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11'14(Mon) 偽りの悪魔①―9
「クロス様ぁ!!」

アイリスがガチャッと威勢よくドアを開け、部屋で寛いで本を読んでいるクロスに駆け寄っていく。

アイリスの手には白い封筒があった。

クロスは読んでいた本を机の上に置き、自分の横に寄ってきたアイリスに顔を向ける。

「・・・どうしたんだ・・・」

クロスはすぅとアイリスに微笑む。

クロスのその微笑みにアイリスは少し顔を赤く熱らす。

「あっあのねっほら!リサさんから手紙来たよ!!」

アイリスはそう言うと手に持っていた白い封筒をクロスに手渡した。

クロスはアイリスから手渡された封筒を開封し、中身を確かめる。

封筒の中には1通の手紙と結構な札束が入っている。

クロスは封筒の中に入っていた札束を取り出しハァと溜息を吐く。

アイリスは溜息を吐くクロスの手元にある札束を見てニコニコと笑顔を向ける。

「良かったじゃないですか、今回も報酬たっぷりですね!!」

今回も・・・そう、人によって様々だが、クロスの悪魔退治で助けられた人達はいつも結構な量の札束を悪魔退治の報酬として送ってくる。

一般の人は喜ぶだろう事がクロスは密かにその事が悩みになっていた。

「まぁいいじゃないですか、貰えるものは素直に貰っちゃえばいいんですって」

そんなクロスをよそにアイリスはクロスから札束を取り上げてにこにこと枚数を数え始めた。

クロスはアイリスを見て少し苦笑する。

「うわ!結構ありますね、これ。さすがリサさんはお金持ちですね。」

アイリスは札束を数え終えたのかそれを机の上に置き、クロスの顔を覗く。

「・・・でもホント良かったですね、お父さん生きてて・・・」

アイリスはそう言うとホォとした安らぎいだ顔をする。

そう・・・あの2人の父はちゃんと生きていたのだ。

あの悪魔が浄化された後、悪魔と共に消え去ると思われていた父の身体がそこに残っていた。

だが魂が全て喰われてしまい、もうダメだろうと思いクロスはその身体に近づくと・・・まだ生きていた。
微かにだがちゃんと息をしていたのだ。

「・・・奇跡としか言いようがなかったな・・・」

父を思うリサの想いだろうか・・・はたまた何か別の想いなのか・・・
きっと何かに守られていたんだろう。

「・・・だが、まだ魂が喰われたりと痩せ衰えたりと障害があるからまだ回復には時間はかかるとは思うけど・・・」

クロスがそう言うとアイリスはグッと背伸びをして

「でもいいじゃないですか!今はお父さんがいれば幸せなんですよ。きっと!!」

アイリスはニッコリとクロスに笑いかける。

「リサさんはともかく悪魔に取り付かれていたなんて思ってもなかったアリスさんはどうか知りませんけど。」

アイリスはそう言うとさっきは見せていた笑顔から少しムッとした顔を見せた。

クロスはアイリスを見て少しながら笑いかけた。

<ちょっとしたおまけ>
クロスは封筒の中に入っていた手紙を読みながら微笑していた。

アイリスはそれが気になってクロスが手紙を読み終えるとクロスから手紙を貸してもらい自分も読む。

 クロス様、アイリスさん。
先日はどうも有難う御座いました。お元気しておりますでしょうか?貴方達の御怪我で父の体調も前とは比べものにならないほど元気に回復し、今はちゃんと自分の事業に戻っております。私もこれからはちゃんと前を見据えて生きていこうと思います。
貴方達には感謝の意を表さずにはいられません。
今回はどうも有難う御座いました。その中に同封している物は感謝の気持ちです。どうか受け取ってください。
 リサ=アンディーク

 クロス様
今回の件はどうもお世話になり有難うございました。
妹から聞きました。私はその時の事は何もかも覚えていませんが、クロスさんの素晴しい勇姿はちゃんと理解しました。
少ししか一緒に居られる時間はありませんでしたが、また今後もお付き合いどうぞよろしくお願いいたします。
またこの件のお礼に食事でもいかがでしょうか?良いお返事を待っております。
 アリスvv

「・・・うがぁーーー!!」

アイリスはアリスのメッセージをしばらくは黙って見ていたが最後までそうはいかず、手紙を勢いよく破ってしまった。



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