が漂う妖艶で魅力的な美しい女になる。

彼女は2つの顔を使い分けている。


純粋で無邪気な子供らしさが残る可愛らしい雪姫さん。

大人の色気を漂わせて妖艶に魅せている美しい雪姫さん。


どっちもあるからこそ俺は彼女に惹きつけられ、魅了されてしまうんだ。

「フフッ・・・迂響君っていつみても綺麗だね・・・」

「・・・何それ、また誘ってんの・・・??」

俺はうなじを出している彼女を見て可笑しそうに微笑む。
そうすると彼女もクスッと小さく笑みを漏らし、俺に口付けてくる。

雪姫さんは流石人妻。と思えるほどに、キスも、彼女は男女の絡みごとも全て巧い。
それに今まで旦那に作り上げられたのか、身体だって綺麗だと思う。

星の数ほど女と寝てきた俺だってそう感じられずにはいられない程にこの人は相当ヤバい・・・いろんな意味で。

「・・・”綺麗”って嘘じゃないんだけどな・・・ねぇ、もう1回してみない??」

彼女は俺の耳元でそう囁くと俺の唇を人差し指でなぞりながら妖艶に微笑む。
・・・こうゆう時の雪姫さんは”年上の女”の実力を発揮しだす。

幾度彼女の実力にはまったことか・・・

「・・・へぇ、雪姫さんってこんなにエロかったんだ?」

「クスッ、迂響君には・・・ね?君には欲情しちゃってるもの・・・」

その言葉結構嬉しいかも・・・
ヤバい、ホント俺ってこの人に溺れてるのかも・・・

「・・・知ってるくせに・・・」

「・・・何が・・・かな??」

「俺が・・・雪姫さんに誘惑されたら断れないってこと・・・」

「・・・そんなことぐらい知ってるよ・・・??」

彼女はそう言うと意地悪そうに微笑む。
その微笑みがムカつくほど魅力的で、更に妖艶だけどどこか綺麗に見える。

・・・それも彼女の魅力の1つだろうけど・・・

「雪姫さんって結構悪女。だね・・・」

「フフッ、さぁどうでしょうね・・・」

「少なくとも俺の前じゃ―――」

「黙って・・・」

彼女はそう言うと再び俺の唇に自分の唇を重ねて、俺はあっけない形で口を塞がれる。



それは飛びっきり激しくて、深くて、甘くて、心地のいい酔いしれそうなキス―――・・・







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'18(Sat) 悲恋歌③―2
「ねぇ、優駿様。」

椿の花の薫りが鼻を心地良く擽る部屋で澪夜と優駿が向かい合うように座っている。

澪夜が瞳を輝かせながら優駿の見つめる。

「・・・なんだい??」

優駿は自分を見つめる澪夜に少し顔を赤らめながらも彼女ににっこりと優しく微笑む。

「実はこれ・・・」

澪夜はそう言うと自分の後ろからそっと1冊の本を取り出すと、優駿にそれを差し出す。

優駿は澪夜からそれを受け取ると瞳を細めて真っ白な表紙をジィと見つめる。

「・・・”ゐつかの桜”・・・??」

優駿は真っ白の表紙の真ん中に書かれている筆を見て、それを読み上げる。
澪夜は優駿がそれを読み上げるとコクリと2回ほど頷く。

「ええ・・・その本今大変評判がいい小説なんですよ・・・??」

澪夜の言葉に優駿はへぇ・・・と一声上げ、本を開き内容(なか)を読み始める。

「物語は、奴隷として財閥の家に買われた少女とその財閥の息子の青年の恋を描いていますの・・・」

澪夜の言葉に応答もせずに優駿は更に本に瞳を通していく。
本に熱心になってしまっている優駿を見た澪夜はクスリと笑みを漏らす。

「奴隷と財閥の子息の恋・・・だけど2人はあまりにも身分が違いすぎる・・・
決して許される恋ではないのですが、周囲に反対されるほど2人の愛は燃え上がるんです。」

本に熱心になってしまっている優駿に澪夜はその本の内容を熱心に優駿に語る。

「・・・その本を読んでいくうちに、何故か私・・・そのお二方に強い共感を抱いてしまいましたの・・・」

今まで本にばっかり瞳を向けていた優駿だが、その言葉を聞くと顔を上げ、澪夜を見つめる。
優駿に見つめられた澪夜は再び優駿に笑顔を見せる。

美人には涙がよく似合う。と聞くが、笑顔の方がよく魅力的に見える・・・
澪夜の笑顔を見た優駿はそう思ったに違いない。

「まるで・・・その2人の恋が・・・私達みたいで・・・」

澪夜はそう言うとふいに少し頬を赤く染めて幸せに満ちた表情を見せる。
そんな澪夜を見て何を思ったのか、優駿は満面の笑みを浮かべる。

「・・・そうか・・・それはいい作品を見つけたな・・・」

「えぇ・・・」

優駿はそう言うと澪夜の頭を優しく撫でる。
澪夜も最初は優駿に甘えて頭を撫でてもらっていたのだが、そのうち自分の頭の上にある優駿の手をとると、そのまま自分の頬へと持っていく。

その時の澪夜は満足気に柔らかく微笑んでいた。
優駿はそんな澪夜の微笑みを見つめているうちに胸が締め付けられるようになってくる。

自分の肌を通して感じる優駿の手の温かさが澪夜にとってとても心地良かった。

また澪夜の想いは優駿も同じようなものだった。

澪夜の頬に触れている自分の手から伝わる澪夜の柔らかな肌。
優駿は澪夜の肌に触れたいと心から願う・・・そんな小さな欲望が優駿を動かす。

「・・・澪夜・・・」

優駿は小さく口を動かし”澪夜”と声を出すと、優駿は手に持っていた本を床に置いて、澪夜に触れさせられている彼女の頬をそのまま自分の方へと引き寄せると唇同士を重ねる。

当の澪夜は少し驚いて見せていたものの、優駿との口付けに心が満たされてゆき、心が安らいで行く。

ただ、愛する彼女に触れてみたかった・・・

優駿はその小さな欲望を満たすために澪夜の柔らかな唇に触れ、その感触を堪能する。
澪夜も優駿との口付けに時間を忘れるほどに満ち足りた幸せを感じていた。

「・・・ん・・・」

何度も互いの唇の角度を変え、口付けの合間に澪夜の吐息が漏れる。
離れてはまた触れ合う口付けに澪夜も顔が先程より紅潮されていく。

呼吸し辛くなった澪夜が少し口を開こうとするも、優駿はそれを許さず、また口を塞いでしまう。

「ン・・・ぁ・・・優駿さ・・・」

とにかく酸素が欲しい澪夜は少し唇を離そうとすると、優駿の方から唇が離れていく。
澪夜は想像もしていなかった優駿からの唇の解放に茫然とする。

いや、内心は肩を落とした。

「・・・ゆっ、優駿・・・様??」

「あれ?離してほしかったんだろう??」

優駿はそう言うと床に置いていた本を再び手にとり、読み出す。

「いえ・・・そう言うのじゃなくて・・・その・・・あぅ・・・」

澪夜は顔を真っ赤にしながら顔を俯かせる。
実は、もっと激しいのを求めていた。とも言えずただ顔を赤らめて瞳をキョロキョロさせていた。

「・・・どうしたの・・・?顔、赤いよ??」

優駿が澪を見て、小さく笑う。
澪夜はその言葉に顔を少しムスッとさせる。

「なっ、なんでもありません・・・!!」

「・・・へぇ・・・もっとして欲しかったんじゃないの??」

優駿はそう言うと澪夜に今までに無い笑みを向ける。
それは悪魔が見せるような、魅力的な意地悪な笑み。
そんな笑みでさえ、優駿が端麗に見えるのが澪夜には少し腹立たしかった。

「そっ・・・そんな事ありませんわ!!!」

澪夜はムキになって、頬を膨らませてそっぽ向く。
そんな澪夜を見て優駿が可笑しそうに腹を抱えて笑い出す。
澪夜は大爆笑の優駿を不機嫌そうに横目でチラリと見る。

「・・・何がそんなに可笑しいんですか・・・」

澪夜は優駿を睨みつけるような視線を送る。
優駿は笑いで瞳に溜まった涙を指で拭う。

「いや・・・ごめん・・・澪夜が可愛らしくてつい意地悪をしてしまって・・・」

優駿の言葉に澪夜は頭から湯気が出てきそうなほど顔を赤くさせる。

「・・・かっ、可愛いだなんて・・・私には勿体無いです・・・っ!
あ・・・あれですね!・私の機嫌取りでしょうか!?!」

「いいや、違うよ・・・澪夜はいつでも可愛いよ・・・」

優駿は澪夜の両手に手を添えて、今はかなり赤く染まってしまっている小さな彼女の顔を自分の方に引き寄せて、互いの額を重ね合わせる。

「・・・優駿様はずるいです・・・」

澪夜の言葉に優駿は、ん?と小さく唸る。

「どうして??」

「・・・優駿様は、たくさんの幸せと、満ち溢れた愛情を私なんかに与えてくださるから・・・嬉しくて恥ずかしくて、私の心臓がドキドキ五月蝿くて、このままだと持ちません・・・っ!!」

