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12'11(Sun) 私の可愛い彼氏・彼女①―9
・・・日が沈んできた・・・
春になると日が沈むのが中途半端に早く感じる。
俺は筋肉痛もあってダルい足取りで家路に着く。

家には明りが点いていた。
・・・ということは姉貴、いるんだな・・・
手をドアの取っ手にかけて、ドアを開き中へと入っていく。
入るな!とでも言ってるかのようにドアがいつもより重く感じる。

「あっ!!依織おかえりー」

俺は玄関からすぐに1階のリビングへと足を踏み入れる。
そこには姉貴が暢気にソファーの上に座ってテレビを観ていた。

「・・・ただいま・・・」

色んなことで体力的にも精神的にも疲れきっていた俺は姉貴に素っ気無い返答をする。

と、いきなり姉貴はソファーの上から立ち上がるやいなやズカズカと俺に向かってくると行き成り長い足で俺の背中を飛び蹴りしてきた。

「・・・痛ってぇ・・・何すんだよ、いきなり!!!!」

俺は姉貴の飛び蹴りで床に思いっきり膝を着いてしまった。

「何するもしないもないわよ、憂妃に聞いたわよ・・・」

姉貴は俺より遥かに高い身長で俺を冷たい瞳で見下ろす。
俺はその威圧感と"憂妃"という名前で身体がビクッとなる。

「・・・アンタ、酷いことした上に酷いこと言ったわね・・・」

「・・・」

俺は姉貴の言葉に何も言い出せず、ただ黙っているだけだった。

「依織・・・自分が何したか分かってる??」

俺はまた黙っているだけだった。

「・・・わかんネェよ・・・無意識のうちに彼女に簡単に手だしたって分かってるけど俺は何も覚えてねぇからなんもわかんネェよ!!・・・思い出そうとする度俺がどんな酷い事をしたのかって分かるのが正直怖くて・・・それで彼女にあんな傷つけるような酷い事言って・・・俺だって・・・苦しんでんだよ・・・」

黙っていた俺は壊れたように無茶苦茶に言葉を言い放つと、片手で頭を抱えた。
そんな俺を姉貴はいまだ冷たい瞳で見ていた。

「・・・じゃぁさ、依織は何で苦しんでんの・・・??」

俺は姉貴の言葉に重い口をゆっくりと開く。

「・・・罪悪感・・・彼女の事思い出す度に、俺は酷いことしたんだって実感して、罪悪感が湧いてきて、自分は言いようのネェ酷い事したんだって実感すると、そんな自分に苛々して・・・それでその苛々を知らないうちにあの子に向けてたんだ・・・それで苦しんでる・・・」

そう学校で感じていた苛々は自分へのものだった。
ほんとは自分が悪いのに、そんな事思うたび自分が惨めになっていってしまうのが怖いから・・・それを彼女に向けていた・・・
結局は自分が最低なだけなのに・・・

どこまで酷い人間だろうと俺は心の中で嘆く。

「・・・よく言えました・・・」

姉貴はそう言うとさっきとは打って変わって優しい瞳になって俺の頭を撫で始めた。
気が沈んでいた俺は姉貴の行動にちょっと驚いたけど、どこか心が救われたような気分になった。

「・・・ゴメン・・・」

「あら?そう言う相手は私じゃないでしょ??憂妃ー!!」

珍しく素直に謝った俺に姉貴はニッコリと微笑むと彼女の名前を大声で呼ぶ。
するとリビングに繋がっているキッチンの奥から彼女が出てくる。

俺は何が起こったのかと一点張りにキッチンから出てきた彼女を見てしまう。
彼女は俺と瞳が合うと慌てて顔を俯かせた。

「・・・2人で話したら??そっちの方がすっきりするでしょう??」

姉貴はそう言うと、リビングから立ち去って2階に上がって行ってしまった。
リビングに取り残された俺と彼女はただ茫然とするだけだった。

今、俺と彼女の居るリビングには怖いほどの静寂が漂っていた。

「・・・ゴメン・・・なさい」

2人の間に漂っていた静寂を破ったのは彼女の方だった。
俺は彼女の言葉に少し俯かせていた顔を上げて、俺より少し背の高い彼女の綺麗な顔を見る。

「・・・依織君の気持ちも知らないで無神経にあんな汚い事言っちゃったり、打っちゃったりしてゴメンなさい・・・」

彼女はそう言うと瞳に涙を溜め始めた。

「・・・俺の方こそゴメン・・・意識がないとはいえ、貴方に無神経に手ぇ出したり、わざと後ろめた気持ちでいたりして、貴方の気持ちなんか理解もしないであんな酷いこと言ったりして・・・」

俺がそう言うと彼女は瞳に溜めていた涙をあの時のように流すと、俺に抱きついてきた。
俺は彼女の行動にただ慌てるだけだった。

「ううん・・・でもね・・・私、貴方とのこと、後悔してないよ・・・??」

彼女は俺の胸で蹲っていたが、顔を上げて自分より背の低い俺の顔を見下ろす。

「・・・私、きっかけはどうあれ、あの夜から依織君のことが好きになっちゃったから・・・」

俺は彼女の言葉にただ驚くばかりだったが、泣きながら微笑む彼女に、おれも微笑んでみせて、自分の額に彼女の額を引き合わせ、額を重ね合わせる。

「・・・うん・・・俺も、貴方のこと知りたくなってきた・・・」

俺の言葉に彼女は驚くばかりの表情を見せる。
俺はそんな彼女を抱きしめると、彼女は俺よりも強い力で抱きしめ返して、さらに涙を流した。
俺はそんな彼女の頭を優しく撫でて宥めた。

きっかけはどうあれ、俺達の恋はここからこうやって始まった・・・




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(*´∀`*)ノ
あとがき:
ようやく2人をくっつけさせましたー!!
これを見てると依織が憂妃より大人に見えます(´・ω・`)
中盤では依織が少々ぶっ壊れていますが・・・笑
ぶっちゃけ華織に詰め寄られている時の依織台詞を意味不明にさせているのは依織を壊れているので、わざとです!!
正常な台詞を考えるのは難しいですが、無茶苦茶な台詞はもっと難しい・・・_| ̄|○
まだまだこの2人の話は続くんでこれからもこのバカップル2人を生暖かく見守っていてやってくださいm(_)m”
次からはマジに普通のラブコメになっちゃいますが・・・(;´Д`A ```
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