07' «  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 09'
--'--(--) スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
comment  trackback  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.「スポンサーサイト」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/175-53de791b
01'24(Tue) 悲恋歌②―4
優駿は自分の家の前へと辿り着く。

自分の家ながら、何時見ても大きいものだ・・・

優駿は目の前の大きな洋館を見つめながら小さく溜息を吐いた。
優駿は玄関先まで歩みよって行き、大きな扉のドアノブに手をかけようとした時、扉が勝手に開きだした。
優駿は一体何事か、と瞳を大きくしていると扉の向こうから一樹が顔を出した。

「おぉ、優駿!今お帰りか!?!待ってたぞ」

「はい・・・それより一樹さんはどうしてこんな時間までここに・・・」

優駿はそう言うと月が浮かび上がっている闇色の空の遠くの方を見る。
優駿の言葉に一樹は顔をニヤニヤとさせて、優駿の顔を見る。

「そういうお前こそさっきまで何してたんだよー」

「・・・」

優駿は少し邪険な顔をして一樹を見る。
これは、優駿が答えなくともすでに優駿が今まで何をしていたのか確信している顔だった。

「あーぁ、そんなことしてなんて優駿も罪な少年だー。君を愛して止まない婚約者が健気に君の帰りを待っていたというのに・・・俺を道連れにして」

「え・・・」

一樹の言葉に優駿は大きな瞳を丸くさせる。

「佐和子が来てるんですか・・・??」

「あぁ、ずーーっと前から優駿の帰りを待ち続けてたぞ。それで俺もお前が帰ってくるまであの我侭娘に付き合わされててこんな時間になったわけ。」

「・・・そうですか・・・・それは申し訳ないことを・・・」

「いや、俺は別に良いんだけどさ、佐和子ちゃんがなぁー」

一樹の少し意味深な言葉に優駿は少し顔を顰める。

「あいつさ優駿に女ができたんじゃないか。ってかなり不安がってたぜ?」

「・・・」

「まぁ、俺は優駿とあの子の恋路を反対したりはしねぇけど佐和子ちゃんには気をつけろよ・・・??」

その後に続けられた一樹の言葉に優駿は更に顔を顰める。

「佐和子にもし、お前等のことバレたら愛しいあの子、ボロボロになっちまうぞ??」

「・・・分かってます。澪夜はちゃんと僕が守ります・・・」

一樹はすっかり暗い顔になってしまっている優駿の頭を数回グシャグシャと少し強引に撫でると優駿の耳元に自分の顔を少し近づけた。

「・・・けど、まぁ、そうできるといいな・・・じゃぁ、俺もう帰るわ。」

一樹はそう言うと優駿にヒラヒラと手を振ってその場を立ち去っていく。

優駿は段々と遠ざかっていく一樹の後姿を黙って見つめていた。

『佐和子なら澪夜ちゃんを殺しかねないぜ??』

優駿は密かに去り際に耳元で小さく残された一樹の言葉頭の中で響いていた。






他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORY小説一覧からお入りくださいまし
(*´∀`*)ノ


http://pr3.cgiboy.com/S/4097416/
スポンサーサイト
comment:0  trackback:0  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.175「悲恋歌②―4」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/175-53de791b
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。