澪夜はそう言うと自分の胸に手を当てる。

ドクンドクン

優駿に触れられている頬が熱くて・・・
自分の掌から伝わる、心臓が大音量で脈打ってて・・・

「それに・・・優駿様の言う通り、本当はもっともっとして欲しかったんです・・・」

澪夜はそう言うと恥じらいからか、瞳を思いっきり瞑って両手で自分の顔を隠したと思えば無言になってしまう。

そんな子供らしい澪夜を見て、クスッと小さく笑みを零して優駿が小さく微笑む。

「・・・澪夜・・・顔、熱いね・・・」

澪夜と重ねている額から、澪夜の頬に触れている掌から澪夜の体温がそのまま優駿に伝わる。
澪夜が顔を赤らめているのか、伝わる体温は・・・熱かった。

「優駿様が・・・熱くさせたんですよ??」

澪夜の言葉に優駿がまた笑みを零す。

重ねていた額をゆっくりと離すと、澪夜が優駿の耳元で何かを小さく囁き、ゆっくりと彼の耳元から離れるとにっこり微笑む。

彼女に耳元で囁かれた言葉を聞いた優駿も優しく微笑むと、再び互いの唇を重ね合わせた。

―――このまま、ゆっくりとたくさん愛し合いましょうね・・・これからもずっと・・・


2人の間には幸せの時が流れていた――・・・







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'17(Fri) 悲恋歌③―1
優駿様・・・

私は貴方に愛されてとても幸せでした。

恐れもなにもなかった。

ただ、貴方の側にいられることだけで充分です。


でも・・・

私は気付きませんでした。

幸せの影にはつねに嫉妬がついて離れていなかったこと・・・


* * * * * * *


季節は花びらが美しく咲き乱れている桜の枝の上で鶯が美しい歌声を響かせている暖かい春。

路には桃色の花びらが散っている。


桜の花びらが風にのってひらひらと散っていく中、1人の少女が小さな寺の階段に静かに座っていた。

少女は手に1本の白い花持っており、茎をくるくると回しながら花を見つめる。
少女が手にしている花は茎がしっかりと伸びており凛とした美しく透き通ったような白い花。

手に持っている花を眺めているうちに少女の片足がカタカタと小刻みに震えだす。

そして視界の先にある鳥居を睨みつけるように見つめていた。

何分花を見つめ、足を震えさせたのだろうか、鳥居の門を1人の男がくぐってくる。
その男は古ぼけた寺の階段に自分を睨みつけるように見ている少女を見つけると、笑顔で少女に手を振る。

「遅い!!どんだけ待たせたと思っているのよ!!」

少女は勢いよく笑顔の男に罵声を浴びせる。
男はその勢いのよさに少し驚いて見せるが未だに笑顔は絶やさず。

「ごめんごめん。でも佐和子ちゃんから呼び出し喰らうとはなぁ・・・」

思っても見なかったよ。と男はハハッと笑いながら少女―佐和子の隣へと腰を下す。

「・・・何?私が一樹兄さんを呼び出したら何か可笑しいの??」

「いやっ、そういうわけじゃないけど・・・女学院とか今日ないの??」

一樹は佐和子の姿をまじまじと見る。

髪には朱色のリボン、艶やかな赤の着物にくるぶしまである袴、女学院生のお召し物だ。

「もう終わりました。そんなもの・・・」

「そう・・・まっ、まぁそんなピリピリしないで・・・」

不機嫌に自分を見る佐和子を宥めるように一樹はいろんな言葉を巧みに使って、そうでないことを佐和子に伝える。
しかし佐和子の不機嫌はそんな事で治るわけもなかった。

「ま、そんなことはどうでもいいんです。」

佐和子は一樹から自分が手にしている白い花へと視線を変える。

「うん、で?話って何・・・??」

一樹の言葉に佐和子は花から視線を逸らさずに口を開き始めた。

「ねぇ、優駿さんに・・・他の女いるでしょう??」

佐和子はストレートに一樹に問いかけてきた。
一樹は佐和子の質問に内心驚きつつも、それでも慌てず持ち前の笑顔で否定する。

佐和子の疑問は真実なのだが、ここで否定しておかなければどうなってしまうか分からない。

佐和子の事だ。
またヒステリーを引き起こして暴れまわるに決まっている。
そしてその被害にあうのは確実に自分だ。

一樹はそう考えると冷や汗が額から滲み出すような感覚がして、佐和子の横に腰掛けたことを後悔しはじめる。

「・・・本当・・・?優駿様に変な虫はたかっていないのね??」

「あぁ”俺の知る限り”はね・・・」

「・・・嘘つき・・・」

一樹の言葉の後に紡がれた佐和子の言葉が一樹に重く圧し掛かってくる。

「・・・嘘つき・・・??」

俺が?と一樹は佐和子に尋ねると佐和子は一樹を睨みつける。
さすがの一樹もこの時ばかりは焦りを隠さずにはいられなかった。

「私・・・知ってしまったのよ・・・」

佐和子は花を手に持ちながらも、袴を力強く握る。
自分の袴を握るその手は徐々に震え始める。

「優駿さんの背中に・・・引っ掻き傷があったのよ・・・」

佐和子は怒りを堪えているのか、涙を堪えているのか、唇を噛み締めていた。
佐和子の言葉を聞いた一樹は少し呆れた顔をする。
それは佐和子に向けたものでなく、優駿に向けるべきもの。

「引っ掻き傷なんて・・・女が付けたもんじゃないかもしれないんじゃない??」

一樹は巧な言葉で佐和子の不安を少しでも和ぐようにと佐和子の考えている説をあえて否定する。

「・・・でも・・・」

「まぁ、そうだとしても証拠、ないんでしょう??」

一樹はすっと立ち上がる。
佐和子は立ち上がった一樹を見上げた。

「大丈夫、アイツに女がいたって佐和子ちゃんは優駿の未来のお嫁さんだよ??
きっと優駿もそれを理解してるから佐和子ちゃんが傷つくことは遇えてしないよ。」

一樹はそう言うと座っている佐和子の頭を撫でる。

―――大丈夫
しかし一樹の言葉は偽りで塗り固められた虚偽の言葉だった。

現に優駿は澪夜に恋焦がれ、澪夜もまた優駿が愛おしくて仕方ない。

優駿が今まで佐和子にちゃんと瞳を向けたことなんて1度たりともなかったことは一樹も承知の上だ。
そうだったからこそ、彼が少しでも佐和子以外の女との出会いを、と自分が優駿を遊郭に連れて行ったのだ。

佐和子は子供じゃないから、とまた不機嫌に自分の頭に乗っている一樹の手を払いのけた。

一樹は冗談っぽく佐和子に払い退けられた手を痛そうに擦り、泣き真似をする。

佐和子はそんな一樹に冷たい視線を送る。

「・・・でもさ、もし・・・優駿に”女”がいたらどうする・・・??」

未だに冗談で手を擦っている一樹は不敵な笑みで佐和子に訪ねてみる。

その言葉を聞いた佐和子は一樹の言葉に瞳を大きくして驚いた。
一樹はそんな佐和子の表情を見て、聞いた自分が自分なのだが少し慌てる。

「・・・そうね・・・どうしちゃおうかしら・・・」

佐和子もまた、薄気味悪い笑みを浮かべると、手に持っていた白い花を力握りつぶす。
優駿に女・・・そんな吐き気がしそうなことを考えたら余計に手に力が篭っていく。

「この花のようにしちゃったらどうしよう・・・」

佐和子は握りつぶしてしまった花を見つめて小さく微笑む。
その微笑みは”悪魔”そのものだった・・・

怖いものだね、と一樹は佐和子の笑みを見た一樹は小さく笑う。

―――今の優駿が澪夜を抱いているとしったら、佐和子ちゃんどうするんだろうね・・・

一樹はあえてこの事を口にせずに、悪魔のような笑みを浮かべている佐和子を見つめていた。

佐和子の手の中にある花は、透き通ったような白い花びらがぐちゃぐちゃになりところどころ抜け散ってしまっており、茎の部分が数箇所折れてしまっていた。


佐和子によって潰された花は醜くなり、再び凛々しい美しい姿にはなれない・・・







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'16(Thu) 悪魔の子を身籠った少女
こんにちわ、いや、こんばんわ??
今宵は皆様に少しお話をしようと思います。

それは、とても可哀想な思いをした、悪魔の子を身籠った少女のお話・・・



むかーし昔、ある国のある街で1人の美しい少女がいたんだ。

その少女はまさに美しく、聖母マリアのような気品に満ち溢れた女だったのさ。

栗色のその髪からは甘い花の薫りがして、虫の代わりに男がよく群がってきた。

深いマリンブルーの海色の瞳は誰もが惹きつけられ、彼女に溺れたものさ。

ほんのり赤い唇から紡がれる甘い声は男共を皆イチコロにさせたんだ。

かなり容姿に恵まれた彼女、男はいくらでも手に入るが、手に入らないものもあった。

それはたった1人の男さ。

え・・・男はいくらでも手に入るんじゃねぇのかって・・・??

