07' «  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 09'
--'--(--) スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
comment  trackback  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.「スポンサーサイト」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/21-cd6bf809
10'31(Mon) In Despair~罪と罰~ 1
風が適度に吹いている闇夜・・・

今夜は月が綺麗に輝いている、けど星なんてものは一切見えない。

星なんかこの世に存在していたか・・・??

そんなこともたまに思ってしまう。

昔からよく言う

"星に願いを"――・・・

星に願えば願いが叶うのか・・・??

なら、存在するのかも分からない見えない星に願おう・・・

「オレをまだ殺さないでくれ・・・」

――――

プルルルルル

電話が呼び出し音を家中に響かせている。

しかし鳴り響く呼び出し音はしばらくして止まる。

さっきまで響いていた呼び出し音の代わりに可愛らしい高い声の少女の声が聞こえてきた。

「はい。・・・あっ!!お義父さん!?」

少女は連絡してきた相手が分かると左右が青と赤と違う色の大きな瞳を更に大きく開き、とても美しい顔から嬉しそうな表情をみせた。

電話の向こうから男の声が聞こえてきた。

『あぁ、梓・・・元気だったか??』

男の言葉を聞くと梓は可愛らしい笑顔を見せた。

「うん。私はちゃんと元気してるけどお義父さんはあと3週間もそっちに居なきゃいけないんでしょう??そっちの方が心配だよ・・・」

梓は色素の薄い茶色の長さが内側だけが肩下とそのほとんどが腰上とまちまちな髪の毛先を指で巻き始めた。

『こっちも大丈夫だよ・・・疲れが相当たまってる事意外はね』

電話の向こうから聞こえるため息を聞くと梓はそれは気の毒だねと他人事のように笑う。

「分かったよ!!お義父さんが帰ってきたら、ちゃんとしたおいしいご飯作って食べさせてあげるからね!!」

『あぁ、そうして下さい。お願いします。』

梓は電話の男の哀願するような声を聞くとハイハイと言ってそれじゃぁと電話を切った。

そして窓の外から大きく見える月を眺めた。

「・・・綺麗だなぁ・・・よし、散歩しよう!!」

そうゆうと梓はすぐさま玄関に向かい少し変わった形のサンダルを履き一歩外に出た。

「・・・散歩くらいはいいよねぇ・・・」

ちらっと家の中を眺めながら少し声を潜めて言うと家を後にして月が輝く夜道駆け出していった。

梓はひとり夜道を鼻歌を奏でながら歩いている。

梓にとってあの家から抜け出してひとり気楽に外に出るという事はあまりなく、解放された気分になり、きがすごく楽になる。

梓はだいぶ歩き疲れたのかしばらくして

「・・・もう戻ろうかな・・・」

そういって今まで進んできた方向を変え家のほうに向かって歩こうとするした。

  ズルッ

梓は不思議な音が聞こえる方に振り返る。

しかし、周辺には電灯が1本しかなく周りの暗さであまり見えず何があるのか分からなかった。

「・・・気のせいかな・・・」

そういうとまた前を向いて歩き出そうとすると顔に何か冷たいのが落ちてきた。

「・・・うそ・・・雨・・・??」

少しずつ雨の降る量が増えてきた、その時。

  ドザッ

その音に梓は思わず後ろを振り向くと電灯の下に少年が倒れていた。

しかもその少年は白いシャツに夥しいほどの血を付けていて、倒れている少年の腹部の方から血が徐々に流れてきている。

「・・・え・・・っ!!」

梓は電灯の下雨に打たれて倒れている少年の方に駆け寄っていき、うつ伏せに倒れている少年を抱き起こした。

「ねぇ・・・大丈夫!?ねぇ・・・」

梓は少年に呼びかけても少年はピクリとも動かず、雨のせいだろうか少し冷たくなっていた。

まさか!!梓はそう思ったが抱き起こしている体の胸に自分の耳を当てる。

「・・・良かった・・・」

少年からはちゃんと心臓の音が聞こえている。

「・・・よし!!」

梓はそう言っうと少年の体を自分の背中に乗せ歩こうとしたが前になかなか進めなかった。

どんどん雨も強くなってきて2人の体はびしょびしょに濡れていた。

梓はふと生暖かいものが自分の服から伝わってくるのを感じ、自分の服を見ると真っ白のワンピースはとことどころ赤に染まっている。

少年の腹部から出る血は雨のせいか結構な量が流れていた。

「ごめん・・・絶対助けるから・・・待ってね・・・」

そう言って少年の右腕を自分の肩に乗せ頑張って進んでいく。

雨はどんどん勢いを増して降っていき

少年から流れる血の量も増えていく。

この人は今自分のすぐ横で死んでしまうのだろうか・・・

梓はそう思うと頬を少し温かい涙を伝う。

その涙はすぐに雨で洗い流されるが、梓の赤と青の大きな瞳からどんどん溢れてきた。

「絶対死なせないから・・・」

梓は強く降る雨の中少年の命を支えながら今は月が雨雲に隠れて見えない真っ暗な夜道を必死に歩いていた。



他のオリジナル小説をご覧になりたい方は左のCATEGORYからお入りくださいまし(*´∀`*)ノ


スポンサーサイト
comment:0  trackback:0  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.21「In Despair~罪と罰~ 1」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/21-cd6bf809
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。