07' «  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 09'
--'--(--) スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
comment  trackback  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.「スポンサーサイト」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/55-69b5254a
11'15(Tue) Misfortune Shop's
※2個下の記事にぁす様へのコメント返し追加しました
 この小説を修正しました

今日は満月が綺麗だ・・・そんな事今の私には暢気に思ってられないわ。

今日は仕事が散々だった。

理由はちゃんと解っているつもり・・・

それにしてもあの2人の幸せそうな姿を思い出す度に頭の中にイライラが募ってくる。

・・・あの2人の幸せをぶち壊してやりたい・・・時々そんな恐い事を思う自分に吃驚した。

そんな事思っちゃいけない。頭の中ではそう言い聞かせるんだけど自分を捨てて他の女の方に簡単に走った男が幸せに居られるとその彼に激しい憎しみを感じずにはいられない。

「あぁーもう・・・なんなのよ!!!!」

電灯と大きく輝く満月の灯りしかない暗い夜道の中でそう叫ぶと私は募っていくイライラや彼に対する憎らしさを消そうとバッグから煙草を取り出そうとした時、私の目の前に黒猫が止まった。

「・・・なんなのよ・・・」

私は彼に対する感情のせいで何の罪もない黒猫をつい睨んでしまう。
だけど睨んでいるうちに黒猫の大きな瞳に不思議と何かが引き込まれていく感じがして意識がどんどん遠退いていった。

―――――――――

「ここどこよ・・・」

ハッと気が付くと目の前には大きな洋館があった。
しかも驚くことに私はその洋館の周りの敷地内に入ってしまっていた。

「・・・どうして??」

私は頭に?のマークをつけて目の前にある大きな洋館をボーと眺めている私の目の前をあの黒猫が洋館に向かって走って行く。

黒猫は洋館の玄関の手前まで来るとクルリと私の方に振り向いて「ニャー」と一鳴きした。
私にはそれがこっちまで来いと言われているようで思わず黒猫の元まで走り、洋館のドアに手をかけて開き、吸い込まれるように洋館の中へと入っていく

「すごいわねぇ・・・」

洋館の中に入った私はその広さに圧倒される。
すごく長い螺旋階段。その螺旋階段につながる2階部分。天井に大きくぶら下がる綺麗なシャンデリア。
いかにもドラマや映画に出てきそうな洋館だ。
そして目の前にある大きな扉。

黒猫はまた私の前に出てその大きな扉に向かって走っていく。
私はまた黒猫の後を追って扉の前に着き、恐る恐る扉に手をかけギィと音を立てて開く。

その扉の部屋の中は書斎なのか明りは大きな窓から入ってくる月の明りしかなく、本棚が部屋の隅に並んでおり、中心にはソファーが並んでる。
大きな窓の前には何本か本が立ってあるアンティークな大きな机と立派な椅子があって、その椅子には後ろの窓から差し込む月明りに照らされてスーツを着ている少し癖のある茶色の髪と翡翠色の瞳の男の子が座っていていた。
その横にはミニスカートの着物を着て腰にエプロンを付けている腰下まである黒髪とワイン色の瞳を持つ少女が立っていた。

私には月明りを浴びている少年と少女がすごく妖しく見えてしまった。
しかも男の子は私でもすっごい美少年と思うほど可愛らしさで、少女は絶世の美女と言えるほどの容姿だった。

「・・・待っていましたよ・・・山中悠子さん・・・」

私はしばらく2人の美しさにボーっと眺めていると美少年の方がにっこりと笑って私に話しかけてきた。
えっ?なんで私の名前を知っているの・・・私はそう言わんばかりの顔をしていると男の子は立ち上がって私の方へ歩み寄ってくると私を見てニッコリと笑いかけてきた。
その顔がとても可愛らしかった。
ってゆうか以外と背低いなぁ・・・この姿からすると13・14歳くらいかしら・・・私はそう暢気なことを思っていた。