そりゃ、手に入るさ。
なにせ彼女はそりゃ大変美しかったからね。

しかし彼女が望んだ男は違ってね、彼女とは違うと相思相愛の女がいたんだ。

しかもその女、彼女ほど美しくなくてね・・・可の序はそれが不満だったのさ。

そこで彼女は愛しの彼を自分に振り向いてもらうためにいろんな手を使って誘惑した。
しかし、残念なことに彼女は処女だったんだ。

顔は美しいが、大人の色気を知らない彼女は彼を振り向かせる事ができなかったのさ。

彼女は自分の力ではどうにも出来ないと思い、結果、教会で神頼みさ。

”嗚呼、神よ・・・彼をどうか私にください”

彼女は握り合わせた両手に想いを込めて神に祈った。

するとどうだろう?
ありえないことが起きたのさ。

なんと十字架の前には背中に羽が生えた端麗な顔立ちの男が・・・
その姿はまるで”天使”だった。

彼女は神のご加護だと大喜びってわけ。

”お前は何を望むんだ”

彼女の前に降り立った天使は彼女に問う。

”私には愛おしい人がおります。その人を私に振り向かせて欲しいのです。”何でもします”お願いです・・・彼を私に・・・”

彼女は必死に目の前の天使に縋り付いた。
彼がほしい、彼を私に振り向かせて・・・!!
それほどにあの男が愛おしかったのさ。

天使は彼女の願いを聞き入れるといい、彼女と”契り”を交わしたのさ。
だけど彼女は気付かなかった・・・彼の背中から生えている翼の色が黒かった事に・・・

それからというものの、彼女とあの愛しの彼の距離はいきなり急接近!
そしてあの彼は相思相愛だった女を捨てて彼女を選んじまったのさ!!

”天使”様と契りを交わした彼女は彼が手に入って大満足だった。
そして”天使”様と会った教会に行って、感謝の意を表すため祈ったんだ。

するとまたあの時の”天使”様が再び彼女の前に降り立ったのさ。

”天使様、貴方様のお陰で彼と私は相思相愛の仲になれました・・・どう感謝すればいいのか・・・”

”そうか・・・よかったな”

その時の”天使”様の微笑みといったら美しいのなんのって、彼女は輝かしい”天使”様の微笑みにノックダウン!!

”どうか感謝の意を現せてくださいませ、なんでもいたしますので・・・”

”そうか・・・君がそういうならそうさせてもらおう”

”天使”様の言葉に彼女は背筋が凍る思いをした。
その時の”天使”様の微笑みはさっきと打って変わって禍々しさが漂ったんだ。
それはまるで・・・”悪魔”だった。

そう、彼は”天使”ではなく”悪魔”だったのさ。

そして彼女は皮肉にそのまま悪魔に処女を奪われてしまったのさ。
悪魔にとって女の処女は力の糧となりうるからね。

彼は処女の彼女に目を付けて彼女に近づいたんだ。
そう・・・最初から彼女はこの悪魔にはめられていたのさ、可哀想に・・・。

彼女は泣き叫んで抵抗した。
けど悪魔になす術もなく、あっけなく長くて忌々しい夜は過ぎていったのさ。

ほどなくして彼女は妊娠してしまったのさ。
自分を犯した忌々しい悪魔の子を・・・

周りは彼女の噂をしたんだ。

――あの美しさで男を誘惑して遊んでたんだよ

――やぁねぇ、結婚もしていないのに汚らわしい

――あの子成人もしてないんでしょう?今の若い子は何をするのか分からないわね

たちまち噂は街中に広がって彼女を汚いもの扱いさ。
何せこの時代既婚者でもない女の妊娠はそうなかったからねぇ。
未婚で妊娠しちまうのは娼婦だけだったからね。

可哀想に・・・悪いのは自分じゃなくて、自分を汚していったあの忌まわしい悪魔なのにね。

彼女は身籠った子を堕胎しようと自分の腹を鈍器で殴ったり、身が染みるような冷水を浴びたり・・・
だけど気味が悪いことにその子供は流れなかったんだ。

それで仕方なく彼女は子供を産んだ。
その子は元気な子供だったよ。

いくらあの悪魔の子供だろうと、自分がおなかを痛めて産んだ子供だ。
彼女は出来る限りその子を可愛がってあげた。

だけど子供が成長する度にあの悪魔を思い出してしまう。
金髪や深い青の瞳という姿はまさにあの悪魔そっくりだった。

いつしか彼女は子供を見るたびにあの悪魔のされたことを思い出し、鬱になってしまったんだ。
そして子供に手をあげるようになってしまったんだ。

”貴方を見ていると吐き気がするわ、私の前から消えなさいよ!!”

”気持ち悪い子、貴方なんて私の子供じゃないわ!!”

”やっぱり貴方は悪魔の子よ!!汚らわしい!!!”

そうヒステリーを起しては子供に暴力三昧。
子供の身体は痣だらけ。

でも子供ってのは気丈なんだね。
母親の事を憎まなかったよ。

むしろ母親を慕っていたのさ。
ペンで母親の絵を描いてはそれを彼女に上げたり、
母親のために道に咲いた綺麗な花をつんできたり・・・

子供の純粋さってのは心を動かすものだね。
母親は自分が子供にしてきた事に罪悪感を感じ始めたんだ。

”罪もないこの子になんて酷い事を・・・”

だけどその罪悪感がダメだったんだろうか。
母親は自分が子供にした罪を今、償わんと自殺してしまったのさ。
大きな川に架かる橋の上から身投げして、川の底から突き出ていた杭に突き刺さって串刺しになったのさ。

さぁ、彼女の可哀想な人生はここで終わったんだ。
これで物語りもお終い!

え・・・その後彼女の可愛い息子はどうなったんだって・・・??
そうか、肝心なことを言い忘れていたよ。

その後息子は”悪魔狩り”として立派に生きたさ・・・
母親を犯し、ここまで追い詰めた悪魔の父親を怨んでね。

だけど彼は所詮、悪魔と人間の間に生まれた罪の子―ハーフリリス。
人々に迫害される存在の彼の人生も相当苦労したものさ。

おっとそれはまた別のお話し・・・
まぁ、人間の人生なんて誰しも残酷なものさ。


皆・・・みんな・・・ね??

では、これでお話しは終わりにします。
また皆様に会えることを心よりお待ちしております・・・


余談:この話の”息子”は偽りの悪魔の誰かさんです。







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'15(Wed) 不倫恋愛中毒依存症―プロローグ:裏
「”不倫”は許せない!!」という考えをお持ちの方・性的描写が苦手な方は閲覧を控えて下さい。
それでも大丈夫という方だけ反転してご覧になってください(*´∀`*)


俺自身、1人の女に執着したkことなんて1度たりともなかった。

女が俺の元を去っていっても、また違う女達が俺に近づいてくる。

そういう考えが定着してしまっていて数え切れないほどの色んな女と遊んできた。
なかには男がいる女だっていた。

いくら一緒に寝たからってその女を手に入れたいとは思わなかった。
むしろ幻滅。

―――ねぇ、今日は楽しかったよ。また一緒に遊ぼうね。

―――・・・は?何の約束??

―――何って、もう・・・分かってるくせにっ!

―――あぁー・・・俺簡単に脚開げる女に興味ないから。

―――・・・っ、最ッ低!!!

そうやっていくらだって女を傷つけてきた。
別にそいつがどうなろうが俺は興味なかったし、第一関係なかった。


だけど今は違う。

俺はただ1人の女の人を愛した。

ただ1人の女の人を自分のモノにしたい。

その欲望だけが俺を侵していく・・・

彼女だけが俺の身体も心も満たしていく――・・・


* * * * * * * 


「ぁ・・・ッ・・・」

彼女は俺自身を身体の中へと受け入れていく。

俺が彼女の身体に自身を進めていく度に、彼女の頬が更に紅潮させられていき、赤い唇から甘い声を漏らす。

彼女が俺を感じてくれているのだと考えると、そんなにも嬉しくなってしまうのは可笑しいのだろうか・・・?

俺は思った以上に相当彼女にご執心らしい・・・

「んっ・・・あぁん・・・」

彼女は俺に揺さぶられて淫らに乱れていく。

彼女の甘い喘ぎ声が俺の耳を刺激する。
決して彼女との行為は”初めて”というわけではないが、聞く度に彼女を鳴かせているのが俺だ、と考えると少し頬が赤くなっていく。

すると今まで強く瞳を瞑っていた彼女がうっすらと瞼を開いていく。
開いた瞳は少し潤んでいて、それが魅力的に見えてつい視線を逸らせなくなる。

彼女の茶色がかった大きな瞳に大きく自分の顔が映りこんでいる。
彼女の瞳に映る自分の顔が赤く染まっているのに気付くと、彼女の瞳から視線を逸らしてしまった。

それでも彼女は潤んだ瞳で俺を見つめていた。


――時々彼女の瞳を見て思う。

彼女の瞳に映っているのは・・・俺??

ちゃんと俺を見てくれてる??

ちゃんと”俺”として感じてくれてる??


彼女は他の男の妻だ。

そしてその男との間に子供もいる。

俺はそれでも彼女を愛している。

それには嘘偽りなんてものはない。

・・・だけど、不安に陥る。

その瞳は・・・俺じゃなくて、旦那が映ってるんじゃないか??

