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03'28(Tue) もう1人の自分
脱・スランプのためのリハビリ小説。
可笑しな点もあると思いますが、軽くスルーしてやってください!死



アイツはいつも私の中に存在している。

私の心の中にいつも潜んでいて

いつも私のことを嘲笑っている。


アイツは私であって、私じゃない・・・
私はアイツであって、アイツじゃない・・・

そんな私と”アイツ”の関係・・・


”クスクス・・・”

遠くからか、近くからか、感覚がよく分からないところから小さな笑い声が聞こえてくる。
その不気味に耳についてはなれない笑い声が私の気分を悪くさせる。

・・・もう聞き飽きるほどこの笑い声はなれたはずなのに、未だにこの笑い声は私に不快な感覚しか与えない。

「・・・何笑ってんのよ・・・」

”クスクス・・・”

何度問いかけてもアイツは可笑しく笑っているだけ。
こいつは人を馬鹿にしすぎてる・・・

「・・・笑ってばっかいないで答えたらどうなのよ・・・」

”クスッ、あら・・・答えなんて必要ないでしょう・・・??”

そいつの姿は見えないけど、口元を吊り上げて薄気味悪く微笑んでいるのが手に取るようにわかる。

”私はあなたなんだから・・・”

「・・・」

”クスクスッ、あら、そんなに嫌がらなくてもいいんじゃない?
私達 一心同体 でしょう??”

「・・・」

こんなのが私の中にいると思うと気味が悪くなってくる。

「・・・気持ち悪い・・・」

”何が気持ち悪い・・・??”

「あんたが私ってのが・・・」

私のその一言でアイツの笑い声が更に高くなって、耳に痛いほど響いてくる。

”フフッ・・・・やっぱりアンタって筋金入りの馬鹿ぁ??”

「・・・」

”私の存在を嫌悪に感じるってことは、あんた自分自身のこともそう思ってる、ってこと”

そう・・・

腐っても 私はコイツ、コイツは私 なんだ・・・
それは解こうとしても解けない、強く結ばれた真実。

それを結んだのも私自身・・・

「・・・私は・・・自分が大っ嫌い・・・あんたの事以上に自分が大嫌い・・・」

自分が大嫌い・・・

そんな自己嫌悪の思いが私が自分自身を傷つけた。

その証拠が左手首の包帯の下に残る、この生々しい無数のカッターの切り傷

そして、私の心の中に潜むコイツの存在・・・

”・・・だから私が存在するんでしょう??
それに感謝しなさいね・・・あんたをレイプした男を殺してあげたのはあんたじゃない、この私なんだから・・・”

レイ・・・プ・・・??

「いやっ・・・・そのことは言わないで・・・っ!!」

その言葉を聞いただけで、あの光景がフラッシュバックして瞳に焼き付く。
全身に寒気が走り、冷や汗が止まらなくなって身体中が震え上がり、体温が失われて青ざめていく。

決して忘れられない許されはしない忌まわしいあの出来事。

誰にも言えない、自分だけが背負っている憎しみと憎悪。

心に刻まれた、癒えることのない深い傷・・・

コイツが生まれたのは 自己嫌悪 が元凶なら、自己嫌悪が生まれたのは 心に深く刻まれた傷 なんだ・・・

「・・・も・・・やめて・・・」

”クスクスッ、脅えてる脅えてる・・・私その顔嫌いじゃぁないわよ・・・??
むしろ大好き。”

・・・あぁ、人の恐怖をコイツはこんなにも面白がって喜んでいる・・・
コイツは悪魔だ・・・

そしてこの悪魔を生み出したのは・・・紛れもない、私だ。

”・・・ねぇ、私久々に外に出たいなぁ・・・”

「・・・なっ何言ってんのよ・・・!あんたがでてきたらまた・・・」

”クスクスッ、私はあんたよ??私の望んでることはあんたの望んでることっていつ理解してくれるの・・・??”

「・・・」

”あんたは自分を汚したあの男が殺したかった、だから私が生まれた・・・それが唯一の証拠よ・・・??”

確かにコイツの言う通り、私はあの男を心の底から半端なく怨み、憎んでいた。
そしてこの手を汚してまでも殺したいと思っていた。

その結果、コイツが生まれてあの男を殺してしまった。
・・・いいえ、殺してくれた・・・

コイツの望む事が私の望む事だとしたら。、私は あんなこと をしたかったの・・・??
それは今でも・・・??
それがいけないこと、許されないこと、恐怖に震える事だと分かっていてもコイツはそれを悦楽し、楽しんでいる。

なら・・・私もそうなの・・・??

「違う・・・私はそんなことは望んでない・・・っ、あんたが勝手に託けてるだけよ・・・」

”クスクスッ、恐怖で震えてるのね・・・でもね、私はあんたの汚くて醜い本心そのもの・・・”

「や・・・めて・・・」

ちがう・・・私は・・・そんな事・・・

アイツの嘲笑いう声を聞きながら意識が遠退いていくのを感じる。

遠退く意識の中、ぼんやりと薄笑いをする私と同じ顔のアイツが見えた・・・
私の意識はそこでぷつんと糸を切ったように 切れた。



「・・・」

鳥の囀りが耳を刺激して途切れさせていた意識を甦らせる。

重い瞼をゆっくりと開いても、目の前は未だにぼやけている。

・・・どれだけ眠っていたのだろう・・・
いや、どれだけアイツがオモテに出ていたんだろう・・・

手のひらにどろっとしたぬめりにも似た感触と生暖かいさを感じて、ぼやける瞳で自分の手のひらを見つめる。
幾度も見たことのある・・・この色は確か・・・

「・・・あ・・・あぁ・・・」

自分の手のひらに嫌って程こびり付いている赤い液体を目にし、はっきりと目が冴える。

これは夢だ、といって・・・

だけどこの感触だけは確かなもので、自分が今見ているのは幻覚なんかじゃないとは分かっている。
だけど人間って言うものは自分の犯したことを認めたくないと思ってしまうずるい生き物だ。

血は、自分の手のひらだけでなく、服にも夥しいほどに散乱していた。

いつもそう・・・
アイツがオモテに出る度、目が覚めた私は血塗れ。
それは自分の血じゃない、誰か別の人の血・・・

きっとまた人を殺したのよ・・・
だけどそれは私じゃない・・・アイツだってことも確信している。

これは私じゃない・・・アイツがしたことよ・・・
そう・・・私がこんな事望んだんじゃない、あいつが勝手にしたことよ・・・
あの男を殺したアイツが人を殺す感触に味を占めてしまってこんなことをしているだけで・・・
でも、アイツは私・・・

なぜだか自然と涙が零れ始める。
頬を伝う涙が手のひらの血と同じくらいに生暖かく感じられる。

「フッ・・・フフッ・・・キャハハハハハッ!!!」

私は涙を流しながら狂ったように笑い始める。

恐怖からくる震えなのか・・・はたまた、人を殺す感触を味わえなかった嘆きの涙なのか・・・血に塗れて人を殺したという現実に歓喜の笑みなのか


完全に血の赤色だけに支配された私には分からなかった・・・






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