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03'25(Sat) 白昼夢
「・・・クロス―――・・・」

真っ白い意識の中、遠くから響いてくる聞き慣れた声。

――クロス・・・

嗚呼、この声は貴方の声だ・・・


いつも私に微笑みかけてくれる。

いつも私を慕ってくれる。

いつも私の名前を呼んでくれる。

そんな貴方はいつも私のなかで大きな存在で

貴方が私の全てだった。


私に接してくれる貴方は私には勿体無いほど純粋無垢で輝いていた。

偽りだらけで穢れの存在の私には眩しすぎるんだ。

だからこそ、貴方の存在が欲しいのであり、憧れでもあって・・・


憎いんだ・・・



清い貴方を見ていれば、自分が更に醜く感じてしまって

貴方が憎いんだ。

手を伸ばしても届きはしない貴方の存在が

私を余計に穢してしまうんだ。

だから私は貴方が

憎くて殺したくて

愛おしくて己のモノにしたいんだ。


到底無理だとは知っていても

私は貴方を求めているんだ・・・


朽ちようとしている花が水を求めるように
月が太陽の光を求めるように・・・



苦しいほどにもがき苦しんで、必死に手を伸ばしているんだ。

あの頃から・・・ずっと・・・

そう・・・私が貴方を見つけ出してから・・・ずっと・・・

――ねぇ、貴方1人なんでしょう??

――・・・拾ってあげよっか??

貴方が私を拾ってから・・・ずっと・・・

だけど、貴方は私の手には入らない。

貴方が欲しくて堪らないのに・・・

――ねぇ・・・愛してよ・・・私の事、好きなんでしょう・・・??

貴方はいつも私を求めてくれた。

私も貴方を求めていた。

・・・けど・・・いくら繋がろうとも貴方の心には私はいなかった。

貴方の瞳には私が映ることがなかった。


貴方の瞳の奥は常に孤独に犯された闇だけが映っていた。

私がいくら貴方を愛しようとも、

貴方を独占していたのは貴方を愛する私ではなく

孤独の・・・闇だけ

貴方はずっと闇に囚われていたんだ・・・


貴方はそれでも私を必要としてくれた。

貴方が私を欲するのなら

私はもっと貴方を欲しよう・・・

貴方を求めれば求めるほどに、心が貪欲という汚い感情で侵食されてゆく。

それでも貴方を求め続けよう・・・

そうすることでしか

私は貴方を愛せないのかもしれない・・・


そんな私は・・・

やはり穢れた存在なのだろうか・・・

あぁ・・・


そう問いかけても貴方は答えてくれなかったのだったな・・・



「・・・様・・・ス様・・・」

白く濁る意識でまた声が聞こえ始める。
さっきと同じ・・・聞きなれた声。

「クロス様・・・」

その一声でゆっくりと重い瞼を開いてゆく。
開かれた瞳に映ったのは・・・見慣れた存在の・・・

「・・・アイリス・・・」

私の瞳に映っているアイリスは、頬を少し膨らましていた。

「”アイリス・・・”じゃないですよ!!こんなところで昼寝だなんて・・・」

横たわっていた少し動かしずらい身体を起す。
・・・そうか・・・私は寝ていたのか・・・

「なんか夢でもみていました・・・??」

「・・・??」

「いえ・・・クロス様にしては随分寝付いてたから・・・」

「・・・あぁ・・・見ていたよ・・・」

それは忘れられそうにない愛おしかった人の、哀しい夢――・・・



【偽りの悪魔】クロス、アイリス、???






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