「僕は貴方を待っていたんです」

「・・・どういう意味よ・・・ってゆうかなんであんた誰?なんであんたが私の名前知ってんの?」

美少年の言葉に意味が理解できなく私はバツの悪そうな顔をして美少年の顔を見る。

「申し送れました、僕はこのMisfortune Shop'sの店長・ルクス。そしてあそこにいるのが僕の助手で妻の愛琉」

ルクスと名乗る男の子がそう言うと愛琉って美女がペコリと私にお辞儀をしてきた。

「つ・妻ぁ?えっ!?あんた達結婚しちゃってんの??」

こんなまだ法律で認められる結婚してもいい年齢に達してなさそうな2人がぁ??
私は2人を交互に見ていると美少年は、はい。とすごい笑顔で美女を見ると美女は美少年に不器用に微笑み返してた。
・・・こんな餓鬼もこんな事言っていられる時代になったんだぁ。そう思う反面妻だの結婚だの聞いていると無性に苛々してくる。

「・・・ねぇ、ルクスって言ったよね?店長とかってここなんかの店なの?」

私はルクスって言う男の子の言葉を思い出して、そう問うとルクスは私を見て綺麗な顔をニッコリさせた。

「ここは不幸を売る店ですよ・・・」

不幸を売る店??そんなもの売ってるわけないじゃない・・・私は心の中でそんな胡散臭さに笑っていた。

「貴方は他人に不幸を望んでいる・・・だからここに来たんでしょう。」

私はルクスの他人に不幸を望んでるって言う言葉に胸に矢か何かが刺さった感覚がした。いわゆる図星?ってやつかしら・・・

「でもねぇ・・・私は自分の意思で来た訳じゃないの!いつの間にか来ちゃってたの!!唯それだけの事よ・・・」

私は腕を前に組んでルクスの台詞にフッと鼻で笑った。
そんな私はにルクスは部屋にあるソファーに座るように勧め、私も言われるがままにソファーに座り、私の前の席にはルクスが腰掛けた。

「ここに来る事は貴方の運命だったんですよ。だから僕はあなたの事なら何でも知ってますよ。」

「・・・ここに来る事が私の運命・・・??だから私の事も何でも知ってるって何よそれ!!」

私はルクスの口から出てきた言葉に不快感を感じた。

そんな私にルクスはさっきまでとは違った表情を見せる。

「・・・山中悠子さん4月4日生まれの23歳B型。大学卒業後から阪枝出版社に勤務。年下の短大生天木勇輔さんと交際していたも彼が貴方以外に好意を持っている女性と結婚するのでつい最近ってゆうより今日ですね、破局。・・・それで自分を捨てた彼を憎んでいる。」

ルクスは私にそう言うと今までに見せなかった笑みを見せる。
その笑みは私に恐怖を与えた。いや・・・笑みだけでない私の簡単なプロフィールを当てたこと。
そして私が付き合っていた彼に今抱いている感情を言い当ててしまったこと・・・

「貴方は今一人の人間に激しい憎悪を抱いてます。今の貴方には不幸を買う価値がありますよ・・・それで貴方はその人間を不幸に堕とし入られます・・・」

私はその言葉に可笑しく思いながらも興味を示す。
私の心は確かに彼を憎む気持ちで一杯だ・・・

「あら、面白そうじゃないそれ。確かに私は勇輔が憎くて堪らない。・・・けど本当にそいつを不幸にできるのかしら・・・??」

「えぇ・・・確実にね。その勇輔さんに悠子さんが歓喜の笑みを溢さずにはいられないほどの不幸が与えられますよ。」

私の質問にニッコリと微笑むルクスに私は思わず屈折した笑みを見せる。

「いいわ・・・買ってあげるその不幸ってやつ。」

私の心はもう決まった。

あの男を必ず不幸のどん底に堕としてやる。

そう思うと笑いが止まらなくなった。

「お買い上げ有難う御座います。」

壊れたように笑い叫ぶ私を見てルクスはそう言ってニコッと笑った。
スポンサーサイト
comment:0  trackback:0  top↑
■コメント投稿フォーム


SUBJ 
NAME 
BLOG/HP 
PASS 
SERCLET[秘信の際はチェックBOXをONにしてね] 
OK? 
■エントリーNo.55「Misfortune Shop's」のトラックバックアドレス
  http://mi1107.blog17.fc2.com/tb.php/55-69b5254a
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。