俺に旦那を重ねてるんじゃないか・・・??

そう自分勝手な考えを持つと、俺が悔しくなってくる。
自信が喪失していく・・・

「・・・ねぇ、雪姫さん。・・・目の前にいるの・・・誰??」

・・・自分でも何言ってるんだ、と馬鹿らしくなってきた。
深く愛している。だからこそその分不安だって大きいんだ。

すると彼女が俺の首に腕を回して、少し微笑む。

「・・・迂、響くっ・・・」

彼女が荒い息を絡めながら俺の名前を呟く。
俺はそれが妙に嬉しくなって、更に強く彼女を乱れさせ、彼女の喘ぐ声は甲高くなる。

「・・・ねぇ、もっと俺の名前呼んでよ・・・」

俺は彼女の大きな瞳から生理的に出てきている涙を指で拭ってやりながら、彼女に微笑みかける。

「・・・んんっ、あぁあ・・・!・・・迂響っ・・・君・・・」

彼女は頬を紅潮させながら、俺の言葉に答えるように甲高い声で何度も俺の名前を呼ぶ。

俺はやっぱり彼女に侵されてしまっているらしい。
名前を呼ばれるだけで幸せな気分になってしまう。

彼女の奥を突いたのか、彼女は身体をビクつかせて悲鳴にも似た声を上げる。

「・・・ね、迂響っ君・・・」

彼女はそう言うと俺の頬に手を添えてくる。
頬から伝わる彼女の指先が熱く感じた。

「もう・・・迂響く・・・しかっ、見えない・・・」

「・・・っ、雪姫・・・!!!」

雪姫の言葉が俺を満たしていく。

雪姫の言葉だけが俺の胸を熱くさせる。

俺は感極まって、雪姫の唇に自分の唇を重ねる。
それはすぐに深いものになっていき、互いの舌が貪り絡み合う。

キスの合間に零れる彼女の吐息が心地良く感じた・・・


・・・なぁ、雪姫さん。

俺、やっぱり貴方なしじゃいられないみたいだ・・・

貴方が俺を愛してくれているなら、

俺はもっと貴方を愛するよ。

多分、こんなに恋焦がれる想いをしたのは貴方が初めてだ。

でも、この恋は本来許されるものじゃねぇよな??

きっと神サマはきっと俺等を許してくれない。

いつか罰が下る。

周りを犠牲にしてまでも突き通す愛なんて綺麗なもんじゃないし?

・・・でも、それでもいい。

罰が下ってもいい、綺麗じゃなくても俺にとっては綺麗なもんだから。

だから・・・


一緒に堕ちるとこまで堕ちていこう

貴方を愛してるから・・・






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'14(Tue) 不倫恋愛中毒依存症―プロローグ前
「”不倫”は許せない!!」という考えをお持ちの方は閲覧を控えて下さい。
それでも大丈夫という方だけ反転してご覧になってください(*´∀`*)

背徳感や罪悪感なんてものは感じない。

――ただあるのは激しく燃え上がる愛だけ・・・

周りから見れば、それは汚らわしい恋愛かもしれない。

それは自分勝手な恋愛かもしれない。

だけどこの愛は止められない・・・


* * * * * * * * 


ここを踏み入れてはいけない・・・

また罪を犯してしまう。

また想いが止められなくなってしまう。

だけど彼に会いたい

彼に触れて、触れて欲しい

私を深く愛して欲しい

そう願う私は罪な人間・・・
それを止められない私にはいつか罰が下る

「・・・雪姫さん。」

彼が私の名前を呼ぶ。
その甘い声が私の頭を刺激させる。

会いたかった。

その想いが私の胸を熱くさせる。
つい最近だって会ったのに、メールだって毎日してるのに

彼とは随分会ってなかったような錯覚に陥る。

私は彼なしじゃいられない。
中毒者なのかも知れない・・・

「迂響君・・・」

彼に本能を刺激されたのか・・・
私は彼の胸をそっと抱きしめる。

「・・・今まで寂しかった??」

彼の言葉に頬を赤らめてただ1度だけ頷く。
すると彼は私の頭を優しく撫でてくれる。

その彼の手が優しくて温かくて少し安らぐ。

「・・・雪姫さんって甘えん坊で寂しがり屋なんだね。」

彼はそう言うとニッコリとした笑みを向けてくる。
彼の笑みは可愛らしくて好き。

彼の全てが・・・好き。

彼の全てだけが私の脳を犯していく。

「寂しかった・・・」

私はそう言うと彼から少し身体を離して自分の着ていたワンピースをゆっくりと脱ぎ捨てる。

早く彼に触れて欲しい。

早く彼に寂しさで開いた心の隙間を埋めて欲しい。

早く彼を身体で感じたい・・・

彼に対する欲望が私を蝕んでいく。
こうなったのも貴方のせいなのよ・・・??

「・・・もうするの・・・?」

急かす私に彼が首を傾げる。

彼の意地悪な言葉にもう1度頷くと、彼は私をひょいっと抱き上げてベッドへと運んでいく。
そしてベッドの上に寝かされた私の上に彼が覆いかぶさってくる。

―――早く私をめちゃくちゃにして・・・??

「・・・こんな罪深いことしてたらいつかは俺達堕ちていくかもな・・・」

彼はそう言うと冗談っぽくクスッと小さく笑う。

背徳感や罪悪感は捨てた、だけどその言葉を聞くと哀しくなる。

―――・・・そんなに私達が愛し合っていることは罪なの??

そう思うと胸が締め付けられるほどに哀しくなっていく。

「・・・ねぇ、そんな哀しい事・・・言わないで・・・」

不安で満ちた私の顔を見た彼は微笑み、私の額に唇を落とす。

「大丈夫・・・俺、雪姫さんとだったらどこへだって堕ちてってやるよ・・・」

その言葉を聞いた私は嬉しさが胸に込み上げてl来る。

―――こんなに幸せなことがあっていいの・・・??

私は彼に微笑むと彼の唇を求めた。


・・・神様――

私は家庭のある女です。

でも旦那と娘に対する背徳感や罪悪感は捨てて、

まだ未来のあつ高校生の彼と深く愛し合っています。

こんな私は罪深い人間です。

許して欲しい。なんてことは言いません。

だけど・・・

このまま彼に恋させてください。


そう願う私は罪な人間ですか・・・??






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:2  trackback:0  top↑
03'13(Mon) 不倫恋愛中毒依存症:キャラ設定
禁断の恋・・・だけど止められない愛――・・・

*白樹 雪姫:シラノキ ユキ【26歳・3月3日生まれ・B型】158cm
”美貌の若奥さん。”として巷で有名な25歳主婦。
34歳の大企業の重役の夫と小学1年の娘1人と3人家族。旧姓”荒城”
よく学生と間違えられ、良く言えば不老・悪く言えば童顔。
性格はいたって天然・マイペース・おっとりなためか、よくドジったりする時も。
裕福な家庭も若さも美貌も全て兼ね備えた彼女は、主婦の憧れの存在。
しかし密かに夫との愛のない夫婦生活に嫌気が刺している。
迂響とは秘密な激情的な恋愛をしている。
「迂響君っ、私・・・迂響君と一緒にいるときが1番大好きなの・・・」

*黒咲 迂響:クロサキ ウキョウ【16歳・11月18日生まれ・AB型】181cm
巷で有名な美形高校生。女子からかなりの人気がありハーレム状態。
女子に餓えた事はなく、一定の女子と交際しても長続きはしない。
最近生活に退屈し、マンネリ化していて刺激を求めていた。
金持ちの家だが、とある理由で両親に勘当され、高級マンションで1人暮らし。
不良に絡まれた雪姫を助けてからというもの、雪姫に執心し始める。
雪姫とのスリルな不倫恋愛を楽しんでいる模様。
「誰かの妻?そんなの関係ねぇーよ、俺は一途に雪姫を愛してるからな・・・」

*白樹 愁也:シラノキ シュウヤ【33歳・5月14日生まれ・A型】179cm
雪姫の夫で大企業の重役をしている。
世間体を気にして、雪姫とは愛のない見合い結婚をした。
クールな性格とルックスの良さで社内のOLからかなり人気が高い。
家族よりも仕事大事人間。
雪姫に対する愛情は昔から薄いが、子供に対する愛情はある。
元カノとは微妙な関係。
「何事も世間体が重要だろ??それをお前は・・・」

*白樹 有紗:シラノキ アリサ【6歳・4月4日生まれ・A型】132㎝
少し冷めた小学1年生。
パパ大好き、ママ大っ嫌いというかムカついている?
迂響に惚れる。歳の割には大人っぽい考えを持つおませさん。
好きな人の前と嫌いな人の前での態度は180度違うのが玉にキズ。
「ちょっと、ママ!!有紗ピーマン嫌いだから入れないでって言ったじゃん!!」

*阪中 万希:サカナカ マキ【17歳・9月22日生まれ・O型】162㎝
迂響が大好きな今時の女の子。
ぶっちゃけ迂響に遊ばれていただけだったが、本人は正式な交際だと勘違い。
迂響といい感じの雪姫に嫉妬。
「ちょっと、迂響は私のモノなんだから誑かしたりしないでくれる??」

