05' «  123456789101112131415161718192021222324252627282930 » 07'
--'--(--) スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
comment  trackback  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.「スポンサーサイト」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/54-67bb8de2
11'15(Tue) Misfortune Shop's
人に憎しみや恨みを背負う者は黒猫に連れられて不幸を売る店に連れて行かれるんだって。

そしてそこで不幸を買うと憎しみや恨みを抱く相手を不幸のどん底に落としいられることができるんだって・・・

素敵じゃない?大嫌いな相手がどんどん不幸になっていく所・・・

「えっ・・・今なんて言ったの・・・??」

入社1年目で今が仕事の頑張り時で忙しく仕事している最中に今付き合っている年下の彼にこんな小洒落た喫茶店にいきなり呼び出されて、さっきまで何の用?と愚痴を洩らしていたけどまさかそんな事を言われるなんて思いもしなかった・・・

「だから別れよう・・・」

私の彼はそう言いながらストローでさっき注文して届いたクリームソーダーの中をグルグルとかき回している。

注文するのがクリームソーダなんて彼らしい・・・

私はそう思いながらも少し焦りを感じていた。だけど彼にはそんな素振りは見せない。それが私なのだから・・・

「・・・何??悪い冗談やめてほしいんだけど。私短大生のアンタと違って今仕事で忙しいの、じゃぁもう帰るわ。」

私はそう言うと自分の座っている席の横に置いていたハンドバッグと上着を取って席から立とうとすると彼が私の腕を掴む。

「待てよ!冗談じゃねぇんだよ!!」

分かってるわよ・・・あんたの瞳本気だもん。でけど今の私にはそのあんたの瞳が怖くて悲しく感じる。だけど私は強がって彼にこう切り出した。

「・・・どうして別れたいの?正直に理由を言って頂戴。じゃぁ別れてあげてもいいわよ・・・」

本当は可愛いあんたを手放したくなんかないんだけど私は強がりだからついこう言っちゃった。

「・・・ ・・・」

「何?理由ないの??」

私はだんまりな彼に苛立ちを覚えだした頃彼が口を開いた。

「・・・結婚・・・結婚するんだ・・・俺」

彼の言葉に私は一瞬身体中の血の気が引いたような気がした。

「・・・はぁ?あんた正気なの?私以外に誰か相手でも居るの??それにあんたまだ短大生だし・・・はっ!笑っちゃいそうよ!!」

その逆、ホントは涙が出ちゃいそう。

「・・・俺さぁ悠子さん好きだよ?でも他の女の子に告られてその・・・ノリで付き合って、最初は俺には悠子さんもいるし軽い気持ちの遊びだったんだけど段々好きになっていって、それでその子さぁ・・・俺の子供妊娠したらしいんだ・・・」

あぁ、もうダメ・・・涙、出しちゃっていい??

「それで結婚するんだ・・・俺」

私は頭を金槌か何かの鈍器で殴られた衝撃が走った。

妊娠??結婚??何・・・俗に言うできちゃった婚??
良かったね、私が教えてあげたこと彼女に喜ばせることできて。
私への愛情より孕んだ女への同情なんだ。
あっ!!そういえばこれって浮気されてたって事よね?私への愛情なんかあったのかしらこの坊やに・・・
それもそうか・・・こんな気の強い年上の女なんかもう飽きて若くてピチピチした方へ言っちゃうんだぁ・・・
そう言えば猫は恩知らずって言うしね。あれ?猫でいいんだっけ??

私の頭の中にはワケの解らない言葉でいっぱいだった。

そしてとうとう言っちゃった・・・

「・・・いいよ、別れてあげる。アンタみたいな手癖の悪い男と別れられて清々するし。じゃぁもう2度と逢わないでね、じゃぁどうぞお幸せに。さよなら」

私はそう言うとガタッと音と共に席から立ち上がり、カツカツと靴音を立てながら乱暴に店を出て行ってやった。

強がりな私はまた心とは反対のことを言っちゃう。ホントは別れないで、私の側に居て。でも言って甘えたかったと後悔した。

せめて・・・最後に「今まで君と入れて楽しかったよ」って言うべきだったかなぁそう思うといかにも自分の心が貧しいか凄く解かる。
最後だけはカッコつけてやろう、その言葉言ってやろうじゃない!私は心の中で決心すると店にいる彼の元に戻ろうと後ろを振り向く。

・・・そんな事思うんじゃなかったよ

私はすぐにその行動に後悔を感じる。

私の目線の先には店を出た彼、と唯でさえ私より少し背の低い彼より小さく、少し出ている腹が目立つすごく可愛らしい女の子が笑い合って腕を組んで歩いていた。

「・・・美男美女カップルかぁ・・・」

そう思うとなんだか腹立たしくなってきた。そう思う自分にもっと腹立たしくなった。
スポンサーサイト
comment:0  trackback:0  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.54「Misfortune Shop's」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/54-67bb8de2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。