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03'30(Thu) 偽りの悪魔―クロスの子供?:後編
「・・・さて、この子はどうするんですか・・・??」

「・・・親を捜す他ないだろう・・・」

アイリスの問いかけにクロスは深々と溜息を吐く。
この子を2人で世話するのはとてもじゃないけど無理な気がしてならないのだ。

そんな2人を他所にあの赤ん坊はアイリスの腕の中でキャッキャッと喜んでいた。


――あの赤ん坊が泣き始めてから、クロスとアイリスはとてつもなく大変な思いをした。

育児経験のない2人は、この子が何が原因で泣いているのかさっぱりだったので、わざわざ付近に住む知恵の多い老婆の家にまで押しかけた。

赤ん坊の世話もろくにできないのか。とその老婆に笑われてしまったものの、泣いて老いる原因が空腹からだと聞かされると、急いで街に山羊のミルクを買い、それを与えてやる。

それでもなかなか泣き止まない赤ん坊の機嫌をとろうと必死にあやす。

それで今に至ったわけなのだが、赤ん坊を相手をほとんど1人でしたも同然なアイリスはボロボロになり数時間で貧相にやつれた感じが見られる。
ほとんどアイリスの奮闘?を傍観していたクロスも赤ん坊の少しげっそりしている。

赤ん坊はそんな2人のエネルギーを吸い取ったかのように2人とは対照的にとても機嫌よくしていた。

「はぁ・・・こんな可愛い子でもこんなに殺意が芽生えてくるものなんですね・・・アハハハッ・・・」

「・・・アイリス、笑顔が満更でもなく怖いぞ・・・」

壊れたかのように声だけで笑うアイリスを見たクロスはそんな彼女に少しだけ恐怖を感じてしまう。

アイリスの腕に抱きかかえられている赤ん坊はそんなアイリスの色素の薄い桃色の髪を掴み、それを口に銜えようとするのをクロスが止める。

精神的にボロボロになったアイリスは赤ん坊が自分の髪を掴もうが、引っ張ろうが気付かないのだった。

「クロス様~、早くこの子の親を捜してあげましょうよ・・・この子のためにも・・・1番に私のためにも。」

アイリスはそう言うと瞳を鋭く光らせてクロスにアイコンタクトをする。

「私、このままだとこの子にボロボロニされます・・・肉体的にも精神的にも。」

「・・・そうだな・・・」

クロスは鋭い眼光を効かせているアイリスに頷くしかなかった。


* * * * * * * * *


「きゃー!クロスさん!!また来てくれたの!?2回もクロスさんを拝めるなんて今日はツイてるかもーw」

「・・・はぁ・・・」

瞳をハートにさせてクロスを見つめる店の若い女にクロスは苦笑を漏らす。
アイリスはそんな2人を冷たい瞳で見つめる。
やっぱり他の女がクロスに近寄っていくのが面白くないらしい。

「ちょっと、そこ!クロス様を1度2度見ただけでそんなに浮かれないで下さい!!私なんか年がら年中クロス様を見てるんだからねっ!!」

「・・・アイリス・・・」

クロスは大声で女に向かって声を上げるアイリスの頭をこつんと軽く握り拳で叩く。

――彼らは再び街に下り、一応この子に関する情報を寄せ集めていた。
しかし、店に立ち寄ってみればいつもの如くクロスは女達にアプローチされるばっかりでアイリスの機嫌が損なわれるばかりだ。

それになかなかこの子に関する情報が聞かれない。
しかもこの赤ん坊を抱えて店を訪れれば、店の人の第一声は必ずと言っていいほど同じこの言葉だ・・・

「あれっ?どうしたのこの可愛らしいお子さん??・・・まさかクロスさんの隠し子!?!」

「・・・違います・・・」

アイリスが抱きかかえている赤ん坊を見て驚く女の言葉にクロスは肩を落とす。
街に来てこの言葉を10回以上聞いたのだ。

「そんなんじゃないしっ!!」

アイリスは突込みとはとても言えないノリで女に物言う。
女は鋭いアイリスの言葉にえっ!?とした顔を見せる。

「・・・いや、この子は決して私の子供じゃなくて・・・私達、この子の母親を捜しているんですけど・・・」

「あら!?そうだったんですか!?やだ・・・あたしったらつい勘違いしちゃってて・・・」

「・・・んで、この子のことについて何か知りません??」

「アイリス・・・」

赤らめた頬に手を添えてクロスに微笑む女に冷たく言葉放ったアイリスにクロスが呆れたように溜息を吐きながら彼女の名前を呼ぶ。

「・・・やっぱり見たことない・・・」

女は低い声で唸りながら、アイリスの腕にいる赤ん坊の顔をマジマジと見つめるものの、やはりこの子については何も分からないらしい。

クロスとアイリスはがっくりと肩を落とす。

この続きは後ほど追記しますっ
しばらくお待ちくださいませ(*´∀`*)
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