*明楽 雅斗:アキラ マサト【17歳・1月10日・A型】175cm
迂響の唯一とも言える親友。
迂響の事を”響”と呼ぶ。人付き合いが上手く、友達も多い。
雪姫に惚れるも迂響の彼女であると知り断念。
人妻好きなため、持っているAVビデオも人妻シリーズ。
「へぇー・・・響と付き合って長続きした女なんていないのによく続いてるね。」

*荒城 都姫:アラキ ツキ【27歳・6月29日・B型】169㎝
有名大物女優。
実は雪姫の姉で、元愁也の見合い相手。
親の強制的な見合いに嫌気が刺して夢だった女優を目指すためもあって家出。
しかし、自分の見合い放棄で代わりに雪姫が見合い結婚させられた事に苦しむ。
いわゆるシスコンで雪姫とは仲良しで大切にしているつもり。
「・・・雪姫ごめんなさい・・・私のせいでこんな愛のない結婚させて・・・」
comment:0  trackback:0  top↑
03'12(Sun) さわやか不倫物語のネタメモ
:*・゜☆*.゜+メモ:*・゜☆*.゜+

いつ公開するかも分からないさわやか不倫の物語のメモを・・・

不倫恋愛独占方法(仮)

物語↓↓
・可愛い人妻(子持ち)と美形高校生のさわやか不倫物語。

”不倫”なわけですが、そんなに雰囲気は重くないかも・・・
でも”不倫”だからエロイ・・・_| ̄|○



あらすじ↓↓
巷で”可愛い若奥さん”として有名な雪姫。
若さも美貌も兼ね備え、一見温かい家庭に身を置いて幸せそうにそうに見える彼女だが、娘はいつも自分に反抗的な態度、夫は自分に素っ気無い。

一方”美形高校生”として常に女の子に騒がれている迂響。
しかしそんな彼もいい加減女遊びに飽き始め、生活にも刺激を感じなくなり、生活に強い刺激を求めていた。

そんな時、不良に絡まれている雪姫を偶然助けた迂響。
そんな小さな事で出会った2人だが、お互い徐々に惹かれ合い、ついには不倫関係を結ぶ・・・

それは雪姫と迂響だけでなく、周囲の人々の運命も徐々に変えていくことに・・・



キャラ↓↓
白樹 雪姫:シラノキ ユキ(25)・・・巷で有名な可愛い若奥さん。
34歳の大企業の重役の夫と小学1年の娘1人と3人家族。
裕福な家庭も若さも美貌も全て兼ね備えた彼女は、主婦の鏡的存在。
性格はいたって天然・マイペース。迂響と秘密交際している。

黒咲 迂響:クロサキ ウキョウ(17)・・・巷で有名な美形高校生。女子からモテモテでハーレム状態。
最近退屈な生活にマンネリ化していて刺激を求めていた。
金持ちの家だが、とある理由で両親に勘当され、1人暮らし。
雪姫とのスリルな不倫関係を楽しんでいる模様。

・・・・・・・・・・

白樹 愁也:シラノキ シュウヤ(34)・・・大企業の重役をしている雪姫の夫。
クールで淡白。家族よりも仕事大事人間。
元カノとは微妙な関係。

白樹 有紗:シラノキ アリサ(6)・・・小学1年生。
パパ大好き、ママ大っ嫌いというかムカついている?
迂響に惚れる。歳の割には大人っぽい考えを持つおませさん。

阪中 万希:サカナカ マキ(17)・・・迂響が大好きな今時の女の子。
ぶっちゃけ迂響に遊ばれていただけだったが、本人は正式な交際だと勘違い。
迂響といい感じの雪姫に嫉妬。

明楽 雅斗:アキラ マサト(17)・・・迂響の親友。
雪姫に惚れるも迂響の彼女であると知り断念。
人妻好きなため、持っているAVビデオも人妻シリーズ。



公開予定↓↓
公開は未だに未定です。
早ければ今月中、下手したら公開しないかもです・・・
連載オリジナルばっか溜まって増えちゃっているので・・・_| ̄|○
comment:2  trackback:0  top↑
03'11(Sat) 読みきり:私の”人形”
・・・小さな頃、よくおじい様が買ってくれたフランス人形でよく遊んでいました。

おじい様の買ってくれた人形を気に入らなかったことなんてなかった。
可愛がってよく遊んであげたものです。

でも自分が大きくなるにつれ、人形とも遊ばなくなりました。

だけど15歳になってまでおじい様の買ってくださった”人形”を可愛がろうとは・・・


* * * * * * * * * 


玄関先でただいま。と少し掠れた低い声と扉が閉まる音が聞こえた。

その音を聞いた少女は端麗にウェーブがかけられた栗色の髪を揺らし、着ているドレスの裾を持ち上げて走っていく。

「お帰りなさいませ、おじい様!!・・・あら?どうなさったのです??
それは・・・」

「あぁ、アリア丁度いいとこに来たな・・・」

息を切らして玄関先にやってきた少女の瞳には、紳士らしく白い髭を伸ばした愛おしいおじい様と手を引かれている見知らぬ11・12歳くらいの小さな少年。

「なんですの、その少年は。」

少女―アリアは祖父の横にある小さな少年を指差して首を傾げ祖父に訪ねてみる。
少年を見る少女の瞳は物珍しさから好奇心で少し輝いて見える。

すると祖父はニッコリと笑って少年の頭を撫でました。

「あぁ、フランスのパリのとある店で買ったんだよ。アリア、お前の”人形”にと思って・・・」

祖父は横にいる少年の頭をくしゃくしゃっと少し乱暴に撫でる。
しかし少年の表情は何1つ変わらず。

「まぁ、おじい様?私はもう15歳ですのよ??人形などいりませんわ。」

不貞腐れて頬を膨らますアリアに祖父は、何が可笑しいのか突然声を上げて笑い出す。

アリアはそれがまた少し不快になって仕方なかくなり、いくら愛おしいおじい様であろうと内心苛立ちを覚える。

「アリア、コレは普通の人形じゃない、きっとお前も昔のように気に入るさ・・・それにお前が要らなくなれば捨てればいい。」

「・・・きっとすぐに飽きてしまいますわ・・・」

アリアはそう言うとバツの悪い顔をしてその少年を見る。
少年はアリアの視線に気付くも、アリアとは瞳を合わせずに強く真っ直ぐ前を見据えていた。

「まぁそんなに不貞腐れるな、折角私が買ってきてやった人形だ。
今日からこの子を可愛がって一緒に遊んであげなさい。」

祖父はそう言うと少年の背中を1押し、少年は祖父からアリアの元へと近づく。

そうしてアリアは半ば強引な祖父の言いつけ通りに少年を人形として、可愛がってあげることにした。

「さぁ、ここが私の部屋ですわ。お入りになって。」

アリアは少年を自分の部屋に通す。
少年はアリアの部屋に入るなり、部屋の中を嘗め回すように見る。

天井の真ん中には大きく綺麗に輝くシャンデリア。
最低でも5人の人間が寝れるようなキングサイズの赤いベッド。
床一面には大きな絨毯が敷かれたあった。

「・・・ちょっと、貴方。」

初めて見る豪華な貴族の部屋に魅入られていた少年はアリアの声でハッと我に返り、まん丸とした瞳で彼女の方を見る。

「・・・名前はなんと言いますの??」

「・・・ありません。」

アリアの問いかけに少年は淡々と口数少なく答える。
少年には愛想というものがないのか、にこりともしない。

アリアは少年の態度に少し嫌気が刺す。

「・・・そうね、身売りだったのよね?貴方・・・前の名前は?それくらい言えるでしょうに。」

「そんなものはありません・・・」

また同じような答え・・・
アリアは少年の顔を見ると大きく溜息を付く。

「しょうがありませんわね・・・なら、私が名前を付けて差し上げましょう。」

「・・・」

アリアの言葉に今まで無表情だった少年の顔が変わる。
・・・しかしそれはいい表情ではなかった。

アリアは視線を少年に向ける。

金色の艶のいい髪、くりっとした大きなエメラルドグリーンの瞳、綺麗に通った鼻筋、ほの赤く染まっている唇・・・

全体的に見れば、幼さが未だに残っている可愛らしい顔立ち・・・

「そうね・・・貴方の名前は・・・ベリー。とでもしておきましょう。」

「ベりー・・・??」

「ええ、貴方の顔は可愛らしくて甘い感じがするから・・・だからベリーで。」

「・・・有難う御座います。」

アリアの名付けた名前が少し気に入らないのか、先程ベリーとなった少年は少し邪険な顔をする。

しかし、不満は表情に出すが口には出さず。
ベリーはアリアに浅く一礼する。
アリアは名まで与えてやったというのに、どこか素っ気無いベリーにまた嫌気が刺す。

「何、素っ気無いのね・・・」

「・・・元々こういう性格ですから・・・」

ベリーはそう言うとアリアにもう1度お辞儀して部屋から出て行ってしまいう。
アリアはその姿を黙ってみていた。


それ日以来、アリアはベリーを自分のずっと側に着かせていました。

しかし、ベリーは懐いてくれるどころか、アリアに対する態度が日に日に憎たらしくなっていくばかり。
アリアはそのベリーの態度がストレスになっていく。
このままではヒステリーを起してしまうんじゃないかと考えるほどだった。

