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12'09(Fri) 私の可愛い彼氏・彼女①―8
「・・・うっ・・・華織ぃ・・・ごめん。私、依織君・・・打っちゃった・・・」

『はぁ?何??自分の学校に行かないで、依織の学校へ行っちゃったって思ったら憂妃、あんたそれが目的だったの・・・??』

華織と一緒に遅れて学校へ行こうとしたけど、依織君の事が気になっていた私は華織から依織君の通っている中学校を強引に聞きだすと、急いでそこへ向かっていった。

・・・電話越しで華織が飽きれて溜息を吐いたのが分かった・・・

『とにかく、学校に来たら?そこでちゃんと話聞くから・・・』

「・・・うん、分かった。ゴメンね・・・それじゃぁ・・・」

私はそう言って携帯電話を切ると、昨日で筋肉痛になって痛む足を更に進めていく。
私には足の痛みってゆうよりは胸の方が痛かった。

――知らない女の人が自分の隣で何も着てないで寝てたら誰だってビックリするでしょ・・・

――俺はあなたにそんな酷いことしたと思いますが、そんな俺に身を委ねたあなたもあなたじゃないんですか??

・・・やっぱり依織君にとって私は覚えもしない一夜限りの女だったんだ・・・

依織君の言葉を思い出して、自分が依織君にとっての存在を理解してしまうと度胸が張り裂けそうに痛む。

「・・・馬鹿だよ、私・・・」

・・・私は自分を愚かだと思う。
あんな事で簡単に異性を好きになってしまっただなんて・・・
でも私はあの時の依織君に対するドキドキした事が忘れられない・・・
単なる錯覚なのかもしれない。
でも、あの時の綺麗な顔が、普段とは違う”男”の顔が私の頭に焼き付いて離れられない。
私はあの瞬間から依織君を・・・

「・・・」

だから・・・
だからこそ、依織君を打ってしまったのかな・・・

私は依織君の白い頬を打った掌を見つめると、その手で未だに自分の頬を伝っている涙を拭う。

そして重い足を一歩一歩前へと踏み出していく。
だけど私の気持ちは後ろ向きだった・・・

―――――――

「・・・おいおい、依織・・・大丈夫かよ・・・」

「・・・」

奈央都は心配そうに俺の顔を覗く。
けど俺は、ダンマリだった。

俺はあの会話が放送されてしまった事に最初は戸惑っていたが、今はそんな事頭に無かった。

ただ、俺の頭にあるのは彼女の頬を流れ落ちた涙と彼女の悲しそうな顔だけだった。

・・・はっきり言って俺は酷いことをしたと思う。
無責任なことをした上に、彼女にあんなことを言うなんて・・・
・・・男として最低だな、俺・・・

彼女の放送室で見せた顔を思い出す度、俺の中に言いようのない罪悪感とあの時の彼女の見せた涙を流した顔をどこか儚くも美しい。と思ってしまっている自分に対する苛々が積み重なっていく。

・・・俺は、彼女のあの愁いを帯びた綺麗で美しかった顔にどこか惹かれてしまっていた。
そんなふうに思う俺ってホント最低だな・・・
ハァ、と溜め息を吐くと俺は頭を抱える。




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