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07'01(Sat) 悲恋歌④―3
「・・・っ、何言ってらっしゃるの??私は優駿様・・・」

「それがどうかしたのか??」

澪夜は己の両肩を掴む西園寺に警戒の視線を向ける。
西園寺は澪夜に表情だけの笑顔を見せると彼女の耳元に口元を近づける。

澪夜はこそばゆさと不快で肩を竦める。

「・・・言っただろう・・・??そんなこと、俺には関係ないと・・・」

そう言った西園寺に澪夜はハッと大きな瞳をさらに開いてすぐ近くにある西園寺の顔を見る。
澪夜の満更でもなさそうな表情を見つめる西園寺は未だに冷酷な笑顔のまま。

「・・・でもあ」

「お前・・・最近宮嬢のガキ以外の男に抱かれてないからって調子に乗るなよ??今までお前を求めてきた奴等はお前と、宮嬢のガキの関係を知り宮嬢の家がお前の後ろについているのが怖くなった。」

華族でも上位の地位にある宮嬢の力は恐ろしいからな・・・
西園寺は皮肉に笑みを零してそう言った。

「だが俺は宮嬢なんか怖くない、俺もそれなりの地位がある。宮嬢の存在を知ってお前から逃げていった奴等とは・・・違うんだ。」

笑顔のままそう言った西園寺からは言い知れぬほどの恐怖を感じた。
まるでその恐怖が蛇のように澪夜に纏わりつき、澪夜は息を飲む。

彼女の背筋に冷たい電撃と冷や汗が流れる。

西園寺はそんな彼女の顎をくいっと持ち上げる。

「お前・・・遊女だろ?花魁じゃないのか・・・??」

次の瞬間、西園寺が冷酷な表情になる。
その瞳はとても冷たく、澪夜はその瞳に捕らえられてしまったかのように動けなくなってしまう。

「遊女は客に身体を売って生きている、この世で1番汚らわしい存在だろう??」

「ちが・・・」

「何が違うんだ??お前等は快楽に溺れてるそれなしじゃ生きていけない憐れな人間だろう・・・??」

「ちがう・・・」

西園寺の言葉に澪夜は首を振って抵抗しようとするも西園寺に顎を持ち上げられそれが出来ない。
彼女の抵抗の言葉はか弱く、小さい。

「・・・そんなお前が、馬鹿みたいに幸せにあんなガキに恋焦がれてるのを見ていたら・・・ムカつくんだよ・・・壊したくなるんだよ・・・」

彼の言葉に澪夜は静かに涙を流した。

―――優駿・・・

心の中で、彼の名前を呼びながら、目の前の男に身体を倒されていった・・・


* * * * * * * *


「あら、優駿はん来なさったんか??」

「ええ・・・いつも通り澪・・・椿に会いたくて・・・」

澪夜がいる、艶やかで綺麗な飾りが他の店とは違う高級感をだしているこの街で1番大きな店の前に来た優駿は、澪夜と同じ店の遊女に声を掛けられた。

「あんさんも椿にどっぷりにならはってるんやね・・・」

遊女はそう言うと少し着崩された着物の袖で口元を隠しながら優駿に微笑んだ。
図星を突かれた優駿は頬を弱冠赤らめる。

「・・・あれ?貴方・・・」

店からもう1人の遊女がひょこんと姿をだす。
彼女は優駿を見てきょとんとした表情を見せる。

「・・・どないしたん??」

優駿と話していた遊女がきょとん顔の遊女の顔を覗きこむ。

「いえ・・・今さっきくらいかな・・・椿の部屋にお客が入って行ったから、優駿さんかな・・・って・・・でもなんだか違うみたいですね・・・」

その言葉を聞いた優駿は胸が大きく脈打つ感覚に襲われる。

・・・まさか・・・

「・・・ッ!!」

優駿は慌てて店の中へと入っていく。

彼の頭のなかで嫌な予感が過ぎる。
不安で頭がいっぱいになる、そうでないことを願う。

彼の足取りは速くなった。

取り残された遊女2人がそんな優駿の後ろ姿を見つめていた。

「・・・私、余計なこと言った??」

「・・・さぁ?どないやろうか・・・」

「・・・あれ・・・??」

遊女の1人がふと空を見上げると小さく声を漏らした。



「今日は月が赤いんだね・・・」

彼女の目の先には、真っ暗闇の空に浮かぶ大きな赤い月が妖しく浮かんでいた。





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