おともと忍耐力というのが小さなアリアにとって絶えてきた我慢も限界だった。
アリアは祖父の下へと乗り込んでいく。

「おじい様!!」

「おぉ、どうしたアリア。今日はお気に入りの人形とは一緒じゃないのか??」

「あんなのお気に入りじゃありませんわ!なんですの、主人に対するあの態度は!?!」

「なんだ・・・もう飽きたのか・・・」

「飽きたどころか・・・私がおじい様にもらった人形の那珂で1番最悪ですわ!!」

祖父はアリアの言葉に目を向けず、書類にペンをひたすら進み続けるだけ。

「私は人形らしくあの子を眠る時一緒のベッドで抱いて寝てあげているのにあの子ったら顔を真っ赤にして私を振り払うのですよ??
それにおめかしだって嫌がるし・・・今までの人形はなんの抵抗も無かったのに・・・」

「・・・そうか・・・なら捨てなさい。四股を八つ裂きにして心臓やはらわたの臓器という臓器、全てを抉り出してバラバラにして捨てなさい。」

アリアは祖父のお言葉に身体が凍り付いてしまうほどにゾッとした。
あの祖父からそんな残酷な言葉が聞けるだなんて夢にも思ってなかったのだろう。

アリアは祖父の言葉に汗が滲み出たのは初めてだった。

「・・・何を言ってらっしゃるの?おじい様・・・いくらなんでも、私はそんな残酷で惨たらしい事できませんわ・・・」

「本当に”捨てたい”と願うならできるはずだ。無理なら可愛がってあげなさい。」

祖父に文句を言いに行ったつもりが、逆にこっちがしっぺ返しを喰らわされたアリアは1人とぼとぼと部屋に戻っていく。

部屋の扉を開けてみるとそこには、窓から青白い月明かりに照らされながら、椅子に座ったベリーがアリアの方へと視線を凝らしていた。

「・・・あら・・・なんだか不気味ね・・・」

「・・・人形らしくって言ったのアンタ・・・主人だろ??」

まぁ、やっぱり生意気・・・
アリアはベリーを睨みつける。

「そうだったわね・・・まぁいいわ。そういえばコルセットがきついの、紐を解いてくださる・・・??」

「・・・それぐらい自分でしたら・・・??俺さ、仮にも”人形”であって、”下僕”じゃんねぇーんだから・・・」

ベリーは笑みを含んだ声をアリアに向ける。
アリアはそんなベリーに血が逆流しそうになるほど苛立ち、顔を赤くする。

「ほんと人形の癖に面白くないわね・・・おじい様のいうとおり八つ裂きにしてやればよかった・・・」

アリアの言葉にベリーは不敵な笑みを零す。

「へぇー・・・そう言われたの??じゃぁしたら??」

「・・・ごめんなさい、でも私は貴方のために手は汚したくないの。八つ裂きにするくらいなら元いた場所に返してあげましょうか・・・??」

また、アリアもベリーに向かって不敵な笑みを零す。

”元いた場所に返してあげましょうか・・・??”
その言葉を聞いたベリーは憎らしい笑みを見せなくなった。

「・・・それだけは止めろよ・・・」

「・・・は??」

「そんなことするくらいなら、俺八つ裂きにされたっていい、主人のアンタの命令もちゃんと聞く・・・夜のベッドの相手だってしてやるよ・・・」

そう言うベリーの顔は険しくなっていく。
アリアはそんなベリーに疑問を抱く。

「貴方、何言って・・・」

「生まれた時から裕福なアンタに何が分かるか!?!口減らしのために親に捨てられた哀しみ。
生きていくために物盗んだり、そこら辺の何人もの女と数え切れないほど寝て金貰ったり・・・そうしてるうちに自分が段々汚くなっていって・・・
死ぬより、またそっちの生活に戻る方が俺にとったら地獄なんだよ!!」

そう叫ぶベリーの瞳には涙が浮かび、手が震えていた。
あのときの生活の過酷さを思い出す。

家から追い出すように自分を捨てた親。

――自分1人で生きるために物を盗んでそれで食べてきた。
  盗みがバレ、捕まれば”泥棒”扱いされ、体罰を与えられる。
――そこら辺にいる貴婦人に自分を売って、ベッドに誘い込んで相手してそれで貰ったお金で生活に最低限必要なものを買った。

でもそうしているうちに自分自身が汚く見えてきて一時期精神的に病にかかって自分で命を絶とうとしたこともあった。

あんな地獄のようなヒビに戻るくらいなら、八つ裂きにされた方がマシだ。
そう考えるほどにベリーにとってあのときの生活が心の深い傷だった。


どれほどこの子は辛い思いをしてきたのだろう・・・しかし当然ながらアリアは知りえない。
ただ、震えるこの子を見て込み上げてくるものは・・・

「・・・フフッ、」

震えるベリーの傍らでアリアが突然小さく笑い出す。

「・・・何が可笑しいんだよ・・・」

ベリーは小さく小刻みに笑うアリアを鋭く睨みつける。

「・・・そうだったの・・・まだ幼い貴方が・・・確かにあなたの言う通り私にはその辛さなんて知りませんわ、大変な思いをしたのね・・・」

アリアは一歩一歩ベリーに近づき彼をそっと抱きしめる。
ベリーはアリアの行動に困惑する。

でも彼女に抱きしめられて今まで震えていた手が止まる。
ただ、彼女の真意が分からなかった。

「でも大丈夫、貴方は面白いのでちゃんとこれからも人形として可愛がってあげますわ・・・」

「・・・人の不幸話聞いて面白がるなんてタチ悪いな・・・アンタ。」

確かに。とアリアはもう1度クスッと小さく笑う。
ベリーはアリアの胸の中で眉を顰めさせてバツの悪い顔をする。

「知らなかった?隠れサディストなの。私・・・」

「・・・へぇ、やっぱりタチ悪い・・・」

「あの時のおじい様の言葉・・・八つ裂きとか聞いちゃって興奮して、ゾクゾクして汗まで滲んでしまいましたのよ??」

ただ、肉体的な苦痛を与えるのは嫌なの・・・アリアはそう呟く。
いくらサディストであろうとも八つ裂きだけは勘弁らしい。

「・・・ねぇ、お”人形”さん。私と面白いことして遊ばない??」

なんでもするんでしょ??
アリアはベリーの耳元でそっと呟く

「・・・何したい?”御主人様”」

あんな生活に戻るくらいなら・・・ね。
ベリーはアリアに再び不敵な笑みを見せる。
するとアリアはベリーの耳元で甘く囁く。

「そういえば丁度退屈だったの・・・ベッドの相手でもしてくれない?」

「・・・さぁどうしようか・・・」

「まぁ、貴方は私の”人形”でしょう?本当、生意気ね・・・」

だけど・・・



とても愛おしくて、可愛くて堪らない私のお気に入りの”人形”―――・・・






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'06(Mon) 短編小説:落款―想い1
神様、私を愛してはいけない人を愛してしまいました。

