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11'13(Sun) 偽りの悪魔①―6
私は優しい父が大好きで誇らしかった・・・

母が亡くなって気落ちしている自分を励ましてくれたのは父だった。

時々その励ましに苛立ちを覚えたこともあった。

どうして?

どうして自分の妻が亡くなったのにどうして貴方は気丈でいられるの?

励まされる度に父に感謝する反面そういう思いが私の胸の中に募っていく。

そして私は父にこう言った。

「あなたは愛する人を亡くしたというのにどうしてそんなに平気でいられるんですか??もしかして母が死んで清々したんですか??」

こんな事を言った私はバカだと思う。今でもこの言葉を言った事に後悔の念がある。

私がそう言うと父は凄く悲しい瞳で私を見てこう言った。

「違うよ。いつまでも悲しい顔なんてしてはいられないだろ。悲しみを失くすことで天国へ逝ってしまった母さんを悲しませないんだ。それは母さんのためにもなるんだよ。それにいつまでもそんなにしょげていたって母さんが戻ることは2度とないんだ、だからせめて母さんの死を乗り越え笑顔を見せていた方が天国の母さんも安心するんじゃないか??」

だけど・・・

そう言っていたあなたが1番心の奥底に深い悲しみを背負っていたんですね・・・

「お父様・・・」

急いで姉の悲鳴のする元に駆けつけたリサはただ茫然と立ちすくむだけだった。

嘘・・・自分の今見ている光景は全部私の幻覚に過ぎない。これもまた夢なのよ・・・

リサは今にも泣きそうな顔で嫌嫌と首を横に振るだけ。

お願い・・・誰か夢だと私を目覚めさせてよ・・・

脳裏にあの時の、あの場面がプレイバックする。

嫌よ・・・やめて・・・

「いやぁぁぁあああああぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁ」

「どうしたんだ!!」

リサの叫び声と共にクロスとアイリスがリサの下に駆けつけた。

そしてクロスは座り込んでしまっているリサの肩支え、リサが怯え見る視線の先に目を向ける。

するとそこには先程まで車椅子に座っていたはずの痩せ衰えている姉妹の父が実の娘のアリスの首を片手で持ち上げている姿だった。

父の手の中でアリスはグッタリとしていた。

父はリサの叫び声に気がついたのかこちらの方を見てニタリと気分が悪くなるほどの不敵な笑みを向け、今まで持ち上げていたアリスを床に叩き落す。

「ァ・・・嫌ぁ・・・」

自分の父のこの世のものとは思えない不敵な笑みを見てリサは気が動転していた。

あまりにもその笑みは父を襲っていたあの黒い影と全く同じだったから・・・その笑みに吐き気さえもしてしまう。

「アリスさん・・・!!」

アイリスはそう言って床に叩き落されてしまったアリスの元へ駆け寄ってく。

まさか・・・そう思ってアイリスはアリスの胸元に耳を傾ける。

ドクン・・・ドクン・・・

それは弱々しかったが確かに動いている事を確認してアイリスはホッと一安心した。

だがその安心もすぐに失せてしまう。アイリスはあろう事か己の娘を手にかけようとしていた男の方を見る。
                       .....
そのアイリスの横にクロスが立っており、2人の父であった男を睨んでいた。

【クッ!ナンダ・・・折角ノオ楽シミヲ邪魔シヤガッテ・・・】

クロスの睨みの効いた赤い瞳を見て父はクックと笑い、ドスの聞いた2重の声で喋りだした。

「・・・矢張りお前はもうその男の魂を喰い、その身体に乗り移っていたのか・・・」

クロスがこのハ場に相応しくない冷静な声で男・・・男の姿をした悪魔に問いかける。

【ククク・・・ナンダオ前、知ッテタンダ・・・一体何者ダ??】

その悪魔の問いかけにクロスはフッと笑い、上着の内ポケットに潜ませていた鎖の付いた十字架を取り出す。

「・・・今からお前を倒す聖職者だ・・・」

クロスがそう言うと持っている鎖の付いた十字架が瞬く間に光りだし、真っ白に輝く剣の形に変形した。



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