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12'10(Sat) 偽りの悪魔②―1
「・・・フフ・・・」

この闇に響いているのは1人の企みを孕んだ笑い声。

「・・・もうすぐ・・・もうすぐ、会える・・・」

闇の中で微笑むものは何を思っているのだろうか・・・

「もうすぐだから、待ってて。・・・クロス」

闇の中での微笑みは誰に向けているのか・・・

―――――――

「クロス様ぁー・・・」

アイリスはアンティークなデザインの椅子に座って分厚い本を読んでいるクロスの横に座ってクロスのジーッと見つめる。

「・・・ん?どうした・・・??」

クロスは視線を本に向けたままアイリスの呼びかけに応える。

「う~、お客さんが来ないよ~!!!私、暇なんですけど!!」

「・・・そうか・・・」

クロスは一言そう言うと、まだダンマリと本を読み出した。
アイリスはそんなつれないクロスにぶーと頬を膨らませる。

・・・ここはクロスとアイリスが共に棲んでいるアンティーク仕立ての一戸建の屋敷。
2人は悪魔退治という仕事がなければ大抵この屋敷で生活している。
そしてこの2人の棲む屋敷には悪魔の事で悩む人々が辿り着き、訪れてくる。
なのだがそんなしょっちゅう悪魔で悩むものが出るわけもなく、この様に全く人が来ないという時もそう少なくはないのだ。
そんな時、アイリスはやることもなく暇で、クロスに構ってほしいのだが、クロスは大抵物静かに読書をしたり、悪魔祓いの疲れや負担で1日中も眠りについている時がある。
だからアイリスはこの時があまり好きではないのだ。

「う~・・・じゃぁ私夕飯の買い物してきます・・・」

「・・・あぁ、いってらっしゃい。」

アイリスはやる事も見つからず、まだ昼を過ぎたばかりだというのに夕食の買出しをしにこの屋敷から少し離れた街へ行くべく、クロスのあまりにも素っ気無い見送りを受けると屋敷を出て行く。

暫らくしてアイリスは街に着くと、立ち並ぶ店で夕飯の材料や必要なものを買い揃えていた。

「・・・あら、アイリスちゃん!今日は1人なのかい??」

その店を回っていたアイリスは途中で立ち寄った店の女主人に声を掛けられた。

「あ・・・はい、一人ですが・・・??」

「・・・なんだ、そうなの・・・」

店の女主人はアイリスの言葉を聞くとハァ、と溜息を1つ零す。

「・・・あの、1人だと何かご不満でも??」

アイリスはバツの悪い顔をしながら女主人を見る。

「・・・いや、アイリスちゃんがくるならクロス君も来てくれるとばかり思ってたから・・・なんだ!来てないの??私密かにクロス君、そこら辺の男より超ー美形だから気にいってるのにー」

「何言ってるんですか!?ダメですよ!!」

アイリスは女主人の言葉を聞くと少しムッとした顔を向ける。

・・・そう、クロスはここら辺じゃ”美形の可愛い少年”とよく名が知れていた。
だから女の人から気に入られていて、クロスがこの街に来るたびに瞳を付けられたり、黄色い声援を浴びていたりしていた。
その分男から結構嫉妬されたりしているのだが・・・
アイリスは、はっきり言ってその事が気に入らなかった。

「クロス様には私がいるんだから!!」

「ハハッ、・・・はい、毎度ありー」

アイリスは女主人に威張って見せる。
女主人はそんなアイリスに向かって何を思ったのか、少し失笑しながら、女主人から商品を受け渡した。
アイリスはそれを素早く受け取るとそそくさと店の前から立ち去っていった。




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