それは血の繋がった5歳年下の自分の可愛い弟です。

私は罪な人間です。

弟を1人の”男”として見てしまう穢れた人間です。

他の人から見れば弟を色目で見る私は狂った女かもしれません。

だけどこの想いは誰にも止められません。

あの子を見る度に想いは加速していく・・・


あの子の笑顔を1人占めしたい。

私以外の人間の目に触れて欲しくない。

私以外の人間と接触しないで欲しい。

私だけを見ていてほしい・・・


その願いは私の強い我侭であり、自分勝手な独占欲です・・・

私は愛葵の気持ちなんて全く考えず、自分の事ばっかり考えていました。

人間は誰しも自分が1番なのかもしれません・・・

だけどあの子を自分だけのものにしたい・・・


そのうち愛葵に狂った愛情を向けていました。


だからあんなことをしてしまったのです・・・

あの私の行動がことの始まりです。

だからあんな結末を迎えてしまったのでしょう・・・

許されはしないものだと自分でも思っています。

愛葵も私を憎んでいるはずです。

でもいいのです・・・

どんな形であろうとあの子の胸に私がいるだけで・・・それだけで・・・


だけどコレだけは言わせてください。

血が繋がっていようと、彼が私を心で憎み、”姉”としか見ていなくても・・・


―――私は世界中の誰よりも愛葵を愛しています・・・


* * * * * * * * *

私は普通の人間より裕福な倉澤家の長女として生まれた。

”愛遊”と名付けられて父と母と3人で何不自由なく暮らしていた。
私が5歳の時には弟の”愛葵”が生まれた。

父と母はやっと生まれた跡継ぎの愛葵の誕生をとても喜んでいた。
私も初めて生まれた自分の弟の存在を嬉しく思っていた。

愛葵が小さい頃にはよく一緒に遊んであげた。

両親は何をするにも第一声は必ず「愛葵」だった。

『愛遊は愛葵のお姉ちゃんでしょう?おもちゃくらいあげなさい。』

『愛遊、君は愛葵の手本になるように好き嫌いせずに野菜くらい食べなさい』

親はそう言って考えはいつも、”愛遊”よりも”愛葵”だった。
私はそのコトを心の中で不快に思いだす。

成長して物心がはっきりしてきた時は愛葵に対する感情が”嫉妬”に移り変わっていた。

そうした感情は親にもぶつけ始める・・・

『愛遊、また友達とケンカしたの・・・?小学校の先生から連絡あったわよ。
 友達でしょ?何でそんな事するの??後の対処は全部お母さんがするんだから・・・』

『・・・うるさいな!関係ないでしょ!!お母さんは愛葵を可愛がって心配すればいいんでしょう!?!』

『ちょっと・・・愛遊!!!』

親に反抗的な態度をとって、わざと親を困らせて憎たらしい子供になっていく。
幼かった私は、親の愛情にも目を向けないで冷めた一匹狼な性格になっていっていた。

年に1度だけの自分の誕生日の日だって、折角準備してくれていたのにそのときに限ってわざと体調崩したフリとかしていた。

それがわざとだと分かっていても両親は毎年、同じように私の誕生日を盛り上げようとしてくれていたけど、私はやっぱり体調を崩したフリをして台無しにさせる。

今になっては分かる。
両親のその行動はいつも愛葵、愛葵ばっかり言って、寂しい思いをさせている私に対しての償いだったのだと思う。

だけど幼かった私はそんな両親を見ていつもいい気味と馬鹿みたく嘲笑っていた。

―――後にあまりに幼稚すぎた私の行動を後悔する日がくる・・・

私が12歳で小学6年生のある日、両親が事故で死んだ。

トラックとの衝突事故だったらしく、両親の乗っていた車は炎上、2人はほぼ即死だったらしい。

現実が受け入られなかった。
ただ両親の死を知り、放心し茫然としていた。

両親が私に残していったのは、莫大な遺産と後悔の思いだった。
今更ながら自分を皮肉に思う。

まだ幼い愛葵が喪主となって両親の葬儀が行われた。

棺の中の白い着物を着て真っ白な姿の両親を見て、初めて泣いた。

親戚や両親の知り合いの人たちが御焼香をしている中、私は1人声を声を殺して泣いていた。

―――どうして死んじゃうの・・・

―――どうして逝っちゃうの・・・

―――本当はもっとお父さんとお母さんと仲良くしたかった、いっぱい甘えたかった・・・

―――いつも反抗的でいてごめんなさい、ごめんなさい・・・謝っても謝りきれないよ・・・

両親に対する謝罪と自分の今までの行動に対する後悔の念が頭の中で渦巻いて、涙が溢れ出す。

すると泣いている私の手に何かが触れる。

私の横に居た愛葵が泣いている私の手を握ってくれていた。
それは哀しみに涙を流す私に向けられた愛葵の小さな慰めだった。

愛葵は私の手を握りながら真っ直ぐ真剣に両親の棺を見ていた。

・・・そういえば両親の死に愛葵は1度も泣いていなかった。

自分をよく可愛がってくれた両親の死・・・本当は誰よりも哀しいはずなのに、泣きたかったはずなのに・・・
自分よりも小さな弟が涙を堪えて私の手を握ってくれていた。

その手は私よりも小さくて・・・でもすごく温かかった。

私はその手の力強さと温かさを感じたくて、愛葵の小さな手を力強く握ると、更に涙が込み上げてきて涙が枯れてしまうんじゃないかっていう程泣いた。


ずっと泣いていた私の手を愛葵はずっと握っていてくれた・・・

この時、愛葵の温かくて広い優しさに初めて触れた

①心の距離→肉体だけの繋がりを持つ少年に密かな恋心を抱く少女の話。(R18) 公開延期
②君の瞳に映るもの→進路で悩む少年と全盲の少女の恋の話。
③落款→実の姉に監禁され、暗い世界だけを見てきた少年がみた外の世界とは・・・??(R18)
④堕ちた果実→吸血鬼となってしまった少年とその彼女の悲しい話。
⑤ホラーストーリーズ→少女が案内する恐怖の世界。







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
03'05(Sun) 短編小説:落款―エピローグ
倉澤愛葵:クラサワアキ・・・12歳。姉の異常な愛情のせいで小学校にもいけず、孤独な監禁生活を送っている。
倉澤愛遊:クラサワアユ・・・17歳。実の弟・愛葵を溺愛するあまり、自由のない監禁生活をさせる。愛葵の子供を妊娠中。
空野未来:カラノミライ・・・14歳。監禁生活を送る愛葵が監禁部屋の小さな窓を通して出会った大阪弁の少年。
1人の少年が1つの墓前に花を添える。

「・・・愛葵、久し振りやな・・・」

少年は目の前の墓前にそう呟くとにっこりと微笑む。


――あれから1ヶ月がたった。

あの忌々しい事件はニュースに取り上げられ、姉と弟の心中という形になって伝えられた。
1ヶ月たった今でも多くのニュースで取り上げられている。
世間の人間の間でも新しい記憶として残っていることだろう。

司法解剖の結果で姉が弟の子供を孕んでいたということが、世間で大きな話題となった。

あのニュースを見る度に未来は息が詰まってしまいそうになるほど哀しみで胸が苦しくなる。

最初ニュースで知った時、未来は愛葵を失った哀しみでご飯も食べれなかった程にショックを受けていたのだが、落ち込んでいても愛葵は2度と還ってこないという現実を痛感し、愛葵の分まで前向きに生きることにした。

不登校生だった未来だが、今では中学校にだって行っている。

「・・・なぁ、聞いてやあき・・・俺、また女の子に告白されたんやで・・・??ええやろ・・・」

未来は愛葵の墓前にしゃがみ込んで、一生懸命話しかける。

端から見れば可笑しいかもしれないが、未来にとってはこれがココに来た時の日課だ。
未来は暫らく墓前に向かって1人喋っていた。

「・・・あき、お前もう自由になれたんか・・・??天国でちゃんと笑えてるか・・・??」

――死人にくちなし

未来がそう問いかけても愛葵の声は聞こえることはない。

「やっとあんな真っ暗な部屋から解放されてこんな日当たりのええとこにおるんや・・・やっぱり外はエエやろ??」

未来は空を見上げる。

暖かい気候、カラッと晴れた雲1つない青空に眩しく輝く太陽。
まさに快晴。

こんなに清々しい日は久し振りだった。

「・・・俺、お前の分まで必死に生きたるさかいな・・・見といてな、俺の生き様・・・ってなんちゃってーアハハ」

――ザァァ

その瞬間、心地良い風が未来を横切る。
風で樹の枝につく青々とした無数の葉が音を立てて揺れる。

「・・・あき・・・」

未来はそう呟くと立派に立っている樹を見つめ、優しく微笑む。
樹はまだ嬉しそうに葉を躍らせている。

未来には心地良く吹いた風は愛葵が吹かせたものだと感じていた。

「・・・まぁええわ、愛葵また来るな。ほな、それまで!!」

未来はそう言うと愛葵の墓前に笑顔を向けてからその場を離れていく。


―――みらい、ありがとう・・・


未来の耳元で風に乗って小さく聞こえた幼さの残った声。

未来は墓前に背中を向けたまま1人嬉しそうに微笑んだ。


今日は快晴。

風が静かに優しく吹いている。


①心の距離→肉体だけの繋がりを持つ少年に密かな恋心を抱く少女の話。(R18) 公開延期
②君の瞳に映るもの→進路で悩む少年と全盲の少女の恋の話。
③落款→実の姉に監禁され、暗い世界だけを見てきた少年がみた外の世界とは・・・??(R18)
④堕ちた果実→吸血鬼となってしまった少年とその彼女の悲しい話。
⑤ホラーストーリーズ→少女が案内する恐怖の世界。







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:1  top↑
03'05(Sun) 短編小説:落款―最終話
倉澤愛葵:クラサワアキ・・・12歳。姉の異常な愛情のせいで小学校にもいけず、孤独な監禁生活を送っている。
倉澤愛遊:クラサワアユ・・・17歳。実の弟・愛葵を溺愛するあまり、自由のない監禁生活をさせる。愛葵の子供を妊娠中。
空野未来:カラノミライ・・・14歳。監禁生活を送る愛葵が監禁部屋の小さな窓を通して出会った大阪弁の少年。

「・・・愛葵・・・」

「・・・いやだ・・・やだよ・・・」

無意識に僕は姉を拒み続ける。
僕を掴む姉の腕の力が少しずつ緩んでくる。

「・・・おねえちゃん・・ぼく、じゆうになりたい・・・そとにでていきたい・・・」

初めて姉に向けて言った自分の意思。
その言葉はあまりにもか細くて弱々しかった。

「・・・あの中学生・・・あの中学生に唆されたの!?!愛葵!!!」

「ちがうよ、みらいはかんけいない!!・・・ずっとぼくがねがっていたことなんだ・・・」

そう、貴方に暗闇の世界に閉じ込められてから憧れて恋焦がれていた事。
それは自由になって、光の当たる世界に行くこと・・・

「・・・だからおねがい・・・おねえちゃん・・・おねがい・・・」

僕は姉の服をキュッと掴む。

伝えたかったんだ。
僕が自由になりたかったこと、光に当たりたいこと、外に出ていろんなものに触れたいこと、そして・・・

未来と外で歩きたかったこと・・・

「愛葵!言ったでしょう?今私のお腹には愛葵と私の子供がいるのよ!?2人で育てようって言ったじゃない・・・」

姉は自分のお腹に手をあてながら僕に叫び声のような声を上げる。

「・・・でも・・・ぼくはそとにでていんだ・・・」

姉と僕の子供なんて僕を縛り付けるための道具だ・・・
そんなもの、僕は愛せない・・・

僕はなんとしてでも外に出たかった。
そして未来と・・・

「・・・そう・・・そういうことだったの・・・分かったわ・・・」

姉は暗い面持ちでそう言うと部屋の扉を開けて部屋を出て行く。
1人部屋に残された僕は、今がチャンスなのかも・・・そう思い、部屋の扉の方へ行こうとした瞬間に再び部屋の扉が姉によって開かれる。

「・・・おねえちゃん・・・??」

部屋の扉を開いた姉を見て僕は背筋が凍ってしまうような恐怖を感じる。


姉の手には包丁があった。

そうか、ぼくがあんなこといったから・・・のぞんだから、おねえちゃんにころされちゃうんだ・・・

幼いながらも僕は”姉に殺される”という事を直感的に感じる。

そう感じれば感じるほど僕の中で恐怖が渦巻いて、身体が少し震える。

「・・・愛葵・・・」

姉は部屋の扉を閉めることなく中に一歩ずつ入ってきて、僕の方へと歩み寄ってくる。
僕は姉が近づいてくるに連れ、後ろへと後ずさりする。

僕の瞳は狂気を孕んだ瞳をした世にも恐ろしい姉だけが映る。
恐怖で言葉も出ない。

後ずさりしていた僕の背中に壁が当たり、一歩も動けなくなる。
姉はそんな僕を見て不気味なほどの笑みを浮かべる。

「・・・いや・・・」

恐怖でいっぱいになった僕は意味のない小さな抵抗を上げる。
そんな僕をよそに姉は包丁を振り上げる。

―――もうだめだ・・・

そう感じた僕は両手で頭を抱え、思いっきり瞳を瞑る。


だけど僕に痛みの衝撃も何もなく、その代わりにカランという音が鳴る。

不思議に思い、頭から両手を離し、恐る恐る瞳を開けながら顔を上げると、僕の視界には、姉の足元と床に転がった包丁が瞳に入った。

僕は拍子抜けして身体中の力を抜く。

「・・・愛葵・・・自由になりたいんでしょう・・・」

抜け殻のようになっている僕に姉が問いかける。
僕は姉の言葉に頷くことしかできなかった。


「そんなに自由になりたいのなら私を殺しなさい!!」


その言葉に僕は驚愕して顔を勢いよく上げてしまう。
そんな僕に姉はこの場に似合わない笑顔を見せて、僕の前にしゃがみ込んで再び包丁を手にして僕に差し出す。

「自由になって外に行きたいのでしょう・・・??さぁ、私を殺しなさい・・・」

「・・・いや・・・だ・・・」

僕は姉の言葉に首を振る。

外に出たい、だけど姉は殺したくなかった。
いや、ただ人を殺して手に入れる自由なんて本当の”自由”じゃないことくらい頭では理解していた。

「・・・ぼく、おねえちゃんのこところせない・・・」

僕の言葉を聞いた姉は、僕に差し出してい包丁を床に置くと僕の事を抱きしめる。

「・・・愛葵は優しいのね・・・でも・・・」

姉はそう言いながら僕の身体から離れていく。

そしてゆっくりと僕の首に両手をかけていく。

「貴方は私を見てはくれなかったのね・・・!!」

その瞬間、僕の首にある姉の両手に力が入る。
僕は首に与えられる圧迫感で息苦しくなり、咳き込む。

「けほっ・・・、おねえ・・・ちゃ・・・・」

「貴方と私は何度も愛し合った・・・それで私に子供も宿った・・・だけど貴方は全く私のことは見ずに外の世界にでていく自由を夢見てた・・・」

僕の首を絞める姉の手の力が更に強まる。

「・・・愛葵どうしたの・・・??早く包丁で私を刺し殺さないと、貴方が死んじゃうわよ・・・??」

苦しい・・・息ができない・・・
瞳の焦点が合わなくなってきた・・・

「外に出たいのでしょう・・・??ずっと自由になりたいのでしょう・・・??まさか貴方、私に外に出る自由を奪われて命さえも奪われたいの・・・!?」

姉の怒鳴り声に僕は覚醒したかのように瞳を思いっきり開き、床にある包丁を手探りで探す。

ドン

その鈍い音の後、僕の首を絞めていた姉の手の力がなくなり、ずり落ちていく。

「・・・愛葵・・・やればっ、できる・・・な・・・」

姉が微笑みながら床に倒れていく。

姉のお腹には包丁が突き刺さっていて、その包丁を僕が・・・

「・・・あ・・・」

僕は姉の身体を貫いている包丁を抜くと、姉は苦しそうに咳き込み始める。

包丁を抜いたところから姉の血が溢れんばかりに出てくるのを見て、手を震わせながら持っている包丁を手放す。

包丁を持っていた僕の手が姉の血で真っ赤に染まっていた。

「うわぁあぁああっぁああぁぁああぁああぁぁぁあ!!!」

自分の手を見て悲痛な叫び声を上げると、姉をこの手で刺してしまったという現実に身体が震えだす。

「・・・おねえちゃん・・・っ」

僕は床で倒れている姉を血まみれの手で抱き上げる。
姉は自分の血が溢れ出しているところを手で押さえていた。

「・・・愛・・・葵・・・」

姉は息が漏れた弱々しい声で僕の名前を呼ぶとにっこりと微笑む。
僕の瞳には涙が溜まり始めていた。

「・・・あーぁ、流れちゃったみたい・・・私と愛葵の子供・・・」

僕は姉の足元を見てみる。
すると短い制服のスカートから出ている白く長い足には1筋の血が流れている。

「・・・これで、1人、殺しちゃったね・・・あき・・・」

姉のその言葉が僕に重く圧し掛かる。
いくらまた生まれていない命とはいえ、殺してしまったのは自分だ。

それも自分の子供・・・

「生まれて・・・るの・・・楽しみ、だった・・・に」

「ごめっ・・・なさい・・・」

姉の途切れ途切れの言葉にひたすら謝る。
謝れば済むことではない。
だけど僕は謝ることしかできなかった。

すると姉が血まみれの手を僕の頬に添える。

「・・・私達の赤ちゃん殺したこと・・・一生心の傷として・・・忘れないでくれる・・・?」

「・・・うん・・・」

「・・・そう・・・よか・・・った・・・こういう形でも、わたし・・・愛葵の中で残ってて入られる・・・の・・・??」

僕は姉の言葉に頷く。

「なら・・・よか・・・た」

姉が瞳に涙を無垢な笑顔を向ける。

「うん・・・ごめ・・・??」


次の瞬間、僕の胸元に強い衝撃が走った。
ゆっくりとその衝撃の方へと視線を移す・・・


姉が僕が姉を刺したのと同じ包丁で僕の身体を貫いていた。
包丁が突き刺さっている所から夥しいほどの血が溢れ出す。


身体中の力が自然に抜けていって床に倒れこんでしまう。

「・・・おね・・・ちゃ・・・」

「・・・あき・・・約束どおり・・・自由に・・・」

姉が微笑みながら僕の身体に寄り添ってくる。

「ねぇ、私・・・疲れた・・・一緒に、地獄・・・行こ・・・」

姉はそう言うと僕の身体に寄り添いながら瞳を閉じて息をしなくなった。

「・・・」

僕はすでに息を引き取った姉の横で弱々しく肩で息をする。
姉はもう逝ってしまった、僕ももうすぐ逝くんだ・・・

だけど悪い気はしないんだ。

むしろ嬉しい・・・

「・・・みらい・・・」

僕はか細くて弱々しい声で未来の名前を呼びながら微笑む。
瞳から温かいものが頬を伝って流れ落ちる。

「ぼく・・・やっと・・・じゆうに・・・」

やっと分かったよ・・・みらい・・・
ぼくはけっきょくじゆうになれなかった

だけど・・・



ぼくは”死ぬ”ことで”自由”になれたんだ・・・

暫らくして愛葵も息を引き取る。


命の鼓動が亡くなった愛葵は涙を流しながらも皮肉な程幸せそうに微笑んでいた。


①心の距離→肉体だけの繋がりを持つ少年に密かな恋心を抱く少女の話。(R18) 公開延期
②君の瞳に映るもの→進路で悩む少年と全盲の少女の恋の話。
③落款→実の姉に監禁され、暗い世界だけを見てきた少年がみた外の世界とは・・・??(R18)
④堕ちた果実→吸血鬼となってしまった少年とその彼女の悲しい話。
⑤ホラーストーリーズ→少女が案内する恐怖の世界。







他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
comment:0  trackback:0  top↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。